ネバーランドから帰ってきた....と思ったらモラリアに飛ばされていたウェンディが気づいたこと 作:留年生リズ
私はある仮説を立てることにした。
それは「子供の間引き」。
子供のままでいられるのはピーターだけ。あとはみんな例外なく大人になってしまう。
大人になった子供は処刑してしまって、穴埋めに別の子供を攫ってくる。
ここでは信じる力を失わない限り、処刑されることはないはずなのけれど....
処刑を免れようとしてネバーランドから逃げようとする子供が現れる。
彼らをフック船長が匿って、海賊にする。海賊になった彼らは自分を殺そうとしたピーターを狙って殺そうとする....
それだと、正義の味方はフック船長ってことになるわね。
『今の仮説は大体合っているだろう』
「大体?」
『だがそれだと、お嬢さんがネバーランドから出られたことと矛盾が生じる』
「!確かに。
私も弟たちも、ネバーランドで大人になることはなかった....
じゃあ間引きも処刑もなかったことになる....
それだと子供達はずっと歳をとっていないことになるわ」
『それでも辻褄は合うのではないのか?
ティンクは言ったのだろう、妖精の粉の力は空を飛べるようにするだけではないと』
「子供達はティンクの妖精の粉の力で不老に?
信じる力が関わっていたとしてもそれはあり得ないんじゃ.....」
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フック船長を倒し、ロンドンへ帰ろうとした時。
私がピーターに言った、別れの言葉。
『............ありがとうピーター』
『弟たちに夢を与えてくれて』
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待って。
「おかしい、なんで弟たちって言ったの!?!?」
『なぜだ。自分でそう言ったではないか』
「違うんです、私の弟はマイケルしかいないはずなのに!」
『気づかないうちに記憶が改竄されていたのか!?』
思い出せ。思い出せ。確かティンクは....
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『ピーターには最初から友達がいたわ』
「友達?」
『気づいていないの?ずっとそばにいたじゃない』
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ずっとそばにいた?と言うことは誰かの影!?
ジョン!あなただったのね!!
『弟のうちの一人はネバーランドによって作られた存在だったのか....』
「でもどうして?」
『お嬢さんがピーター・パンを信じているとわかったのだろう。
もしかしたらお嬢さんがここに飛ばされたのも、異なる世界に飛ばずことで気付かれるのを防ぐためだったのかもしれんな』
「でも、誰がそんなことを?」
『誰も何もその影さ』
「影の目的は一体....?ていうか気づいてしまった私はどうなるんだろう」
次の次から00沿いです多分。作者は喉が本調子に戻りました。