花火大会の次の日。
朝配信の最後に告知をして、コメント欄に怒られた。そんな告知を朝にするんじゃなくてもっと前にしてくれとのことだ。予定は決まっていたけど、真紀さんに断られたらメンタルが死んでいただろうから事前に発表できなかった。代わりに今日の夜配信はいつもだったら17時予定だったのに19時からにしたんだから許してほしい。
改めてデッキを確認する。こういう発表のためにリスナー参加型のイベントを挟んでただ発表するだけではなく長時間配信することで注目を浴びやすくなるというテクニックだ。ただ負けたらあれなので、ちゃんとデッキは調整する。40枚に収めようと思うと何を入れるか本当に悩む。
ネタカードをどこまで積み込むかがポイントだ。ただの強いデッキを使ってても微妙だし。
そうしてゲームでデッキを確認していると真紀さんからメッセージが。あら、唄上先輩経由で女性ライバーに付き合ってることがバレたらしい。男性と社員には知られていないことがまだマシな要素か。知られたのなら仕方がない旨を返信する。確か今日は収録で事務所に行ったから、そこで何故かバレてしまったんだろう。
多分あの人、そういう面ではかなり聡いだろうから。
時間になって配信を始める。おお、今日は同接がかなり多い。ゲームに釣られてきたか、それとも告知内容に惹かれてきたのか。どっちでもリスナーを楽しませるだけだ。
「皆さん、こんばんは。絹田狸々です。今日はね、新衣装お披露目配信に来ていただきありがとうございます。せっかくの、初の新衣装なのでただ発表するのも面白みがないかなと思ってウィザーズ&モンスターズバトルクロスのルームマッチで3敗したら公表します。この後ルームナンバーを晒すので早い者勝ちで入ってください。ルーム定員は最大にしておきますので僕と戦えなかった人も好きに戦っていてください」
『新衣装楽しみ!』
『今日の今日で告知するんじゃねえ!』
『デッキの調整ギリギリだったぞ……』
『ぜってえ俺の
おお、コメント欄も大分臨戦体制に入ってるな。是非俺を倒してほしい。そうじゃないと新衣装を発表できないんだから。
ルームナンバーを公表する。1分と経たずにルームは満員になる。配信をしてるといつもそうだけど、ウィザーズプレイヤー多すぎでしょ。必須の汎用カードとか1回手にしたらどのデッキにも入れられるし3枚以上は必要ないから紙でデッキを作るより安上がりなんだろうけど。
俺がテーブル1に着くとすぐに対戦相手が座る。『ねむねむワンコ』がプレイヤー名だ。犬の寝ている姿が一時期かなりバズって動画や写真で動画サイトもSNSも凄いことになっていた。その時のミームというか、タグ名だった気がする。
お、先攻。手札事故さえしていなければこれは勝った。
試合が始まって手札を確認。ふ、行ける。
マジックを使っても相手が止めてこない。誘発はなさそうだ。特殊召喚しすぎたら咎めてくるカードもあるけど、特にないらしい。手札誘発がなければこれは最終盤面まで行けるぞ。
先行を渡したコイントス運を恨むといい。
「あはははは!『世界樹フレスト』と『ナクス・ローム・バルク』を対象に『遥かな刻の継承』を発動!『ルトゥナ・ノア』を融合召喚!更に融合召喚が成功した際に『遥かな刻の継承』の連続効果、フレスト・オーダーのカード名が記されたカードをデッキ・墓地・除外ゾーンのいずれかから1枚サーチ!更に『ルトゥナ・ノア』の特殊召喚成功時の効果!『フレスト・オーダー』及び『ノアの方舟』が記されたカードを1枚デッキからサーチ‼︎」
『ぶっ壊れカードやめろ!』
『インチキ効果も大概にしやがれ!』
『り、理論値フレスト・オーダー……!リリ本気じゃねえか!』
おかしいなあ。カードを使っているはずなのに手札が5枚もある。何だこの壊れデッキは。仔鹿さんのデッキを参考にちょっと弄くり回したデッキで、最高打点と妨害数は真紀さんの純正フレスト・オーダーデッキに勝る。安定性は純正デッキなんだけど、爆発力はこっちの方がやばい。
いや、手札事故も起きやすいから3敗しやすく、エンタメ性もありつつガチデッキだから撮れ高あるかなと思ってこのデッキを作ったけど。今回ヤバいかもしれない。
「速攻マジック『ノアの方舟──記憶の
『ぶっ壊れカードばっかじゃねえか!これで更にサーチされたら……!』
『ん?流れ変わったな?』
『テーマカードじゃない?』
『このデッキにこんなカード入ってたっけ?』
『冥府の神(笑)じゃねーか!』
『神の名前がつくやつ、そんなんばっか』
『原作だと壊れすぎてたからね。仕方がないね』
普通なら『フレスト・オーダー』のカードをサーチして展開に繋げる方が強いんだけど、これはこれでありだと思うんだよな。ここから訳のわからないコンボを見せてやる。
「手札に加えた『冥府の神ドラゴニスタ』の効果発動!墓地から光・闇のカードを5種類除外してこのカードを特殊召喚する!」
『原作だと3体だったのに。同名カードも可だったから出しやすかった』
『出したところで相手の墓地のカードを任意で除外できても、まだ先攻1ターン目だし、別に無効効果もないしなあ』
『ここまでして出しても攻守3000。他の神は4000がデフォだから殴り負ける』
『蘇生効果あっても、ぶっちゃけ効果それだけだから弱い……。原作だと相手の墓地のモンスターパクったり、なんか除外されたカードの数×500攻撃力上がってただろ!』
『出た当時はそこまでしちゃうと禁止一直線だったから……。今ならそれくらい強くても良いけど』
『自分の効果で除外して自動で攻撃力4500になったから主人公の神を殴り倒しててキッズのワイはつええええ!と大喜びでテレビに齧り付いてたわ』
『サポートカードも一切出てないから強さ据え置きなんだよな』
そう、このカード単体では非常に弱い。20年前くらいのゲームバランスにどうにか適応しようとして神はほとんど弱体化されている。だけど俺が使いたかったのはこの、自分のカードを除外すること。
「手札からカウンタートラップ『フレスト・オーダー・クロニクル』!このカードはフィールドマジック『
『あ、そのコンボのための除外⁉︎』
『うめえ!というか自分で除外してトラップとかマッチポンプやんけ!』
『『クロニクル』コンボは結構考案されてたけど、代用で『ドラゴニスタ』かぁ。もっと他に良いカードありましたよね?』
『ロマンカードでしかない』
自分の墓地から除外するカードは他にもたくさんある。正直に言って昔の神のカードを出したかっただけだ。『クロニクル』は手札で腐りやすいこともあってあまり採用されない。背景ストーリーを考えるとエモいカードではあるんだけど。
ルートは違っても理論値盤面は作れないかなと思ってやってみたけど、やっぱり世界大会に出場するような人が考えたデッキの方が強いし安定性があるよなと思う。
「手札から儀式マジック『フレスト・オーダー
『こっから『フィロ』も出るんだ⁉︎』
『『カノン』がレベル5、他の『ノアの方舟』の効果モンスターは全員レベル8だから条件は満たすな。この辺りはコンセプトが透けて見える。あと『フレスト・オーダー』もレベル8が多いから出しやすい』
『コンマイもよく考えてるよな。でもクソつよカードばっか刷るの辞めろ。買っても買っても環境に追いつかん』
『商売やからな』
『カードで売って、背景ストーリーで売って、絵違いを記念ボックスで売って、アニメやゲームで販促して……。加減しろバカ!』
『さすが世界で一番売れているカードゲーム。刷れば刷るだけ売れるんだからウハウハやろ』
よし、最終目標盤面まで辿り着いた。伏せカードで妨害もできるし、本当の理論値デッキよりは妨害を立てられなかったけど十分だろう。これで6妨害あるし。
対戦相手の『ねむねむワンコ』さんはこの妨害を突破できずにろくに抵抗できずに敗北。
そう簡単に新衣装が見られると思うなよ。特に初めての新衣装なんだからちょっとやそっとで見られるとは思わないことだ。
FORの残り2人はもう新衣装を2着目まで貰っているのに俺は初だ。この辺りは事務所と本人の意向、あとはイラストレーターさんとの調整によるものだ。俺の場合は俺が新衣装をあんまり求めなかったためにここまで遅れた。とはいえ、新衣装だってそこまでポンポン追加されないんだけど。
そこから1時間くらい、1度だけ負けたもののそれ以外は全勝。このペースなら3時間は潰せる計算だ。これはコスパが良さそうだ。次の相手は誰かなと思っていたらボイスチャットにケイン先輩が入ってきて、通話を繋げようと言ってきたので通話チャンネルに移動する。
「ケイン先輩、どうかされました?」
「そこに入ってるのワタシ。プレイヤーネーム『頭脳明晰』はワタシだからせっかくだし通話を繋げようと思いまして」
「あ、これケイン先輩なんですか?良いでしょう。やりますよ」
「ふっふっふ。『フレスト・オーダー』用のメタデッキを作ってきましたよ!これで1勝は貰った!」
「うっわ、ずる」
まさかのケイン先輩がエントリー。こっちのデッキがわかっていて、その上でメタデッキを持ってくるなんて。
こっちは結構無効化できるカードが多いけど、それに対するメタデッキってなんだ?最近のカードプールまで頭で探ってみても『フレスト・オーダー』に対するメタデッキって思い付かない。
あ、先攻取られた。どんな盤面を見せるのか見させてもらおうじゃないか。
「先攻キター!じゃあワタシは手札からマジックカード『手札リセット』を発動!お互いのプレイヤーは手札を全て捨てて捨てた枚数分引き直してもらいましょうか!」
「げ、デッキロスト⁉︎イヤイヤ、先攻でデッキを削りきれますか?」
「そこは頑張るんですよ!」
『L・Oとかサイテー』
『落ちた手札見ても、完全に終わらせる気だ。デッキロストしか考えてねえ』
『逆にこれ、ターン返したらやばくね?リリのセメタリー、めっちゃ肥えてるじゃん』
これ、考えようによっては展開手段を増やしてくれているんだよな。セメタリーから使える効果も結構あるし。
入れ替わった手札を見て、これなら巻き返せそうだなと展開ルートを頭の中で整理する。
「まだまだぁ!モンスターを裏側守備表示!そしてマジックカード『太陽顕現』を発動!お互いのフィールドの裏側守備表示モンスターを1体ずつ表側攻撃表示に変える!攻撃表示になったのは反転モンスター『トゲトゲワーム』!さあリリ君!デッキから5枚カードを捨ててもらいましょうか!」
「あ、『屋敷めのこ』で止めます」
「非常識な!ワタシに気持ちよくデッキロストさせてくださいよ!えー……。カードを1枚伏せてターンエンド」
『止まったw』
『場には攻撃力600とかいう雑魚モンスターと伏せカード1枚だけ!』
『別にL・Oは『フレスト・オーダー』に対するメタデッキでもないんだよな。現に『屋敷めのこ』1枚で止まったし』
『現代手札誘発に弱すぎんだろ。メインパーツが20年前のカードだから仕方がないとも思うんだが』
これ捲れるなあ。
1妨害はあったものの、問題なく展開をして後攻1ターンキルをした。古のカード群だから正直パワーも効果も全然足りてないんだよな。デッキロストだとあれとか良いんじゃないかな。
パソコンでチャカチャカとキーボードを叩いてメモ帳を作る。
「負けた〜〜〜!これならどんなデッキでも倒せると思ったのにぃ!」
「先攻で初手『手札リセット』はダメですよ。相手の手札誘発で簡単に止まるんですから。さっきの手札だと『悠久なる蟻地獄』を召喚して効果を使うのが良かったと思いますけど……」
「召喚権問題がね。とにかく反転モンスターを使い回したいからモンスターの数自体は少なくしているんだけど、かといって良いマジックカードが来ないとジリ貧だ」
「今個別チャットに貼りましたけど、その辺を採用するのはどうです?最近のテーマで反転召喚モンスターをちゃんと裏側守備表示でたくさん召喚できるテーマとサポートカードです。面白いのが相手にも送りつけられるので、お互いのプレイヤーに適応するカードならこれで理不尽を押し付けられるはずです」
「今ってそんなカードがあるのかい⁉︎ちょっと調べ直して作り直してみるよ!」
『よくそんなポンポン出てくるな』
『あー、一時期流行ったは流行ったんだけど。止められやすいのは変わらないのと、デッキロスト完遂するより強力な妨害盤面作った方が早いってことで愛好家以外は下火になってるはず』
『その界隈ではまだまだ研究がされてるぞ』
他のカードゲームだと結構デッキロストが流行っているようで、ループをすることで絶対にデッキを削り切るという意思を感じる。デッキがなくなったら負けというのがカードゲームなのでデッキロストは嫌われやすい。何もできずに負けていくことが多々あるからだ。
ウィザーズの場合は販売元のコンマイも多分デッキロストが再建するとは思ってなかったっぽい。反転召喚という召喚方法をもっと広めようとした結果、何故かデッキロストにも恩恵があったというだけ。新規のカードが発表されたら他のどんなカードと組み合わせて悪さをするかを考えるのがカードゲーマーだ。
デッキロストはあまり好かないのであまりデッキを作らなかったけど、新テーマでもないと止めどころは大体初動のカードとわかっている。初動のカードはテーマカードを引っ張ってくるカードなのでそこを止めるしかない。それでも動かれたら手札誘発が足りていないということ。
その際は潔く負けを認めるしかない。
「ま、新衣装楽しみにしていますよ。それではまた」
「ケイン先輩、ありがとうございました」
『またな、迷探偵』
『マジで1戦で帰るとかマナーいいな』
『一応リスナー参加型でライバー参加型じゃないからな』
ケイン先輩の乱入もあったものの、対戦企画は進む。
3時間が経ったところで2敗目を喫したが、まだ3敗はしていない。良い時間になってきたからここら辺で誰かに倒して欲しいけど、手を抜くのは違う。配信画面に手札が映っているんだから、プレミをしたら咎められる。
コイントスに負けて後攻になったりしてるんだけど、そういう時ばっかりケイン先輩のようにガチデッキではなくネタデッキを握ってくる『お客さん』が多い。君たちは新衣装が見たくないのか、自分のネタデッキを自慢したいだけなのかどっちなんだ。
理論値フレスト・オーダーデッキに後攻1ドローを与えたら本当に動けてしまう。捲り返せてしまうから勝利数を稼いでしまう。これくらいの時間で発表に行きたかったんだけど、こればっかりは仕方がない。もっと早く終わって何の時間稼ぎにもならなかった可能性もあるんだから。
テーブル1で待っているのに中々相手が座らない。どうしたんだろうか。
「あれ、誰も参加して来ないんですか?まさか全員戦ってる?いや、偶数だからそれはないはず……」
『SNS見て皆察した』
『すまん、今戦ってる』
『ルームには入ってるからすぐに入るよ』
「どういうこと?……え、霜月さん?しかも公式マーク付いてるから本人?」
コメントを見てどういうことだと思っていたら、テーブル1に霜月さんが着いていた。俺たち配信者などで運営から認められているとプレイヤーネームの横に青い歯車マークが付く。これが公式から認定された証で、同じ名前でもマークがなければ本人じゃない可能性がある。
とはいえ、配信者には確認が飛んできてこっちが了承を出せば認められる。特にエクリプスのライバーは公式大会を配信でやったのでメンバーは全員公式マークが付いている。さっきのケイン先輩のように付いていないこともあるけど、公式マークが付いていたら確実だ。
ケイン先輩のようにボイスチャットに移動を促されたのでパソコンを操作してボイスルームを移動する。
「霜月さん、まさかチャレンジャーに?」
「うん。明日の朝配信を考えたらそこまで長時間配信にできないかなって。引導を渡してあげるよ、リリくん」
「良いでしょう。やりますか」
『同期対決きたー!』
『あれ、これミラーか?』
『どっちも『フレスト・オーダー』だろうな』
『エリー、やっちゃえ!』
あ、まずい。先攻取られた。ミラーで先攻を取られるのはやばいんだよな。
『ルトゥナ・ノア』こそ立っていないものの『世界樹の守護者フィロ』と『世界樹の守護者ナクス・ローム・バルク』は並んでいる。伏せカードもある。どうしたら突破できるかと考えつつサーチカードを使ったら無効化される。
だけどどうにか『世界樹フレスト』のモンスターを出した。ここから展開をしていこうとしたところで、マジックカードが発動される。
「『煉獄融合』⁉︎あ、嘘⁉︎『ナクス・ローム・バルク』と『世界樹フレスト』がいる⁉︎」
「そう、融合条件が揃ってる!デッキからカードを3枚墓地に送って『ルトゥナ・ノア』を融合召喚!ここから動ける?」
「……ターンエンド、です」
『エリーが勝った!』
『ミラーだからこその最後の盤面ができてたけど。あれはマジで突破できない。8妨害?』
『つえー……』
負けた。これで3敗目だ。まあこれで新衣装が発表できるとなったらありがたいアシストをしてもらったと考えよう。
実際デッキの展開については随分勉強したんだと思う。大会でも紙でも触っているんだろう。これは完敗だ。
「対戦ありがとうございました。これで新衣装発表ができます」
「いえいえ。でも同期にも新衣装のこと教えてくれないのはどうかと思うなー?あたしたちは逐一共有してたのに」
「サプライズってやつですよ。今日はこの後配信するんですか?」
「23時からの予定だよ」
「そこまでにはこっちも終わらせるので、後で見に行きますね。ありがとうございます」
「じゃあねー」
霜月さんが退室したことでゲーム画面を一旦閉じる。ゲームは起動したままで、ルームで好きに遊んでいてもらって構わない。雑談配信の背景を出して通常画面に戻る。
音声なども整えて、これで新衣装を発表する準備が整った。
「というわけで皆さん、対戦ありがとうございました。3敗したので新衣装を発表していきます。色々な方の発表方法を見てきたのでそれに倣って、まずは足先から見せていきましょうかね」
『おお、来るか』
『頭は帽子とか付くぐらいだし、そうだよな』
立ち絵を外側から動かす。足先だけを見せるが、そこは素足。靴などを履くこともなくいつも通りだった。
そこから徐々に上に上げていき、灰色の袴が見えたところでコメントが増える。
『袴?』
『和装だー!』
『一発目和装マジ?』
腰の辺りまで見せて、白いポンポンまで見せる。そこまで見せてしまえば上半身の漆黒の紋付袴も見えてしまうのだが、今度は逆に頭から見せていく。
頭には何も付けずにそのまま。そして漆黒の紋付袴が現れて、全身を映す。
正統な、正装。位の高い和装だ。裸の次が正装というのはかなり段階を飛ばしている気がするが、水着とかよりはこっちの方が様になっているだろう。ヴィクトーリアママの描き下ろしだ。
「は、というわけで紋付袴です。これで冠婚葬祭に出られますね。いやあ、この漆黒な感じがカッコいい」
『自分で言うか?』
『実際めちゃカッコいい』
『ヴィクトーリアママ、良い仕事するぜ』
というわけで配信を終わらせて、SNSでこの姿を発表する。
それと当分はこの姿で配信を行うと思う。これもVtuberのお決まりだ。
配信を見返したら結構な額のスパチャが飛んでおり、新衣装お披露目の恐ろしさを知った。明日の朝配信でお礼のスパチャ読みをしよう。