新八「天使型アーンヴァルがいいと思いますよ」   作:EMM@苗床星人

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第四訓 幸も不幸も結局はただの感想

~第四訓 幸も不幸も結局はただの感想~

 

攘夷志士A「はぁっ はぁっ」タッタッタッタ

 

攘夷志士B「なんだよあの人形は!!!アレタダの玩具じゃなかったのかよ!!!」

 

???「アニキ、二人そっち行ったよ!」ブロロロロ

 

土方「うーし来やがったな…」

 

攘夷志士A「くっ…幕府の犬が!!!芋侍が人形遊びまで始めたか!!!」シャッ

 

攘夷志士B「だいたいあれは人間に攻撃しちゃいけないとかそういうプログラムは組まれていないのかよ!!!!!!」

 

土方「しらねぇよ、うちも先週支給されたんだからな。ただ使えねぇ奴じゃあないと言うのはお前らのおかげでよく解ったよ」

 

攘夷志士B「人形遊びは一人でやってろおぉォォォ!!!!」ダッ

 

ズドン ズドン!!!!

 

土方「アブねっ!!!?」バッ

 

攘夷志士B「ぐぼぁ!!?」ズガァン

 

沖田「おぃ何してやがんだサド美、ちゃんと狙いやがれぃ」

 

???「申し訳ありませんわご主人様」

 

攘夷志士A「何ぃ!!?もう一体居たのか…ぐわらば!!顔に着地…されt」ズゴン!!!ギャリギャリギャリ

 

ドシャリ

 

???「おいいぃぃぃ!!!!うちの兄貴を狙うたぁどういうことだコラぁ!!!」ブオオォォォン キキッ

 

土方「止めとけ何時もの事だ、一々こんな小手先でつっ込んでたら身がもたねぇぞマヨリーン」

 

マヨリーン(以後リーン)「せめて愛称で呼んでくださいアニキ」 

 

沖田「そいつぁ心外ですぜ土方さん、あっしとサド美は世の中のゴミを纏めて掃除しようと思っただけですぜぃ」

 

土方「ほらこういう奴なんだよ」

 

攘夷志士A「ぐ…貴様ら、それでも本当に警察か……」

 

ゴガン

 

土方・沖田「「見りゃわかんだろ」」

 

リーン・サド美「「あたしらが警察だ(ですわ)」」

 

 

~一週間前・真選組屯所~

 

沖田「土方さん、新入りっつーのはどんな奴が来たんでい」

 

土方「おぉ、今組み立ててるとこだ」

 

沖田「 」

 

カチャカチャ

 

沖田「よぉトッシー久しぶりじゃねぇか、まだ成仏できねぇなら介錯手伝ってやるぜぃ」ギャリッ

 

土方「云いてえことは解るが俺はトッシーじゃねぇとっとと刀しまえCSC無くしちまうだろうが、コンタクトレンズよりも質悪い事になんぞ」ギギギリギリギリ

 

沖田「…どういうことでさぁ、うちは女性隊員もといフィギュア隊員を募ったと聞いた覚えは無いんですがねぇ」チャキ

 

土方「上からの命令だ、こいつらの有用性を示すためにはうちで働かせるのが一番だとさ。アークストラダーレとイ―ダストラダーレ、どちらも公正道路仕様の警備用神姫…まぁ喋るちっせぇ白バイみてぇなもんだ、のれねぇけど」

 

沖田「上も好い趣味してやがらぁ、こんなちびガキ男所帯に詰め込むたぁ何処のエロ本でぃ」

 

土方「局中法度も幾つか改正しねぇといけねぇな、エロ本持ち込み禁止」

 

沖田「おいおい土方さんあんたは都知事ですかい、禁止禁止言ってて実はあんたらが一番興味あるだろ、絶対ヨスガとか見たクチだろこのエ老害がとっとと引退なり殉職なりしろよ土方」

 

土方「色々危険な事言うのはやめろそしてとっとと死ね沖田」

 

沖田「死ね土方」

 

土方「死ね土方…あ、間違えた死ね沖田」

 

 

 

…………ヴン

 

AS「オーメストラーダ製MMMオートマトンHST型調整機体アークストラダーレ、起動します」

 

YS「オーメストラーダ製MMMオートマトンHMT型調整機体イ―ダストラダーレ、起動します」

 

AS「識別と初期化の為オーナー名を入力してください」

 

土方「よし動いた、ったく細かい部品多いんだよガンプラかこいつらは」

 

沖田「似たようなもんでしょう、おい雌豚三回回ってワンと鳴けるかぃ」

 

YS「とっととオーナー名を入力してください豚」

 

沖田「言うじゃねぇかお前これからサド美だ、よろしくなサド美」

 

土方「あれ?これもう既に初期化してねぇ?あれ?なんか奇妙なシンクロ二ティ発動してるぞこいつら」

 

AS「オーナー名を入力してください…」

 

土方「あー解ったよ…お前は………」

 

TV『にょ~ろにょ~ろみょ~ろみょ~ろ♪ま~よね~ず』

 

……………

 

土方「マヨリーンだ」

 

 

~新撰組隊士食堂~

 

隊士A「すげえええぇぇぇぇ!!!公正道路モデルのアークだ!!!さすが隊長、そこいらの神姫持ちとは格が違いますね!!!」

 

土方「おいお前いつの間に神姫とか持ってやがった士道不覚悟で切腹…」

 

沖田「やめとけって土方さん、そうなったら俺まで切腹でさぁ。一人で腹切りやがれってんだ」

 

サド美「お許しくださいご主人様ぁ…私めのような卑しいメス豚にもお水をくださいませぇ…」ハァハァ

 

隊士B「こっちもすげえええぇぇぇ!!!!!!!プライドが高くてSっ気のあるイーダ型を自然に調教してやがるううぅぅぅ!!!!!!」

 

土方「ってか手前も食堂で何してんだあああぁぁぁぁ!!!ここは飲み食いに使う場なんだよ、メス豚に水をやる場所じゃねぇんだよ!!!ってかメカだろ!!!!!何を潤す必要があるんだ!!!!!!」

 

沖田「俺は十分潤いやしたぜ」

 

土方「何がだあああぁぁぁぁ!!!!!!食欲がうせるんだよ!!どっか他所でやれえええぇぇぇ!!!!!」

 

リーン「……」ジー

 

土方「…あ?何見てやがる?あいつもそうだが、神姫って飯食っても大丈夫なのか?」マヨブヂュルルルルル

 

リーン「あ、うん。大丈夫だよ、あたしは起動したばっかりだからまだ何も食べたことないけど。それ…美味しい?」

 

土方「…………食うか?」土方スペシャル

 

リーン「良いの?ありがとうアニキ♪…!!!!!!!!」モグモ…グ

 

リーン「口の中がToLOVEるダークネスウウゥゥゥゥゥ!!!!!味の楽園計画やあああぁぁぁぁ!!!!!!」

 

沖田「 」

 

隊員AB「 」

 

サド美「 」

 

土方「 」パアァ

 

 

 

その日、新たな局中法度が設けられた。

 

『局内に萌えフィギュアの持込を禁ずる しかし武装新規はそのうちに入らず

 一人につき神姫一体をパートナーとすべし、これを施行一週間内に破りし者士道不覚悟として切腹にを命ずる』

 

 

 

~現在、歌舞伎町~

 

近藤「はぁ~…」トボトボ

 

近藤「真撰組屯所内での異様な程の神姫ブーム…いやそれは別にかまわねぇよ?もともと華も無い男所帯、息抜きの相手として神姫はこの上なく優秀だ。事務仕事も手伝ってくれるし人手は元の二倍だ」トボトボ

 

近藤「でも何で俺にだけ発注したトラックは壊れて海に落ちるわ、行く先々の店で神姫は売り切れてるわ、店に入るのをお妙さんに偶然目撃されて白い目で見られるわ…」トボトボ…ザッ

 

近藤「ツイてねぇってレベルじゃねええぇえぇぇぇぇぇぇ!!!!!そんなこんなで俺だけ神姫を持ってないとかドンだけなんだああぁぁ!!!!!局長だけ切腹とかマジありえないからあああぁぁぁ!!!!!」ウガアアアアァァァァ

 

店主「オイオイそこのあんちゃん、自己紹介的な愚痴あんがとよぉ?」ヒッヒッヒ

 

近藤「んん?」

 

店主「そんな不幸のどん底みたいな目をしてるあんちゃんに朗報だ、うちにはあるよ、神姫」ヒッヒッヒ

 

近藤「!! ま…マジかああぁぁ!!!!おやっさん、こんなボロ屋でも本当に神姫を売ってるってか!!!」

 

店主「うちはジャンクショップでねぇ、使い古しの中古神姫やピーキーな武装を取り扱うのが仕事でね?」

 

近藤「中古ぉ……いやいやいやこの際それでも構わん!!この際神姫さえ手に入れられればそれで良い!!!」

 

店主「あんたみたいに真に神姫を求めてるお客さんなら大歓迎だよ・・・」ニヤリ

 

ドン!!

 

箱(『危険!!!』『南無妙法蓮華経』『感染注意』『悪霊退散』等の張り紙で埋め尽くされている)

 

近藤「 」

 

店主「さて、この子なんだが」

 

近藤「いやいやいや待って、ちょっと待って!!!何これ、子って言うよりもはや箱じゃん!!寧ろお札じゃん!!!?機械製品というより明らかに呪い的なブツでしょこれ!!??」

 

店主「いやこれは・・・」

 

箱「もぉいい……もぉいいんですよ……おやっさん…」ボソボソ

 

近藤「ぎっぎゃああぁぁぁしゃべったああぁぁぁあ!!!!??」

 

箱「私を手に入れた人は…みんな不幸になっちゃって……」カタカタ、カタカタカタ

 

近藤(これは…箱の中の神姫、泣いているのかアレ?しかしビジュアル的にすごい怖いんだが……)

 

店主「この札は前の主人が施したものだよ…どうにも、人はもともと不幸の星の元に生まれたような人間がいるように、この子もまたそういう星の下に生まれたらしくってねぇ…この子の前の主人も、前の前の主人も、この子を手に入れたとたんに不幸に見舞われたもんだからってうちに何度も預けられてねぇ…一番不幸なのは、不幸すべての元凶を押し付けられ捨てられたこの子だというのに…」

 

近藤「え、あ、その~…そういうのより奥にいるもっと普通の神姫が……」

 

箱「…どうせ私は呪いの神姫なんです…もういっそこのまま廃棄されたほうが人類にとって幸せなんです…」

 

近藤「…ッ!!!!!!!!!!」グガッ

 

店主「そんな事いうんじゃねぇぇ!!!いつかおめぇに似合った、どんな不幸にも決してめげない強靭なマスターを探し当てるまで付き合ってやるって約束したじゃねぇかぁぁぁ!!!」

 

近藤「   」ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”……

 

箱「そんな事いって…おやっさんにいつまでもご迷惑をかけるなんて・・・そんなの私にはとてもできません!!!!」がぱっ

 

店主「まて、待つんだ!!!!どこ行こうというんだかさぎいぃぃぃ!!!!」

 

かさぎ(エウクランテ)「おやっさんの知らないところへいくんです…さようならっ」バッ

 

 

パシン

 

 

かさぎ「…っ!?」 *近藤の手に受け止められ

 

近藤「かさぎか…良い名前じゃねぇか」

 

店主「あんちゃん…」

 

近藤「不幸なんてのは、運命論にすぎねぇ…そのまま不幸を受け入れて一人で逃げるっていうのなら、それもいい。それはどこまで行っても定められた天道よ。だが俺は、天道を歩むつもりなど毛頭ない!運命を受け入れるか、それとも自分の意思で抗うか今ここで決めるといい…抗うのならこの近藤勲に、お前と共に運命に抗う手伝いをさせてくれないか?」

 

かさぎ「近藤…勲さん…?」

 

店主「あ、お買い上げになるならこちらのお値段になりますぜ、あんちゃん」

 

近藤「…………」

近藤「…………」

 

 

 

チーン

 

店主「毎度ありぃ♪」

 

とぼとぼとぼ…ハァ

 

近藤「……これでいいんだ、これでェ”っ!!?」ズボッ

 

かさぎ「あぁっ!!!早速脚元のマンホールに!!!!近藤さあァァァんん!!!」

 

近藤「ま、負けるものかあァァァ!!!!!!恋も侍道も、全て進み切ってやるううぅぅぅぁあああ!!!!」ドボーン

 

 

   第4訓「幸も不幸も結局はただの感想」 完

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