オタク文化の創造神と呼ばれた俺がVtuberになった訳 作:ユリガスキー
神崎 渚@三期生収益化おめでとう!
@k4nz4k1nagisa
ふひ、ふひひ
見事推しを完凸することができたじぇ……
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
「というわけで俺は戻ってきた、この銀行にッ!」
なんかお腹痛くなってきた
どうして天井が実装される前に回したんですかね?
↑推しが出たからしゃーない
いったいいくら使ったんだろ……
想像するのが怖ぇわ
もしかしたら忘れている人もいるだろうから改めて説明しておこう。
ガチャ配信で1,000万使った俺は、失ったお金を補うために銀行強盗ができるゲームを1836円で購入した。
しかしチュートリアルを読み飛ばしたり、初手から最高難易度に挑むなど、なんやかんやあって結局クリアすることが出来なかったのだ。
再戦を誓って一時退いていたのだが、昨日またもや大爆死したためこれ幸いと枠をとった、というわけだぜ。
そんなわけで早速挑んでいるんだが……
「……これ本当にクリアできるのか?」
銀行内部には入り口のところに2人の警備員がいる。しかし、そこ以外に警備員はいないため、急いで通り抜けて内部の構造を探っているのだが、バックヤードに繋がるような道がどこにもない。
「何かそういうアイテム……例えば特定の壁をすり抜けたり壊したりするアイテム……だとしてもそういう壁は見た目が変わるはずだしな」
俺が挑んでいるのは最高難易度の銀行だが、本来はもっと簡単なとこから挑んでいき、そこでクリア報酬としてアイテムを貰いながら次の銀行をクリアしていく……これを繰り返すのがセオリーだ。
だからこういう場面を突破するためのアイテムがあるのかもしれないのだが、見た感じそういうのでもなさそうなんだよな。
外から侵入するしかないとか?
確かに侵入できそうなとこないな……
低クオリティだから見た目変わらないだけ説
「おいおい、見た目変わらないのがデフォとかだったら温厚と言われた俺も流石にキレるぞ?
あと、外からの侵入は前回の配信で検証してるぜ」
そう言って外に出て銀行をぐるりと一周する。
例のバグが起きた窓以外怪しいとこはどこにもない。
「もしかしたらジェットなんちゃらとか、跳躍力アップとかで屋上にいけるのかもしれないが、今の俺はそういうこともできないからな」
うーん、なら無理じゃないか?
大人しく順にクリアしていくしかないな
「……そうだな。クリアできないんじゃ仕方ない。
最後にあの窓だけ確かめておこうか」
そう言ってバグが起きた窓、建物を半分はみ出しながら設置されている窓から侵入しようとして──
──奈落の底に落ちていった。
「は?」
低クオリティ3Dゲームでたまーに見かける、地面をすり抜けて永遠と落下する現象が起きた。
地面の下に地面などあるわけがないため、俺の操作キャラは永遠と落下モーションをしつづける。
上を見上げればさっきまでの銀行が豆粒ほどの大きさになっていた。
ちょw
ここにきてバグかよwww
ここまでバグらしきバグがなくて油断した
「これはあれか、一旦ゲーム落とさんとダメなやつか。まぁ幸いにもって言っていいかわからんが何も進捗してないからな。失うものはなかっ──え?」
そのまま終了ボタンを押そうとした直後にロード画面になり、ロードがあけたとき
「え? は? え?」
どういう……ことだ……
えー……え?
ゲームジャンルが変わったwww
マジで何が起きてんの!?
『お目覚めなさい。貴方には進むべき道を行き使命を果たす義務があるのです』
『貴方は「アイス・ラテ」の紋章を手に入れた! 使命を忘れた時はこれを眺めて思い出そう!』
「やべぇ……未だ衝撃が抜けきれねぇ。何で急にRPGが始まったんだとか、アイコンが映った紋章を持たされたんだとか、色々つっこみたいことはあるけど……とりあえず何でセリフが急に日本語になったんだよ」
もう俺意味がわかんねーよ
みんな頭がやられてて草生える
これが簡易無領空処ってやつか……
日本語になったのはありがたいけど何で言語変わったんだ?
↑多分考えても答えは出ないぞ
「とりあえず道なりに進めばいいのか?
あー、なんか開けた場所に出た……ってか街があるじゃん! 早速向かうか」
ここに来るまでの間にスライムやゴブリンと戦ってきたため体力がもう半分くらいしかない。
そろそろ回復しないと、と考えていたところだからちょうどいいぜ。
ちなみに戦闘システムは国民的RPGのドリクエまんまだったぜ。
「昔ポシェモンでパーティ半壊状態の時にライバルにバトル吹っかけられてから、街に入ったらとりあえず回復施設に行く癖がついたんだよね」
あるある
あれマジでむかついてた
今は事前に回復してくれてるんだけどね
「なんで宿屋なんかに警備員が2人もいるんだ……?
えーと、手持ちのゴールドが100で、宿泊料が……10ゴールドか。残りの金は全部武器にぶっぱしよう」
武器と防具、どちらを先に強化するの選択で防具を選んでる人を見たことがないんだが、はたして実在しているのだろうか?
「というわけで武器屋に到着。おっさん武器見せてーな」
「この街で武器や防具、アイテムを手に入れたいなら魔物の素材と交換するのだ」
あっ、そういうシステムなんね。なんか珍しいってか初めて見るシステムだな。
「金の剣と銀の剣と銅の剣の3種類しかないやん。とりま銅の剣と交換するか」
色々と雑だなこのゲームw
金の剣って弱そう(小並感)
何でここでゴールドが使えないんだ?
装備を整えた俺は情報を集めるために街中を探索し始めた。
そこらを突っ立っている人に話を聞いたり、家に侵入して壺を割ったり、街外れの人が寄りつかなさそうな場所に行ったり、家に侵入して樽を破壊したり……
そうして得た情報は2つ。
1つは北方地方で魔王が復活したこと。そのせいで魔物が活発化して民は困惑しているとのことで、王城では勇者を募っているらしい。
そしてもう1つは……
「「始まりの街」と「四天王の塔」と「魔王城」……マップアイコンが3つしかないじゃねーか!」
街中に全体マップがあったので確認してみたら、なんと主人公が立ち寄れる場所はたったの3つしかなかった。
しかもマップを見るにほぼほぼ一本道。めちゃくちゃ手抜きである。
これはひどい
なんかもう笑えてくるな
俺が作ったほうがまだ面白くなりそう