カーネイジ『グオオオオオオオ!!!!』
カヌゥ「な、何だこいつは!?」
ドカン!!
カヌゥがカーネイジの出現に驚き声を発した瞬間、カヌゥの背後にいた冒険者の1人がカーネイジが伸ばした腕に押され壁に叩き付けられ潰れる、その圧倒的捕食者の登場にキラーアントは本能から怯え蜘蛛の子を散らすように逃げていった
カーネイジ『…………これは』
カーネイジもカーネイジで最初との変化に戸惑っていた
サラ「これは、私」
カーネイジ、いやサラは自分の体を見回し以前との変化に戸惑っていた、以前のように体はカーネイジのそれに変わっているが以前のように体の主導権が無くなるような事はなく、自分の思い通りにカーネイジの体を動かせている
カーネイジ『今回はこいつらが気に入らないからな、お前の好きにさせてやる』
サラ「カーネイジ、それはどういう」
カーネイジ『今回の力の主導権はお前ってことだ、ま、力のオン・オフの主導権は俺だがな』
カーネイジにそう言われサラは自身の変化に納得した、更に触手の出し方や腕の伸ばし方まで、まるで最初から自分がそうであったように使いこなせている
サラ『…………凄い』
カーネイジ『後は勝手にやれ』
カーネイジはそう言うと完全に黙ってしまった、サラは再びカヌゥ達を見る
カヌゥ「ッチ!!、この化け物め!!」
カヌゥがそう言いながら剣を抜くともう1人も剣を抜き構える、しかしそんなものカーネイジの肉体には意味はなく1人はあっという間に絞め殺され、カヌゥは食い殺されてしまった、その時サラはカーネイジの衝動により食い殺した、そして
サラ(……美味しい、旨い、もっと食べたい、もっと、もっと、もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっとモットモットモットモットモットモットモットモットモットモットモット)
気付けばサラは次なる獲物を求めていた、更なる血肉を求めた、そして
リリ「……………………」
それはそこにいた
サラ『ミツケタ』
リリ「…………あ」
ベル「ファイヤボルト!!!!」
サラ『ギャアアアアアア!!!!』
突如サラに向けて火の矢が飛んでくる、それは見事命中しサラの顔を焼いた
ベル「リリィィィィィィ!!!!」
次に火の矢が飛んできた方から白い髪と赤い瞳の少年が飛び出してくる、その人物にリリルカは驚きを隠せない
リリ「ベル様……何で」
ベル「ちょっと待っててリリ、後で話そう」
ベルはそう言うとリリルカの前へ出る、それと同時にサラも立て直しベルを見る
ベル「ッ!!」(これが神様が言ってたカーネイジ、ロキ・ファミリアからの情報だと炎が弱点で一撃で倒れたって話だったけど、やっぱり僕の魔法じゃ火力が足りないか!!)
サラ『ニク、人間もっと』
ベル「サラさん止めるんだ!!」
サラ「だ、ダンチョウ、ニク、血、モット!!!!』
サラはベルを食べようと口を開きベルに迫る
リリ「ベル様!!」
ベル「ッ!!、ファイヤボルト!!!!」
ベルの手から火の矢が飛び出しサラの口の中へ飛び込む、サラは再び叫びながら体が不安定になるが徐々にそれも収まっていく
ベル「ファイヤボルト!!、ファイヤボルト!!、ファイヤボルト!!、ファイヤボルトォォォォォ!!!!」(止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ!!!!)
ベルの願いが叶ったのか徐々にカーネイジの肉体が消え最後には元に戻った
ベル「サラさん!!!!」
サラ「……ん、団長?…………は!!、戻ってる」
サラは自分の体を触り確認する
ベル「大丈夫ですよ、サラさん」
サラ「団長」
ベル「帰りましょう、ほら、リリも」
こうして事件はひとまずの終結を向かえた