流れゆく冬   作:文琉

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いつも通りの朝

私は何になりたいのか・・・シブヤフェスタで神代さんに言われたこと、転んでけがをした女の子を助けたときに感じたあの感情。あれはいったい何だったんだろう。私は・・・ 

 

本格的に寒くなってきた早朝、まふゆはいつも通りの時間に起きてリビングに向かう。

 

「おはよう、お母さん」

 

台所で温かいコーヒーを入れているまふゆの母は、まふゆの声に気づき手を止めまふゆを見る。

 

「おはようまふゆ、今日は特に寒いから温かいコーヒーを入れておいたわよ」

 

「ありがとう。お母さんもあまり無理しないでね」

 

そういうとまふゆは母の入れてくれたコーヒーを手に取り、朝食がおかれているテーブルに向かい、席に座る。

 

あったっかい・・・まふゆはコーヒーの入ったマグカップを手に取り、ある日のことを思い出す。

 

 にーごのみんなと渋谷フェスタに行った際の女の子を助けた時の感覚。

 

・・・本当に私は医者になりたいの?・・・

 

「まふゆ、大丈夫?近いうちにテストがあるんでしょ?具合が悪いなら休んだほうがいいわよ」

 

母はまふゆの手が止まっていることに気づき声をかける。

 

「うんうん、大丈夫だよ少し考えごとしていただけだから」

 

いや、違う。いい大学に行って医者にならないとお母さんが悲しんじゃう。

 

 そして朝食を取り終え、学校に行く。

 

「それじゃあお母さん行ってきます」

 

「あ、まふゆ外は冷えるからこれ持っていきなさい」

 

母が渡してくれたのはマフラーだった。

 

「ありがとう、すごい暖かいよ」

 

「今日は本当に寒いな・・・」

 

外に出ると冷たい風が心臓に直接あたるかのように突き刺してきた。まふゆはマフラーで鼻の下まで覆い隠して学校に向かった。

 

「あ、まふゆちゃんおはよう!」

 

道中話しかけてきたのは同じ学校の人だった。

 

「おはよう!今日は寒いね。風邪ひかないようにしなきゃね」

 

まふゆはいつも通りの‘まふゆ,を演じる。

 

「本当に寒いよね、ドア開けた時外出るのためらっちゃたもん、寒すぎて」

 

 

「私もだよ、でもこれお母さんがくれたから」

 

まふゆはマフラーを見ながら答えた。

 

「いいな、暖かそう!学校は暖房ついてるといいな」

 

「ついてるといいね、寒いと手がかじかんじゃったりして授業に集中できなくなっちゃうし、体育今日あるから大変だもん」

 

 そんな他愛もない会話をしていると学校についた。

 

「私こっちだからばいばい!」

 

話しかけてきた人は別のほうへ進んだ。

 

そしてまふゆはじぶんの教室へ向かう。

 

まふゆはそこでも先生に話しかけられたり、同クラス、他クラスの人からも話しかけられたりしていた。

 

これがいつも通りのまふゆだった。

 

 




個人的にこうだろうなって感じを文章にしてみました。なにか訂正箇所などあればコメントしてくれると嬉しいです。また感想などもお待ちしてます。
つぎの話はがっこうでのいつも通りのまふゆを書いてみようと思ってます。
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