トキ・ドラマティック   作:クジンシー

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メイドとして働くトキ、しかし緊急事態が起こり...


シャーレのトキは元気デス!

 

 

トキ「おはようございます、先生。」

 

 

"おはよう。"

 

 

トキ「朝食が出来ております。」

 

 

"ありがとう。"

 

 

ほんの数週間までは1人で適当な朝ごはんを齧っていたが、今ではトキと一緒に優雅な朝食をとっている

 

 

トキ「本日はレッドウィンター連邦学園への視察になっております、こちら上着を用意しておきました。」

 

 

"相変わらず準備が良いね。"

 

 

トキ「完璧ですから。」

 

 

トキ「そういえばゲヘナから書類が届くのも本日ですね、私の方で受け取っておきます。」

 

 

"そうして貰えると助かる。"

 

 

トキ「こちらもどうぞ、暖かい珈琲とカイロです。」

 

 

"ありがとう、それじゃ行ってくるね。"

 

 

トキ「気を付けて行ってらっしゃいませ。」

 

 

トキ「さてと。」

 

 

先生を見送り仕事に取り掛かる

 

 

トキ「先に書類を片付けましょうか。」

 

 

毎日山のように届く書類、私が来るまで外回りと並行してこの量をこなしていた先生に同情する

 

 

トキ「こうして各学園から届く書類をこなしていると少し前のことを思い出しますね、全く何処へ行ってしまわれたのか、、、」

 

 

確かに無理難題を押し付けて来ましたが、居なくなるとそれはそれで寂しさを感じたり感じなかったり

そんな事を考えていると、

 

 

アコ「先生、いらっしゃいますか?」

 

 

ゲヘナからの来客である。

 

 

トキ「今先生は外出中です、書類ならメイドである私がお預かりします。」

 

 

アコ「あら、貴方は一体?」

 

 

トキ「シャーレに住み込みで働いているメイドのトキと申します。」

 

 

アコ「先生の元に住み込みで!?何がどうなってそんな事に?」

 

 

トキ「カクカクシカジカ」

 

 

アコ「なんて羨ま、厚かましい…!」

 

 

トキ「はぁ。」

 

 

アコ「とはいえ所詮下働き、先生とお近付きにはなれないでしょう?」

 

 

トキ「先生のお背中は毎日流してますし、先日一緒の布団に入りました。」

 

 

アコ「んなっ!?おおお風呂にふ、布団!?」

 

 

トキ「考えてもみてください、先生が1人で湯船に浸かるのを見過ごせますか?」

 

 

アコ「それは、、、出来ませんね。」

 

 

アコ「百歩譲って背中を流すのはいいとして、同じ布団に入るのはどうかと。」

 

 

トキ「きちんと承諾を得ました、しかし先生はすぐ布団からお出になられました。」

 

 

それを聞いたアコはニヤリと笑う

 

 

アコ「でしょうね、先生は胸の大きな生徒がお好きな様なので。」

 

 

トキ「は?」

 

 

アコ「知らないんですか?私やハスミさん、ユウカさんと会話をする際かなりの確率で胸を見ています。多分無意識なんでしょうね、割とガン見です。」

 

 

トキ「そんな…」

 

 

アコ「少し焦りましたが、大丈夫そうですね。それとこちら書類です。」

 

 

トキ「はい。」

 

 

アコが帰った後少しの間落ち込むトキ、しかし完璧なメイドに隙は無い

 

 

 

 

 

 

トキ「エマージェンシー・エマージェンシー、緊急事態ですヒマリ部長。」

 

 

ヒマリ「突然どうしました?」

 

 

トキ「先生の性的嗜好をご存知ですか?」

 

 

ヒマリ「緊急事態と先生の性的嗜好に共通点を見出せないのですが。」

 

 

トキ「どうやら先生は胸の大きな方が好きな様です、心当たりは御座いませんか?」

 

 

ヒマリ「心当たりと言われましても…ありますね、エイミと話す時は結構胸を見ています。」

 

 

トキ「やはりそうなのですね…」

 

 

ヒマリ「それと緊急事態にどのような関係が?」

 

 

トキ「先生をそれとなく誘惑しているのですが、あまり効き目がありません。」

 

 

ヒマリ「はぁ。」

 

 

ヒマリ(なんでメイドとして働くのに誘惑なんか…)

 

 

トキ「そこでヒマリ部長に私の豊胸をお願いしたいのです、手段は問いません。」

 

 

ヒマリ「トキ、貴方は疲れています。しばらく休んではどうでしょうか?」

 

 

トキ「私は正気ですし、本気です。」

 

 

ヒマリ(声が座ってますね、ここは遠回しに攻めましょう。)

 

 

ヒマリ「トキ、女性の魅力は胸だけではありません。きっと先生は照れているのだと思いますよ。」

 

 

トキ「どういう事でしょうか?」

 

 

ヒマリ「効き目がないと言っていましたが先生は、[生徒に手を出すなんて]と言うような言葉を使っていませんか?」

 

 

トキ「その通りです。」

 

 

ヒマリ「つまり問題は 貴方を性的に見れない という事では無く 先生と生徒という関係性 に問題を感じているのでしょう。」

 

 

トキ「つまり先生と生徒という関係性で無ければもっとお近付きになれる、と?」

 

 

ヒマリ「ええ、そういう事でしょう。」(きっと)

 

 

トキ「では胸が大きくなっても私は先生とそういう関係になれないのでしょうか…」しゅん

 

 

ヒマリ(声があまりにも弱々しい、流石にこれは可哀想ですね…)

 

 

ヒマリ「しかし、まだ諦めるのは早いかと。」

 

 

トキ「?」

 

 

ヒマリ「幸いにも先生の所へ住み込みで働いているという事は、現在最も先生と距離の近い生徒であるという事です。

共有する時間が長ければ先生もトキを意識しやすくなるという訳ですよ。」

 

 

トキ「ヒマリ部長…」

 

 

ヒマリ「後はトキ、貴方の頑張り次第です。」

 

 

トキ「ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

ヒマリ「ふぅ、ノリで背中を押してしまいましたが、本当にこれでよかったのでしょうか。」

 

 

 

 

 

"ただいま"

 

 

トキ「おかえりなさいませ、先生。」

 

 

"やっぱりレッドウィンターは冷えるね。"

 

 

トキ「そうですか、では」ポヨンッ

 

 

そう言うと背後から抱きつく

 

 

"な、何をしてるの!?"

 

 

トキ「寒い時は人肌で温めるのが1番と本に書いてあったので。」ギュー

 

 

"もう大丈夫だよ!それより今日のご飯は何かな???"

 

 

トキ「本日のメニューはカレーライスです。」ギュー

 

 

"私カレーライス大好き!早く食べたいな!!"

 

 

トキ「かしこまりました、直ぐご用意致します。」パッ

 

 

そう言うと奥へ消えていった

 

 

"仕事内容は完璧なんだけど、如何せん何を考えてるのか分からない。それに距離感が近すぎるというか。"

 

 

 

 

トキ「離れた際頬が少し赤くなってるのを確認しました、体温の上昇もあったので私の事を意識して下さってるみたいですね。」

 

 

確かな手応えを感じつつ晩御飯を用意するトキであった。

 

 

 

 

To Be Continued⋯⋯

 

 

 

 

 

 

 

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