サラと別れたベル達はギルドへ向かって歩いていた
リリ「ベル様、あの人は何者です?」
リリルカは先程出会ったサラの事を思い出しながらベルに質問する
ベル「何者って、言われてもな~」
ベルはリリルカの質問にどう答えたものかと唸る
リリ「リリの質問の仕方が悪かったです、あの人の中から出てきたあの赤いドロドロは何なのです?」
ベル「え?、う~ん、神様が言うにはスキルらしいけど僕も詳しくは知らないんだ、ごめんね」
リリ「そうですか」
ベル「あれ?、でもリリはサラさんの事知ってたよね?」
リリ「そ、それは、町の噂程度の事です、リリはあの人にあんなものが付いてるなんて知らなかったんです!!」
ベル「そうなんだ、実は僕も何だ~、それに町の人達は皆サラさんを化け物って言うけど、あの人は怪物なんかじゃなくて普通の女の子だよ」
リリ「そうですか、そう言えばお二人は何故一緒にダンジョンへ行かないんですか?、同じファミリアの仲間なのに」
ベル「ああ、それ?、僕も最初は一緒に行こうって誘ったんだけど、互いの為に別々に潜った方が良いって、最初は何でか分からなかったけど、今にして思えばあのスキルのせいなのかも」
リリ「そうだったんですか」
リリルカがそう返すと雰囲気が何処と無く暗くなる、ベルもそれを感じ
ベル「さ、さぁ!!、リリ!!今日も張り切って行こう!!」
その雰囲気を壊す様にそう言うと、急ぎ足で走っていった
それから更に数日後
サラはギルドでダンジョンでの成果を換金していた
サラ「すいません、換金と例のあれもお願いします」
受付嬢「あ、はい、少々お待ちください」
そう言われサラは収入と出資の計算をしながら待つ
サラ「う~ん、やっぱりもう少し深い階層まで行かないと駄目だな~」
???「あの……」
声が聞こえそちらを見ると耳の尖った知らない受付嬢が立っていた
サラ「エルフの受付嬢?」
???「あ、はい、申し遅れました、私ベルさんを担当してます、エイナと申します」
サラ「団長の?」
エイナと名乗った受付嬢はサラの隣に立つと話を始める
エイナ「はい、それで、最近ベル君についたサポーターの事でちょっとお話が」
サラ「???、あの子の?、何か問題でも?」
エイナ「問題、と言うか注意喚起ですかね?、あの子がソーマ・ファミリアなのはご存じですか?」
サラ「ええ、まぁ、本人から直接聞きましたし」
エイナ「それで、これは知人に聞いた話何ですが、ソーマ・ファミリア内では絶えず上位争いが行われているそうなんです」
サラ「???、上位争い?」
エイナ「ええ実は……」
そこからエイナはソーマ・ファミリアの実態について話し始めた
神ソーマはファミリアの経営に興味はなく管理が杜撰で適当だということ
神ソーマの作る
ソーマ・ファミリアは完成品の
ソーマ・ファミリアが信仰しているのは神ソーマではなく
サラ「そうですか、色んな神様が居るんですね、ひとまず話は分かりました、今から団長を探してきます、たぶんまだダンジョンですよね?」
エイナ「い、今から行くんですか!?、だ、大丈夫ですか?」
サラ「と言いますと?」
エイナ「いえ、さっき帰ってきたばかりですし、その、疲労とか」
サラ「戦闘は避けますよ、取り敢えず探すだけ探して見ます」
サラはそう言うとダンジョンへ向かった