ポケットモンスターSV 新たな物語の始まり   作:通りすがりのポケモントレーナー

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 シンヤ、リコ、リュウガ、ミコ、ロイ、ドット、N、アメジオの8人は、ラクアの中心にて、ハデスに洗脳されたアリアとギベオンの白いジガルデを救い出し、ラクリウムを手に入れようとしているハデスたちの野望を阻止するために、力を合わせてハデスとのバトルに挑んだ。そして、死闘の末にハデスを倒し、アリアと白いジガルデを救い出すと、ルシアスの六英雄と力を合わせたテラパゴスは、光の球体に包まれた六英雄と共に巨大なラクリウムの真上にやってくると、第三の姿である《ステラフォルム》へと姿を変えた。


第100話『冒険の果てに』

 

 ラクア・中心

 

 

 テラパゴス(ステラフォルム)「パァァァゴォォ‼︎」

 

 オリーヴァ「リィィィヴァァッ!」

 ガラルファイヤー「クェェェェェッ!」

 ラプラス「ホォォォォォッ!」

 バサギリ「ギィィィィィリッ!」

 六英雄のウガツホムラ「ガァァァァァァッ!」

 黒いレックウザ「グォォォォォォッ!」

 

 

 ステラフォルムとなったテラパゴスが大きな鳴き声を上げると、テラパゴスと光の球体に包まれた六英雄から光の粉のようなものが溢れ出し、その光の粉がラクアの周りにあるラクリウムに降り注がれると、周りにある小さなラクリウムの結晶が消えていき、ギベオンがずっと求めていた巨大なラクリウムの結晶がピンクの光となって消えていった。

 

 

 ギベオン「…」

 

 ルシアス「ギベオン」

 

 ギベオン「わかっている。これでよかったのだ」

 

 

 リュウガ「これで、本当に終わったのか?」

 

 シンヤ「ああ」

 

 リコ「やったね、パゴゴ!」

 

 

 シンヤたちライジングボルテッカーズとハデスたちエクスプローラーズの戦いは、戦いの始まりとなった《ラクリウム》の消滅をもって、今ここに終わった。すると、シンヤたちは喜びの声を上げ、ラクリウムを消滅させた立役者のテラパゴスがステラフォルムからノーマルフォルムに戻ると地面に落ちてきたので、ルシアスはテラパゴスが落ちてくる場所に走ると、テラパゴスが地面に落ちる前にキャッチした。

 

 

 ルシアス「パゴゴ、頑張ったな。本当にありがとう」

 

 テラパゴス「パァァゴッw」

 

 

 ピカァァァァン(リュウセイ、ルシアス、ギベオン、アリアの体が光り始める)

 

 

 シンヤ・リコ「「えっ?」」

 

 アメジオ「お祖父様?」

 

 

 ラクリウムが消えたことにシンヤたちが喜んでいると、突然リュウセイの体が白く光り始め、ルシアスとギベオンとアリアの体が、ラクリウムが消滅した時と同じようにピンク色に光り始めた。

 

 

 シンヤ「な、なんだよこれ…⁉︎」

 

 リコ「ルシアスさん…⁉︎」

 

 アメジオ「お祖父様…⁉︎」

 

 ロイ「なに、これ?」

 

 ドット「一体、何が起こってるんだ…⁉︎」

 

 ミコ「っ、もしかして…」

 

 リュウガ「ああ、リュウセイさんはわからないけど…」

 

 フリード「それしか考えなれないな」

 

 シンヤ「え?……ぁっ!まさか!」

 

 

 突然リュウセイとルシアスとギベオンとアリアの4人の体が光ると、シンヤたちは何が起こったのかわからなかったが、リュウガとミコとフリードはすぐにその理由に気付き、3人の顔を見たシンヤは、ルシアスとギベオンとアリアの体が光っている理由に気づくと、ルシアスたちの方に顔を向けた。

 

 

 ルシアス「ああ。きみたちの察しの通り、俺たちはもうすぐ消える」

 

 

 シンヤ「っ!」

 

 リコ・アメジオ「「ッ⁉︎」」

 

 リュウガ・ミコ「「っ…」」

 

 ロイ・ドット「「えっ⁉︎」」

 

 N「ぁっ…」

 

 フリード「やはり…」

 

 

 ルシアスのその言葉に、シンヤたちは頭にかみなりが落ちたような衝撃を受けた。すると、状況がわかっているシンヤとリュウガとミコとフリードは苦悶の表情を浮かべた。

 

 

 ロイ「き、消えるって…」

 

 ドット「どうして⁉︎」

 

 シンヤ「っ、ラクリウムを消したからだ」

 

 ロイ「えっ?」

 

 ドット「ラクリウムを消したから?」

 

 シンヤ「そうだ。ルシアスさんとアリアさんとギベオンは、ラクリウムのエネルギーで100年もの長い時を生きてきた。そのラクリウムを消してしまったから、3人は消えるしかないんだ」

 

 ロイ「っ、そんなのおかしいよ!」

 

 ドット「そうだよ!ラクリウムを消したからって、3人が消えることと何の関係もないはずだよ!」

 

 ギベオン「いや、それが関係あるのだ」

 

 ロイ・ドット「「えっ?」」

 

 ギベオン「さっきテラパゴスが消滅させた、あの巨大なラクリウムの地下には、ラクリウムのコアがあったのだ。そのコアが活性化すれば、ラクリウムは無限に増え続ける。つまり…」

 

 フリード「ラクリウムを生み出すコアそのものを、巨大なラクリウムと一緒に消してしまったから…」

 

 ドット「だから、ルシアスさんとアリアさんとギベオンは…」

 

 ロイ「消えるしかないってこと?」

 

 ギベオン「そうだ。ラクリウムを生み出すコアが消滅したため、ラクリウムの力で生きてきた私とルシアスとアリアは、もう間もなく消えるだろう」

 

 リコ「そんな!」

 

 アメジオ「ッ⁉︎」

 

 リュウガ「でも、どうしてリュウセイさんまで?」

 

 ミコ「リュウセイさんは、ルシアスさんたちと違ってラクリウムの力で生きてきたわけじゃない。なのに、どうして?」

 

 リュウセイ「簡単な理由さ。俺の肉体が今まで老いなかったのは、自分の肉体が老いるのを、自分の時を操る力で無理に止めていたからなんだ。だけど、無理に老いを止めようとすると、体にものすごく負担がかかってな。だから、100年分の老いを止めるなんて普通は無理なんだ。それが今日まで続けられたのは、ディアルガとパルキアが作った時間と空間の不思議なバリアの中だったからだ。だから、ディアルガとパルキアが作ったバリアの中から出てきた俺は、今まで年を取らなかった分のツケを一気に払うことになるんだ」

 

 リュウガ「だから、リュウセイさんは若いままだったのか…」

 

 ミコ「ぁっ!もしかして、さっきリュウセイさんが言ってた、ある意味では、『俺たちは死んでるようなものだ』っていうのは…」

 

 リュウセイ「そういうことだw」

 

 シンヤ「…もしかして、ルシアスさんは知ってたんですか?巨大なラクリウムを消滅させたら、自分たちが消えるってことを?」

 

 ルシアス「確信はなかった。けど、おそらくそうなるとは思っていたよ」

 

 

 ルシアスがそう言うと、巨大なラクリウムを消したら、自分が消える運命にあるということをルシアスは知っていたのだろうと、シンヤはそう思っていた。それをずっと黙っていたのは、自分やリコたちがそれを知ったら、ラクリウムを消滅させることを躊躇すると思っていたから、だからルシアスは、巨大なラクリウムを消滅させるまで、自分たちが消えるということを黙っていたのだろうと。

 

 

 リコ「っ、ルシアスさん…(涙)」

 

 ルシアス「リコ、そんな悲しい顔をしないでくれ」

 

 アメジオ「お祖父様…」

 

 ギベオン「アメジオ…」

 

 シンヤ「っ…リュウセイさん、アリアさん…」

 

 リュウセイ「シンヤ……フッw。ありがとな、アリアを救ってくれてw」

 

 アリア「シンヤ、短い間だったけど、あなたと話ができて、バトルができて、本当に楽しかったわ」

 

 シンヤ「ぁっ……フッw、俺もです」

 

 

 まだ心の準備もできていないうちに、いきなりお別れというのは酷だと思うが、もう間もなく、リュウセイとルシアスとギベオンとアリアは消える。それを知ったシンヤたちは、胸が締め付けられ、身が引き裂かれるような思いを感じると、リコは目から涙を流し、アメジオは辛い気持ちを堪えて拳を握りしめると、シンヤも辛い気持ち堪えて耐えようとしていた。やはり、今この場で誰よりも辛いのは、リュウセイたちの子孫であるシンヤとリコとアメジオだろう。

 

 

 ロイ「せっかく会えたのに!」

 

 

 古の冒険者であるルシアスに、ロイはずっと憧れていた。そのルシアスとこうして出会えたのだから、ロイとしてはたくさん話がしたかったのだろう。シンヤとリコとアメジオも、自分の先祖や祖父であるリュウセイとアリアとルシアスとギベオンと話したいことがあったが、もうリュウセイたちと話す時間はあまり時間は残されていなかった。すると、ルシアスとギベオンとリュウセイとアリアの4人は、自分たちの子孫であるリコとアメジオとシンヤの前に歩いてきて、3人に別れの言葉を伝え始めた。

 

 

 ルシアス「できれば、もっときみたちと一緒にいて、たくさん話をしたかったし、バトルもしたかった。けど、俺は満足しているよ」

 

 リコ「えっ?」

 

 ルシアス「パゴゴや六英雄のみんなや、俺たちの子孫であるきみやシンヤ。そして、きみたちライジングボルテッカーズのみんなとNとアメジオが、ラクリウムを浄化するという俺たちの願いを叶えてくれた。そして、俺たちはそれを見届けることができた。だから、俺は満足しているw」

 

 リコ「ぁっ…」

 

 

 ギベオン「アメジオ」

 

 アメジオ「お祖父様…俺は…」

 

 ギベオン「気にするな。私も納得したことだ」

 

 アメジオ「っ…」

 

 ギベオン「アメジオ、今まで本当にすまなかった。リュウセイの言う通り、私はラクリウムのことばかりで、お前とちゃんと向き合っていなかった」

 

 アメジオ「お祖父様…」

 

 ギベオン「いろいろ言いたいことはあるが、これだけは言っておく。アメジオ。私にとって、お前は特別な存在であり、私の誇りだ」

 

 アメジオ「っ!お祖父様!」

 

 ギベオン「お前は、私のためにいつも一生懸命やってくれていた。エクスプローラーズに入ってからも、弱音を吐かず、ずっと自分を鍛え上げ、私の期待に応えようとしてくれた。なのに私は、お前が自分の孫だから、それが当たり前だと思っていた。私がお前を冷たく突き放したあとも、私の身を案じ、ここまで来てくれた。そして、私の意思を受け継ぐと、そう言ってくれた。本当に嬉しかったぞ、アメジオ」

 

 アメジオ「っ、俺は、あなたの孫ですから…」

 

 ギベオン「そうか。…アメジオ、愚かな私を許してくれ」

 

 アメジオ「おじい…さま…」

 

 ギベオン「ジル、コニア」

 

 ジル「っ!はっ!」

 コニア「な、何でしょうか⁉︎ギベオン様」

 

 ギベオン「私の代わりに、これからもアメジオを頼むぞ」

 

 ジル・コニア「「っ、はっ!ギベオン様!」」

 

 ギベオン「うん。アメジオ、ハンベルに会ったら、今までご苦労だったと伝えておいてくれ」

 

 アメジオ「っ…はい」

 

 ギベオン「それと、クレイブにはすまなかったと…」

 

 アメジオ「っ……はい」

 

 ギベオン「これからお前が進む道には、たくさんの困難なことが起こるだろう。だが、お前ならどんな困難をも乗り越え、私の意思を受け継いでくれると信じている。だからこれからも、ソウブレイズと、仲間と一緒に、自分の信じた道を進むのだ」

 

 アメジオ「っ!……はい(涙)」

 

 ギベオン「お前なら、私とは違う道を歩んで行けるだろう。私はここで消えるが、ずっとお前を見守っている。…ジガルデ」

 

 白いジガルデ「ジガッ?」

 

 ギベオン「お前にも詫びねばならん。そして、今日まで私のそばにいてくれて、本当にありがとう。お前にも、心から感謝している」

 

 白いジガルデ「ジガァァァッ!」

 

 ギベオン「さらばだ。そして、本当にありがとう。我が相棒よ」

 

 白いジガルデ「っ…ジィガァァッ」コクッ(頷く)

 

 

 リュウセイ「シンヤ」

 

 シンヤ「リュウセイさん、アリアさん…」

 

 アリア「本当にありがとう。あなたたちのおかげで、私はハデスから解放されたわ」

 

 シンヤ「いえ…」

 

 リュウセイ「ディアルガ、ゲッコウガ、今までありがとな」

 

 ディアルガ『リュウセイ…』

 

 ゲッコウガ「コォォォウガッ…」

 

 リュウセイ「辛気臭い顔をするな。今のお前たちには立派なトレーナーがいるじゃねぇか。お前らの今の主人は俺じゃない。シンヤだ」

 

 ディアルガ『っ…ああ…』

 

 ゲッコウガ「コォォォウガッ…(涙)」

 

 リュウセイ「フッw。お前らもありがとな。俺がいなくなったあと、ずっとアリアを守ってくれて」

 

 

 パルキア「パァァァァルルルッ!」

 コライドン「コラァァァイッ!」

 ミライドン「アギャァァァッ!」

 シンヤのウガツホムラ「ウガァァァァッ!」

 タケルライコ「タァァァァケッ!」

 

 

 リュウセイ「ゼクロム。お前も今までありがとな」

 

 ゼクロム「グォォォォッ!」

 

 アリア「みんな、本当にありがとう(涙)」

 

 

 オリーヴァ「リィィィヴァァ!」

 ガラルファイヤー「クェェェェェッ!」

 ラプラス「ホォォォォォッ!」

 バサギリ「ギィィィィィリッ!」

 六英雄のウガツホムラ「ガァァァァァァッ!」

 黒いレックウザ「グォォォォォォッ!」

 

 ルシアス「オリーヴァ、ファイヤー、ラプラス、バサギリ、エンテイ、レックウザ。みんな、今までありがとう。もうお前たちは自由だ。これからは、自分の好きなように生きてくれ」

 

 ギベオン「ジガルデよ。お前も今日から自由の身だ。自分の好きなように人生を生きてくれ」

 

 白いジガルデ「ジガァァァァァッ!」

 

 

 ピカァァァァァン‼︎(光が強くなる)

 

 

 ルシアス「そろそろ時間だな。リコ、パゴゴを頼む」

 

 リコ「っ、はい…」

 

 

 スッ(ルシアスからテラパゴスを受け取る)

 

 

 ルシアス「パゴゴ、もう一度きみに会えて嬉しかったよ」

 

 パゴゴ「パゴッパァァゴッw!」

 

 ルシアス「リコ、これからもパゴゴを頼む」

 

 リコ「っ…はい(涙)」

 

 ルシアス「シンヤ」

 

 シンヤ「はい?」

 

 ルシアス「リコのこと、これからもよろしく頼む」

 

 シンヤ「っ……はい!」

 

 リュウセイ「もう俺たちが見てないからって、リコにエッチなことするなよw」

 

 シンヤ・リコ「「ッ⁉︎///」」

 

 シンヤ「しませんよ!///……まだ///」

 

 リコ「///」

 

 リュウセイ「今度はあの世から見ることにするかw」

 

 アリア「もう、リュウセイってば」

 

 ルシアス「フッw。リュウセイ、ギベオン、アリア。向こうでリスタルが待っているから、そろそろ行こう」

 

 リュウセイ「ああ」

 ギベオン「うん」

 アリア「ええ。…リュウセイ」

 

 リュウセイ「大丈夫、これからは一緒だ。もういなくなったりしない」

 

 アリア「ぁっ…うん(涙)」

 

 リュウセイ「ディアルガ。これからも、シンヤをよろしくな」

 

 ディアルガ『っ…ああ』

 

 

 ギベオン「では、さらばだ」

 

 

 アメジオ「っ(涙)」

 

 

 ルシアス「みんな、あとはよろしく頼む」

 

 

 ピカァァァァァン(リュウセイとルシアスとギベオンとアリアが消える)

 

 

 リュウセイがアリアを抱きしめると、リュウセイとルシアスとギベオンとアリアの4人は、光となって天へと昇っていった。すると、リコはテラパゴスを地面に下ろし、シンヤに抱きついて大声で泣き叫び始めた。そんなリコの姿を見たシンヤは、右手をリコの頭に回し、左手をリコの背中に回すと、優しくリコを抱きしめた。辛いのはシンヤも同じ気持ちだったが、人の“死”を初めて見たリコはそれに耐えられなかったのだろうと思い、目を閉じて自分の胸の中で泣くリコをずっと抱きしめた。そしてアメジオは、祖父であるギベオンを失った悲しみと苦しみに必死に耐えようと、自分の両手の拳を強く握りしめていた。そんなアメジオの姿を見ていたソウブレイズとジルとコニアは、アメジオのそばに向かった。しかし、今のアメジオに何と言っていいかわからず、ただアメジオを見ており、目の前で自分の主人を失った六英雄と白いジガルデ。そして、リュウセイの七竜とゲッコウガは、悲しみのあまり声を出そうとしなかった。

 

 

 アメジオ「くっ…」

 

 

 リコ「ぅ…ぅぅ…(涙)」

 

 シンヤ「…」

 

 

 ディアルガ『リュウセイ。……約束しよう。この命尽きるまで、お前の子孫であるシンヤをずっと見守っていくと。だから、今度こそ安らかに眠ってくれ。我が友よ』

 

 シンヤ「ディアルガ…」

 

 

 リュウガ「もしかしたら、七竜やテラパゴスや六英雄のみんなは、これがリュウセイさんとルシアスさんと会える最後のチャンスであり、2人とのお別れになるということをわかってたのかもしれないな」

 

 ミコ「そうね」

 

 ロイ「シンヤ、リコ、アメジオ…」

 

 ドット「3人とも、大丈夫かな?」

 

 フリード「今はそっとしておこう」

 

 N「そうですね」

 

 

 リュウセイとルシアスとギベオンとアリアが消えると、ラクアが静寂な空気に包まれ、まるで通夜のような雰囲気になってしまった。しかし、今のシンヤとリコとアメジオの気持ちを考えれば、そうなっても仕方なかった。そして、静かな空気が流れてからしばらくすると、シンヤの胸で泣いていたリコが少し後ろに下がった。

 

 

 シンヤ「リコ、大丈夫か?」

 

 リコ「うん…ありがとう。もう大丈夫!(涙)」

 

 シンヤ「…無理するなよ」

 

 リコ「うん」

 

 

 カチャ!

 

 

 シンヤ・リコ・ロイ「「「えっ?」」」

 

 

 突然リコとロイの持っている古のモンスターボールから『カチャ』という音が鳴ったので、リコとロイは自分たちの持っている古のモンスターボールを取り出して確認すると、六つの古のモンスターボール全てが勝手に開いていた。

 

 

 リコ「古のモンスターボールが!」

 

 ロイ「どうなってるの?」

 

 シンヤ「おそらく、トレーナーであるルシアスさんがいなくなったから、六英雄たちが野生のポケモンになったということかもしれない。そして、ギベオンのジガルデもな」

 

 ロイ「そっか」

 

 リコ「これで、本当に終わったんだね」

 

 シンヤ「ああ」

 

 ハデス「……フッw、これで終わりだと…」

 

 シンヤ「ッ!」

 

 

 ラクアを目指すことになってから、ここまで楽しいことや辛いことがあったが、ひとまず戦いが終わったことに、シンヤたちは安堵していた。しかし、そんなことも考えず、自分の野望を叶えようとする悪党たちのせいで、そんな空気は一瞬で吹き飛んだ。

 

 

 シンヤ「ハデス」

 

 リュウガ「リュウセイさんは消えたのに、なんでアイツは生きてんだ⁉︎」

 

 ハデス「つくづくお前ら一族は、俺の邪魔をしてくれた。こんなことなら、もっと早くにリュウセイとアリアの子を始末しておくべきだったよ」

 

 シンヤ「何をほざこうと、お前たちの野望はこれで終わりだ」

 

 スピネル「終わり?何を言っているのですか?これから始まるのですよ、私たちエクスプローラーズの時代が!」

 

 

 スピネルはそう言いながら後ろに手を伸ばすと、モンスターボールに似た形をしている白いカプセルのようなものを取り出した。

 

 

 シンヤ「ん?なんだそれ?」

 

 アメジオ「っ!まさか、それが《ラクリウムスフィア》か!」

 

 リコ「ラクリウムスフィア?」

 

 シンヤ「アメジオ、アレが何か知ってるのか?」

 

 アメジオ「ハッコウシティの倉庫街でお前に会う少し前、俺はジルとコニアと共に、エクシード社にあるスピネルの研究室に行き、そこでラクリウムスフィアの研究資料を見たんだ」

 

 シンヤ「ぁっ、俺が初めてハンベルさんに会ったあの時か!」

 

 アメジオ「そうだ。しかし、どういうものなのかまではわからなかった」

 

 シンヤ「けど、碌でもない物なのは確かだろうだな」

 

 スピネル「心外ですね。ならば教えてあげましょう。これが素晴らしいものだということを!」

 

 

 シュッ(ラクリウムスフィアを投げる)

 

 プシュゥゥッッ(ラクリウムスフィアから煙が発射される)

 

 

 シンヤ「っ!みんな戻れ!」

 

 

 シュルルーーン

 

 

 スピネルが取り出した白いカプセルは、以前アメジオがエクシード社にあるスピネルの研究室に行ったときに見つけた“ラクリウムスフィア”と呼ばれるものだった。そして、スピネルが七竜と六英雄がいる所に向かってラクリウムスフィアを投げると、ラクリウムスフィアが起動し、そこからピンク色の煙が出てきた。それを見たシンヤは何か嫌な予感がしたので、急いでモンスターボールとスーパーボールを取り出すと、七竜とゲッコウガをモンスターボールとスーパーボールの中に戻したが、六英雄たちはラクリウムスフィアから出てきたピンク色の煙を浴びてしまった。すると、ピンク色の煙を浴びた六英雄たちはその途端に苦しみ出し、少ししてピンク色の煙が晴れると、レックウザを除く六英雄のオリーヴァ、ガラルファイヤー、ラプラス、バサギリ、ウガツホムラは体にピンク色の煙を纏っており、ラクリウムの煙を浴びた5体が目を開けると、オリーヴァ、ガラルファイヤー、ラプラス、バサギリ、ウガツホムラの目つきがガラリと変わっていた。

 

 

 スピネル「今よりラクアは、我々エクスプローラーズが占拠します!」

 

 

 オリーヴァ「リィィィヴァァ‼︎」

 ガラルファイヤー「クェェェェェッ‼︎」

 ラプラス「ホォォォォォッ‼︎」

 バサギリ「ギィィィィィリッ‼︎」

 六英雄のウガツホムラ「ガァァァァァァッ‼︎」

 

 

 スピネルのその言葉に、ラクリウムスフィアを浴びたオリーヴァ、ガラルファイヤー、ラプラス、バサギリ、ウガツホムラの5体は、いきなり技を放って六英雄同士でバトルを始めた。

 

 

 スピネル「効果は十分ですが、これでは使い物になりませんね」

 

 

 リコ「みんな、やめて‼︎」

 

 

 オリーヴァ「リィィィヴァァ‼︎」

 ガラルファイヤー「クェェェェェッ‼︎」

 ラプラス「ホォォォォォッ‼︎」

 バサギリ「ギィィィィィリッ‼︎」

 六英雄のウガツホムラ「ガァァァァァァッ‼︎」

 

 

 ドット「ダメだ、リコの声が届いてない!」

 

 ロイ「そんな!」

 

 

 マツブサ「フッw、グラードン!」

 

 

 ポーーン‼︎

 

 

 グラードン「グラァァァァァァァッ!」

 

 

 シンヤ「なにっ!?」

 

 

 マツブサ「『だんがいのつるぎ』!」

 

 グラードン「グラァァァァァァッ‼︎」

 

 

 ドォォォォォォンッ‼︎

 

 

 レシラム「クォォォォォォォォンッ!?」

 

 N「レシラム!」

 

 

 マツブサ「ゲーチス!」

 

 ゲーチス「ええ!キュレム!」

 

 

 キュレム「レェェェェェェムッ‼︎」

 

 

 ラクリウムスフィアを浴びた六英雄たちが仲間同士でバトルを始めると、シンヤたちはなんとかして六英雄を落ち着かせようとした。その時、マツブサはモンスターボールを投げてグラードンを繰り出すと、グラードンに「だんがいのつるぎ」を指示した。グラードンが大きな雄叫びを上げると、ラクアの地面の中から先が尖った岩がNのレシラムに向かって突き出てきて、それがレシラムに命中すると、レシラムは大ダメージを受けた。そして、ゲーチスの合図でラクアの上空からキュレムが降ってくると、キュレムは倒れたレシラムの前に移動し、翼の先の氷柱のようなところからレシラムに向かって光線を放った。すると、レシラムの体はどんどん小さくなり、レシラムは《ライトストーン》になってしまった。そしてさらに、そのライトストーンをキュレムが吸収すると、キュレムは尻尾の中心からオレンジ色の炎の玉を作り出し、その玉が大きくなっていくと、キュレムは体全体からレシラムが放つようなオレンジ色の炎を放出し、放出している炎に身を包み込まれると、キュレムは炎の中で姿を変え始め、放出した炎の中から現れたキュレムの姿は、上半身の左半分にレシラム、右半分にキュレムの特徴が見られる《ホワイトキュレム》になっていた。

 

 

 ホワイトキュレム「キュレェェェェェェムッ‼︎」

 

 

 リコ・ロイ・ドット・フリード・ミコ「「「「「ッ⁉︎」」」」」

 

 ジル「あれは!」

 

 コニア「何なの、あのポケモン…⁉︎」

 

 シンヤ「ホワイトキュレム!」

 

 アメジオ「ホワイトキュレム…あれが」

 

 リュウガ「やろう!Nのレシラムを奪いやがった!」

 

 N「レシラム…」

 

 

 ゲーチス「フフフッw、マツブサ、よくやってくれました」

 

 マツブサ「貸しにしておくぞ」

 

 ゲーチス「ええ。…さて、じゃあ今のうちに…」

 

 

 チラッ(シンヤたちを見る)

 

 

 ゲーチス「これから邪魔になりそうな芽を摘んでおきますか」

 

 シンヤ「……ハァ、仕方ねぇなw」

 

 リコ「えっ?」

 

 シンヤ「みんな、これから俺の言うことをよく聞け」

 

 フリード・リュウガ・ミコ・ロイ・ドット・N「「「「「「?」」」」」」

 

 アメジオ・ジル・コニア「「「?」」」

 

 リコ「シンヤ?」

 

 

 シンヤ「俺が時間を稼いでおくから、みんなは今のうちにラクアを出ろ」

 

 

 リコ「…えっ⁉︎」

 リュウガ「なっ⁉︎」

 ミコ「シンヤ⁉︎」

 

 ロイ「ラクアを出ろって…」

 ドット「何言ってんだよ⁉︎」

 

 フリード「シンヤ、どういうことだ⁉︎」

 

 シンヤ「この中で奴らとまともに戦えるの俺だけだ。だから、お前らは急いで逃げろ」

 

 リュウガ「おま、何言ってんだ!」

 

 ミコ「アンタ、さっきルシアスさんにリコのこと頼まれたばかりでしょ!それなのに…」

 

 シンヤ「ここで俺が逃げたって、奴らはしつこく追ってくる。そうなったら、ブレイブアサギ号で逃げることもできなくなり、何人か犠牲者が出る。この中でまともに戦えるのは俺だけだから、時間稼ぎは俺にしかできない。それに、六英雄をこのままにしておけないしなw」

 

 リュウガ・ミコ「「っ」」

 

 シンヤ「俺のしぶとさは、付き合いが長いお前らがよく知ってるだろw」

 

 リュウガ「だったら、俺も一緒に…」

 

 シンヤ「今のイベルタルではこれ以上のバトルは無理だろう。それに、ゲットしたばかりのギラティナとエンテイじゃ戦力にならん。それは、お前が一番わかってるんじゃないのか?」

 

 リュウガ「っ!」

 

 

 スピネルの手によって六英雄は暴れ出し、ゲーチスに洗脳されたキュレムがNのレシラムを吸収してホワイトキュレムになってしまったことで、一気に状況が悪くなってしまった。そのため、シンヤは自分がここに残ってゲーチスたちを足止めし、みんなが逃げる時間を稼ぐから早くラクアを去るようリコたちに伝えたが、リコたちはシンヤの言葉に迷っていた。

 

 

 マツブサ「お喋りしている暇はないぞ!」

 

 ゲーチス「さぁ行け、キュレムよ!」

 

 

 グラードン「グラァァァァァッ‼︎」

 

 ホワイトキュレム「レェェェェェェッ‼︎」

 

 

 黒いレックウザ「グォォォォォォッ‼︎」

 

 白いジガルデ・野生のジガルデ「「ジガァァァァッ‼︎」」

 

 

 ドォォォォォォォォォンッ‼︎

 

 

 ライジングボルテッカーズ・N・アメジオ「「「ぁっ!」」」

 

 

 シンヤの言葉にリコたちが迷っていると、マツブサとゲーチスの指示を受けたグラードンとホワイトキュレムがシンヤたちに向かって突っ込んできた。すると、黒いレックウザ、白いジガルデ、野生のジガルデは同時に「りゅうのはどう」を放ってグラードンとホワイトキュレムを後退させると、シンヤたちの目の前にやってきた。

 

 

 リコ「レックウザ!」

 

 ドット「どうして、野生のポケモンになったはずなのに?」

 

 シンヤ「野生のポケモンになっても、ルシアスさんや俺たちのことを忘れたわけじゃないんだ。だから、俺たちを守ってくれたんだ」

 

 リュウガ「ラクリウムを浴びたのにか⁉︎」

 

 

 ポーーン‼︎

 

 

 ディアルガ『シンヤ、私も一緒に戦おう』

 

 シンヤ「ディアルガ!」

 

 ディアルガ『話はボールの中から聞いていた。フリード、お前はシンヤ以外のみんなを連れてラクアを離れろ!』

 

 フリード「っ、お前まで何を言ってるんだ⁉︎」

 

 ディアルガ『シンヤは、私たちが責任を持って守るから、お前たちは早く行け!』

 

 黒いレックウザ「グォォォォォォ」

 

 ロイ「レックウザ…」

 

 ディアルガ『ロイ。レックウザが何と言ってるか、今のお前にならわかるはずだ』

 

 ロイ「っ…シンヤは自分たちが守るから、お前たちは行けって…」

 

 ディアルガ『そうだ。私やレックウザも、シンヤをこの場から逃がしたい気持ちはある。しかし、今はシンヤの力が必要なのだ。だから頼む。お前たちは行ってくれ』

 

 フリード「っ……わかった。シンヤ!このまま死んだら許さないからな!」

 

 シンヤ「わかってるよw」

 

 リコ「シンヤ…」

 

 シンヤ「リコ。……後で必ず戻るから、先にみんなと行ってくれw」

 

 リコ「っ(涙)」

 

 

 シンヤがそう言うと、リコの目から再び涙が流れた。それは、シンヤがルシアスやリュウセイのように、死んでしまうのでないかと思ったからだ。さっきルシアスたちと悲しい別れをしたばかりなのに、もしシンヤまでいなくなったら、きっとリコの心は壊れてしまうだろう。

 

 

 シンヤ「大丈夫、俺は死なない。お前と結婚して、一緒に生きるって約束があるからな」

 

 リコ「ぁっ……ッ!」

 

 

 チュッ(シンヤにキスする)

 

 

 シンヤ「んっ!」

 

 リコ「…絶対、私の所に帰ってきてね。約束だよ(涙)」

 

 シンヤ「ぉっ…フッw。ああ、約束する」

 

 リコ「うん(涙)」

 

 

 リコとしては、力づくでもここからシンヤを連れて行きたかったが、自分の我儘でシンヤたちを困らせるのは嫌なので、シンヤに自分の唇を強く押し付けると、シンヤに自分の元に帰ってくるよう伝えた。

 

 

 シンヤ「ピカチュウ、お前はリコたちと一緒に行け」

 

 ピカチュウ「ピカッ⁉︎」

 

 シンヤ「必ず戻るから」

 

 ピカチュウ「ピカッ……ピカッ!」コクッ(頷く)

 

 シンヤ「アメジオ、お前もその2人を連れてラクアを離れろ!」

 

 アメジオ「しかし、お祖父様のジガルデを置いていくわけには…」

 

 白いジガルデ「ジガァァァァッ!」

 

 アメジオ「ジガルデ。……わかった。シンヤ、ジガルデを頼む!」

 

 シンヤ「ああ!」

 

 アメジオ「ジル、コニア、急いでラクアを脱出するぞ」

 

 ジル・コニア「「はっ!」」

 

 

 ロイ「シンヤ…レックウザをよろしくね」

 

 ドット「っ…絶対に戻ってきてよ」

 

 シンヤ「ああ。リュウガ、ミコ、N、フリード、リコたちを頼むな」

 

 フリード「ああ」

 

 リュウガ「シンヤ……死ぬなよ」

 

 ミコ「ちゃんと生きて戻りなさいよ」

 

 N「気をつけて」

 

 シンヤ「ああ。ディアルガ!レックウザ!みんなが逃げる道を作ってくれ!」

 

 ディアルガ『任せろ!レックウザ!』

 

 黒いレックウザ「グォォォォォォッ‼︎」

 

 

 リュウガたちが自分の言いたいことをシンヤに伝えると、シンヤの指示を受けたディアルガは黒いレックウザと一緒に口元にエネルギーを集めると、溜めたエネルギーを空へ向けて解放した。そして、解放されたエネルギーは空で分散すると、グラードン、ホワイトキュレム、オリーヴァ、ガラルファイヤー、ラプラス、バサギリ、ウガツホムラの元に降り注いだ。

 

 

 ディアルガ『今のうちだ!』

 

 シンヤ「行け!」

 

 フリード「みんな、急いで走れ!」

 

 N「ジガルデ、シンヤを頼むよ」

 

 野生のジガルデ「ジガァァァッ」コクッ

 

 リコ「シンヤ…」

 

 シンヤ「フッw、ちゃんとお前の所に戻る!」

 

 リコ「っ、うん!(涙)」

 

 

 「りゅうせいぐん」を発動したディアルガと黒いレックウザが逃げ道を作ると、この場から去るフリードたちは、ラクアに残るシンヤたちとまた会おうと約束すると、ポケモンたちをモンスターボールの中に戻し、シンヤのピカチュウと一緒にクムリ山の山頂を目指して一斉に走り出した。その途中、リコは一度だけ後ろを振り向いてシンヤを見た。

 

 

 リコ(お願い、絶対に死なないで。無事に私の所に戻ってきて(涙))

 

 

 リコは涙を流しながらそう願うと、シンヤと離れる悲しみを堪え、前を見てフリードたちと一緒に走っていき、アメジオとジルとコニアはモンスターボールから出したアーマーガアとエアームドの背中に乗ると、急いでラクアから脱出した。

 

 

 シンヤ「さぁ、バトルを続けようぜ!」

 

 

 スチャ(シンヤがスーパーボールを取り出す)

 

 ブンッ(スーパーボールを投げる)

 

 

 ポーーン‼︎

 

 

 パルキア「パァァァァルルルッ‼︎」

 

 

 ゲーチス「仲間を逃すために自分は残りましたか。スピネルさん」

 

 スピネル「ん?」

 

 ゲーチス「彼の相手は私たちが引き受けますから、あなたはハデスさんを連れてここから離れてください」

 

 スピネル「ありがとうございます」

 

 ゲーチス「フラダリ、ダークトリニティ、あなたたちも行ってください」

 

 ダークトリニティ1・2・3「「「はっ!ゲーチス様!」」」

 

 フラダリ「そうさせてもらうか」

 

 マツブサ「カガリ、お前も行け」

 

 カガリ「わかったよ、リーダーマツブサ」

 

 スピネル「ではハデス様、我々もすぐにこの場から…」

 

 ハデス「俺はまだ戦えるから問題ない」

 

 スピネル「えっ?」

 

 ハデス「フッ…」

 

 

 チラッ(倒れている赤いムゲンダイナを見る)

 

 

 赤いムゲンダイナ「グォォ…ォォ…」

 

 

 ラクア・森の中

 

 

 フリード「急げみんな!」

 

 

 シンヤがパルキアを出してゲーチスたちと戦っている頃、クムリ山の山頂を目指しているフリードたちはラクアの森の中を走っていた。

 

 

 リコ「シンヤ…」

 

 リュウガ「あいつならきっと大丈夫だ」

 

 リコ「うん…」

 

 

 ドォォォォォォォン‼︎

 

 

 ロイ「うわっ⁉︎」

 

 ドット「ここまで振動が伝わってきた…⁉︎」

 

 ミコ「一体どんなバトルしてんの⁉︎」

 

 

 フリードたちがラクアの森の中を走っていると、ラクアの中心でバトルしているシンヤたちの爆発音がリコたちのいる所にまで響き渡り、大きな地震が発生した。すると、ラクアの大地に大きな亀裂が入り、ラクアに立っている木がどんどん倒れると、それを見たラクアにいるポケモンたちは避難を始めた。

 

 

 リコ「ポケモンたちが慌ててる」

 

 ドット「ひどい!」

 

 フリード「…」

 

 リュウガ「フリード、どうした?」

 

 フリード「いや、妙だと思ってな」

 

 ミコ「えっ?」

 

 フリード「奴らが欲しがっていたラクリウムが無くなった以上、ラクアを占拠しても意味がないはずだ。なのに、何で奴らはラクアを占拠し出したのかと思ってな」

 

 ドット「確かにそうだ。ラクリウムが無くなったのなら、ラクアを占拠しても何の意味もない」

 

 ミコ「じゃあ、何でラクアの占拠を?」

 

 フリード「それは俺にもわからない」

 

 リュウガ「それは後で考えればいい。とにかく今は逃げるぞ!」

 

 

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ‼︎(地面が揺れる)

 

 ピキピキピキピキッ(ラクアの大地に大きな亀裂が入る)

 

 

 フリード・N・ドット・ロイ「「「「うわっ⁉︎」」」」

 

 シンヤのピカチュウ・キャプテンピカチュウ「「ピカッ!」」

 

 リュウガ「おわっ!」

 

 リコ「きゃあっ⁉︎」

 

 ミコ「リコ!」

 

 

 カチャ(ルシアスのベルトがリュックの中から出てくる)

 

 

 リコ「あっ…ベルトが!」

 

 

 フリードたちがクムリ山の山頂を目指して走っていると、再びラクアの大地に大きな地震が発生した。すると、ラクアの大地の亀裂の範囲がさらに広がり、フリードたちのいる足場に大きな亀裂が入ると、突然地面が大きく盛り上がったので、リコはその場に倒れてしまった。すると、リコのリュックの中に入っていたルシアスのベルトが出てきて、黒いレックウザが入っていた古のモンスターボールを除く五つの古のモンスターボールがルシアスの写真や手記と一緒に谷底に落ちていってしまった。リコは谷底に落ちたベルトや写真を取ろうと手を伸ばそうとしたが、ミコはリコに抱きつくとそれをやめさせた。

 

 

 リコ「ああ…おばちゃんから受け継いだ大切なベルトが…ルシアスさんの写真や手記が!(涙)」

 

 ミコ「リコ…」

 

 フリード「リコ。…形あるものは、いつか壊れてしまうし、失うときもある。けど、お前たちがルシアスたちのことを覚えていれば、彼らはお前たちの心の中に生き続ける」

 

 リコ「フリード。……うん(涙)」

 

 ロイ・ドット「「うん」」

 

 フリード「よし。ここからは空を飛んでクムリ山の山頂に行くぞ」

 

 リュウガ「わかった。 ギラティナ、力を貸してくれ!」

 

 ミコ「キチキギス!あなたもお願い!」

 

 フリード「リザードン、お前も力を貸してくれ!」

 

 

 ポーーン‼︎

 

 

  ギラティナ(オリジンフォルム)「ギララァァァァァッ‼︎」

 

 キチキギス「キィィィチッ‼︎」

 

 リザードン「リザァァァァッ‼︎」

 

 

 フリード「ドット、お前は俺と一緒にリザードンに乗れ」

 

 ドット「うん。けど、リザードンは大丈夫なの?」

 

 フリード「ああ。スピネルとのバトルで受けたダメージは少し回復してるから、少しの間なら飛ぶことができる」

 

 ミコ「なら、リコは私と一緒にキチキギスに乗って」

 

 リコ「うん」

 

 リュウガ「ロイ、N、ピカチュウ、お前たちは俺と一緒にギラティナに乗れ」

 

 ロイ「うん」

 

 N「わかった」

 

 シンヤのピカチュウ「ピィカッ!」

 

 

 フリードたちはモンスターボールから出した自分たちのポケモンに乗ると、空を飛んでクムリ山の山頂に向かった。その途中、上空に強い暴風が発生したり大きな木が飛んできたが、 先導したギラティナが暴風からリザードンとキチキギスを守る盾となり、飛んできた木を「りゅうのはどう」を放って粉々にしてくれたおかげで、みんな怪我をせずにクムリ山の山頂にたどり着いた。

 

 

 クムリ山・山頂

 

 

 フリード「みんな、無事か?」

 

 リュウガ「ああ」

 ミコ「ええ」

 N「はい」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「うん」」」

 

 ピカチュウ「ピィカッ!」

 

 

 ゴゴゴゴゴゴゴゴッ‼︎(地面が揺れる)

 

 

 リュウガ「うわっ!」

 

 ミコ「早くここから逃げないと」

 

 ドット「でも、フリードのリザードンが…」

 

 リザードン「リザァ、リザァ…」

 

 ミコ「もう体力の限界ね」

 

 リュウガ「だったらギラティナに乗れ!あと2人ぐらい乗せられる余裕はある!」

 

 フリード「リュウガ、少し落ち着け」

 

 リュウガ「えっ?」

 

 フリード「忘れてないか?まだ俺たちには、頼りになる仲間がいるってことを!」

 

 

 ブロロロロロッ‼︎(プロペラ音)

 

 

 リコ「あっ!」

 ロイ「あれは!」

 ドット「マジかよ!」

 

 

 なんとか全員無事にクムリ山の山頂にたどり着いたが、クムリ山の山頂にまでラクアの中心で激しいバトルしている振動が伝わってきたので、リコたちは急いでここから降りようとした。しかし、もうリザードンの体力が限界なため、リュウガはフリードとドットにギラティナに乗るよう伝えたが、フリードに落ち着くように言われると、クリムタウンがある方角からプロペラ音が聞こえてきたので、リコたちはプロペラ音が聞こえてきた方に目を向けた。するとそこから、雲の下から飛んでくる《ブレイブアサギ号》が見えてきた。

 

 

 リコ・ロイ・ドット「「「ブレイブアサギ号!」」」

 

 フリード「いいタイミングで来てくれたぜ!」

 

 リュウガ「だけど、船が飛べる高度を超えたら、どんな船でも木っ端微塵になるってオリオが言ってなかったか?」

 

 ミコ「あっ、そういえば…」

 

 

 ブレイブアサギ号が来てくれたことに喜んだリコたちだったが、リュウガの言った言葉にハッとすると、クムリタウンに船が着陸する前にオリオが言ってたことを思い出した。そして、下にいるブレイブアサギ号を見ると、リュウガの言う通り、ブレイブアサギ号は上昇する途中で上にあがることができなくなっていた。

 

 

 ブレイブアサギ号・操舵室

 

 

 マードック「クソッ!これ以上、先に進まねぇ!」

 

 

 リコたちのいるクムリ山の山頂を目指しているブレイブアサギ号の中では、ライジングボルテッカーズのメンバーであるマードック、オリオ、モリー、ランドウが船にいるポケモンたちを操舵室に連れてくると、急いでリコたちの元に駆けつけようとしていた。しかし、やはりこれ以上、船を上昇させることが出来なかった。

 

 

 モリー「オリオ、ピンチになった今こそ!」

 

 オリオ「うん。このとっておきのボタンの出番だね!」

 

 ランドウ「ウムッ!」

 

 

 オリオはマードックの近くにやってくると、以前の操舵室にはなかったカバーがかけられている赤いボタンの前に立った。その赤いボタンとは、ブライアに会いにキタカミの里に向かっている頃、ピンチになった時に役に立つとフリードが言っていた秘密のボタンだった。そして、オリオは赤いボタンにかけられているカバーを上げると、秘密の赤いボタンを押そうとした。

 

 

 オリオ「じゃあみんな、衝撃に備えて!」

 

 モリー「ああ、思いっきりかましちゃいな!」

 

 ランドウ「我らの心に、火を灯すのじゃ!」

 

 マードック「おっしゃぁ、いつでも来い!」

 

 オリオ「ブレイブアサギ号!」

 

 マードック・モリー・ランドウ「「「どこまでも!」」」

 

 オリオ「高く‼︎」

 

 

 オリオがそう言いながら勢いよく赤いボタンを押すと、ブレイブアサギ号のエンジンがフル稼働した。すると、ブレイブアサギは変形を始めて見た目を大きく変えていくと、今度はマードックが立っている操縦席が形を変えて宇宙船のような操縦席となると、ブレイブアサギ号はもっと空高く飛べる形態になった。

 

 

 リュウガ「おぉ〜〜‼︎すげぇ!(✨∇✨)」

 

 リコ「すごい!」

 ロイ「うん!」

 ドット「いつの間にあんな機能を?」

 

 フリード「お前たちがテラスタル研修を受けている時に、エクスプローラーズとの戦いで少し壊れたブレイブアサギ号を、オリオがハッコウシティで修理してくれた時があったろ。その時に、オリオがパワーアップをしておいてくれたんだ。それが、前にお前たちが操舵室で見た、あのとっておきの赤いボタンってわけさ」

 

 ロイ「そっか!あれはブレイブアサギ号が変形するボタンだったんだ!」

 

 フリード「ああ。そして、変形したあのブレイブアサギ号の名は、《ブレイブアサギ号・インフィニットライジング》だ!」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「インフィニットライジング!」」」

 

 リュウガ「かっこいいじゃん!」

 

 ミコ「そ、そうかな?」

 

 N「?」

 

 

 変形したブレイブアサギの名前にリコとロイとドットとリュウガが感動していると、ミコはネーミングセンスが皆無だと思い、Nの頭の上にはクエスチョンマークが浮かんだが、変形したことでパワーが上がったブレイブアサギ号は船が飛べる高度の限界を超えると、リコたちのいるクムリ山の山頂を目指して全速力で飛んできた。

 

 

 カチャ(船のハッチが開く)

 

 

 オリオ「みんな、急いで船に乗って!」

 

 

 リコ「オリオ!」

 

 

 オリオ「ジェットエンジンは船体にかかる負荷が大きいから、この状態でのブレイブアサギはそんなに長く飛べないの!」

 

 

 フリード「よし、急いで船に乗るぞ!」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「うん」」」

 

 リュウガ「おう!」

 

 ミコ「ええ」

 

 N「はい」

 

 

 変形したブレイブアサギ号がクムリ山の山頂に近づくと、操舵室にいるマードックはブレイブアサギ号のスピードを少し落とした。そして、ブレイブアサギ号がクムリ山の山頂にゆっくり飛んでくると、フリードたちはクムリ山の山頂に来る時に乗ってきたポケモンたちの背に再び乗り、急いでブレイブアサギ号に向かうと船の甲板に飛び降りた。

 

 

 ブレイブアサギ・甲板

 

 

 フリード「みんな!船の中に急げ!」

 

 

 

 ガァァァァァァァァァァッ‼︎

 

 

 

 フリード・リコ・ロイ・ドット「「「「ッ⁉︎」」」」

 

 ミコ「この鳴き声って…」

 

 リュウガ「ムゲンダイナの声だ!」

 

 オリオ「ぁっ!みんな!あれを見て!」

 

 N「っ!あれは!」

 

 

 

 赤いムゲンダイナ「ガァァァァァァァァッ‼︎」

 

 

 

 甲板に飛び降りたリュウガとミコは、モンスターボールの中にギラティナとキチキギスを戻すと、リコたちと一緒に急いで船の中に入ろうとした。すると、突然ハデスの赤いムゲンダイナの鳴き声が聞こえてきたので、リコたちはラクアの中心に目を向けた。するとそこから、ハデスの赤いムゲンダイナが飛んできて、胸部のコアにあるガラル粒子のエネルギーを一気に放出すると、ロケットのごとく上空に打ち上がり、上空にある雲を突き抜けた。その瞬間、ラクアの上空からブレイブアサギ号が飛んでいる所まで空が赤黒く染まると、ラクアの上空にある雲の上から、巨大なとぐろを巻いた体から下方へ伸びる巨大な赤い手が出てきた。その正体は、さらにおどろおどろしい姿に変貌した赤いムゲンダイナだった。

 

 

 

 

 赤いムゲンダイナ(ムゲンダイマックスの姿)「ガァァァァァァァァァァッ‼︎」

 

 

 

 リコ「ぁ…ぁぁ…」

 

 ドット「なんだよ、あの怪物みたいなポケモン⁉︎」

 

 リュウガ「ダイマックスしたムゲンダイナだ」

 

 ロイ「ムゲンダイナ…⁉︎」

 

 フリード「あれが…⁉︎」

 

 

 赤いムゲンダイナ(ムゲンダイマックスの姿)「グォォォォォォォォォォッ‼︎」

 

 

 リュウガ「っ!まずい!ムゲンダイナはラクアを吹っ飛ばす気だ!」

 

 フリード「なっ⁉︎」

 

 リコ・ロイ・ドット・N「「「「「ッ⁉︎」」」」」

 

 ミコ「嘘でしょ⁉︎あそこにはハデスの味方のエクスプローラーズだって、シンヤだっているのよ!」

 

 オリオ「えっ!シンヤが!」

 

 ロイ「フリード!」

 

 ドット「どうしよう⁉︎」

 

 フリード「くっ!」

 

 リコ「シンヤ!(涙)」

 

 シンヤのピカチュウ「ピィカッ…」

 

 

 ディアルガ「ディアァァァァァッ‼︎」

 

 パルキア「パァァァァァルルルッ‼︎」

 

 

 リュウガ「あっ!」

 

 リコ「ディアルガ!パルキア!」

 

 

 ムゲンダイマックスの姿となった赤いムゲンダイナが、ラクアの中心にいるシンヤたちを攻撃しようと巨大な手に見えるところにエネルギーを集め始めると、リコたちはパニックに陥っていた。すると、ラクアの中心からシンヤのディアルガとパルキアが現れ、そのままラクアの上空に飛んでくると、ディアルガは胸のダイヤモンドの核に、パルキアは右肩の真珠にエネルギーを集め始めた。

 

 

 ディアルガ「ディアァァァァァァァッ‼︎」

 

 パルキア「パァァァァァァァルルルッ‼︎」

 

 

 赤いムゲンダイナ(ムゲンダイマックスの姿)「グォォォォォォォォォォッ‼︎」

 

 

 ドォォォォォォォォォォォォォォォォンッ‼︎

 

 

 フリード・ロイ・リュウガ「「「うわっ⁉︎」」」

 

 リコ「きゃあっ⁉︎」

 

 ミコ・オリオ「「うっ⁉︎」」

 

 N「くっ⁉︎」

 

 

 ディアルガとパルキアはエネルギーを溜め終わると、互いに自分の最強専用技である「ときのほうこう」と「あくうせつだん」をムゲンダイマックスの姿となった赤いムゲンダイナに放った。すると、赤いムゲンダイナも自分の最強専用技である「ムゲンダイビーム」を放ち、ディアルガとパルキアと赤いムゲンダイナが放った三つの技が上空でぶつかり合うと、ものすごい爆発音と衝撃波が起こり、その衝撃波がブレイブアサギ号が飛んでいる所にまで届いてきたので、みんな飛ばされないよう必死に近くにある手すりを掴んでいたが、手すりから手を離したフリードがキャップと一緒に船の後方に飛ばされてしまったので、リザードンは2人を助けるために船の後方に飛んで行った。

 

 

 ロイ「フリード!」

 

 リュウガ「待ってろ!」

 

 

 フリードとキャップを助けに向かったリザードンは、間一髪のところで2人を助けることに成功すると、飛ばされないように後方にある手すりを掴んで必死に船にしがみついていた。すると、リュウガとリコとミコは3人を助けようと、船から飛ばされないように手すりに掴まりながらフリードたちのいる船の後方に向かった。そして、ようやく船の後方にたどり着くと、リュウガはフリードに向かって手を伸ばした。

 

 

 リュウガ「フリード、俺の手を掴め!」

 

 

 ドンッ(エンジンが爆発する)

 

 

 フリード「ぁっ…フッw」

 

 

 リュウガがフリードに向かって右手を伸ばすと、船の後方に付いているエンジンが爆発を起こした。それを見たフリードは、これ以上はブレイブアサギ号が保たないことを察すると、自分が頭に付けているゴーグルを掴んで飛ばされないようにしているキャップの背中を右手で掴んだ。

 

 

 キャプテンピカチュウ「ピカッ⁉︎」

 

 フリード「キャップ、みんなのことは頼んだぞ」

 

 

 ガッ(リザードンが手すりから手を離す)

 

 

 シンヤのピカチュウ「ピィカッ‼︎」

 

 リュウガ・ミコ・リコ・ロイ・ドット・オリオ・N「「「「「「「あっ!」」」」」」」

 

 キャプテンピカチュウ「ピピーカッ‼︎」

 

 

 リコ「フリードォォォォォォッ‼︎」

 

 

 フリードは、キャップにみんなのことを頼むと伝えると、キャップを掴んでいる右手を前に伸ばし、リュウガが伸ばしている右手にキャップを渡した。すると次の瞬間、船が大きく揺れてしまったので、リザードンは手すりを掴んでいる手を離してしまい、背中に乗せているフリードと一緒に吹き飛ばされ、船の下にある雲の中へと姿を消した。

 

 

 リコ(それが、ラクアを目指して冒険した、私たちライジングボルテッカーズが見た最後の景色でした)

 

 

 1年後…

 

 

 セキエイ学園・リコとアンの部屋

 

 

 リコ「ぅっ…ぅぅっ(涙)」

 

 シンヤのピカチュウ「ピィカッ」

 

 リコ「あっ、ピカチュウ、ごめんね」

 

 

 エクスプローラーズとのラクリウムをめぐる戦いが終わったあと、無事にラクアを脱出したリコは、一度パルデア地方にある実家に帰ると、シンヤのピカチュウと共にセキエイ学園に向かい、セキエイ学園で平和な日々を過ごしていた。それから1年という長くも短い時が経つと、セキエイ学園ではリコの後輩となる新入生が入学してくる新学期になった。しかし、リコはそれを喜ぶことができず、目から涙を流していた。その理由は…

 

 

 パルデア地方・エクシード社の社長室

 

 

 女性キャスター「スピネル社長。あのクムリ山での大事件から1年も経ちましたが、悪名高きライジングボルテッカーズのメンバーは、まだ誰一人、捕まっていないんですか?」

 

 スピネル「ええ。我々も全力で捜しているのですが、詳しい行方はわかっていません」

 

 女性キャスター「そうですか。ですが、ライジングボルテッカーズのせいで失われたクムリ山の自然は、回復に向かっているんですよね?」

 

 スピネル「ええ。我々エクシード社の保護活動により、少しずつですが、以前のクムリ山の自然を取り戻しています」

 

 女性キャスター「今、各地方にいるポケモンたちに、未知の影響が出ているという噂を聞くのですが…」

 

 スピネル「ご心配には及びません。我々エクスプローラーズが、しっかりと対処しています」

 

 女性キャスター「なるほど。それでは、エクスプローラーズの皆さんがいれば、何も心配いりませんね。ところで、まだ世界チャンピオンのシンヤさんの行方はわからないのですか?」

 

 スピネル(フッw)…「ええ。まだシンヤさんの安否は確認されていません」

 

 

 今、エクシード社の社長はアメジオの父であるクレイブからスピネルに変わっており、スピネルが六英雄を使って引き起こしたクムリ山での災害は、ライジングボルテッカーズが引き起こしたことになっているため、ライジングボルテッカーズは世間では犯罪者扱いになっていて、エクスプローラーズが表舞台に立っていた。それだけではなく、ラクアで消息を絶ったシンヤは生死不明になっていて、ライジングボルテッカーズのせいで亡くなったのではないと思われていた。

 

 

 To be continued

 

 

 次回予告

 

 

 ラクアでの戦いから1年が経った頃、ロイはリュウガと一緒に、リコがいるセキエイ学園を目指していた。そして、ロイやリュウガとは別に、1人のポケモントレーナーがリコに会いにセキエイ学園に向かっていた。再び彼らが出会うとき、今度こそ全てを終わらせるために、ずっと止まっていた物語の続きが始まる。

 

 

 次回…新章開幕!

 

 

 新シリーズ『ポケットモンスターSV 新たな物語の始まり《メガボルテージ/メガシンカ編》』

 

 

 次回「動き出す物語!セキエイ学園での再会!」

 





 Kandh#gxさん、星9評価ありがとうございます。

 できれば年明けまでに100話を投稿したかったのですが、間に合わず投稿が1日遅れました。
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