トキ・ドラマティック   作:クジンシー

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メイドの夢のお話


暁に眠るメイドは何の夢を見る?

 

 

早い時間に目が覚めてしまった休日、何故か膨らんでいる布団をめくるとそこには、トキが居た

 

 

トキ「…ん……先生……寒いです…布団を取らないでください…」

 

 

"………"パサッ

 

 

こういう日は机にラップをかけた朝食が用意されており、お昼前くらいにトキが起床しお昼を作ってくれる

 

当然最初は驚いた、しかしトキもわざとやっているのではなく

[ 深夜に仕事が終わり限界を迎えてフラフラと入ってくる ]

[ 徹夜をし寝落ちした先生をベッドに運びそのまま一緒に寝る ]

[ 夜中トイレに起き寝ぼけてベッドに入ってくる ]

この辺りが原因らしい

5回目くらいで慣れてしまった私も私だが、やめろと言ってやめてくれるなら苦労はせず…今に至る

 

特にやる事がある訳でも無いので再度布団を被り寝る体勢に入ると

 

 

トキ「うぅん…先生……」ガシッ

 

 

"トキ?"

 

 

トキ「……」Zzz

 

 

無意識に抱きついているようだ

 

 

トキ「何処にも…行かないで下さい…もう1人は…嫌です…」

 

 

責任を感じて身を隠したリオの気持ちも分かる、しかしトキは寂しかったのだろう

何も言わずに居なくなってしまったことが

 

 

"居なくならないよ"ナデナデ

 

 

良い感じの雰囲気だが問題がある、それはトキの柔らかい体が当たっているという事だ

意識する前は眠れていたが今の状態ではまぁ眠れない

 

 

"ごめんね、ちょっと起き…れない!力強っ!?"

 

 

しかもガッツリホールドされており逃げられない

 

 

"ふんんんんんん!ヘウゥゥゥゥン!!"ハァハァ

 

 

"ビクともしない、もう諦めて寝る方が早い?"

 

 

逆に考えるんだトキを抱き枕にして寝たらいいさ、と思い付き実践してみる事に

腕にも柔らかさが伝わり、自ら近づいた分トキのいい匂いがしてくる。これはいけない、寝るどころが余計興奮してしまった

 

 

トキ(なんだか先生の匂いがいつもより強いような…?)

 

 

トキ「……?」

 

 

私が先生を抱きしめて、先生が私を抱きしめて、一体何が?

 

 

"トキさん?そろそろ起きてくれると嬉しいんだけど。"

 

 

トキ「……嫌です、私はもっと寝たいです。」

 

 

"返事がしっかりしてる、起きてるよね?"

 

 

トキ「先生がなんと言おうと、私は寝ます……」

 

 

"くすぐっちゃうよ?"

 

 

トキ「……」

 

 

頬をつついてみる

 

 

トキ「……」

 

 

"胸元をめくっちゃうよ?いや、バニーの服って胸元めくれないんだっけ。"

 

 

トキ「ミレニアムの特殊技術を用いて作られているので基本は密着、こういう場合はめくれるようになっています。試してみますか?」

 

 

"やっぱり起きてる、ほら離して?"

 

 

トキ「先生、これは反則では?ノーカンにしましょう。」

 

 

"もう時計も2桁になるよ起きようか。"

 

 

トキ「仕方ありません。」パッ

 

 

釣られてしまったので仕方無くホールドしていた体を離す

 

 

トキ「ですが先生、本当に良かったのですか?」

 

 

"何が?"

 

 

トキ「せっかくメイドを抱き枕にして寝るチャンスでしたが。」

 

 

"世間の目が厳しいからね…"

 

 

トキ「世間の目がなければする、と?」

 

 

"うーん、だとしても寝れないからなぁ。"

 

 

トキ「寝れない。」

 

 

"意識しすぎちゃってね、さぁ起きよう。"

 

 

トキ「……」

 

 

"寝たフリ?"

 

 

トキ「い、いえ。なんでもありません。」

 

 

トキ(面と向かって言われると嬉しいと言うより恥ずかしいですね。)

 

 

一緒に遅めの朝食を取り買い物を済ませる

やることも無いので昼寝でもしようかと思っていると

 

 

トキ「先生、重要な問題が発生しました。」

 

 

"どんな問題!?"

 

 

トキ「暇です。」

 

 

"重要な問題って???"

 

 

トキ「はい、時にはウサギとして活躍するメイドです。退屈はウサギを殺すと言います、先生は私が死んでもいいと?」

 

 

トキ「先生が構って下さらないなら……その気になるまで待ちます。」

 

 

トキ「それとも先生は__わざとしているのですか?」

 

 

"冗談だったり?"

 

 

トキ「私が冗談を口にしたことがありますか?」

 

 

あまりにも堂々とした態度に押されてしまい、トキと遊ぶことになった

 

 

"遊ぶと言っても、なにかしたいことはある?"

 

 

トキ「そうですね、ん?これは…ツイスターゲーム?」

 

 

"やめておこう、何か嫌な予感がする。"

 

 

トキ「ですが2人でも遊べますよ?」

 

 

"後生です、他のにしてください。"

 

 

トキ「このbotannと言う機械はなんでしょう?」

 

 

"これは新作のゲーム機だね、複数人プレイ出来るよ。"

 

 

トキ「ではこれにしましょう。」

 

 

トキ「その前にお菓子を用意しますね、ポテチと炭酸飲料で宜しいですか?」

 

 

"いいね。"

 

 

レースゲームに始まり陣取り、スポーツゲーム、すごろく等楽しい時間を過ごした

そして寝る時間になり

 

 

"おやすみトキ。"

 

 

トキ「おやすみなさいませ。」

 

 

"……"

 

 

トキ「……」

 

 

"トキさん?"

 

 

トキ「はい。」

 

 

"ここ私のベッドなんだけど。"

 

 

トキ「はい。」

 

 

"このベッド気に入った?"

 

 

トキ「確かに気に入っています。ただ、それだけではありません。」

 

 

"どんな理由があるの?"

 

 

トキ「恥ずかしい話なのですが、今朝怖い夢を見ました。なので本日は先生の隣で寝てもよろしいでしょうか。」

 

 

(確かにあの時は寝ていたはず)

 

 

"今日だけ特別だよ。"

 

 

トキ「ありがとうございます。」

 

 

先生と同じベッドに入る、緊張して眠れないかと思ったが寝慣れたベッドという事もありすぐ眠りについてしまった

 

 

 

 

 

 

"…キ"

 

 

トキ「?」

 

 

"トキ"

 

 

トキ「先生?」

 

 

"トキが私の事を先生と呼ぶなんていつぶりだろう、昔のことを思い出してたのかな?"

 

 

トキ「昔の事?」

 

 

"トキと結婚してもう5年か、その間ずっとあなた呼びだったから逆に新鮮だね"

 

 

トキ「けけけ結婚!?」

 

 

"無理に起こしたせいで混乱してるみたいだね、トキは寝起きが弱いから優しく扱わないと。"

 

 

トキ(私が先生と結婚?確かに望んだことではありますが記憶が…)

 

 

"やはり眠れる美女を起こすには王子の口付けが1番だね。"

 

 

そう言うと先生は顔を近づけて来る

 

 

トキ「お待ちください、こ、心の準備が。」

 

 

"大丈夫、私に任せて。"

 

 

トキ「先生…」

 

 

そして唇が触れ合う…

 

 

 

 

 

 

トキ「ん~…はっ!」パチッ

 

 

すんでのところで起きてしまう。

しかし目の前には先生の顔、寝たフリをして顔を近づければキスが出来る程である

 

 

トキ(先生…)

 

 

しかしトキはしなかった

 

 

トキ(もしあの夢が正夢ならば将来いくらでも出来ることでしょう、それにお互いがハッキリと意識しながらしなければ意味もありませんし。)

 

 

トキ(とはいえ折角なので。)ガシッ

 

 

トキ(このまま起きるまで先生の体温を感じさせてください。)

 

 

 

 

 

 

To Be Continued⋯⋯

 

 

 

 

 

 

 

 

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