トキ・ドラマティック   作:クジンシー

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トキの趣味はとある人と過ごす時間


トキの平凡な昼下がり

 

 

そろそろ月末、給料日を前にウキウキしていると素朴な疑問が浮かび上がる。

 

 

トキの給料は誰が支払うのか?

そもそも食費やトキが使う日用品の費用はどこから出ているのか?

気になったので直接聞いてみる事にした

 

 

トキ「ミレニアムから支給されます、食費等は全て私が出していますが。」

 

 

"給料は良いとして食費とかは請求して?"

 

 

トキ「大丈夫です、私も食べてますし。家賃の代わりとでも思っていただければ。」

 

 

"駄目、いくらぐらい掛かってるの?"

 

 

トキ「家計簿は昨日洗濯してしまいまして、それに給料は先生より貰ってると思いますが?」

 

 

"流石にそれは無いと思うんだけど。"

 

 

トキ「なら比べてみますか?明日振り込まれるので、私の方が高ければ今のままという事で。」

 

 

"受けて立つよ。"

 

 

ノリで受けてしまった、しかし学生に給料で負ける事はさすがにないと思うのでしっかり明細を見せて分からせよう

 

 

 

 

 

 

_________次の日の朝_________

 

 

 

 

 

トキ「おはようございます、先生。」

 

 

"おはよう"

 

 

朝食を済ませ本題に入る

 

 

"せーので見せよう。"

 

 

トキ「承知しました。」

 

 

トキ「"せーの"」

 

 

お互いに見せた給料は、、、一緒だった

 

 

"えっ?"

 

 

トキ「同じ…」

 

 

同じ給料になるのはまず有り得ないと思っていたので考えてなかった

 

 

"どうしようか。"

 

 

トキ「・・・」

 

 

トキ「!!!」ここでトキに電流走る

 

 

トキ「買い物に先生が付き添う場合、その時の支払いを先生が支払うと言うのはどうでしょう?」

 

 

"確かに、それなら良いかも。"

 

 

トキ「ではそれでよろしくお願いします。それはそうと本日は今週の買い出しに行ってまいります。」

 

 

"今日はオフだから付き合うよ。"

 

 

トキ「折角の休日を買い出しに使っても宜しいのですか?」

 

 

"たまにはね?"

 

 

心の中でピースをするトキ

 

 

トキ「では参りましょう。」

 

 

 

 

 

_________ショッピングモール_________

 

 

 

 

 

 

八百屋の店員「いらっしゃいませー!」

 

 

トキ「あのキャベツは」キラーン

 

 

八百屋の店員「お目が高いね!そのキャベツは新鮮で美味しいよ!」

 

 

トキ「ではこのキャベツをお願いします、後そちらの大根もお願いします。」

 

 

八百屋の店員「トキちゃんには敵わないねぇ、サービスしておくよ!」

 

 

トキ「ありがとうございます。」

 

 

"知り合い?"

 

 

トキ「買い物するようになって仲良くなりました。」

 

 

トキ「あの鯛は」キラーン

 

 

トキ「アサリ」キラーン

 

 

 

 

トキ「ひとまずこのくらいでいいでしょう。」

 

 

"目利きも出来るんだね。"

 

 

トキ「完璧ですから。」

 

 

トキ「先生、そこのペロロ様ふりかけを取って貰えますか?」

 

 

"トキもペロロ様好きなの?"

 

 

トキ「そういう訳ではありません、このふりかけ味付けに丁度いいんですよね。」

 

 

"ふりかけを味付けに?"

 

 

トキ「ええ、原材料に[かつお]と[昆布]と書いてありますよね?このふりかけだけで良い感じにダシの味になります。甘めのたまごもいいアクセントになるんですよね。」

 

 

トキ「先日お作りしたあんかけチャーハンの味付けにも使ってます。」

 

 

"あの深い味がふりかけによるものだったとは…"

 

 

買い物が一段落したのでベンチに座り休憩する

 

 

"トキはこの後行きたい場所とかある?"

 

 

トキ「特にはありませんね、お昼を作る事を考えればそろそろ帰宅した方がよろしいかと。」

 

 

買い物するだけで帰っては少し勿体ない気もする、なにか無いかと考えているとデパートの案内板が目に入る

 

 

"折角来たんだしお昼は外で食べない?"

 

 

トキ「先生のお望みとあらば。」

 

 

レストラン街へ向かう途中に張り紙を見つけた、どうやらヒーローショーをやっているらしい

 

 

[ 悪の戦隊カイテンジャーが世界平和の為ペロロジラと対峙する!頑張れカイテンジャー!負けるなカイテンジャー!! ]

 

 

トキ「これは一体…」

 

 

"デパートの屋上でやってるヒーローショーだね、見ていく?"

 

 

トキ「少し興味があります。」

 

 

 

 

 

屋上に出ると丁度ヒーローショーは佳境に入っており、ペロロジラ相手にカイテンジャーが負けそうになっている

 

 

 

 

 

 

進行役「大変!このままじゃカイテンジャーが負けちゃう!皆、カイテンジャーを応援してあげて!!」

 

 

スケバンA「何してんだカイテンジャー!」

 

 

スケバンB「世界を救ったカイテンジャーの力はそんなもんか!?」

 

 

〇フミ「チャンスです!今こそカイテンジャーを倒す時です!!!」

 

 

スケバンC「カイテンジャー!あたしらが付いてるぞ!」

 

 

暗くなるステージ、大きな音と共に巨大ロボが現れる

 

 

進行役「皆さんの声が力となりKAITEN FX Mk.0が出撃しました!」

 

 

スケバンA「やったぁ!」

 

 

KAITEN FX Mk.0により形成は逆転、ペロロジラを圧倒する

 

 

スケバンB「行けぇ!そこだ!」

 

 

ヒ〇ミ「あぁ!ペロロジラが…諦めないで!ペロロジラ!!」

 

 

謎の声援も虚しくトドメのシーンに差し掛かる

 

 

レッド「行くぞ!必殺!!」

 

 

進行役「皆で声を合わせて!」

 

 

カイテンジャー・スケバンABC「「「「無限回転・FINAL鯖スラッシュ!!!!」」」」

 

 

ヒフ〇「ペロロジラ~~~!!」

 

 

進行役「こうして悪は滅びました!皆さんのお陰です!」

 

 

"どうだった?"

 

 

トキ「理解できません。」

 

 

トキ「確かにいつも追い詰められてから合体しますが、初めからロボの状態で戦えば終始有利に試合を運べるのでは?」

 

 

"それだとストーリーに抑揚がないと言うか。"

 

 

トキ「世界の危機にストーリーがどうとかは必要無いと思うのですが。」

 

 

トキは物事を合理的に見るきらいがある

悪いことでは無いのだが娯楽を娯楽として楽しむ場合、それが邪魔をしてしまっている

 

 

トキ「ただ…」

 

 

"ただ?"

 

 

トキ「あのように観客が一喜一憂しているところを見ると、そのような演出も必要なのだろうと感じました。」

 

 

トキもトキなりに楽しむ努力をしているようで、こちらも嬉しくなる

 

 

"それじゃご飯を食べに行こうか"

 

 

トキ「そうですね。」

 

 

"何か食たいものはある?"

 

 

トキ「お寿司、と言うのはどうでしょうか?」

 

 

"いいね、私も丁度食べたかった所。"

 

 

"そういえばトキは何か趣味とかは見付かった?"

 

 

トキ「はい、既に実行しています。」

 

 

"え?どんな事?"

 

 

トキ「今はまだ秘密です、さぁお昼ご飯が待っていますよ。」

 

 

先生を急かしつつ後ろにくっついていくトキ、その顔はいつもより嬉しそうだった

 

 

 

 

 

  to be continued⋯⋯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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