転生男子生徒の貞操観念逆転キヴォトス   作:チキ・ヨンハ

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んごぉ


2年目

 

 

 

 

「朝……か」

 

 いやあ清々しい朝ですね。しかし気分は最悪。なんと今日から春休みが終わり進級となります。……あ^〜後輩ができます後輩が。怖いっすねぇ……舐められてパシられる未来が見えますよ〜

 

「はぁ……学校……行くか」

 

 まあどうせ行く事になるんで早めに行って準備でも手伝いますかぁ……

 

 ……

 …………

 ………………

 

 まあ一年も経つと視線に慣れてくる訳ですよ。なんでこんなに見られてるのか分からんけど。

 

 まあそんな視線を無視し、やって来たのは我らがトリニティ総合学園。まあ他の人達と違い、俺は派閥争いとかには参加してない。だって政治分かんねぇし。それに勧誘とか無いしな。……もしかして俺が政治出来ないってバレてるから……? 

 

「ラセツ君おはよう!」

 

「おはよー!」

 

「ああ、おはよう」

 

 自分のクラスを確認する為に歩いていれば挨拶をされるんですよね。いや当たり前なんですが、みんなですよ? みんな。おかしくないか? だってあんま喋った事ない奴には別に挨拶しないじゃないすか、でも通る人、先輩も含めて挨拶されるんですよ? おかしいというか……まあ良いんですが

 

「あ! ラセツ君だ。おはよー」

 

「おはようございます。ラセツさん」

 

「ミカとナギサか。おはよう」

 

 クラスが張り出されている所に向かえば見知った顔が居ますねぇ……次期ティーパーティーの二人ですよ。一年前から結構仲良くしてますよ? 一緒に休日出かけたりしてたんですが……俺の家まで来るのは違うと思う。いや一緒にゲームしただけなんだけどさ? 危なくない? 我男ぞ。お前ら可愛いし危なくない? って言ったら呆れられました。俺が悪いんか? 

 

「お前らはクラス見たのか?」

 

「まだだよー」

 

「私達もこれから見る所でした」

 

「そうか。じゃあ一緒に行こうぜ」

 

「了解!」

 

「そうですね」

 

 さあ、これは大事ですよ……新クラスに友人が一人も居ないと詰みますからね! もうあんな思いしたくないですよ! ええ! 

 

「えーっと……俺の組は……」

 

「あ、私A組」

 

「私もですね」

 

「あ、俺も」

 

 良かったぁ! 結構仲良くしてる二人が同じクラス! 勝ったな。ガハハ

 

「本当に?! やったね!」

 

「ええ。嬉しい限りです」

 

「……そうやな」

 

 ミカがめっちゃガッツポーズしてる横で静かに喜んでいるナギサ……しかしその手は小さくガッツポーズをしていた。……分かるよ。幼馴染が同じクラスだと嬉しいもんな

 

「あー……こっから入学式やるのか」

 

「そうだねぇ……いやぁ、去年は凄かったね? ラセツ君がさ」

 

「そうですね……周りからしたら何事かと思いましたから」

 

「思い出させんな。あのせいで遅刻したんだから……つか、あの日結局お前らとも撮っただろ」

 

「あー……」

 

「……」

 

「……まあいいや。でも、今年はどんな奴が来るかなぁ……男とか居ない?」

 

 確かにトリニティ……というかキヴォトスの子達は可愛い。そんな子達に囲まれたら、まあ嬉しくはある。……だが流石にここまで同性が居ないと恋しくなるのが人間ってもんだ。男としか話せない事とかあるだろ? そういうのだよ。……とか考えて言ったんだが……

 

「いやぁ……無いでしょ」

 

「無いでしょうね」

 

「でぇーすよねぇ……」

 

 多分俺が特殊なだけで他に男子生徒は居ないんだろう。……いやぁ……悲しくなりますよ

 

「はあ……あ、着いた。ここか」

 

 とか考えてたら、教室に着いた。ま、今日はゆっくりしてましょうかね

 

 ……

 …………

 ………………

 

「──ー以上を歓迎の言葉とさせて頂きます。皆さんのこの学校での生活がより良い物になる事を祈っております」

 

 やあみんな! さっきまで教室でゆっくりしようとしていた俺だ! 因みに今は新入生の歓迎の言葉を言い終わった所だ! 

 

 いやおかしいよな? こういうのってあれじゃん? 生徒会長……ここならティーパーティーがやる事じゃないんか? 何で俺がやってる? 

 

 何か先輩が言うには

 

『いやあ……私が言うよりラセツ君が言った方が盛り上がると思うなぁ……』

 

 らしい。いやそうはならなくね? 実際さ、俺が登壇した時はなんかザワザワしてたよ? でもさぁ……喋り始めた途端にみんな黙っちゃったよ? 本当に俺で良かったの? 

 

「はあ……」

 

 ちょっと悲しい。いやめっちゃ悲しいなんか俺が滑ったみたいじゃん。

 俺この空気嫌いなんだよね

 

「いやあ! ありがとうね、ラセツ君! みんな驚いたと思うよ!」

 

 俺が裏に戻った途端、こちらに話しかけてくる先輩。いやお前がやれや

 

「はあ……そうですかね? みんな一般生徒が出てきて理解出来てなかっただけじゃないですか? 話し始めた途端黙っちゃいましたし」

 

「君を一般生徒と言って良いのか……? まあいいや! とりあえず、教室に戻って良いよ! 改めて、ありがとうね!」

 

「いえ、お気になさらず。では失礼します」

 

 ……

 …………

 ………………

 

「彼って何であんなに自己評価が低いのかな……? まあそりゃ黙るだろうよ。君の声を聞き逃さないよう必死なんだから」

 

 ……

 …………

 ………………

 

「ああ〜……終わったぁ」

 

 やっと学校が終わった……いやまじで疲れた……。

 

「おつかれー」

 

「お疲れ様です」

 

「いやー! びっくりしたよね! 急に先輩に連れてかれて!」

 

「あはは!」と笑うミカ。いや笑えねえよ。急に言われたから何言うかも考え付かなかったし

 

「そういえばさ、ラセツ君明日からまた休日だけど、予定あるの?」

 

「ん? ああ、明日はあるが……明後日は特に無いな」

 

「ふーん……じゃあ明後日出かけようよ!」

 

「ああ、良いぞ」

 

「私もご同伴して宜しいでしょうか?」

 

「俺は良いぞ。ミカは?」

 

「……うん。良いよー?」

 

 ……? 何かミカがナギサを睨んでるけど、何かあったんか? 喧嘩? 

 

「……ナギちゃん」

 

「なんでしょう?」

 

「くっ……」

 

 マジで何なんすか? 喧嘩すんじゃねぇ! ……ま、怖いから逃げよ

 

「じゃあ時間が決まったらグループに送ってくれ。じゃあな」

 

「あ……うん! またね!」

 

「お気を付けて」

 

 逃げる様に去って自宅。因みにまだ昼過ぎくらい。今日は早く終わったんすよね! ならやる事はひとつ! 

 

「金稼ぎの時間だ……やったぜ!」

 

 ……

 …………

 ………………

 

 じゃあ何すんのって話でしょ? んなもん決まってるよ

 

「おらっ! 大人しくしろ!」

 

 賞金首を捕まえんだよ! 当たり前だろ! 

 

 ……当たり前では無いね。まあなんでこんな事してるかって言うと、金もあるんだけど、手っ取り早く実戦経験を積めるんだよ。賞金首って事は結構やらかして、警察さんが捕まえられないくらいなんだから以外と強いんだよな。だから手っ取り早く良い感じの経験積めるって訳よ

 

「クソっ! 離せ!」

 

「離すわけねえだろ!」

 

 因みに俺は今仮面を着けてる。バレたら面倒臭くなりそうだからな。

 

 とりあえず今にも暴れ出しそうなこいつを縄で縛って担ぐ。まあ案の定暴れるんだが。

 

「痛っ……暴れんな暴れんな」

 

 痛えな……今胸思いっきりぶん殴られたぞ……んあ? 急に大人しくなった

 

「今の……感触……それにこの声……お前、もしかして男か?!」

 

「んあ? それがどうした」

 

 何か聞かれたから答えたら急に顔赤くして大人しくなったんだが……いや最初から大人しくせぇよ

 

「本当に居るとは……しかも、む、胸を………………」

 

「おい、どうした? …………き、気絶してる……!」

 

 どうしたこいつ……急に落ちやがって……まあ運びやすいから良いか

 

 あ、着きました。ヴァルキューレ公安局です。ここの知り合いに引き渡せばなんとかしてくれるから楽で良いっすわ

 

「Hey! カンナちゃん!」

 

「おや、貴方ですか」

 

 未来の局長、カンナさんやで? 凄いっしょ。トリニティ以外でも結構仲良くしてんのよ? 

 

「また捕まえたから、引き渡しに来たぜ!」

 

「はあ……お怪我等は?」

 

「ん? 無事無事。あ、でもさっき胸の辺り殴られたからちょっと痛いかも」

 

「……」

 

 さっきの事言ったらカンナちゃん黙っちゃった……口開けちゃってるし……バカっぽ

 

「……なるほど。ではとりあえず半殺しに……」

 

「おーいおいおい。バイオレンスバイオレンス。落ち着け」

 

 戻って来たかと思ったら急に怖い事言うね君……

 

「逆になんでそんなに落ち着いてるんですか?!」

 

「いや何かキレる要素あった?」

 

「胸ですよ胸! 殴られたって事は触られたんですよね?!」

 

「まあそうだけど。それがどしたん」

 

「いや! ……はあ。もう良いです。貴方はそうでしたね……」

 

 呆れられたんだが……遺憾ですよ。……何もしてないのに呆れられてちょっとイラッと来ちゃったぜ……俺は。ちょっと弄ってやろ

 

「何? カンナちゃん触りたいの?」

 

「なっ!」

 

 ほーれ顔赤くして怒ってる。まあ野郎の胸なんて興味ないやろ。別に触られても何も思わんし

 

「じょーだんじょーだん。そう怒んないの」

 

「くっ……!」

 

「まあ本当に触りたいなら良いけど」

 

「は……?」

 

「ま良いや! じゃ、口座振り込んどいてね〜」

 

 そう言い残し、俺は部屋から出ていく。さ、今日は帰ろ。……にしてもあの人弄ると良い反応するよなぁ……

 

 ……

 …………

 ………………

 

「あの人は……本当に……心臓に悪い……!」

 

 ……

 …………

 ………………

 

「お……?」

 

 公安局からの帰り道、自宅に戻ろうとしていた所、少し離れた所で銃声が聞こえる。まあいつも通りなんだが、あっちって通り道なんだよなぁ……

 

「しょうがねぇ、行くか……」

 

 着きました! ……えーっと……こいつぁ……どっかで見たことあるなあ……

 

「あら? 新しい獲物ですか?」

 

「あー……」

 

 ワカモかよ! 思い出したわ! これメモロビみたいな景色してんな! 

 

「通しては……くれないっすよね?」

 

「っ?! ……貴方……どこかでお会い致しましたか……?」

 

 ええ……会って無いっすけど……なんすか? 

 

「いや、会ってないと思うが」

 

「……失礼ですが、仮面の方を外して頂いても?」

 

 ……? 何かこいつ落ち着いてないか? いやまあそれに越したことはないんだが……

 

「まあ構わないが……これで良いか?」

 

 何なんだ一体……

 

「あ……あぁ……し……」

 

「ん?」

 

「し、失礼致しましたー!!!」

 

 ……ん? ……いや

 

「……えぇ……?」

 

 どっか行っちゃった……いやこれどうすんの? このままここいたら俺のせいにされんか? 

 

「……帰るか……」

 

 

 






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