ダイヤのA~スイッチピッチャーの軌跡~   作:とくまる

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前話で話した通り、次回で本編に入ります。

なんか上手く纏まらなかった気がします。伝わりにくかったら申し訳ないです。


プロローグ5

 

投げる

いつもの投球フォームで庭先に置いたネットに向かって

 

 

『お前の投球、見せてもらった。両腕どちらも良いピッチングで今後の伸びしろも見えた』

 

 

投げる

最近買い込んだ硬球はようやく指に馴染んだ

 

 

『だが今のままならお前をマウンドに上げることは出来ん』

 

 

投げる

ネットについているストライクゾーンのポケットに入る。

 

 

『来年、ここ(青道)で今一度投手というものを見つめなおせ。その成長を俺は楽しみにしている』

 

 

投げる

今のはリリースポイントが少しブレた気がする

 

 

『松本、俺たち捕手は投手の球を受けるだけじゃないんだ。今日の投球ははっきり言ってただの壁当てだ』

 

 

投げる

そういえばあの1つ年上の捕手は柔らかいキャッチングで投げやすかったな、と

 

 

『監督の言葉をしっかり考えると良い。わからないままなら、どれだけお前に実力があろうと

 

 

 

 

俺は来年お前の球を受けない』

 

 

ギリリ、と奥歯を噛み締める

目の前のネットにミットを構えたクリスが見えた

…投げr—―

 

 

 

「おい、そろそろ終われ。降りそうだ」

 

「っ!?…親父」

 

 

冷たさを増した木枯らしに木々はすっかり葉を落とし、辺りはすでに闇に沈んで街頭が灯っている。

上を見れば分厚い雲が夜空を覆っていた。

そういえば朝のニュースでは初雪が観測されるかもと言っていたか。

 

 

「全く、考え事しながら投球するのは止めとけっていつも言ってるだろ。それならしっかり意識持って短時間こなした方がよっぽど身になる」

 

「…この方が頭回んだよ」

 

「だとしても投げすぎだ。次からはタイマーでもかけとけ。

ったく、20球入ったカゴ何度も投げ切りやがって。片付けとダウン付き合うからさっさと上がるぞ」

 

 

2人で手早くネットのボールを回収し、ゆっくりとキャッチボールをする。

ゆったりとした時間が流れる。

 

 

「なぁ」

 

 

おもむろに裕が口を開く。

 

 

「なんだ?」

 

「親父は投手って何だと思う?」

 

「マウンドからボールを投げる、野球というスポーツのスターター、とかそんなことを聞きたい訳じゃないようだな。あの時言われたこと、悩んでんのか?」

 

 

笑いながらボールを投げ返す。

 

 

「…チームを勝たせるのが投手の役割なのはわかってる。だから俺はマウンドで投げて、アウトを取って、試合に勝てるようにやってきた。それがチームのためになるからそうしてきたんだ」

 

「でもお前、それで中学では負けたじゃねぇか」

 

「それは!…そうだけど」

 

 

モヤモヤが消えない。だって自分の言ってることは間違っていない筈だ。

そう、()()()()()()()()筈なのだ。

文太はため息を吐きながら答える。

 

 

「言葉で言うのは簡単なんだが、まぁ俺からは何も言わん」

 

「はぁ?ちょ、少しくらい教えてくれていいだろ?このままだと高校行っても投げさせてもらえねぇよ」

 

「こればっかりは自分で実感しなきゃどうにもならねぇよ。でも、そうだな」

 

 

パシン!とボールを受けるとグローブを下す文太。

 

 

 

 

「裕、お前どんな投手になりたい?」

 

 

 

 

「は?」

 

 

裕は投げる事が好きだ。

直球で勝負する、変化球でかわす、三振をとる、フライにする、凡打にする。全て等しく大好きだ。

スコアボードに0が並ぶのがこの上無く楽しい。

 

楽しかったから投げてきた。

 

 

「アウトを取ってチームを勝たせる、立派な考えだ。今までお前のやりたかったこと、楽しかったことを十全にやって野球をしてきた。で、その上でお前はどんな投手になりたいんだ?」

 

「…どんな、投手?」

 

「ヒントはここまでだ。ダウンも十分だろ、上がるぞ。」

 

 

うー寒々と言いながら家に引っ込んでいく文太。

 

 

 

見上げれば変わらず厚い雲に覆われている

吐き出す息は白く、虚空へ溶けていく

 

 

 

ボールを倉庫に戻し家に入るとチラチラと降り始めた

純白の雪は、心なしか濁って見えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして季節は春を迎える。

 

 

 




現在公開可能なステータス


松本 裕(まつもと はるか)
投手・外野
両投げ 両打ち
173cm・68kg(青道高校入学時)
少年団(小学生)→軟式野球部(中学)→青道高校

 

非常に珍しい生まれながらの両利き。スイッチピッチャー。
野球はスポーツドクターの父から6歳のころに教わる。
少し単純な性格で、元来褒められたりおだてられると調子に乗りやすい性格だったが、父の文太によってかなり修正されている。
普段はボーっとしており我は強くないが、マウンドでは静かに燃える。
相手のスコアボードに0が並ぶのが好きなためアウトを取るのに貪欲。
手が大きい。
小、中共に限界まで投げ込んできたため両投げともクオリティが高い。
中学時代はチームに恵まれず、県大会3回戦で敗北。
右投げは技巧派気味の投球になる。



【投手能力】※パワプロ2022表記
スタミナ  :D(59)
対ピンチ  :D
対左打者  :E
打たれ強さ :D
ケガしにくさ:C
回復    :E


<左投げ>
※未公開※


<右投げ>
球速Max:130km/h
コントロール:C(67)
変化球:ツーシームファスト(変化量1)
    スローカーブ   (変化量3)
    シンカー     (変化量1)
    カットボール   (変化量1)
ノビ  :E
クイック:C
・リリース〇
・ナチュラルシュート
・軽い球


【打者能力】
※未公開※





年内には他の原作キャラ出していきたいので、もう少し頑張って更新していきます。
今の状況だとほぼダイヤのAである必要のない野球小説になってしまう…

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