サラのダンジョン攻略解禁から少し経ったある日、サラはダンジョンへ向かっていた
サラ「ん?、あれは、団長?」
サラはベルを見つけ声を掛けようと近付きベルの隣にもう1人居ることに気付いた、ベルより身長が低く顔を隠すようにフードについた防止を深く被っている、何より特徴的なのは身の丈と同等程ある荷物を軽々背負っている所だろう
ベル「あ!!、サラさん!!」
ベルもサラに気付き手を振りながら声をかける
サラ「お疲れ様です、団長、そちらは?」
サラが目をやるとベルの隣に立っていた者はビクッと震えベルの後ろに隠れる
ベル「大丈夫だよ、リリ、この人は僕と同じファミリアの仲間でサラさん、サラさん、此方が最近僕と一緒にダンジョンに行ってくれてるリリです」
リリと呼ばれた者はベルの後ろから顔を出す
リリ「リリはリリルカ・アーデと言います、ソーマ・ファミリアに所属してます」
サラ「ご丁寧にどうも、私は……」
リリ「サラ・ベルンさん、リリも知ってますよ」
サラ「そうですか」
リリ「ええ、通称【人食いサラ】、怪物祭で多くを食い殺した極悪人、オラリオで知らない人は殆ど居ない有名人です」
ベル「ちょっ!!、ちょっとリリ!!」
サラ「構いませんよ、団長」
ベル「サラさん!?」
カーネイジ『面白いガキだ、肉は多くないが旨そうな匂いをさせてる、俺様が食ってやろうか』
カーネイジが顔を出し、リリルカに近付き鼻を鳴らしながらそう言う、流石にリリルカも驚いたのか顔が歪む
サラ「止めなさいカーネイジ、今度人を食べれば貴方も只では済みませんよ」
カーネイジ『ほう、俺様に敵う奴が居るとは思えないがな』
サラ「貴方の弱点は既に周知されています、それこそ彼女にだって貴方は敵わないでしょう」
怪物祭の後カーネイジの弱点が炎であると気付いたロキ・ファミリアは再びカーネイジが暴れない様対策を取るためサラの確認を取り、ひとまずギルドと各ファミリアにカーネイジの弱点が炎であると情報を共有した、これによりカーネイジは好き勝手暴れづらくなりここ何日かは大人しくしている
カーネイジ『ケッ』
カーネイジは脅されサラの中へ引っ込む、彼も退屈なのか時折こうして表に出ては憎まれ口を叩きサラに脅されては戻るというのを繰り返している
サラ「失礼、お騒がせしました」
リリ「いえ、リリの方も言い過ぎたのです、ごめんなさい」
ベル「と、兎に角僕達はギルドに行きますのでこれで、行こうリリ!!」
リリ「はい、ベル様」
サラ「団長」
2人はそう言って去っていく、サラはそれを見てベルに声をかける
ベル「???、何ですかサラさん?」
サラ「背後にはお気を付けて」
リリ「!!」
ベル「???、はい、気を付けます」
2人は各々そんな反応し去っていく
カーネイジ『良いのか?、あいつ気付いてないぞ』
サラ「純粋なのが団長の美点です、まあ、欠点でもあるんですが、それに」
カーネイジ『???』
サラ「団長なら、結局何とかすると、そんな気がします」
サラはそう言うとダンジョンへ向かった