ネバーランドから帰ってきた....と思ったらモラリアに飛ばされていたウェンディが気づいたこと 作:留年生リズ
「貴様は死神の正体を知っているのかね?」
「はい。
あの死神はウェンディの弟です」
ジェームズ!?そんなあけすけと言っちゃっていいの!?!?
あまりにもあっさりとした暴露に、私が一番驚いていたようだ。
「ええっ!?ウェンディ、弟いたの!?」
「なんだと?少尉に関する書類には兄弟の記述などなかったはずだぞ」
「
『ジェームズ......』
恨みを持つって......私はただ、元の世界に帰れるように願って、行動しただけじゃない。にもかかわらず、元の世界の私は死んだというとんでもないでっちあげをして、私を帰れなくした。私が何をしたっていうの?あと、ジェームズはいかにも他の世界に弟がいるとも取れる言い方をしたけれど......一体、
『あれは何が狙いなの?』
「君を殺すことだ。それを達成するためなら、多少の犠牲も厭わないだろう。
これは俺の推測に過ぎないが、奴はイノベイター勢力と癒着している。大勢の敵モビルスーツも、ファング付きのモビルスーツを手に入れることができたのも、そのためかと」
「やはりあの忌々しい奴らどもか!!」
『どうすれば倒せる?』
私はそれだけが気になっていた。ジョンのせいでどうあっても元の世界には戻れなくなってしまった。私にできることは、ジョンを倒すことだけ......
「データを見る限り、奴の機体は近接戦闘に特化している。白兵戦でまともにやりあえる機体で戦わねば」
「そんな機体、どうやって......」
<クルジス自治区に所在不明機出現!死神と思われます!>
『えっ!?』
<すでに多数の死傷者あり!>
一体ジョンの狙いって何なの?考える暇もないまま、私たちは再び出撃することになった。
近接戦闘特化型に対応したモビルスーツは、マネキン少将がすでに手配していたらしく、
胸のロザリオに手を当てる。今度は負けない。
『お願いアグレル少尉、私を導いて......』
「お前の弟についてだが、この世界にはいない、と言ったよな?」
『あ、はい』
「帰ったら詳しく聞かせてもらうぞ」
『え、あ......誰にも、言わないでくれるなら......(ひょっとしなくても、これやばいやつ?)』
<ダーリング機、発進せよ>
『了解。ジンクス、ウェンディ・ダーリング、行きます!』
この悪夢を終わらせるための戦いが始まる。
雑すぎるな......