年末に楽しんでいただければ幸いですわ。
小鳥遊ホシノを除くアビドス対策委員会の面々と先生は、柴関ラーメンを爆破した主犯である便利屋68と戦い、一旦の勝利を収める。
しかし、その直後にゲヘナの風紀委員会が現れ、対策委員会に当たり兼ねない位置を爆撃して便利屋68を倒し、その上で規則違反者である彼女らを捕らえるために来たと語り、その対応を先生らは迫られた瞬間の出来事であった。
轟音の後に廃ビルが倒壊して来た――アビドス・便利屋68・ゲヘナ風紀委員会の目の前で起きた光景はそれである。
「は……? ――退避! 退避しろ!?」
風紀委員会の斬り込み隊長である銀鏡イオリは、一瞬呆けた後にそう檄を飛ばした事で、気絶している便利屋68は対策委員会が運び、三者は事なきを得た。
そして、ビルを中心に土煙が巻き起こる中、破砕音に近い轟音とショットガンの発砲音が響く。
「あれは――」
イオリと同じく風紀委員会の火宮チナツは、土煙の中で明らかに交戦している影を確認し、次第に土煙が収まった事で、その全容が明らかになった。
『お馬鹿は死ななきゃ治らねーですわねぇ!?』
片方の生徒はヴァルキューレの制服にガスマスクを着けた青髪の長身――バルバラ揚野ヒカリである。
「必ず! あなたを救護します!」
そして、もう片方の生徒は、バルバラと似たような青髪をして髪と同じ色の翼をしたトリニティの生徒――"蒼森ミネ"その人であった。
元トリニティのパテル派のトップであり、ゲヘナ万魔殿前議長にして、現在はゲヘナ分校ディーテの独裁者であるバルバラ。そして、トリニティ総合学園の救護騎士団の団長にしてヨハネ分派の首長であるミネ。
その二人が真正面からアビドスで争っているという異常事態にチナツは"えっ……あの……どうして?"と疑問まみれになり、完全に思考が停止した。他の生徒たちと先生も困惑するばかりだろう。
『ですから私は! キヴォトスの平和のためにすると言っているではありませんか!?』
「自分たちが正しいという思い込みや正義が暴走してこそ被害は生じます! 今のあなたのように!」
『オホホホ! おうるせぇですわァ!! 鏡を見なさいな!』
跳躍により空へ舞ったミネはライオットシールドごとバルバラへ突撃し、全体重を乗せたシールドバッシュを放つ。
『――ッ! 丸見えですわよ!』
「くっ……!?」
しかし、バルバラはミネの突撃を抱え込むように受け止め、数m後退しつつも身体を捻り、ミネを後方に投げるように弾き飛ばす。
そして、受け身を取ったミネ目掛けて空を掴むように片腕を伸ばすと、その手がネオンサインのように淡く輝き出した。
『ぶっ潰れなさいませ!』
次の瞬間、バルバラの腕から正面に集中させた波動が放たれた。実際、他の生徒にはそうとしか認識出来ない現象が起きたのである。
「全力で……救護を!」
祈るように瞳を閉じたミネの身体が輝き、その直後に桜色の波動を放つ。そして、殺到したバルバラの波動と拮抗しつつ周囲の廃ビルの瓦礫を跡形もなく消し飛ばす。
さも当たり前のように救護と例えられた何かで対応して来たミネの光景に回りの生徒と先生は宇宙猫と化した。
「ふんっ……!」
しかし、バルバラの光線は相殺し切れず、ミネまで届いたが、それを彼女はライオットシールドを振り
結果として、ミネの波動を突破して威力の落ちたバルバラの波動は盾を沿うように受け流され、それが近くにあった別の廃ビルの2階部分に当たり、結果として波動が爆発し、1階と3階部分を巻き込んで跡形もなく消滅した。
そして、支えをダルマ落としのように失ったビルは、道路沿いに向かって倒れるのであった。どうやらこのようにさっきの廃ビルは倒壊して来たらしい。
間髪入れずにどちらからともなく接近すると、片やメリケンで撲り掛かり、片や盾とショットガンで殴打し始め、それぞれの攻撃でアスファルトが割れ、地響きが起き、大気の震えが伝わる。
『厳密にはこの区画は違いますが、この一帯はアビドス自治区でしてよ! トリニティの首長としての影響を鑑みて、少しは冷静に――』
20cm以上の身長差から振り下ろされるバルバラの片腕の拳をミネは盾で受け止め、弾の出る剣のように使われているショットガンの銃身がもう片方の腕の手首を撃ち据え、そのまま内側に銃口をスライドさせる。
マズルフラッシュと共にショットシェルが吐き出され、バルバラの胸部にヒットしたそれは、彼女を一歩後退させ、続け様に一切の躊躇なく銃撃した。
「関係ありません! ここであなたを救護しなければ、比較にもならない被害が出るのは明白でしょう! キヴォトスの平和のため……絶対に逃がしません!」
『ぎっ――!?』
弾倉に残る最後の一撃で、ミネはバルバラの体勢を崩し、出来上がった隙にライオットシールドの角を突き刺すように胴体と首筋に叩き付け――それをバルバラは身体で受けながら片腕で盾を押さえ付ける。
『口を慎みなさい……!』
「――――!?」
そして、盾を身体に差し込まれながら伸ばされたもう片方の腕はミネの頭部を掴み、そのまま捻じ伏せるように地面を殴り付けた。
アスファルトが張り裂けると共にミネの頭部は半分ほどアスファルトに沈み、更に頭部を擦り下ろさんとばかりにコンクリートをなぞり、真横にあった廃ビルの瓦礫にミネを背中から叩き付ける。
『歯ァ食いしばりまして!?』
「ぐぅっ――!!!?」
更に弓を引くように腕を振りかぶって放たれたバルバラの拳が、ミネの顔面に直撃する。瓦礫と板挟みにされた結果、瓦礫が耐えられずに爆散し、勢いのままにミネは数十m吹き飛んだ。
『いい加減、本家の最高傑作足るこの
「く……ぁ……まだ……!」
どうやらバルバラの方が優勢らしく、明らかにミネの方が押され始めている。対策委員会の方へ飛ばされたミネは身体を起こそうとするが上手く行かず、脳震盪で意識が朦朧としているようで切れかけの蛍光灯のようにヘイローが点滅していた。
"バルバラ! もう、いいんじゃないかな!?"
『あァん? 先生……?』
すると先生がミネを守るように前に立ち、50mほど先にいるバルバラと対峙し、先生の周りに対策委員会の面々も並ぶ。
彼女は動きを止めてそれを面白くなさげに眺め、"この辺りが潮時ですわね"と溜め息混じりで呟くと、居住まいを正して先生が知るような態度に軟化し、優しげな雰囲気へと戻る。
『オホホホ。先生、姉妹喧嘩のようなものに首をツッコむとろくなことになりませんわよ? 互いに殺さない程度の領分は弁えておりますわ』
"えっ、姉妹……?"
『
先生はバルバラとミネを交互に見る。そう言われれば、両者は天使で髪や翼の色合いが似ており、バルバラほどではないにせよ、ミネも背は高めだ。その上、何故か戦闘で格闘戦をしており、妙な波動や光線を放っている。
"ならバルバラもミネみたいに綺麗で可愛らしい顔立ちなの!?"
『ええ……。それ今聞きますの? まあ、並んでると姉妹のようだとは時折言われますが』
「かわっ――!?」
自身のガスマスクを指で少しずらすバルバラと、身体を回復させつつ先生の話を聞いていたミネが一部に反応する。
既に両者が戦うような雰囲気では無くなっており、このまま、話し続ければ戦闘を止められると、先生は更に会話を広げようとし――。
「そこまでだ! ディーテ理事ともあろう者が何をしている!? それ以上動くとお前が懇意にしているそこの
『………………』
ゲヘナ風紀委員会の銀鏡イオリが未だ伸びている便利屋68の面々を一瞥しつつバルバラの後頭部に銃口を突き付け、風紀委員会の一般生徒たちがバルバラの周囲を半円状に取り込んだ事で再び戦場の空気を取り戻す。
どうやら流石にトリニティと元トリニティの乱闘を見兼ねたイオリによる判断のようだ。
"動くな!"というイオリの制止も聞かず、バルバラは彼女の方へと振り返るとそのまま口を開く。
『お黙りなさい。そちらが言えた義理ですか?』
「――――!?」
嘲笑にも近い遥かに上から見下される感覚と、理解できないほど圧倒的な存在による威圧。それは奇しくも空崎ヒナという存在を知り、慕いつつも畏れている節もあるイオリを萎縮させるには十分過ぎるものであった。
『高々、自校の組織犯罪集団寄りの部活を捕らえる程度の理由で、他校の自治区境界近くで一個中隊規模を投入しての戦闘。そんな暴挙をおクソ真面目なヒナちゃんが許すとでも? 貴女方帰ったら大目玉ですわよ?』
「えっ……そうなのチナツ? だってアコちゃんが……」
「それは……その……」
『まあ、そちらの某バカみてぇな服を着て手枷とカウベルをした陰謀論者で被虐癖のヒステリー女さんのせいだというのは伝わって来ますわ』
イオリの問う言葉と視線に口籠るチナツ。聡明な彼女ならどうなるかの予想は付いたであろうが、言い出せない様子と言える。
ヒナに怒られるという事に他の風紀委員会の一般生徒もざわめき出し、困惑や躊躇の色が明らかに見て取れ、統制を欠き始めた。
『まあ、それはそれとしまして――』
「あ――?」
次の瞬間、銃口を突き付けていた筈のイオリはバルバラの姿を半ば見失う。
それが静止状態からの爆発的な加速で引き起こされた事に気付いた時には、既に一般生徒の一人の眼前に居る。
「えっ……?」
『引き金が重めぇのでしてよ』
「――――ぎッ!?」
一般生徒に一撃でヘイローが消失するほどの威力のボディーブローが放たれ、瞬時に無力化されると共にその生徒が使っていたアサルトライフルを奪い取った。
凶行に漸く反応したイオリがスナイパーライフルを放つが、バルバラはそれを瞬発力のみで容易く避け、更に放たれた銃撃は、すれ違いざまの一般生徒の首を片手で掴み上げてそれを盾にして受ける。
「ひぁッ……銀鏡先輩――助けっ!?」
「お前ッ!?」
『ゲヘナのクセに射撃警告なぞ生温いですわ。それから、人質を使うということは人質が効くということですわね?』
「――ぷぎゅっ」
盾にしていた一般生徒を首を素手で捻って絞め落としてからイオリへ投げ捨てる。
遅れて対応して来た他の一般生徒の銃撃が来る前に、至近距離にいる一般生徒二人の頭部をそれぞれ銃撃して昏倒させると、アサルトライフルを投げ捨て、昏倒させた者が持っていたショットガンとアサルトライフルを拾い上げ、それぞれの手に持つ。
『おクソうぜぇモノは全てぶっ潰す! 欲しいモノは奪い取る! 貴女方がアビドスやアルちゃん社長たちにしようとしたように暴力で全てを黙らせる! それこそがゲヘナのやり方――』
そして、手当たり次第に一般生徒たちを襲い始め、その対処を風紀委員会は余儀なくされたが、バルバラの高過ぎる個の戦闘力と絶望感から来る恐怖が自分たちが風紀委員長と半ば崇める人物と重なる。
『学園理事をナメんじゃねぇですわよ……!』
それにイオリが全く対応できていない時点で結果は見えているだろう。
次々と他者の銃器を強奪しては使い捨てながら戦場を縦横無尽に駆け回り続け、怯むどころか一瞬足りとも攻撃の手を止める様子のないバルバラは、最早天使という名の悪魔であった。
「やはりこうなりましたか……私が救護できなかったばかりに被害が拡大して……!」
先生がどうしたものかと考えていると、脳震盪から回復したミネが片膝を突いた姿勢から勢いよく立ち上がる。そして、転がっていた自身のショットガンとライオットシールドを拾い上げる。
"ちょっと待ってくれな――"
「救護を、執行いたします! あなたには救護が必要です!」
先生の言葉は耳に入っておらず、飛び立つように突撃して行った。
そして、すぐにバルバラと激突――。
「救護の邪魔です!――いえ、あなた方にも救護を!」
「うわぁあぁぁ!?」
「なんだコイツ!? なんなんだコイツら!?」
――すると思いきやその手前にいた風紀委員会の一般生徒が、ライオットシールドで激しく殴られて昏倒し、イオリが悲鳴にも似た声を上げた。どうやら火災が起きている家屋がある場合、その周りの家屋を全てなぎ倒せば火の手は収まるという発想のようだ。
"ええ……"
救護とは何かという根本的な概念を破壊されている先生は困惑の声を上げ、バルバラがキヴォトストップクラスの問題児であると言われていた事を思い出し、それを否定出来ない気もして来たのであった。
「あば……あばばばばば……!!」
「どうする社長? このままだと、ディーテ理事がこの一帯を破壊し尽くすよ? 多分、最初は社長が原因で」
「とっ、止めるわよ……! ヒカリ先輩は楯突くものをわからせない限り絶対に止まらないわ……!」
いつの間にか、回復していたようでバルバラたちが引き起こす惨状を便利屋68の面々も止めるらしい。アルの話の限り、先生もよくは知らなかったバルバラの生態が一部のゲヘナ生に知れているようだ。
"ごめんねみんな! バルバラを止めるのを手伝って貰っていい?"
「ん。わかった」
「先生も大変ですねー」
《このままでは、アビドスが粉々です!》
「どうして、シャーレの人なのにこんなことになるのよ!?」
セリカのご尤もな言葉に先生は頭を痛めつつ、とりあえず、アビドスで怪獣2匹が暴れ続けるのは、問題しかないため、先生と対策委員会の面々は事態の収拾のためバルバラを止めるのであった。
先生&アビドス&便利屋 VS ミネ VS バルバラ VS 風紀委員会(ヒナ抜き)
勝手に戦え!(クソ映画)
〜 用語 〜
蒼森ミネ
ヨハネ分派の首長なのにほぼ政治に関わらず、救護騎士団団長をしているバルバラの
バルバラ揚野ヒカリ
聖女バルバラの末裔なのにゲヘナ分校ディーテ学園理事をしているミネの再従姉妹のようなもの。並ぶと姉妹に見える程度に容姿が似ている透き通った美人。エレガント装甲を有するためヒナ並み(便利屋業務日誌)に硬く、自分のHPをわんさか回復するし、拳で殴ったり、当然のように波動とか放つ。頭救護(本人否定)。鎌倉武士。メガトロン。
〜 読まなくていいところ 〜
コラボでブルアカ始めてから最近天井しかしてねぇですわ!(ブチキレ)
水着エイミ 天井
バニーネル 天井
ハレキャン 天井
キャンタマ 天井
神秘戦力がすり抜けたイロハさんでゴリ押すしかなかったので、ハレキャンとキャンタマの時にわっぴーとハルナさんとノアさんが来てがギリギリ許してましてよ! ちなみにアコ(呼び捨て)もすり抜けてますわ! ピックアップありましたけどエイミさんのおっ◯いで天井する羽目になったのでまだ無知ですわ!(⑨) 引いてから一度も水着エイミさん使っていませんわ!(諸行無常) 百花繚乱はえりーとさんだけいませんわ!(謎報告) バニーで一番エロいのはネルさんですわ!(迫真) 私のメモロビ童貞はアコに捧げましたわ!(実話)
このゲーム私に適性があり過ぎて楽々お金が溶けて逝きますわー!(血反吐)
うわぁんもう終わりです! いっそのこと評価がほしいです!