サラ「…………何か、人通りが多い?」
ある日、サラはダンジョンの帰りそう思う
サラ「何か行事があるのかな?」
???「貴女は」
ふと声を掛けられそちらを見れば立っていたのは豊穣の女主人のエルフの店員
サラ「あ、どうも、えっと」
???「失礼、名乗ってませんでしたね、リュー・リオンです」
サラ「サラ、サラ・ベルンです」
リュー「その格好、ダンジョン帰りですか?」
サラ「ええ、まぁ、ところで人通りが多いですが何かあったんですか?」
リュー「貴女もご存知ありませんでしたか、今日は
サラ「
リュー「ええ、年に一回開かれる催しの事です、目玉は闘技場で行われる怪物の調教ですかね、東のメインストリートでやってますよ」
サラ「へぇ~」
カーネイジ『おい、何か聞こえるぞ?』
サラ「そりゃあ人がこれだけいるんだから話し声位聞こえるでしょう、黙っていてください」
リュー「???、あの?」
サラ「あ!!、すいません、それであの、あの時は本当にすいませんでした」
リュー「いえ、まぁ、驚きはしましたが問題ありません、ケンカ事態は良くあることですから」
カーネイジ『おい、何か向こうの方が騒がしいぞ』
サラ「祭りなんだから当たり前でしょう」
カーネイジ『違う、悲鳴だ』
サラ「え?」
リュー「???、どうかしましたか?」
サラが耳を澄ますと確かに遠くの方で悲鳴のような声が聞こえた
サラ「リューさん、あっちって確か東のメインストリートでしたよね?」
リュー「ええ、それがなにか?」
サラ「どうやら怪物祭で問題が起こったみたいです」
サラとリューは走って東のメインストリートへ向かう、そこでは怪物が暴れていた
サラ「あれは」
リュー「!!、トロール!!何故ここに、捕まえていたのが逃げ出したのか」
サラ「トロール?」
リュー「10階層より下にいるモンスターです、貴女が太刀打ち出来るモンスターではありません、ここは私が」
市民「きゃあああああ!!」
サラ「ッ!!!!」
リュー「ベルンさん!!」
サラはギリギリの所で市民を押し出しトロールの攻撃範囲から離脱させる、しかしサラ自身はそうは行かず諸に攻撃を受けてしまう
カーネイジ『クックック、死んだか?』
サラ「ッ!!、黙れ!!!!」
カーネイジ『早く起きろ、2発目が来るぞ』
サラ「分かってる!!」
カーネイジ『…………気が変わった、取引だ、助ける代わりに騒動が収まるまで体を寄越せ』
サラ「は?、そんなこと出来るわけ無いだろ!!」
カーネイジ『嫌なら良い、お前もここにいる連中も死ぬだけだ』
サラ「クッ!!」
リュー「ベルンさん!!!!、大丈夫ですか!?」
サラ「リューさん、離れててください、他の人も出来るだけ遠くに」
リュー「何を!?、さっきので分かったでしょう!!、あれは貴女が敵う相手ではない!!、ここは私に任せて避難誘導を!!」
サラ「…………そうですね、ここはお任せします」
市民「きゃああああ!!!!」
サラ「!!」
悲鳴が響き、2人が振り返ると避難している道のうち1本の路地からオークが現れた
リュー「な!?、オーク!!」
サラ「リューさん!!、時間がありません!!もしもの時は貴女が止めてください」
リュー「ベルンさん………………分かりました、貴女はオークを、トロールは私が引き受けます」
サラ「お願いします!!」
サラはオークに向かって走る
サラ「………………カーネイジ」
カーネイジ『何だ?』
サラ「市民を守れ、それが守れるなら変わってやる」
カーネイジ『クックック、良いだろう、取引成立だ』
サラは市民の前に立つと体が変化する、皮膚は爛れ背中から触手を生やし、牙が並ぶ、背丈は2m近くになり手はまるで剣のように鋭くなる
カーネイジ『グオオオオオオオ!!!!』
カーネイジが解き放たれた、彼女がこの事を後悔するのはすぐ目の前の未来