ネバーランドから帰ってきた....と思ったらモラリアに飛ばされていたウェンディが気づいたこと   作:留年生リズ

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二日目の続き。会話多めです。
作者は最近喉が痛いです。皆さんも体調にはお気をつけて。


第四話「ネバーランド」

『ありがとう。ではまず、そのネバーランドについて教えてくれないかね?』

「私は元々ピーター・パンの存在を信じていて、その話を弟たちに聞かせていたんです。

 でもそれはおとぎ話のことだと思っていました。

 でもある時、ピーターが突然夢の中に現れて、フック船長という海賊の船長と戦ったんです。しかも起きたら自分の部屋にいて、木馬で遊んでたんです。飼っていた犬に驚いて壁を落としたピーターの影を塗ってあげたら、喜んだ彼はお礼に首飾りをくれて、ネバーランドに連れて行ってくれました」

『待ってくれ。そのピーター・パンっていうのは、ネバーランドの住人なのかい?』

「はい。ピーターの他にも、ティンカー・ベルや迷子の子供達やアライグマのラスカルもいました」

『迷子の子供達?』

「はい。まだ世話をしてくれる人が必要みたいで、私たちがネバーランドにいたときは私が世話をしていました。そういえば、子供達はネバーランドに何年もいるはずなのに歳をとっていなかったような」

『他には?』

「フック船長の海賊団がいました。ピーターはいつも彼と戦っていました。私たちも彼を倒すのを手伝ったんです」

『ほう、海賊か....』

「でもフック船長が悪さをしたのを見たことはなかった」

『実はフック船長が正義の味方だったと?』

「迷子の子供達は歳を取らないんじゃなくて何年かのサイクルで入れ替わっている。

 待って。あと、迷子はもう一人いたはず」

『ネバーランドで消えたということか?』

「それもわかりません。

 あとネバーランドには、インディアンの集落がありました。」

『インディアン?』

「はい、インディアンです。ってそんなことはどうでもよくて。

 確かティンクが言ってたわ。妖精の粉を浴びて、信じる心を持てば空を飛べるって。

 でも妖精の粉の力はそれだけではないとも」

『どんなことができるんだ?元のロンドンに戻る手掛かりになるかもしれない』

「それだけは私もマイケルも聞いたけど、教えてくれませんでした」

『妖精の粉の力で、ピーター・パンの生い立ちを知ることはできなかったのか?

 ネバーランドの実質的な支配者は、彼なのだろう?』

「彼の生い立ちについては、マイケルが聞いたらしいんです。

 『最初は影しかいなかった』と」

『影しかいなかった?どういうことだ?

 影しかないところからどうやって実体を手に入れた?

 ネバーランドをどうやって創造したのかもわからないんだろう?』

 

確かにピーターがどうやって実体とネバーランドを創造したのか、考えたことすらなかったわ。

歳を取らない子供達も。

影しかいなかったピーターも。

フック船長が、いつもピーターばかり狙っているのも。

そもそも、迷子の子供達もフック船長と海賊たちも、どこからきたの?




世界名作劇場版のダークネスの孫はクェス
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