あと何話かかるのだろうか……そろそろ原作……というか先生達との絡み書きたいんだけどね。全然進んでないよ
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「はぁ……はぁ……くっ、残ってるのは私だけか……」
息を切らしながら周りを見渡すミカ。すぐそこには、鼻血を出しながら幸せそうな顔をして机に突っ伏しているナギサとセイアの姿が。因みにまだラセツが縮んで1時間である
「2人とも大丈夫……?」
「あ、気にしないで、ラセツ君。2人は……ちょっと疲れちゃってるだけだから」
「そうなの……?」
不思議そうに机に突っ伏している2人を見つめるラセツ。その横で、ミカは今の現状を考えていた
(まさか……ここまでとはね……2人は20分前からもう動いてないし、私もそろそろ限界が近い。……仕方がない、とりあえずは他の人達に預けるしか……)
自分達の限界を悟り、どうにかしてラセツを預けようとしているミカ。今にも倒れそうな身体を奮い立たせ、何とか動き出す
「ねぇ、ラセツ君。実はさ、お姉ちゃん達のお友達が居てさ? その子達とラセツ君、仲良くなれると思うんだ。会ってみない?」
「んー……行く!」
「よし! じゃあ早速行こうか! ……あ、2人は気にしないでいいよ」
「分かったー」
ラセツの返事を聞き、手を握りながら歩き出すミカ。向かった先は……
「これが……ラセツだと?」
「……にわかに信じ難いですね。……しかし、言われれば面影が」
正義実現委員会だ。一先ずラセツの身の安全を考えれば、戦力が整っている正義実現委員会が適切だと考えたためである
「……君、名前は?」
「僕? 僕はラセツって言うんだ! お姉ちゃん達は?」
「……剣先ツルギだ」
「……羽川ハスミと言います」
「よろしくね! ツルギお姉ちゃん! ハスミお姉ちゃん!」
「……聖園ミカ」 「……ミカさん」
「「この子はウチで預かる」」
「……あ、そう。じゃあ頼んで良いかな? ……けど、気をつけてよ」
「もちろんだ。怪我などさせん」
「違うよ」
「……? ではなんだと言うんだ」
「貴女達が気をつけて。私たちは1時間でダメだったよ……」
「……なるほど。……ハスミ、先に行っていろ、ここは少々狭い」
「分かりました。ラセツ君、行きましょうか」
「うん!」
「……さて、随分お疲れだな」
「……まあね。1時間前からだから」
ツルギは納得した。見れば、目の前の者はいつもの元気はなく、まるで戦闘を行ってきたかのように疲弊していた。それ程までに、この少年との交流は危ないのだろう。しかし、とツルギは考える。これまで行ってきた戦闘の中には、正に紙一重と言われる様な戦闘も多々あった。それに比べれば、少年との交流等容易い……と
「ふん……任せろ、聖園ミカ。正義実現委員会の名にかけて、ラセツを保護する」
「……そう。助かるよ。……正直……限界……」
そう言い残し、ミカは倒れてしまった。そんなミカを、ツルギは抱き上げ、近くのソファに寝かせた
「……もう休むといい。後は任せろ」
幸せそうな顔で寝ているミカにそう言い、ツルギは部屋から出ていく。その背中は、まるで戦闘中の彼女の様に頼もしかった
……
…………
………………
「大丈夫? ツルギお姉ちゃん」
「ンフッ……ああ……うん……大丈夫だ」
頼もしかった背中はどこへやら。いざ実際に話すと、顔を真っ赤にして背を縮こませてしまっている
「ツルギ……」
「言うな……ハスミ……何も言うな」
ハスミから憐れみのような目を向けられ、さらに顔を赤くし、俯いてしまうツルギ。そんな彼女を見かねて、ラセツが寄ってきた
「……お姉ちゃん、具合悪いの? ……よしよし。こうすると良くなるってお母さんが言ってたよ!」
「…………」
俯いて、身長が縮んでしまったラセツでも手が届く場所に頭があったため、唐突に頭を撫でられたツルギ。少し固まると、おもむろに顔を上げる
「ん"ん"ッッ……ラセツ。私は少し用事があってな、後はハスミと遊んでてくれ」
「具合は大丈夫なの?」
「ああ。お前のおかげでな。……ではハスミ、トリニティの中でも案内してやれ。ここだけでは窮屈だろう」
「……分かりました。ラセツ君、お姉さんと一緒に少し散歩しましょう」
「分かったー。バイバイ!」
「ああ」
と言って、ラセツとハスミを見送るツルギ。2人が部屋を出たのを確認し、少し時間が経つと、へなへなと崩れ落ちてしまった
「……本当に無理ぃ……」
顔を覆い隠しながら、そんな事を呟いてしまうツルギ。その顔は、耳まで全部が真っ赤だった
……
…………
………………
(さて……回ると言ってもどこに行きましょうか……)
ツルギから託されたこの少年の対応。その為に、トリニティを案内することにしたが、一体何処を回るべきなのか、ハスミは迷っていた
(ふむ……以前のラセツさんと関わっていた方の所にしましょうか……)
しかし、ラセツの交友関係は広い。トリニティであるならば、ほぼ全ての者と知り合っているだろう。ならば、その中でも、これといった問題が起こらない者の所に預けるとしよう。と考えついた
(なら……シスターフッドですかね……確か以前に、サクラコさんは勘違いされやすいが良い方と言っていましたし、大丈夫でしょう)
周囲の人間から勘違いされやすいサクラコ。しかし、最近では、ラセツの発言によって、少し不思議な良い人。というイメージが浸透していた。これについて、サクラコ本人は感動してしまう程嬉しかったのだとか
「……ラセツ君。実は他にも仲良くなれそうな人に心当たりがありまして。行きませんか?」
「行くー」
「フフっ……では行きましょう」
そうして向かってきたのはシスターフッドの者たちがいつも祈りを捧げている聖堂。だれか1人位は居るだろうという考えからここに来たのだが
(ふむ……見る限りは居ませんね。中に居るのでしょうか?)
そう考え、中に入ろうとするが、ふと後ろから声をかけられた
「ハスミさん?」
「おや……サクラコさん。こんにちは」
「ええ。こんにちは……それで……そちらの子は?」
「ああ、この子は……」
「僕新雲ラセツ! よろしくね!」
「えっ?! ……え? ……どういう……?」
「実は……」
ハスミはここに至った経緯を話した。すると、サクラコは納得は出来ないが理解はした様で……
「なるほど……事情は分かりました。……しかし、またミカさんですか……いえ、今回はティーパーティーの御三方ですね」
またかと言った風にため息を吐く。ミカが問題を起こすのは初めてでは無い。何度かラセツを巻き込んだ問題を起こしている
「ええ。……っと、少し失礼します」
自分の端末に連絡が入り、1度席を外すハスミ。その間に、サクラコは縮んでしまったラセツへと話しかける
「こんにちは。ラセツ君。私は歌住サクラコと言います。よろしくお願いしますね?」
「うん! よろしく! サクラコお姉ちゃん!」
「っ……フフっ……ええ。よろしくお願いします」
2人が自己紹介を済ませたタイミングで、ハスミが申し訳なさそうに戻ってくる
「すみません、サクラコさん。今正義実現委員会の方で戦闘を行っていまして……救援に行かなければなので、ラセツ君を頼んでよろしいですか?」
「ええ。構いませんよ」
「ありがとうございます。……では、ラセツ君。また今度」
「うん! バイバイ!」
手を振ってくるラセツに手を振り返すハスミ。振り返した後は、走ってどこかへと行ってしまった
「……さて、ではこちらの方へ行きましょうか」
「分かったー」
次なる犠牲者は……
うーん進んでなくて済まない。あとちょっとだから!許して!
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