オタク文化の創造神と呼ばれた俺がVtuberになった訳   作:ユリガスキー

37 / 74
スイカップであそぼ!(後編)

「くっ、仕方ない。ちょっと休憩して他の人のスイカップを見に行こう」

 

諦めたらそこで試合終了ですよ?

もっと地獄みろ

そうだそうだー

 

「いや別にこれで終わりってわけじゃねーから。一通りみんなの配信を覗いたら、また再開するからさ」

 

 あのアスライテ先輩が作ったゲームということもあって、エトワールのみんなが「スイカップは遊んでみる」と言っていた。

 しかし発表が急なのもあって、もともと予定があって配信できない人や案件云々をこなす人、耐久配信から抜け出せずにいる人などなど、初日に配信できない人がほとんどだった。

 そんなわけで今現在スイカップをやっているのは俺と凛ちゃんにルフナ先輩と日菜先輩の4人だけ。

 ちなみにアスライテ先輩はみんなの様子を実況してるらしいぜ。なんていい性格してやがるんだ!(褒め言葉)

 

「どうせみんなの配信は覗きにいくんだけどさ、お前らは誰から最初に見てほしい?」

 

ルフナちゃん

凛ちゃん

壁2人の反応はぜひ見たい

日菜ちゃんがえげつないよ

 

「日菜先輩? ちょっと覗いてみようかな」

 

 

 

 

 

 

「おりゃおりゃおりゃおりゃー☆」

 

 

 

 そこにはボタンを連打している日菜先輩の姿があった。

 

「……え? これ、どゆこと?」

 

ただボタン押してるだけ

移動せずにその場でみんなを落としてる

それで何故かスコアが伸びてる

 

「えぇ……そんなのありかよ。ちょっとやってみるか」

 

 初期位置から動かさずに落下ボタンを連打するんだよな。

 

「オラオラオラオラ! ……っておい!」

 

音がえぐい

これが16連射か

って、一瞬で溢れたやんけ!

敗北RTAかよwww

 

「そんなことある??? こんな綺麗に縦一列に積み重なるとか嘘だろ。やっぱ俺たち一般人は普通にコツコツやるしかねーな」

 

いやー、渚以外なら案外いけんじゃないかな

日菜ちゃんみたいに6000点は無理でも2000点とかならいけそう

 

「いやお前らもやってみろって……ほら、やっぱ出来ねぇよ」

 

しゃーねー、やってみるか

こうやって購入を促すのか……

↑や、やられた!

コメ欄に犠牲者がいて草

 

「いやいや、そんな意図とかないから。さーて、次はルフナ先輩のとこ見にいくか」

 

 

 

 

 

 

「あーー!! アタシが邪魔する!!! アタシならアタシの意図を組んで反対側のアタシとくっつきなさいよー!」

 

 

 

「アタシがゲシュタルト崩壊しそう」

 

相変わらずいい悲鳴をあげるな

でもめっちゃ進んでるじゃん

未来ちゃんまで作ってるやんけ!

 

 

「ぐぬぬ、あともう少しで未来の次にいけそうなのに……というかエトワールって10人しかいないのにフルーツは11種類あるのよね? 11番目はどーすんのよ」

 

 

確かに

そういえばそうだった

もう一回アスライテがくるとか

↑なんか嫌だそれw

10人全員合体とか

なにそれエモい

 

「俺はエトワールのロゴだと思うぜ。ほら、11番目のスイカがくっつくと消えるだろ? それを誰かになぞらえるのもあまり良くないしな。その点運営なら消えても問題なしってな」

 

運営、こいつです

まーた反省文書かされるよ

 

 

 

「きたきたきた! これでマリーをあそこに落として、カレンをその横に置いたらいい感じになるんじゃない? カレンの次、またマリーが来てくれたら……やった! さすがマリー! 愛してる!」

 

 

 

「ヴッ」

 

百合の波動に当てられて逝ったか

お(か)しい奴を亡くした……

 

 

 

「ここでマリーを落とせばいい感じに連鎖して……やった! って何でアタシなのよ」

 

 

 

 なんと、スイカのスキンはルフナ先輩だった。しかも、頭に怒りマークを3つ出しながら鬼の形相を浮かべていた。

 

「こんなキレてるのに全く怖くないというか、かわいいとしか思えないよな」

 

わかる

うがーって言いそうな表情好き

上でみんなを落としてるアスライテの顔青くなってんじゃん

ほんまやwww

 

 

「ん? 『スキンの順番の意図に気づいた時のルフナちゃんの顔』ってどういう意味よ。

………………ハッ! あ、アイツ、今度会ったらぎったんぎったんのぼっこぼこにしてやるんだから!!」

 

 

 

「いや気づいていなかったんかーい」

 

ルフナちゃんそういうの疎いからね

 

「じゃあ最後に凛ちゃんを見に行こうかな」

 

 

 

 

 

 

「に"ゃ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ーーー!!! なんでそっちに転がるにゃーーー!!!」

 

 

 

「だいぶ苦戦してて草」

 

ゲーム得意な凛ちゃんにしては珍しい

7割埋まってるのに2000点行ってないのヤバい

これ渚が邪魔してるんじゃね?

 

「俺が邪魔を? うわ、ほんとだ」

 

 右上、右下、左上、左下。各4箇所に俺がいて、そのどれもがくっつきそうもない。

 

「ここから激おこぷんぷんルフナちゃん先輩を作れたとしても、下半分がこんな有り様じゃあ……彼女はもう終わりですね」

 

 

 

「えっ、渚ちゃんが配信を見てるのかにゃ?

おーい! 渚ちゃんのせいでこんな目にあってるにゃ! 責任とるにゃー!」

 

 

 

「げ、やべ。おいらはここらで退散するでやんす!」

 

責任とれー

そうだそうだー

 

「いやー、しかし今のところエトワール3位か。けどコツは掴めt……なんか凛ちゃんから通話かかってきたんだけど」

 

マ?

でろ

でようぜw

でない選択肢ありゅ?

 

「えー、お前らもさっきの凛ちゃん見ただろ? ぜっっったいダル絡みされるぞ。まぁ、でないわけないけどな!」

 

 Vtuber、それにファンとしてはここで通話にでない選択肢は当然ないぜ!

 

 

 

「おかけになった電話番号は現在使われておりません。番号をお確かめになっておかけ直しください」

 

「あれーおかしいにゃー、もう一度かけ直すかにゃー……って、ティスコードの通話でアナウンスが流れるわけないにゃ!」

 

「エッ、アッハイ、ソッスネ」

 

「んにゃーー!! なんでのってあげたのにそんな反応されるにゃーー!!」

 

「というわけでいつもよりテンションの高い凛ちゃんでーす」

 

 これは相当フラストレーションが溜まっているとみえる。

 俺らが配信を覗いたときに偶然スコアが伸びてなかったわけではなく、最初からあんな調子だったのかもしれないな。

 

「んで、どうしてわざわざ通話なんかしたんだよ」

 

「そうだったにゃ、肝心なことを忘れるところだったにゃ!

渚ちゃんが変なとこに転がるから全然スコアが伸びないにゃ。ちょっとは凛のことを考えて転がってほしいにゃ!」

 

「なんて理不尽」

 

無茶にもほどがあるw

凛ちゃんもおかしくなってやがる

このゲームには人を狂わす何かがあるッ!

 

「というか、こっちもこっちで合体した衝撃で凛ちゃんが弾け飛んで場外まで飛んでったせいでゲームオーバーになったんだからな?」

 

「にゃはははは! さすが凛にゃ!」

 

「て、てめぇ……どうやらこの決着はスイカップでつけるしかないみたいだな!」

 

「望むところにゃ……と言いたいところなんだけど、今回は降りさせてもらうにゃ。凛は凛の勝てるゲームで勝負を吹っかけて安全にボコすつもりだからにゃ!」

 

勝てない勝負に挑まない理性はあったけど……

言い方ァ!

清々しいほどにゲスい

 

「ちぇっ。まぁ「お絵描きは草」の時の罰ゲームが残ってるから勝負はどのみちお預けだったんだけどな」

 

「あっ……そ、そろそろ凛もスイカップに戻ろうかにゃー。お、お互い頑張ろうにゃー!」

 

「うーむ、なんて見事な逃げっぷり。たとえここで逃げてもいつかは罰ゲームを受けると決まってるのに。というか凛ちゃんって俺だけじゃなくて彗月ちゃんの分の罰ゲームが残ってることも覚えてるかな?」

 

絶対忘れてる

忘れてるに100ペリカ

彗月ちゃんは何を企んでるんだろうか

 

「まぁいいや。とりあえずコツは掴んだし、パパっとスコアカンストさせるか」

 

 

 

─────

 

───

 

 

 

 

   この配信は終了しました

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。