サラはギルドで登録を済ませ説明を受ける、かなり長かった説明を受け終え早速ダンジョンへ向かう、1階層に下り支給されたナイフを手に周囲を確認する
???『右から来るぞ』
サラ『え?』
声が聞こえた、右を振り向くと小さな小鬼が腕を振り上げていた、反応が遅れ回避も受けるのも間に合わない、そう思った時
プスッ!!
小鬼「ぎゃ!?」
そんなマヌケな声と共に小鬼が倒れた
サラ「???」
よく見ると小鬼の頭に針の様な物が刺さっている
サラ「針?」
すると小鬼の体が解けやがて完全に無くなると小さな石のみを残し全て消えた
サラ「これが魔石?」
サラはそれを袋に納め再び周りを見る
サラ「誰か居るの?」
???『フフフ、この場に居るのは
再び声が聞こえそう答える
サラ「貴方は誰?、何処に居るの?」
???『お前の中だ』
サラ『私の?』
???『フフフ、そろそろ姿を見せてやっても良いだろう』
そう声の主が言うとサラの背中が赤く滲む、それは徐々に大きくなりやがて泥々とした流動体になる、そして川のように空中を流れると先端が顔を作りサラの前へ現れた
???『よう』
サラ「きゃ!?、あ、貴方は?」
???『俺はカーネイジ』
サラ「カーネイジ、貴方は何?」
カーネイジ『俺はお前だ、そしてお前は俺でもある、一心同体って奴だ』
サラ「答えになってない」
カーネイジ『簡単に言えば、まぁ、お前の力って奴だ』
サラ「私の力?」
カーネイジ『ククク、まぁ、今は分からなくて良い、俺は俺で好きにさせて貰う、こんな風にな』
カーネイジはそう言うとからだの一部を針に変えそれを飛ばす、飛んでいった先には人狼がおり眉間に針が刺さり絶命する
カーネイジ『まぁ、精々頑張るんだな』
カーネイジはそう言うとサラの体の中へと引っ込んだ
サラはその後も2時間程小鬼や人狼を相手に戦闘を行いその日はヘスティアの待つホームへ帰宅する
サラ「ただいま」
ヘスティア「あ!!、お帰りサラ!!、どうだった?初めてのダンジョンは?」
サラ「はい、今日の成果」
サラはそう言うとヘスティアに換金した袋を渡した
ヘスティア「へ?」
サラ「あげる、私は使わないから」
ヘスティア「全部何て駄目だよ!!、これは君が命がけで手に入れた対価なんだから、使わないとしてもちゃんと持っておかなきゃ」
サラ「………………分かった」
ヘスティア「うん、よろしい、それでサラ、ついでなんだけど人を見つけて来てほしい」
サラ「人?」
ヘスティア「うん、名前はベル・クラネル、君の先輩で僕の最初の眷属何だけど帰りが遅くて心配だから探して来て欲しいんだ、多分もうダンジョンから出てきてると思うんだけど何処で道草食ってるんだろう?」
サラ「分かった、特徴は?」
ヘスティア「年は君と同じくらいで白い髪が特徴だよ」
サラ「分かった」
サラはそう言うと再びホームを出て町に繰り出した