ネバーランドから帰ってきた....と思ったらモラリアに飛ばされていたウェンディが気づいたこと   作:留年生リズ

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新章です。ガンダムらしく主人公とラスボスはMSで戦わせます。ラスボスは誰か決めてないけど。種自由くらいのテンポで行きたい。


ウェンディと現れた殺人犯
第十五話「ウェンディと運命のモビルスーツ」


西暦2319年。私はあるモビルスーツの前にいた。

 

「今日からお前たちが乗ることになる、ジンクスⅥだ」

『これが、最後のジンクス...』

 

そう、ジンクスⅥだ。技術官の話によると、前世代機ジンクスⅤからコア・ファイター周辺の装甲が強化され、ELS侵攻後からオミットされていたトランザムシステムが再び組み込まれているらしい。トランザムシステムなんて、使わないのが一番なのだけれど。

 

ところで、なぜ私が連邦軍でモビルスーツのパイロットになっているのか、説明が遅れたわね。

数々の大規模戦闘だけでなく、2314年のELS侵攻で生き残ったあるパイロットの自叙伝が発売されて、世間は瞬く間にモビルスーツのブームが起こって、ほとんどの若い人がパイロットを目指すようになった。私も職場の人に勧められて(お金も全部出してもらった)、アカデミーに入ったの。

自叙伝にはアカデミーでの日々は辛かったと書いてあった。確かにあまりの辛さだったのか途中で何人も辞めていったけれど、私はそうは思わなかったわ。

3年ほどでアカデミーを首席で卒業したのち、ジンクスⅤのテストパイロットや簡単な任務をこなしていたら、急に招集がかかって、今こうしてジンクスⅥの前にいるってわけ。

 

「早速で悪いが、お前たちには実践任務に出てもらう。

場所はクルジス自治区、イノベイター勢力が一般市民を強迫しているとのことで、アザディスタン軍から応援要請が入った。直ちに出撃せよ」

『また戦ってるの?イノベイターならもっと平和的なやり方が……』

「まあ、このコーラサワー様にかかれば、イノベイター勢力など怖くもなんともないがな!」

『そう言っていつも私に助けられてますよね?いい加減自力でなんとかしてください』

「なっ!」

『いいから行きますよ』

 

私たちはあてがわれた機体に乗り込む。私にあてがわれたのは射撃と防御に特化した装甲を持つ、いわば私専用のカスタム機だ。

 

『ジンクス、ウェンディ・ダーリング、行きます!』

 

離陸は無事成功した。機体の高度を上げていく。

操縦系統はジンクスⅤと変わっていないが、機動力が前世代機より上がっている。乗っている感じ、そんなに悪くないようだ。これでトランザムシステムを使ったら、どうなるのだろうか。少なくとも、大尉が言っていたELS侵攻時の自爆特攻は避けたいが……。

そんな考えは捨て去り、今日もまた終わらない戦いが始まる。

 

 

私たちが到着した時には、クルジス自治区は火の海だった。逃げ惑う住民たちをモビルスーツが容赦無く撃ち殺している。あたりにはアザディスタン軍のティエレンであろう残骸が転がっていた。

 

「ジンクス部隊、作戦行動を開始せよ」

 

スナイパーライフルでイノベイター勢力のジンクスを撃ち抜いていく。幸いにも3世代前の機体ばかりだ。大尉の機体のほうを見やると、特に損傷はないようだ。今日は特にアクシデントはなく終わりそうだな。そう思った時____

 

<ピーピーピーピーピーピー>

『新たな敵モビルスーツ!?まずい、大尉!!』

「何だあれは!!」

 

詳細不明の機体が仲間の一人に襲いかかる。

ここから撃てるか!?

 

『ダメだ、この距離じゃこいつは!』

「助けて、きゃあああああああああ!!!!」

「スカーレット!!」

「このコーラサワーが、許すと思うなよ!!」

『大尉ダメです、無闇に仕掛けては!!』

 

詳細不明機に大尉が襲いかかる。すかさずショートライフルで援護するも、全く効いていないようだ。一体何者なの?

 

<やっと見つけた、本物を…...!!>

『!?』

 

今の声は、敵モビルスーツのパイロット……?それに本物って……

 

<必ず駆逐する……

また会おう、ウェンディ>

「待ちやがれこの野郎!!」

『私……?

!ダメです大尉、深追いは!』

 

敵モビルスーツは空高く舞い上がっていく。大尉が追おうとしたのを止めた。

どうやらパイロットの声は仲間には聞こえていなかったようだ。それにしても、本物って……?

嫌な予感がする。5年前に感じたのと全く同じだ。

あの悪夢が蘇るの?

 

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「あいつ、ウェンディのいる世界に行きやがった!急いで追わなければ!

お前たち、準備はいいな!いくぞ!」

 

 




ウェンディたちが乗っていたMSについて。
GNX-1100T ジンクスⅥ
Ⅴから標準装備されたコア・ファイターはそのまま。Ⅳ同様、パイロットに合わせて武装のカスタマイズが可能。
ウェンディの専用カスタムは
・GNプロトスナイパーライフル(デュナメスのスナイパーライフルの廉価版と捉えてもろておk)
・NGNバズーカ
・大型GNシールド×4(両方に2つずつ。自由に動かすことができる)
作者のMSの夢を詰め込んだものです。
途中でやられていたのはスカーレット・ベイルズ中尉です。なかなかの手練れ。
敵が乗っていた詳細不明機は初期のヴェイガンのMSを想像してください。あれ、AGE知らない人大丈夫?息してる?
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