転生男子生徒の貞操観念逆転キヴォトス   作:チキ・ヨンハ

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今回書き方いつもとちょっと変わっちゃってます!こっちの方が書きやすかったので!すみません!

あと更新遅れてホンマすみません!(2回目)
もう半年空いてたんですね……(絶望)



波乱すぎる文化祭 その3

 

 

「ついにやって来たぜ! 文化祭!!」

「いえ〜い!!!」

「お二人共元気ですね」

「逆にナギサはテンション低くね?」

「そーだよ! 文化祭! お祭りだよお祭り!」

 

 はーい! ということでとうとうやってきました! 文化祭当日! テンション高くねって? いや、そりゃこっち来てから初めてなんだぜ? そりゃテンション上がっても仕方ないってもんでしょうよ。

 

 いやー、ここに来るまで長かった。それはもう大変な道のり……でも無かったっすね、はい。というのも、うちのクラスの子達がなーんかやる気いっぱいだったから、準備とかは余裕をもって終わらせることができたんだよな。

 

 理由とかは分からんけど、まあやる気なくてグダグダ〜ってよりは断然良いと思うし、なによりみんな楽しそうだったから、まあ気にしなくていいかな。

 

「んで、他クラスの出し物見に行くだろ?」

「もちろん! あー、でもさ、私たちの担当の時間帯そこまで余裕があるわけじゃないし、あんまり回れないかもね」

「そうですね。と言っても、みなさん売店などが多いですし、一つ一つはそこまで時間はかからないでしょう」

「ふむ、確かに。ならまあ、一応近場で気になったやつから回ってくか」

「そーしよー!」

 

 流れで決まった文化祭巡り。まあ、トリニティ自体が広いから、近場って言ってもそこそこ距離あるんだけど。

 にしても、文化祭が出来なかった去年の三年生にはちょっと申し訳ないな。学校生活最後の文化祭、楽しみたかったろうに。

 

 今更気にしても仕方ないんだけどね、やっぱり学生のイベントって貴重だから、やっぱり少し気になるんだよなぁ。

 

「どうかしましたか?」

「あー、去年の三年生、文化祭やれなかったの俺のせいっぽいし、ちょっと申し訳ないなってさ」

「あぁ、なるほど。ですが、そこまで心配されなくても良いと思いますよ? 昨年の文化祭をとりやめにしようと言ったのは三年生ですし」

「え、そうなの?」

「ええ。キヴォトスに来て一年目の男子生徒、まだ慣れていないことも多いだろうし、大変だろう、と。その代わりのイベント事は用意されていましたし、本人達は文化祭が無くなったことを悔やんでいる様子はありませんでしたよ」

「へぇー」

 

 本人達が悔いなし、って言うなら良いんだけど。でも確かに、言われてみれば今年比べてイベント事は去年の方が多かったかな。そこら辺で採算取れてるっていうなら、まあ良いか。

 

 三年生良い人達だったなぁ、頼れる先輩って感じで。ぶっちゃけ俺が三年生の時にああなれるか分からん。多分頼られても役に立てないと思う。

 

 いやー、でもあと半年くらいで三年生なんだよなぁ。ここやる事多すぎて時間経つの早すぎんだよ。多分各学園の自治区回るだけでも結構な時間要る。うん、やべぇわここ。

 

「ラセツさん?」

「ん、ああ。悪い、ちょっとぼーっとしてた」

「大丈夫ですか?」

「大丈夫大丈夫」

「おーい! 早く行こうよ! 時間もあんまり無いんだしさ!」

「ああ! 今行く! 相変わらず元気だよなぁ。よしっ、行こうぜ!」

「あっ……は、はいっ」

 

 ま、考え事なんて後で良いわな。とりあえず今は文化祭を楽しまなきゃ損よ。

 さーて、どこから行くかなぁ。おっ、射的あんじゃん。

 

「なあ、ちょっとやってこうぜ」

「うん? え、射的? ラセツ君出来るの?」

「はっはっは、俺を甘く見るなよミカ。確かに俺は銃が使えない。だがな、実銃が使えないだけで、この射的用の玩具なら使えるかもしれないだろ」

「えー……、どう思う? ナギちゃん」

「わ、私に言われても……」

「まあ見てろって、こんなの余裕よ、余裕。すんません、これ一回幾らすか?」

「はいはい、……あっ、ラセツさんじゃないですか! 幾らってそりゃ、ラセツさんだったらタダで良いですよ!」

「いや、そりゃ悪いよ。流石に払うって」

「えー、そうですか? それなら一回100円です」

「はいよ。良心的だな」

 

 よーし、射的なんてやり方分からんけど頑張るぞい! ま、言っても玩具よ、そこまで難しいもんじゃないだろ! 余裕余裕! 

 

「───えーっと、0個ですね」

「あっれぇ?」

 

 前言撤回、余裕なんて烏滸がましい程の惨敗。おっかしいな、実銃が使えないだけだと思ったんだけど。

 くっそ、あんだけ言ったのにこれとか、クソ恥ずいんだけど。

 

「あっははは! どんな撃ち方したらあんな明後日の方向行くの!」

「何笑ってんだミカァ!」

「いやあれは笑うでしょ! あっははは!」

「クソォ! じゃあお前やってみろよ!」

「えー? 良いよ? 可哀想なラセツ君にお手本見せてあげる☆」

「はっ、どうだか!」

 

 くっくっく、あの銃は普段から慣れてるやつでも扱いきれねぇじゃじゃ馬だぜ。ああ言ってたミカだが、どうせ景品0で俺に泣きながら謝ってくるに違いない。

 こちらの世界へようこそ、ミカァ! 

 

「おお! 凄いですねミカ様! 全弾命中で5個ですよ!」

「あっれぇ?」

「ふっふっふ、どう? ラセツ君。ちゃんと見てた? これが銃の撃ち方、だよ☆」

「そ、そんな馬鹿な……!」

 

 一体どうして! 神よ! なぜこの様な格差を作ったのですか! これはあまりにもあんまりです! この俺が、ミカに手も足も出せずに完敗だなんて! 

 

「ひれ伏しなよラセツ君! これが私の力!」

「ぐあああああっ!!!」

「……どういう状況ですか? これは」

「あ、ナギちゃん。どこ行ってたの?」

「ええと、先に飲み物をと思い、あちらで買っていたのですが……」

「うわああああ!!!」

「ああ、これ? これはまあ、力の差ってやつかな」

「えぇ……?」

 

 






次回かその次くらいにはラセツ君に労働の楽しさを知ってもらいます、はい。
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