数日後
リリルカとベルは関係を修復、ヘスティアも難色を示しながらも共にダンジョンに潜ることを了承した
サラ「………………カーネイジ」
カーネイジ『何だ?』
カーネイジは顔を出しそう言う
サラ「あの時、私の体に何をしたの?」
サラはソーマ・ファミリアとの小競り合いで起きた自身の変化を思い出しながらカーネイジに言う
カーネイジ『クックック、俺はなにもしてない、あの時、お前は俺に成った、それだけだ』
サラ「私が、貴方に?」
カーネイジ『クックック、お前も感じただろう?、それは俺が感じている全てだ、空腹、感覚、味、そして快楽、それは全て俺が感じている物だ、お前はそれに抗えず飲み込まれた、クックック』
サラ「まさか、あの時それを教えるために私にやらせたんですか!?」
カーネイジ『さぁな、ともかく、あの時お前同様、俺もお前の事を知った』
サラ「私を?」
カーネイジ『あの時、俺とお前はあの耳の生えた変な奴に殺意を覚えた、そうして俺はお前の殺意を学んだ、何、害は無いから安心しろ』
サラ「…………本当でしょうね?」
カーネイジ『当然だ』
カーネイジはそう言うとサラの中へ引っ込んだ
サラは不安に思いながらも結局、分からないことに頭を悩ませても仕方ないとひとまずカーネイジの言うことを信じる事にした、この小さく軽い決断が後に自身に大きな影響を与えることに彼女はまだ気付いていない、或いは既に影響が出ているのかもしれない
更に数日後
ヘスティア・ファミリアホーム
サラ「え?、団長が浮気?、ってか団長付き合ってる人居たんですか?」
ヘスティア「うっ!!、それはそうだけど、僕と言うものがありながら!!、う~、ベル君のアホ~!!!!」
サラ「別に良いじゃないですか、強くなるために強い人の手を借りる、至極当然じゃないですか、ヘスティアだって、団長が強くなれるなら嬉しいでしょう?」
ヘスティア「…………前から思ってたけど君は僕に敬意とか信仰とかそう言ったのは無いのかい?、仮にも僕は君の恩人で君達の主神だよ?」
サラ「感謝はしていますが、敬って欲しいならもっと主神らしく堂々としてください、1眷属が憧れの女性と出掛けたくらいで狼狽えてたら団長にも格好が付きませんよ」
ヘスティア「………………本当、君達は真逆に生きてるよね~」
サラ「は?」
ヘスティア「だって、夢を見て努力して強くなるベル君と、現実を見て才能を持って強くなる君、どっちも強くなることに変わりは無いけどそれでもお互いに違うよね~」
サラ「同じなのは主神と1人って事位ですね、ま、そこに至った経緯も真逆だった訳ですが」
ベルは唯一の肉親だった祖父をモンスターに殺され1人になった
サラは自身が
多少の差違はあれど大事な人を失った気持ちは同じだった
サラ「だからきっと大丈夫ですよ、団長はヘスティアを見捨てたりしないと思いますよ」
ヘスティア「そこに関しては僕も同意見だよ」
サラ「じゃ、私はそろそろダンジョンに行ってきます」
サラは立ち上がりそう言うとホームを出てダンジョンへ向かった