カーネイジとヘスティアが話をしている頃、ロキ・ファミリアの面々も自分達のホームに帰り話をしていた
ロキ「さて、えらいもんに目をつけられたかもな~」
ロキは開口一番そう言う
???「ロキ、彼女は何者だ?、いや、そもそも彼女と明記して良いのか?」
ロキに声を掛けたのは小さな少年の様な男
ロキ「こらフィン、失礼やろ、あの子は間違いなく女の子や、らしくないで」
フィン「分かっている、だが、だとしたらあの子の中から出てきたアレは何だ?、奴の中にあったのは混じりッけの無い悪意、それだけだ」
フィンと呼ばれた男は豊穣の女主人で姿を見せた凶悪な化け物を思い出し戦慄する
ロキ「ま、それについてはうちも同意するわ、ありゃ確実にろくな物や無い、酔っていたとは言えレベル5のベート相手に一方的に叩きのめしてたからな」
ベート「ケッ」
ベートと呼ばれた動物の耳を持つ男はつまらなそうにそっぽ向く
???「それでロキ、彼女の事について何か分かったことはあるのか?」
ロキ「んな訳無いやろリヴェリア、あれからちょっとしか経ってないんやぞ?今調べさせてる所や」
リヴェリア「そうか」
リヴェリアと呼ばれた緑髪のエルフはそう言うと何も言わなくなった
フィン「単刀直入に聞くがロキ、彼女のあの力、あれはスキルによる物だと思うか?」
ロキ「まあ、まず多分スキルやろな、人格があるスキル何て見たことも聞いたこともないけどな、ただ問題なのは彼女がそのスキルをもて余してるっちゅう所やがな」
アイズ「もて余してる?」
ロキ「何や、アイズたん、気付かんかったんか?、あのドロドロがあの子の中に戻って化け物に変わった時、あの子間違いなく戸惑っとったで?」
ベート「んな事はどうても良いんだよ、ロキ、言わねぇなら俺から言うぞ」
ロキ「何やベート、あんたのプライド傷付けんように気ぃ使っとったのにつれないな」
ベート「てめぇの気遣い何て要らねぇんだよ、てめぇらもどうせ思ってたんだろ」
アイズ「???、何の事?」
ロキ「あら、アイズたんは純粋やな~、アイズたんはそのままでいてや~!!」
スリスリとアイズのほっぺにすり寄ろうとするロキをアイズは止める
フィン「ロキ、話を戻して良いかな?」
ロキ「ああ、すまんかったな、ええで」
フィン「結論から言うと、あの怪物、あいつは恐らく人間を食べる性質を持っている」
ベート「あいつは俺を見て『いただきます』って言いやがった」
フィン「ああ、もしあの時豊穣の女主人の人達が止めてなければ、恐らくベートはこの世にいないだろう」
その時コンコンと扉を叩く音が部屋に響いた
???「失礼しま~す」
入ってきたのはぱっとしない冴えない少年
ロキ「おお~!!、ラウル!!、待っとったで!!、んで?どうやった?」
ラウルと呼ばれた少年はロキの耳元で何かを呟くとそそくさと去っていった
フィン「ロキ、ラウルは何て?」
ロキ「ああ、ラウルにあの子の事を調べさせてたんや、んで分かったんが、あの子は今日あのどチビんとこ、もといヘスティア・ファミリアに入った新人やそうや」
フィン「今日から!?」
ロキ「そや、んであの化け物の名前は『カーネイジ』言うそうや」
アイズ「カーネイジ」
ロキ「そや、しっかし、
ロキがそこまで言うと誰も何も言えなくなった