転生男子生徒の貞操観念逆転キヴォトス   作:チキ・ヨンハ

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最近暑すぎてもう夏に感じる


夏だ!海だ!水着だ!その1

 

 

「海に! 行きたい!」

 

「どうした急に」

 

 いつものお茶会の最中、急にミカが勢いよく立ち上がり、そんな事を叫んだ。マジで急にどうした

 

「だって! 今は夏休みだよ!? なのに毎日同じ場所で同じメンバーで同じ様な事をしてる……有り得なくない!?」

 

「ふむ……確かに」

 

 夏休みに入って1週間程、やった事といえば課題をみんなでやったり、いつも通りお茶会をしたりだけだ。確かに夏休みにしてはいつも通りすぎるかもしれない

 

「まあそれは分かりますが……なぜ海に?」

 

「夏といったら海でしょ! ……それに、ナギちゃん」

 

 ミカがナギサを手招きで呼び寄せ、耳打ちをする

 

「海に行ったら、ラセツ君の水着見れるかもよ」

 

「っ!? ……なるほど」

 

 内緒話は終わったのか、こちらに顔を向けてきた

 

「ラセツさん」

 

「んあ?」

 

「海、行きましょう!」

 

「お前もか」

 

 一体何を吹き込まれたのか……。まあただ、海か

 

「……分かった。行くか」

 

「「!」」

 

「一応後でセイアも誘っておくか」

 

「やったー!」

 

 二人でハイタッチしとる……そんな行きたかったのか。うーん……ただなあ

 

「俺水着持ってないんだよなぁ」

 

「「!?」」

 

「おおん、どうした」

 

 俺の呟きを拾った二人が、もの凄い勢い……首が取れるんじゃないかと思う程の勢いでこちらに振り向いてきた

 

「買ってない……水着を?」

 

「うん」

 

「本当に……?」

 

「うん」

 

「じゃ、じゃあさじゃあさ! 私達が選んでも良い!?」

 

「いや、まあ別に構わんが……」

 

「「っ!」」

 

 固い握手を結ぶ要素がどこにあった。ただ野郎の水着選ぶだけだろ

 

「じゃあ早速行こうか!」

 

「うん……うん? え、今から?」

 

 早すぎない? なんでそんなにやる気があるん? 

 

「善は急げ。ですよ」

 

「そうかな……? そうかも……」

 

 ほなええかぁ……

 

 ……

 …………

 ………………

 

「みんなで海行くんだけどさ、来る?」

 

「急に部屋におしかけてきたかと思えば、随分唐突じゃないか」

 

 ミカとナギサに引っ張られて水着選びに行った後、俺はセイアの部屋におしかけていた。ちゃんとね、聞いとかないとね

 

「まあまあ。んで、来るか?」

 

「はぁ……海、か。分かった。行こうか」

 

「お? 随分素直じゃん」

 

 もう少し渋ると思ったんだけどな。意外だった

 

「君、というか君たちなら断っても無理やり連れていくだろう」

 

「分かってんね」

 

「まあ、なら最初から了承しておいた方が楽だろう。……それに」

 

 なんだぁ? 急にジロジロ見てきて

 

「なんだよ」

 

「いや? まあとにかく、日程が決まったら言ってくれたまえ」

 

「りょーかい。んじゃ失礼するよーん」

 

 そう言い残し、セイアの部屋を後にする。さー、セイアは誘ったけど、他にも誰か誘おうかなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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