トキ・ドラマティック   作:クジンシー

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海回


晴れ、所により海

 

 

トキ「おはようございます、先生。」パタパタ

 

 

"おはよう…"パタパタ

 

 

トキ「エアコンが故障してしまうとは、優秀なメイドの目を持ってしても読めませんでした。」パタパタ

 

 

今朝エアコンを付けようとリモコンを操作したが、うんともすんとも言わない

 

 

"業者さんに連絡したら午後には来るって…"パタパタ

 

 

トキ「なるほど、ではそれまで何処かで時間を潰す事を提案します。シャーレで待っているのは愚策かと。」

 

 

"そうだね、でも何処へ行こう?"

 

 

トキ「海はいかがでしょうか。」

 

 

"朝から海で遊ぶのは気が引けるような…"

 

 

トキ「仕事は終わらせてありますし、特に後ろめたいことは無いかと。」

 

 

トキが来てからというもの、書類作業の効率は格段に上がり執務室で行う仕事は常に片付いていると言っても過言では無い

 

 

トキ「それに暑い中無理に仕事をしてもパフォーマンスが下がるだけでしょうし。」

 

 

"確かに…"

 

 

トキの言葉も一理ある、早速準備して海へ向かう事に

 

 

 

 

 

 

"海だ!"

 

 

眼前に広がる波!

白い砂浜!

焼きそばの香り漂う海の家!

そしてバニー姿のトキ!

 

 

バニー姿?

 

 

"どうしてバニーなの?"

 

 

トキ「申し訳ありません、先生。実は水着姿が公式から明かされておりませんので。」

 

 

"そういう発言は控えた方がいいと思う。"

 

 

トキ「冗談です、えいっ。」バサッ

 

 

"トキさん!?"

 

 

トキ「どうかなさいましたか?」

 

 

ビキニ姿のトキが不思議そうに見つめてくる

 

 

"下に水着を着てたんだ、急に脱ぐからビックリしちゃった。"

 

 

トキ「他に言うことはありませんか?」チラッチラッ

 

 

"似合ってるよ。"

 

 

トキ「その割には目線があまりこちらに向いていませんが。」

 

 

"刺激が強過ぎてね"

 

 

バニーの下に着ていただけあって上の布面積が少ない

 

 

トキ「・・・」

 

 

トキ「そういう事にしておきます、さっ先生行きましょうか。」ポヨンッ

 

 

"トキさん!胸が触ってる!胸が!"

 

 

トキ「ムネガサワッテル=ムネガ?そのような人物、聞き覚えがありません。」ムニムニ

 

 

"誰か助けて…"

 

 

海に入る前に準備体操をしようと提案しトキのホールドから逃れる

 

 

"1.2.3.4."

 

 

トキ「5.6.7.8.」

 

 

"そろそろ大丈夫かな、冷たい!"ちゃぷちゃぷ

 

 

トキ「足元から涼しさが伝わってきます、やはり暑い時期は海に限りますね。それっ」バシャッ

 

 

"わぷっ!お返しだよ"バシャッバシャッ

 

 

トキ「むっ、負けません。」バシャッバシャッ

 

 

"なんか楽しいね、こうやって遊ぶのも久しぶりな気がする。"

 

 

トキ「激務の噂は聞いていました、お役に立てているなら幸いです。」

 

 

"最初来た時は驚いたけど今は居るのが当たり前というか、居ないのが想像出来ないよ"

 

 

トキ「そ、そうですか。ではこれからもサポートさせていただきます。」

 

 

そんなやり取りをしていると

 

 

スケバンA「おい!料理に髪の毛入ってたぞ!」

 

 

スケバンB「気分悪いなー、どうしてくれんだ?あぁ!?」

 

 

店員「あのー、私ロボットなんですが…」

 

 

スケバンA「だからなんだよ!?」

 

 

店員「それにお客様が持っている髪の毛とお客様の髪色が一緒なのですが…」

 

 

スケバンB「それがどうしたってんだ???」

 

 

トキ「はぁ、揉め事ですか。折角の海が台無しですね。」

 

 

"手加減してあげてね?"

 

 

トキ「善処します。」

 

 

トキ「そこのチンピラ様方、その辺にしておいた方が宜しいかと。」

 

 

スケバンA「んだてめぇは!」

 

 

トキ「他のお客様に迷惑です、もっと静かに食事を出来ませんか?」

 

 

スケバンB「すました顔しやがって、ピーピー泣かすぞゴルァ!」

 

 

海水浴客「ピーーー!」泣きながら逃げる

 

 

何故か上半身裸で逃げてきた海水浴客、その方向に目を向けると

 

 

無名の守護者「」スゥーー

 

 

スケバンA「なんだあの化物!?

 

 

スケバンB「こんなことしてる場合じゃねえ!逃げなきゃ!!」

 

 

トキ「待ちなさい!無名の守護者如き…何故こんな所に無名の守護者が!?」

 

 

複数の無名の守護者が周囲に居る人々を襲っている、が様子がおかしい

何故か水着を剥ぎ取り満足気である

 

 

"トキ!"

 

 

トキ「先生指示をお願いします。」

 

 

ドゴォン!!

 

 

トキ「パワードスーツ、起動。」

 

 

トキ「全力で参ります。」

 

 

ドドドドド!

ズガンズガン!

キュイーン…ズドーンッ!!

 

 

無名の守護者「「「「ガガガガガ…」」」」プスンプスン

 

 

トキ「手応えありませんでしたね、本来とは異なった動きをしていましたが潮風による劣化が原因かと。」

 

 

トキ「念の為周囲の探索を要請しておきます。」

 

 

30分程度でヴァルキューレが到着したので後を任せることにした。

 

 

トキ「災難でしたね」モグモグ

 

 

"まさか海に無名の守護者が現れるとは"モグモグ

 

 

トキ「幸い優秀なメイドのお陰で死傷者は出ませんでした、焼きそば1口いただきます」モグモグ

 

 

海の家で昼食を取る

 

 

トキ「目先の問題は解決しましたが、キヴォトスの平和には程遠いようですね。」

 

 

"そうだね。"

 

 

トキ「もっとも、シャーレのエアコンという平和が保たれていないのですが。」

 

 

"そろそろ業者さんが来るかもしれないし、一旦戻ろうか。"

 

 

トキ「かしこまりました。もう少し遊びたい所ですが、そのせいでエアコンが直らないのは困ります。」

 

 

"また来ようね。"

 

 

トキ「・・・はい。」

 

 

 

 

 

トキの足取りは来る時より軽やかだった、気がする。

 

 

 

 

 

 

To Be Continued…

 

 

 

 

 

 

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