オタク文化の創造神と呼ばれた俺がVtuberになった訳   作:ユリガスキー

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【*公式】エトワールのニュースについてお送りするぜ!

「とぅるとぅるとぅーとぅるっとぅるー、てって、とぅーとぅるっとぅるー……音源が用意出来なかったからOPは俺のスキャットでお送りするぜ!」

 

相変わらずの適当さ

公式番組がこんな雑さでいいのだろうか?

↑今更だろ

 

 大多数の人が忘れているだろうから改めて説明しておこう。

 俺は2回目の配信で「1週間の出来事をトピックして伝えるニュース」をすると公約を掲げ、ついにそれが実現! 今回が映えある第1回目となるニュースってなわけだ。

 

「ニュースだかんだと言ってるが、基本俺がやる企画なんて全部ゆるーい感じだからな。こんな雑さでもいいんだぜ

あっ、それと今回だけ俺の都合で深夜の配信になってるが、次回以降は20時前後を目処にやるからそこんとこよろしくな」

 

 普段の配信との違いなんて過去の出来事を伝えずに直近のことだけを語るってだけで、やってることはほとんど変わらないしな。

 

「というかお前ら、ちゃんとタイトルを確認しろよ。【非公式】って書いてあるだろ? 非の字がちょっとだけ小さい気がするけど」

 

ちょっとじゃねぇだろ!

公式(公式とは言ってない)

これ公式番組じゃなかったのかよ

トゥイッターの告知では公式って言ってなかったか?

 

「本当は公式の名の下にやりたかったんだけど、何故か許可が降りなかったんだよな。

だから『事あるごとに「公式番組」というていをとることで、いつの間にか本当に公式番組になっていた!?』大作戦を実行していくぜ!」

 

そりゃそうじゃ

賢明な判断

えぇ……

その作戦はだいぶ無理がある

これで本当に公式になったら笑うわwww

 

「さて、このままぐだぐだ喋ってるのもアレだし、一応ニュース番組と銘打ってるんだ。そろそろ初めてくか」

 

 そう言ってテロップを表示させる。

 おっと、言い忘れていたが背景はいつもと違いガチのニュース番組っぽくなっているぜ。

 

「最初はめでたいニュースから行くぜ! なんと朝日奈先輩が活動を再開したぜ!

引っ越しと機材損傷と喉が逝かれたこともあって約1ヶ月お休みしていた朝日奈先輩は3日前に復帰配信をしたぜ」

 

 まぁ、自身のチャンネルで配信出来なくなったってだけで、トゥイッターでは元気そうにしていたし、他の人の配信に何度かお邪魔していたんだけどな。

 

これはめでたい

心なしか休止前より元気な気がするわ

あんだけ叫び声を上げれば喉も壊れるよな

 

「朝日奈先輩は「シャボンのアクション」という死にゲーをクリアした代償に喉が逝っちまったからな……概要欄にリンクを貼っておくからちゃーんと視聴してくるんだぞ」

 

もう見てるんだよなぁ

音量は下げておくんだぞ(手遅れ)

渚のシャボン希望

 

「いやいや、俺がシャボンをやるわけないじゃん。俺は朝日奈先輩の動画でギミックを知ってるんだぞ? 初見ならともかく、一回もミスることなくクリア出来るに決まってるじゃん」

 

すごい自信

冗談w……って言い切れない

普通にノーミスクリア出来そうだから困る

 

「そんでもって朝日奈先輩から無用な恨みを買いたくない」

 

苦労したゲームを横で軽々クリアされればあんまり良い気はしないしな

 

「っとと、これじゃあ普段の雑談配信と変わらねーじゃねーか。次行くぞ次。

えー、続きまして「神崎渚が銀行強盗を成功させた裏話」……の前に先ずはこちらの動画をご覧しやがれ」

 

 

『最近ね、ストックしていたクソゲーをあらかたクリアしちゃって次やるゲームがないのよ』

 

『キミのことだから国産のクソゲーはやり尽くしてるんだろ? なら、外国産のクソゲーなんてどうだい?』

 

『でもアタシ、アンタと違って英語できないわよ?』

 

『……もしかしたら日本語翻訳したクソゲーが出るかもしれないな』

 

『なによその曖昧な言い方』

 

アスライテとルフナちゃん?

これ何の動画だよ

 

「こいつは今から大体2ヶ月くらい前、俺達三期生が加入してすぐくらいのコラボの切り抜きだな。次行くぞ」

 

 

『そう言えばルフナくん。クソゲー探しの進捗はどうだい?』

 

『ぜんぜんダメね。アンタに言われた通り外国のも漁ってるんだけど日本語対応してるゲームは全然ないわ』

 

『ふむふむ……話は変わるけど、キミは3Dのクソゲーにあまり手を付けていないみたいだが何か拘りがあったりするのかい?』

 

『え? そんなことないと思うけど。単純に3Dのクソゲーが少ないだけじゃない?』

 

『なるほどねぇ〜……クソゲー熱が冷める前に出会えるといいね、キミの琴線に触れるクソゲーに』

 

『……アンタ、また何か企んd』

 

 

「これが今から1ヶ月以上前、俺が初めて銀行強盗のゲームをする3日前の会話だぜ」

 

あっ(察し)

え? どゆこと?

 

「アスライテ先輩は誘導していたんだ。ルフナ先輩に自分が作ったゲームで遊んでもらえるようにな。今見せた動画以外にも細々とした誘導が行われていたぜ」

 

 そう言ってトゥイッターでの絡みや配信でのコメントの書き込みを大量に表示させる。

 

マジかよ

あいつルフナちゃんを完璧に誘導してやがる

誘導に本人も気づいてないのやば

これ一歩手前まできてるやんけ!

 

「もし俺が触っていなかったら、今頃ルフナ先輩があのゲームをやっていたはずだぜ」

 

 流石エトワール1やべーやつだ。ルフナ先輩に自分が作ったクソゲーをサプライズで遊ばせたい一心でここまでするなんて……それを最後の最後にぶち壊してしまって申し訳ないぜ。

 

「さて、前置きはこのぐらいにして本題に入ろう」

 

 

 

 『アスライテ、ゲーム会社を立ち上げる』

 

 

 

え? こマ?

マジかよwww

あかん、衝撃の連続で受け止めきれない

 

「前々から自分の手でゲームを作ってみたかったらしくてな? これを機にいっちょ会社を立ち上げるかーとのことらしいぜ。今もゲームを作っているみたいで、10日後にはリリースするらしいから楽しみにしててくれ」

 

 どんなゲームなのかは俺もまだ知らないが……絶対ロクなゲームじゃねーだろうな。

 

「前の2つがインパクトの強いニュースだったからな。ここらで箸休めとしてほのぼのしたニュースを。

4日前、凛ちゃんが配信を切り忘れたことで裏でもにゃーにゃー言ってることがバレた件について」

 

ほのぼの……?

やはり猫だったか

 

 

 

─────

 

───

 

 

 

 

   この配信は終了しました

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