【GTA】の2日目。真紀さんたちが所属するギャング集団『ドラッカー』をリスポーン地点にしてしまったために、入る時間の問題もあってすでに『ドラッカー』所属の女性Vtuberさんたちがいたので挨拶をする。
個人勢で参加できるのは何で企業所属じゃないんだって思うほど登録者がいる人だけ。それ以外の人は基本企業所属だ。聞いたことのあるVtuber事務所だったので、あの事務所かなど思い当たって会話ができた。
あとは真紀さんとログインする時間を合わせたのもあって、外部協力者のような扱いに。連絡先の交換だけして病院に戻る。
救急隊なのでとにかく治療するばかりだ。まだ2日目ということと、今日からログインする方も多かったので、チュートリアルや死亡事故も多く、やることはてんこ盛りだった。遠くの蘇生に向かって、そのついでに飲食店に行ってみて、面白そうなものがあれば買ったり、他の配信者の方と交流をしたりって感じだ。
それと『ドラッカー』に協力することになったので、変なものは渡されていないが隠れ家が欲しいなと思って不動産屋を頼ることに。紹介されて運営さんの1人に手頃な物件を頼むと、救急隊で家を買うのは珍しいと言われた。
昨日最後の治療で遠出をして、リスポーン地点に中々帰れなかったので、郊外に1つガレージ付きで欲しいとお願いした。ガレージだけで100万するようで、中の内装と広さは適当で良かったので合計200万の出費。車を買ったようなものなので、まあ必要経費だ。
これで何かあっても大丈夫だ。家の中には家専用のアイテムボックスがあり、これは家主の俺にしか開けられない。何か困ったものを押し付けられたらここに入れるようにしよう。
この【GTA】は自由度が高すぎて、コラボ商品などがある。それで他のゲームの着ぐるみを切れたりする。どこか見覚えのある有名なフリーゲームの片手が大きなキャノン砲になっている青い恐竜とか、宇宙人狼の宇宙服などが着れる。
その格好を初めて見た時、驚いた。救急隊は白衣がマストだから、そういう遊びができないんだよなあ。
あまりにも多い死亡通知に、コメント欄へ愚痴る。
「というか、皆さん死にすぎでは?お金が貯まるのは嬉しいですけど」
『まだ日が浅いし、リリみたいに今回初参加の人も多いだろうから』
『むしろ金がなくて餓死が発生しやすい時期だぞ』
『ギャングって犯罪に使うツールがなんだかんだ高くついて、そんなに儲からないからなぁ』
『銃弾とかも買わないといけないし。この世界で金が余るのって救急隊くらいじゃね?』
『というかリリがあんまりメカニックとかにも行ってないから金が余ってるだけだぞ。普通もっと事故ってて、メカニックに行く回数増える』
車もボコボコになったら修理のためにメカニックに行かないといけないんだけど、無理な運転をしないようにしているから、そこまで事故らない。マップを見ながら操作画面を見るくらいなら全然苦じゃないし。
多分ほとんどの人がスピードを出しすぎてるんだよな。俺は信号無視以外は危険な運転をしていないし、警察みたいにカーチェイスをすることもないから、救急隊なんて全然車をダメにしない職種だと思うんだけど。
本当の初心者っぽい人にはストレス軽減のアイテムをあげたり、コンビニや近くの飲食店まで連れて行ったりというサービスも行なった。そうでもしないとゲームを楽しめずにずっと死に続けることになりそうだったからだ。
犯罪を犯した人を、警察署に連れてきてそこの牢屋で取り調べをしたりするんだけど、その後監獄に送る前に犯人を蘇生しなければならない。そうじゃないと遥か彼方で動けずに詰むからだ。収容された犯人の蘇生にやってきたら、治す相手が歌い手さんで、俺のことを知っていた。
「えー、リリさんってもしかしなくても『手乗りドラゴン』の作曲家⁉︎あんなキャッチーな曲、こんな男の人が作ってるなんて思わなかった!」
「作詞した霜月さんもこの街に来ているので、どこかで会えるかもしれませんね。ギャングをしてますよ」
「へー!歌ってる水瀬さんは?」
「あの子は高校生なので、ド深夜にやってるこのゲームに参加できないんですよ……」
「え、マジもんのJKなの?パネぇ……」
男の歌い手さんでも知っているほどバズったらしい。女性の歌い手さんから結構な数の歌う許諾が届いているとは聞いている。あとはプロのダンサーの方や、同業者のVtuberから。
よっぽど問題になっている人じゃなければ許可した方が宣伝になるので、エクリプス側は割と寛容だ。色々な人が踊っているのは知っているけど、まだ歌ってみたは見ていない。そんなにすぐ収録して動画サイトに上げるなんて難しいだろう。
歌い手さんの集団だったのか、色々な歌い手さんが運ばれてきた。銀行強盗で人質を用意せずに警察と銃撃戦になって負けたらしい。
歌い手さん界隈でも『手乗りドラゴン』は有名だった。そのせいで作曲家だと紹介されて面映かった。
順番に治療していたので、雑談が続く。
「最近Vシンガーも見るようになったよな。Vtuberと同じようなアバターを持って歌ってる人」
「そういう方って歌専門なんですか?」
「いや?ゲーム配信とかもしてるよ。主戦場が歌ってだけじゃないかな?前回は【GTA】やってた人もいたし」
「へー」
Vtuberでも主な配信が歌枠と雑談枠で、ゲーム配信が稀な人もいる。事務所が音楽関係なのか、それともその人の主張なのか。
主義主張はそれぞれだ。
歌い手さんはアイコンだけ画面に映して配信をすることもあって、顔出しをしない人もいるが、ほとんどの人は顔を出している。ルックスで売っている人もいるらしい。芸能人かな。歌い手さんからVtuberに転向した人もたくさんいるようだ。
歌い手さんはこれまでの人生であまり関わってこなかったので、貴重な話を聞けた。お世辞でも俺が作った曲を歌ってみたいと言ってくださったのは嬉しい。
波が去ったのか、落ち着いた頃に病院に戻って雑談をしていた。エクリプスを知っている人もいれば、『手乗りドラゴン』を知っている人もいたので雑談のとっかかりには困らなかった。死亡通知も減ってきた頃、自由行動として出掛ける人もそこそこ出てきた頃。大量の死亡通知が来た。銃撃戦でもやってるのかと思うくらい通知が連続で来たので行く準備を進めていると、院長のナナホシさんがこっちにやってきた。
「大型犯罪だって。飛行機ジャックで空港がヤバいみたい。現場に着いたら警察の人を治してあげてね。で、多分到着する頃には乱戦も治まってるとは思うけど、巻き込まれて死なないように」
「はーい」
2日目で大型犯罪起こすのは結構早い方らしい。ギャングを結成して間もない頃には武器が全然ないので、普通に警察に押し負けるのが常だとか。乗せる人もいるかもしれないからと、救急隊はそれぞれの車で向かった。
現場に到着すると、ギャングも警察もとにかく死屍累々みたいな状況だった。警察は警察官の格好を、ギャングはそれぞれ同じ色の服装に統一して誤射や巻き込みを避けるための施策をしているらしい。
警察官の方を優先して治療する。というか、犯罪者を起こすのはここでやったら逃げられるため絶対にやってはいけないと厳命されていた。
「すみませーん、救急隊でーす。警察官の皆さん、助けに来ましたー」
「こっちでーす!ありがとうございまーす!」
順番に治していく。警察の方は安く済ませるために院内を希望されたので、ストレッチャーで運ぶ。ギャングの人も倒れているが、その人たちは警察の生きている人が運んでいく。いや、あれチュートリアルっぽいな。多分闘いには参加していないんじゃないだろうか。
病院まで結構距離があったので、運んでいる警察の人たちに話を聞いてみる。
「勝敗はどうだったんですか?」
「7:3で警察の負けかな。金持ちっていう、換金できるアイテムを持って逃げた人を捕まえたって連絡が来ていないから、勝敗的には完全に警察の負け。その代わりほとんどのギャングをあそこで倒したから、純粋な勝負って意味ではそんなに負けてないかな」
「3つくらいのギャングが徒党を組んでたっぽくて、数は向こうの方が多かったの。しかもまだ2日目なのにドラッグっていうブーストアイテムも使ってきて……。警察に【GTA】に慣れている人が多かったからなんとかなったけど、相手が強すぎたよ〜」
「へー。よくわからないですけど、大変だったんですね」
『ドロッセルたちのせいやんけ』
『やっぱ初日にドラッグを作れるのはダメだって。ゴミ漁りしまくったんか?』
『タクシー運転手だと薬のレシピがNPCからもらえるんだっけ?』
『売った時点で利益が出るから、今頃但馬とかウハウハ顔してるんとちゃう?』
コメント欄は絶対に読み上げない。ドラッグの流通場所について警察に漏らすほど残念じゃないぞ。
警察には『ドラッカー』のことを絶対に言わず、院内で治療してそのまま警察署まで送り届けた。麻薬ってそんなに強いんだと思っていたら、その『ドラッカー』から連絡が来た。警察署で時間がかかったと言えば大丈夫だろう。
『ドラッカー』のアジトに着いて、そこでまた実験をしていた人の治療。デメリットが出血が止まらなくなることと、転びやすくなる薬ができたらしい。メリットは聞かないでおいた。
このゲーム内では但馬さんに初めて会ったのでそのまま挨拶をする。
「但馬さん、お疲れ様。但馬さんもゴミ拾いとかやってるの?」
「リリ先輩!お疲れ様です!わっちはどちらかというと、NPCのタクシーを襲撃して薬のレシピを奪ってるだけですよ?」
「いやいや、かなりのワルだよそれ……」
『そんなのアリ?』
『薬のレシピってタクシー運転手でNPCを乗客として乗せたらランダムで貰えるんじゃなかったっけ?』
『タクシーもNPCなら銃を突きつければ襲えるか?』
詳しく聞くと、タクシー運転手は職業なので今回プレイヤーには解放されていない。だからタクシー運転手になってレシピを集めるのは実質不可能。
だからタクシーを狙って銃を突きつけて脅すことでタクシーの鍵を貰えて、それでトランクを開けるとあら不思議。NPCたちが使わない薬のレシピがトランクにたくさん入っているじゃありませんか。
そういう手段らしい。
「え?じゃあタクシーが通るか出待ちしてるってこと?」
「タクシー会社がマップにあるんですよ。それは非公開情報なので探し当てないといけないんですけど、そこに帰ってきたタクシーか、出ていくタクシーを狙って脅せばレシピ大量ゲット!というわけでして」
「それって警察にばれたりしないの?監視カメラとかあるでしょ?」
「警察なんてザルですよ。事件が起きないと監視カメラとか見ませんし。巡回している警察も少ないので、警察の人数が少なかったり、大型犯罪に気を取られている内に動くんですよ」
「そんな攻略法もあるんだなぁ」
ちなみにこの攻略法は運営さんに確認して、やっていいと許可をもらっているらしい。タクシー会社を見付けるのが運。必要なレシピを持っているかが運。そういう運だらけなので許可したら、乱数に打ち勝って初日に1種のレシピを集めてしまったらしい。
今では人数も増えたのと、タクシー会社の場所が割れたので既に5種類のドラッグを生成できたらしい。それでもまだわからないレシピが残っているようで、タクシー会社に張り付く人と、ゴミ漁りをする人と、薬を作るための材料集めをしたり、生成をしたりする人で分かれているらしい。
真紀さんは生成と実験係のようだ。だから俺が呼び出されて治している。
ドロッセル先輩には会えなかったものの、他に初めましての方もいたので挨拶をして病院に帰る。病院に着くと、ジョン先輩がいた。仲間もいるらしい。飲食店に割り振られたからホストクラブをやるんだっけ。
「ジョン先輩、お疲れ様です」
「リリ!会いたかった、君を勧誘しに来たんだ!」
「え〜……。もしかして、ホストへの勧誘です?」
「おや、話が早い。そう、ホストの勧誘。オレと一緒にホストやって大金稼ごーぜ!」
「あんまりお金に困ってないんですよね」
というか、救急隊って副業OKなのだろうか。人数が足りないってナナホシさんが嘆いているのに。
そのナナホシさんが突っかかってくる。
「ちょっとジョンさん!救急隊から人員を引き抜かないでください!しまいには付き合ってもらいますよ⁉︎」
「その雑な当たり芸はやめなって。リリを借りるのは1日2時間まで。期間限定ホストの方が売れる!ナナホシも客としてお金を落としてよ。良い男が甘い言葉を吐いてくれるぜ?」
「ホスト……。あの、愛してるゲームとかやったり……」
「ドンペリ入れたらキャストによってはやってくれるんじゃね?」
「行きます!!!!!」
『今日イチの大声』
『本気すぎる……。これがパステルインクの売れ残りかぁ』
『売れ残りはやめろ、マジで』
『あのぉ、ホストですよ?いくらゲーム内通貨とはいえ……』
ナナホシさん、本気すぎやしないだろうか。多分そのホストさんは結婚してくれないと思う。それかゲーム内で結婚してくれるだけで、現実では結婚してくれないんじゃないかな。
それに好きとか愛してるって言葉もとても軽いものだと思うけど。
「リリ、明日からお店やるから暇なら連絡して。連絡先交換しよーぜ」
「連絡先ですね。僕がホストやっても売れないと思うんですけど……」
「いーや、いけるね!なぜならこのサーバーには仔鹿ショームがいる!」
「ショームさん?いや、だからって僕にお金を落とすとは限らないのでは?」
「コラボしてた時、割とショームがメロついてたじゃん。いけるって」
そうかなぁ。レインボードロップスで数少ない知り合いってだけで、別に大金は払ってくれないと思う。
スマホを操作して連絡先を交換する。ついでに普通に食べ物とか押し売りしてきたので買っておいた。
同業他社としてキャバクラもできるらしい。良いのだろうか、そんなに破天荒で。
ジョン先輩たちも帰って行ったところでナナホシさんから今は7400辺りに近付かないようにと厳命される。なんだろうと話を聞いてみると、パシフィックというとても大きな銀行を襲撃するという大型犯罪が起きるらしい。
ちなみに難易度は最高ランク。2日目にやるものではないようだ。それが10分後に始まるようだ。
大型犯罪はものによっては事前申請が必要なようで、パシフィックは必須の犯罪らしい。路上を封鎖する必要があるためにそういう措置が必要ということだ。
とはいえ、死亡通知が来てしまったので仕事に向かう。しかも結構遠い場所だ。行ってみよう。3348とか、海の方じゃないか。そんなところで事故で死んだんだろうか。
もしかしたら近くに救急隊がいるかもしれないので、一応トランシーバーで確認をする。
「3348向かいまーす。近い人いないですかね?」
「行っちゃって良いよー。多分あんな僻地に行っている人、いないだろうから」
ガレージから車を出して7400を通らないように向かうと、真紀さんから電話があった。なんだろう、このタイミングで呼ばれると厳しいかもしれない。
「もしもし、霜月さん?どうかされました?」
「リリくん、3348の救助に来られない?ウチのチームの子がやらかしたみたいで、警察とか他の救急隊にバレたくないんだよね……」
「あ、ちょうど良かったです。僕が向かってますよ。直接3348に行かないほうがいいですかね?」
「えーっと……。3380に来てくれる?そこまで運ぶって」
「わかりました。あとこれは雑談なんですが、あと少ししたらパシフィック?とかで大型犯罪が起きるらしいですよ」
「パシフィック⁉︎2日目なのに⁉︎あ、でもそれなら密売人に売るチャンスかも?ありがと、ドロッセルさんに相談してみるね!」
雑談をギャングの人として、結果として『ドラッカー』が得をするのは、まあ良いだろう。協力者だし。警察が大動員されるって小耳に挟んだだけだから。
俺としてはタクシー会社の襲撃をするチャンスとしか思ってなかったけど、作った薬でも売るのだろうか。
3380に向かうと、立っている人が1人と倒れている人が3人いた。
「救急隊のリリです。救助に来ました」
「協力者のリリさん?初めまして、スターティンクルのミヘッシャ・デ・ニーズです。ご足労おかけしました」
「いえいえ、秘密にしたい場所だったんですか?」
「麻薬の製造場所で……。間違った分量にすると爆発してしまって、3時間はそこの施設を使用できないんですよ。それを警察に知られないように少し移動したわけです」
「なるほど?」
生成班がいるとは聞いていたけど、この人たちがそうなのだろう。一応病院にも知られているので院外の蘇生治療で請求を切った。レシピの最後の素材がわからなかったために試しで入れちゃう?という悪ふざけをしていたら誤クリックで材料を入れてしまい、爆発したようだ。
死因は見事に3人とも焼死。素材も無駄にしたようで勿体無い。しかもアイテム欄に普通に薬の素材となる花や出来上がった麻薬があったようで、警察に見付かった瞬間に罰金と逮捕、アイテムの全没収だったらしい。
パシフィックが起きていて良かったんじゃないだろうか。その準備で警察は警察署からあまり動けないだろうし。
治療した後は自力で帰れるようで、別々に帰った。警察に見付かったとしても、知りませんでしたで通せる。かなり遠方だったのもあって、パシフィック襲撃は終わっていた。
今度は警察の勝利で、金品を盗むために必要なミニゲームを失敗してしまったらしく、ギャングと警察は全面抗争。警察を全滅させれば一応勝利扱いで金品を手に入れられる予定だったらしいが、全滅させられたようだ。
今回の警察は経験者が多く、もしくはFPS経験者が多かったようで武力的には警察に利があったらしい。ギャングの治療に当たった人は薬物使用者が多かったようで、かなりの大金を巻き上げられたようだ。
ギャングは死んで捕まると警察に払う罰金と、救急隊に払う蘇生費で二重支払いになるのが厳しい。銃とか弾丸も没収されて、リターンはなし。お金の支払いも発生して一気に借金生活になるんじゃないだろうか。
パシフィックをやるなら、装備も十分以上に用意して、それこそギャングをいくつも統合して、それで練度を上げて挑まないと警察にやられるくらいに難しいようだ。ドラッグというブーストアイテムがあったからギャングたちは強気に出られたんだろうけど、ステータスを上げただけじゃどうにもならなかったらしい。
ギャングは『ドラッカー』から借金をしてまで麻薬を買っていたらしく、大損したらしい。儲けた側の『ドラッカー』は密売人に麻薬を大量に売りつけて大金を更に得たと後から聞いた。
麻薬を売ると警察に通知が大量に届くようで、パシフィック中に麻薬を密売されたら対応できなかったようだ。それにその通知がうるさくて操作をミスって死んでしまった警察もいるらしい。大量にアラート音が鳴ればビックリもするだろう。
今回のパシフィック、警察と救急隊も稼げたが、パシフィックに参加していないギャングが細々とした犯罪をしても邪魔をされずに結構稼いだらしく、最も稼いだのは『ドラッカー』だろう。麻薬の密売で1人5000万とか稼げるらしい。
パシフィックの裏で動いたために生成班も密売した人も捕まることはなく、俺が治療した人も麻薬の密造がバレた様子はないとのこと。正確には爆発が起きたことは警察に通知が行ったらしいけど、それに対応せずに現場で捕まえられなければ監視カメラもないので罰金などはないようだ。
組織としてはパシフィックの間だけで2億稼いだらしい。桁違いすぎてよくわからない。
ギャングって儲かるなと思いつつ、大損することもあるのでハイリスクハイリターンだなと思った。堅実にお金を稼ぐ方が性に合っている。
2日目はそれ以上大きな事件も起きず、でも色々あって疲れた日だった。