豊穣の女主人から歩いて帰るサラ、その表情は暗い
サラ「………………カーネイジ」
カーネイジ『何だ?』
サラ「正直に答えなさい、あの日、私の村が壊滅した日、皆を、母さんを殺したのは、お前か」
カーネイジ『……………………』
サラ「答えろカーネイジ!!!!」
カーネイジ『違うな』
サラ「………………本当か?」
カーネイジ『ああ、殺したのは
サラ「何!?」
カーネイジ『クックック、サラ、俺はダンジョンで言った筈だ、俺はお前で、お前は俺でもあるってな』
サラ「ふざけるな!!、返せ、返せよ!!!!、母さんを、皆を返せ!!!!」
カーネイジ『おいおい、俺にゲロ吐けってか?汚い奴だ、それに言ったろ?俺はお前で、お前は俺だ』
サラ「何が言いたい?」
カーネイジ『分からないか?、それとも分からないフリをしてるのか?なら俺が改めて言ってやる』
サラ「止めろ」
カーネイジ『これは』
サラ「止めて」
カーネイジ『
サラ「いや」
カーネイジ『望んだ事だろう?』
サラ「いやああああああああ!!!!」
カーネイジ『クックック』
カーネイジはそう言い残すとサラの体の中へと引っ込んだ、サラは確かに冒険者になりたいと願った、しかしこんな風にでは無かった
ヘスティア・ファミリア ホーム
サラ「……………………」
ヘスティア「あ、サラお帰り~、ありがとうベル君の事見つけてくれて」
サラ「いえ、私は今日は疲れたので、もう寝ますね」
ヘスティア「あ、うん、ごめんね遅くに」
サラ「いえ、おやすみなさい」
サラはそう言うとベッドに潜り寝息を立て始めた
ヘスティア「………………居るんだろう?、何時まで黙ってるつもりだい?」
カーネイジ『クックック、バレてたか』
カーネイジはそう言うとサラの体から顔を出す
ヘスティア「君が『
カーネイジ『俺はカーネイジだ、覚えとけ』
ヘスティア「そうかい、僕はヘスティア」
カーネイジ『宜しくな、ヘスティア』
ヘスティア「僕個人としてはあまり宜しくしたくないけどね」
カーネイジ『つれないな、こいつと仲良くしたんなら俺とも仲良くしてくれたって良いだろう?、こいつは俺で俺はこいつだ』
ヘスティア「違うだろう、君は君、この子はこの子だ」
カーネイジ『クックック、違わないさ、こいつと俺は一心同体だ、それにこいつは人殺しだぞ?』
ヘスティア「何?」
カーネイジ『こいつがここに来た時ボロボロだっただろう?、それはこいつが自分の村の人間全員殺したからだ、女、子供、友達、そして母親、こいつの手は真っ赤に汚れてるのさ』
ヘスティア「嘘を付くならもっとマシな嘘を付くんだね、殺したのは君だろ、まぁ、生憎神には嘘なんて通じないけど」
カーネイジ『それは人間の場合の話だろう?、俺の場合はどうかな?、まぁ、精々これからも楽しませてくれ、クックック』
カーネイジはそう言うとサラの中へと引っ込んで行った
ヘスティア「………………くそ!!」
ベル「神様」
ヘスティア「ベル君!?、起きてたの!?」
ベル「神様、今の何ですか?」
ヘスティア「さっきの?、な、何の事かな?」
ベル「神様」
ヘスティア「………………そうだね、君には話しておいた方が良いかも知れないね」
ヘスティアはサラの中に宿ったスキルについて話し始めた
ベル「人を殺す為のスキル!?、そんな物が」
ヘスティア「そう、だけど彼女には言っては駄目だよ、このスキルは間違いなく、この子を傷付ける」
ベル「…………はい、分かりました」
ヘスティア「さ、今日はもう遅いから寝よう」
ベル「はい」
こうして彼女達は1日を終えた