日本国召喚2037   作:山城時雨

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第3話 慢心

クワトイネ公国 西部 国境から約20kmの町 ギム

 中央歴1639年4月11日 13時45分

 

モイジ「ついに来たか。避難はどこまで?」

部下が答える。

部下「すでに約3分の2が電車で脱出しています。」

モイジ「そうか………。」

そう言いながらモイジは64式小銃などを装備した新設部隊、クワトイネ陸軍第1連隊を見ていた。これは日本の総理が「信頼できる国だしいいんじゃね」って事で野党黙らして供与したものだ。

モイジ「日本国に応援要請は⁈」

部下「先程‼︎」

モイジ「そうか‼︎増援はいつ⁈」

部下「付近に展開している自衛隊の第11普通科連隊等があと1時間10分程で来るそうです‼︎」

モイジ「頼もしい。よし、なんとしても耐え切るぞ!」

一方その頃日本では………

 

 

アナウンサー「まもなく浜口総理の記者会見が始まります‼︎あ、会場に総理が到着しました!」

えーとここで総理こと浜口拓海の解説を。

年は32。三重県伊勢市出身。幸輝とは同級生。動画投稿者兼総理。チャンネル登録者は5700万人、さまざまなジャンルの動画を上げており、有名なのは、棒自由ブロックゲー厶シリーズ、歌ってみた、踊ってみた(ネタ色が強い)シリーズ、やってみたシリーズなど。30歳の時総理選挙に立候補し、当選。若者を中心とした政治をおこなっており、子育て制度の大幅な改正、農業者への手厚いサポート(特に若者)、公務員の副業許可、自衛隊並びに有事時の対応の仕方などを憲法に明文化、自衛隊の給料増加と人員増加など。自衛隊に関しては「勇敢なる自宅警備員諸君よ、今度は国家警備員(自衛隊)になろう‼︎」という動画を投稿したところ、自衛隊員の数が昨年度に比べ2倍になったと言う。カリスマ性高すぎだろ。

また、国会で憲法9条を追加、改変した時、つっかかってきた野党議員やアナウンサー、果てはデモ活動してる人らにボロクソ言って論破し、全員まとめてギャン泣きにして家に帰らせた。まぁ、他にもいろんなエピソードがあるが、何か関連がある展開があった時随時書いていこうと思います。

浜口「えー皆さんこんにちは、浜口拓海です。本日お伝えするのは自衛隊のロデニウス大陸派遣に関してです。えー本日、ロウリアがクワトイネ、クイラに民族浄化目的で宣戦布告。それと同時に現地で訓練中の自衛隊に対しても攻撃を行った為、我が国はロウリアを厳しく非難します。それと同時に集団的自衛権を行使し、ロデニウス大陸への自衛隊の追加派遣を決定しましたことをお伝えします。」

報道関係者「総理!今回の自衛隊の派遣は明らかなる侵略戦争行為ではないのか⁈」

浜口「?どこをもって侵略戦争なんかがわからんな。」

報道関係者「ですから、他国と他国の戦争に介入することを………」

浜口「でもさ、そうしないとクワトイネとクイラだけじゃなく我が国も滅んじゃうけど?いろいろ必要なもの輸入してるから。」

報道関係者「それこそ話し合いによる解決で………」

浜口「民族浄化しようとする奴らが話し合いに応じるとか思ってんの?wwそーいう全部話し合いで解決できるとか小学生みたいなこと言うてるから必要のない犠牲が出んだよ。台湾、尖閣有事がいい例だ。野党とか報道が『話し合いによる解決をー』とか言うて現地行って自衛隊の足引っ張って結果自衛隊が対応できなくて本当に民間人が殺された。

野党や報道があーだこーだ言わず、足引っ張ってなかったら自衛隊がしっかり対応して、民間人は誰も死ななかった。だってわざわざ現地の中国の司令が爆撃機を自衛隊に迎撃しやすいコース飛ばしてくれてたんだから。いいですか?これは今これを見ているあなたや、あなたの大切な人を守る為だ!理解してほしい。」

その後少しの質疑応答を終えて会見は終了した(全員論破&説得して理解してもらった。)

そして………

 

 

 

見張り「敵騎きました‼︎数150‼︎」

モイジ「よし!ロウリアのクソッタレどもに目に物見せてやる!VADS射撃開始!」

魔信手「VADS射撃開始!誤射に注意せよ!」

VADS射撃手「「「了解!」」」

刹那、配置されていた30機の一気に火を噴く。その頃、エンジェイ航空基地から空自所属のF-2C 10機がスクランブルして行った。

 

ロウリア軍(以下ロ軍と呼称)サイド

前日にギムでは好き放題やっていいと命令が出たということで戦意旺盛なロ軍。その本陣にてついに命令が出された。

アデム「竜騎士団を敵陣攻撃隊と制空隊に分けて先行させなさい」

上空に待機させていた竜騎士団が先行していく。そして、攻撃目標が視界に入り……

アルデバラン「全騎突げk」

竜騎士A「団長が!!」

竜騎士B「竜騎士Fが!!」

竜騎士D「腕が!!俺の腕がァァァァ!!」

竜騎士G「C!C!クソ!あいつにはまだ産まれたばかりの子供g」グシャ

竜騎士J「うわぁぁぁぁぁ!!こ、これQ先輩のあたm」ブチン

竜騎士S「本陣!本陣!竜騎士団は壊滅!!繰り返す竜騎士団は壊めt」プツン

一方その頃ギム防衛部隊本部と対空陣地では

射撃手B「落ちろ落ちろ落ちろ!!」

射撃手C「す、すげぇ…こんなにもあっさりドラゴンが……」

射撃手G「とっとと落ちやがれクソッタレ!!」

射撃手K「ハハハハ!!ざまぁないぜ!!」

魔信手「敵竜騎士団の八割を撃墜!!」

幹部A「なんだと?!」

幹部B「す、素晴らしい!!」

幹部C「このVADSさえあればロウリアなんぞ…!!」

幹部D「今日は祝杯だ!!」

こんな感じに浮かれていた。さらにそこに敵竜騎士団を文字通り殲滅したと入る。

モイジ「まだだ!!たかが制空権を確保しただけだ!今からが正念場だぞ!!」

魔信手「団長!敵歩兵部隊が攻めてきました!」

モイジ「来たか!第1連隊は配置につけ!絶対でここで食い止めるんだ!!」

 

アデム「一体どういう事ですか?!あれほどの対空装備があるなど聞いていませんよ?!」

ロ軍幹部A「アデム様、空からの支援が得られない以上ここは1度退却するべきでは?」

アデム「その様な発想で戦に勝てるとでも?我々はロウリア軍。亜人混じりのクワトイネ軍に負けなどしません。それに敵の増援が到着するまであと1時間はかかる。歩兵を前進させなさい!数で潰すのだ!!」

ロウリア軍の歩兵が動き出す。その数実に6万。その数が一気に動くのだ。圧巻以外の言葉があるだろうか。クワトイネ軍の陣地が見えてくる。そして、ひとつの地獄が生まれる。

ロウリア兵「い゛た゛い゛い゛た゛い゛い゛た゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」

ロウリア兵「押すな!押すn」

ロウリア兵「もう...踏まな...いd」(グチャ)

ロウリア兵「踏むな踏むなぁァァァ」(バキバキバキ)

ロウリア兵「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ロウリア兵「棘が!棘が刺さってギャ」

ロウリア兵「いてぇ...いてぇよォ...」

クワトイネの陣地の前には有刺鉄線があった。最前列に近い兵士は足を止め有刺鉄線を調べようとした。そう。止まったのだ。中途半端に止まった最前列付近のロウリア兵は後続の何も見えず、分からない兵士に押し倒され踏まれまくり、倒され、有刺鉄線に突っ込み。踏まれ、潰され、骨が折れ、全身血まみれになり。

有刺鉄線前は血で染った。

しかし

 

魔信手「敵歩兵団、有刺鉄線で甚大な被害を受けるも、仲間の屍で有刺鉄線を押し潰してこちらへ向かってきます!!」

魔信手の驚愕と恐怖の交じった声が響く。

モイジ「...ッ!歩兵連隊は陣地から射撃!VADSも敵兵に向かって弾をばらまけ!なるべく時間を稼ぐんだ!」

中隊長「総員に次ぐ、弾がある限り打ち続けろ!撃ちまくれ!撃ちまくれ!」

VADS砲手「うぉぉぉぉぉぉ!!!!娘夫婦が避難電車に乗るまでッ!決して通させんぞォォォォォ!!!」

クワトイネ兵「こっから先には行かせねぇぞ!!」

クワトイネ兵「これでも喰らえクソロウリアども!!」

進み続けるロウリアに、かつて日本を守った装備が猛威を振る。

異国の地で、人々を守るために。

 

一方、ロウリア軍は地獄を見ていた。

ロウリア兵「俺の足がァァァァァァァァァ!!!」

ロウリア兵「か、かあ...さ......ん.........」

ロウリア兵「腕...俺の腕はどこだ.......」

ロウリア兵「なんだよこれ!聞いてた話と違ッ」ドサッ

前進すればするほど減っていく将兵と比例して大地が赤く染っていく。

アデム「なんですかあの魔法は?!あんな物を使用できる兵がここまで多いとは聞いていませんよ?!」

ロ軍幹部B「閣下!これ以上は無駄に兵を死なせるだけ!どうか退却の指示を!」

アデム「黙りなさい!あれほどの魔法、相当な魔力消費に違いありません!時期に魔力が切れます。そこで攻めるのです。わかりましたか?」

ロ軍幹部「「「ハッ!!!」」」

 

未来の兵器の圧倒的な力によって大地をロウリア兵の血で染めているクワトイネ軍。現にロ軍の残り兵士は4万5千ほどにまで減っていた。

しかし

VADS砲手「こちら二番砲!弾がもうありません!!」

小隊長A「こちら第32防衛陣地!弾薬の残りが3割を割った!」

小隊長B「こちら第17防衛陣地!残弾なし!後退する!」

中隊長「こちら第3中隊!既に第25、28、37防衛陣地は弾切れにより後退!第6、21防衛陣地は壊滅しました!」

モイジを始めとする司令部に次々と入ってくる逼迫した魔信。

6万人を相手にするには、弾薬が足りなすぎたのだ。

モイジ「...避難まであとどれくらいかかる?」

司令部要員「.....どれだけ速めてもあと20分は掛かります...」

モイジ「陸上自衛隊は?」

司令部要員「あと30分強、と...」

モイジ「.........弾薬が尽きたあとは、覚悟を決めるしかないか...」

モイジの頭に突撃という文字が浮かび上がったその時

魔信手「モイジ団長!日本国海上自衛隊の第1護衛隊群からです!」

モイジ「どうした?」

魔信手「艦砲射撃による対地支援及び航空支援を実施する。貴国の兵士が巻き込まれる可能性大。直ちに兵を後退させよ。との事です!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クワトイネ公国領海、ギムから約370km、海岸から13kmの海域

8隻の護衛艦が白い尾を引いて、その海域にいた。

CIC要員「砲撃開始まで残り60秒」

幸輝「長射程ヴォルカノ弾装填確認。対地支援砲撃用意!」

CIC要員「対地支援砲撃用意よし!」

幸輝「対地支援砲撃、CIC指示の目標」

各配置から「射撃用意よし」の報告が上がってくる。

CIC要員「偵察機との接続良好。偵察機のガンカメラと本艦CICに映し出されている映像の時差0.000072秒」

CIC要員「E-2とのデータリンク良好」

CIC要員「全艦砲撃準備完了」

CIC要員「開始まで残り30秒」

 

幸輝「さぁて、やりますか。」




必要な衛星は神々によって複製され、この世界に持ち込まれた為、最初から衛星は存在します
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