ネバーランドから帰ってきた....と思ったらモラリアに飛ばされていたウェンディが気づいたこと   作:留年生リズ

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この章最後の話。その理由はあとがき


第十一話「変わりゆく世界」

フォーリンエンジェルス作戦は多くのパイロットの死を引き換えにしたが成功したそうだ。

それからすぐ、三大国家群は解体され、新たに地球連邦という組織が発足するとニュースで知った。ある意味、世界がひとつになった。ニュースで誰かが、ソレスタルビーイングが望んだ世界が来たのだと話していた。

でもこの世界は、自分たちの身を引き換えにしてまで望んだ世界なの?

世界が一つになっても、争いが全てなくなったわけではない。戦争根絶という目的が達成されたわけではないのだから、ソレスタルビーイングは近い未来に復活するのでは?

そうおじいさんに話したら、そんなこともありうるが、今ではないと言われた。地球連邦軍の監視の目が、私たちにも張られているというのだ。この話は決して外でしてはいけないとも言われた。

 

もやもやした思いを抱えたまま日々が過ぎていく。ネバーランドに関わっていそうな人は、私に会いにくることは無くなったし、ネバーランドに関する夢、弟や家族の夢も見なくなってしまった。私がいたロンドンから、私がいた記憶が無くなっていくようだ。どうか忘れないでいて欲しいのだけれど。おじいさんにそう話したら、どうにもできない問題だと言われてしまった。人の心は移りゆくもの、誰もが平等に死を迎え、その存在を忘れられてしまう運命にあるのだと話していた。ちょっとわからないけど、それは嫌だと思った。

 

おじいさんにお使いを頼まれた。冬が近いので、暖かい服などを頼まれることが多くなった気がする。確かに寒いしな……

 

「きゃっ!」

『すまない。怪我はないか?』

『ああっ、アンドレイが女の子とぶつかった!怪我していたらどうしよう!』

『うるさいぞ、クラシナ』

「わたしは大丈夫だけど」

『だってさ!良かったね!』

「うるさい……え」

『?』

 

わたしは一体誰とぶつかったのだろうと思って顔を上げた。大きな男の人がふたり。ひとりは心配そうな目をしていた。もうひとりはわたしを怪訝そう?(っていうのかな……)怪しいものを見る目で見ていた。怖い。わたし、ひょっとしてまずいことをしたのでは……?

 

「ごめんなさい!命だけは……」

『あれ、君が屈強なせいでなにか勘違いをしているよ、アンドレイ!』

『はあ!?そもそも……いや、元はといえばこちらの不注意だ。すまなかった』

「いえいえ、私こそ前をよく見てなかったから……」

『友人である僕からも謝るよ!本当にすまなかった!なにかお詫びをさせてくれないか?』

「ええ!?お詫びだなんてそんな……とにかく失礼します!」

 

わたしは逃げるように立ち去ってしまった。あれ、これこそまずいのでは?

追ってきたらどうしよう……そんなことを考えながら結局眠りについた。おじいさんが心配していた。

 

『そういえばあの子、初めて会った気がしないんだよね。アンドレイはそう思わない?』

『思わないが?それこそお前の勘違いじゃないのか?あと、いい加減俺に付きまとうのはやめてくれ』

 

ふたりがそんな会話をしているとはつゆ知らず。




皆さん、知っていましたか……?
あれから原曲の続編となる曲がじょるじんさんから投稿されてましたね。しかもだいぶ前に。
考えてたシナリオ全崩れなんですけど、まあ書き切りますよ!
そんなことより新オリキャラです。小熊のことを友達だと思ってるそうです!
一体誰でしょうね!(適当)
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