ポケットモンスターSV 新たな物語の始まり   作:通りすがりのポケモントレーナー

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 オーベムによって消されたリコの記憶は戻り、ドットとナンジャモのおかげでリコを捜すことができたシンヤたちだったが、リコのペンダントはエクスプローラーズによって奪われてしまった。だが、シンヤとフリードの推理では、敵はまだこの近くにいる可能性が高いため、ライジングボルテッカーズはペンダントを取り返すために行動を開始する。


第16話『クワッスをゲット!スピネルとゲーチスの野望を打ち砕け!』

 

 ハッコウシティ・ビルの屋上

 

 フリード「ライジングボルテッカーズ、反撃開始だ!」

 

 フリード以外の全員「「「お〜〜!」」」

 

 クワッス「クワッ!」

 ドット「うん。頑張ろう、クワッス」

 クワッス「クワッス!」

 

 フリード「ドット」

 ドット「なに?」

 

 スッ(空のモンスターボール)

 

 ドット「モンスターボール?」

 フリード「初ゲットだな」

 

 シンヤ「えっ?クワッスって、ドットのポケモンじゃなかったのか?」

 

 ドット「僕の部屋に勝手に住み着いてただけだよ」

 シンヤ「じゃあ、これがドットの初ゲットだな」

 ピカチュウ「ピッカッ!」

 

 ドット「初ゲットか…ちょっと照れくさいけど、僕が1人でいる時も、クワッスはずっと一緒にいてくれたもんな。《相棒》はクワッスで決まりだ!」

 

 クワッス「クワッス〜!」

 

 ドットがフリードから貰ったモンスターボールをクワッスに向けて構えると、シンヤたちはその光景を温かい目で見守っていた。

 

 ドット「行くぞ!ていっ!」

 

 シュッ!(モンスターボールを投げる)

 

 ドットがクワッスにモンスターボールを投げると、そのまま初ゲットと思われたが、ドットが投げたモンスターボールはクワッスのもとに行かず、ゆっくりとふわふわ浮かんで飛んでいた。それを見たシンヤたちは、何も言えずにポカンとした顔をしていた。すると、クワッスがその場からモンスターボールに向かって走って行き、自分からモンスターボールのボタンに当たると、モンスターボールの中に吸い込まれていった。

 

 シュルルーーン……ポワン…ポワン…ポワン……ポンッ!

 

 ドット「ふぅ…」

 

 リコ「クワッスは、よぽっどドットの相棒になりたかったんだね」

 

 ドット「えっ?」

 

 リコ「だって、自分からモンスターボールに入りに行ってたし」

 

 ロイ「うん。きっとそうだよ」

 ドット「そっか。…クワッス!」

 

 ポーーン

 

 クワッス「クワッス!」

 ドット「クワッス、改めてよろしく。僕の相棒」

 クワッス「クワッス〜!」

 

 ドットがポケモントレーナーなり、クワッスがドットの相棒になると、シンヤたちはペンダントを取り戻すために行動を開始した。

 

 ハッコウシティ・中央

 

 フリード「ここがマードックたちとの待ち合わせ場所だ。俺はリザードンに乗って怪しい奴を探すから、お前たちはマードックが来るまで、ここで怪しい奴がいないか探してくれ」

 

 シンヤ「わかった」

 

 フリード「じゃあ頼んだぞ。リザードン」

 リザードン「グオオオオッ!」

 

 こうして、シンヤたちはエクスプローラーズを探すため、二手に別れて行動を開始した。フリードたちが空からエクスプローラーズを探しに行くと、シンヤたちはマードックたちが来るまで状況の整理をすることにした。

 

 ドット「マードックたちが来るまで、少し状況を整理しよう」

 

 リコ「うん」

 

 ロイ「シンヤとフリードは、敵が時間稼ぎをしてるって言ってたよね?」

 

 シンヤ「ああ。ペンダントを奪ったのなら、わざわざリコがボウルタウンにいる情報を流す必要はない。そんなことをする暇があるなら、さっさと逃げればいいからな」

 

 リコ「でも、どうやって?」

 

 ドット「ポケモンや車で逃げるなら、時間稼ぎの必要はない」

 

 シンヤ「そうだよな。リザードンみたいなライドポケモンでもいるなら、空を飛んで逃げればいいだけのことだし」

 

 ロイ「何かを待ってるとか?」

 

 ドット「何を?」

 ロイ「えっと、それは…」

 リコ「それは…」

 

 ピカチュウ「ピィカッ?」

 ニャオハ「ニャァァッ?」

 ホゲータ「ホゲェェッ?」

 クワッス「クワァァッ?」

 

 エクスプローラーズがどうやってこのハッコウシティから逃げるのか、シンヤたちはその方法を考えていたが、なかなかその答えにたどり着けなかった。すると、ハッコウシティのビルに取り付けられている音声付き広告モニターにある映像が映る。

 

 モニター映像『快適な船旅は、ハッコウシティから!パルデア、一周クルーズ!』

 

 シンヤ「ぁっ!船だ!ポケモンでも車でもないなら船しかない!陸と空はダメでも、海なら!」

 

 ドット「そうか!」

 

 ピッピッ(スマホロトムを取り出して船の時間を調べる)

 

 ドット「今日、出港する船は……この後に出港するフェリーが1便だけだ!しかも、もうすぐ出航の時間だぞ!」

 

 ロイ「港までダッシュだ!」ダッ!

 ドット「おい!」

 

 シンヤ「リコ、俺はフリードに連絡するから、先に行ってくれ」

 

 リコ「わかった!」

 

 ピッ(フリードに連絡する)

 

 ハッコウシティ・上空

 

 フリード「なるほどな。フェリーか」

 シンヤ『どうする?俺も一緒に行こうか?』

 

 フリード「いや、フェリーには俺が行くから、シンヤはここに残ってくれ。ボウルタウンでのこともあるからな」

 

 シンヤ『フェリーがフェイクって可能性か?』

 

 フリード「そうだ。おそらく奴らは、俺とお前の2人がメンバーの主力だと思っているはずだ。その俺たち2人が同時に船に乗ってしまったら…」

 

 シンヤ『別の逃走手段で逃げようとしている敵を止められるヤツがいなくなるから、1人はここに残ったほうがいい。そんなとこだろ?』

 

 フリード「フッw、モリーの言う通り、シンヤは察しがいいな」

 

 シンヤ『じゃあ、俺はリコたちと一緒に残るから、フェリーの方は頼む』

 

 フリード「あぁ、任せたぞ。リザードン!」

 リザードン「 リザァァァッ!」

 

 ハッコウシティ・港近く

 

 ドット「ハァ…ハァ…ハァ…。今日だけで10年分くらい走ってる」

 

 リコ「あっ、船ってあれじゃない?」

 ドット「え〜?」

 

 フェリーには、リコからペンダントを奪ったエクスプローラーズがいるかもしれないため、リコたちは港に向かって急いで走るが、リコたちが港に到着する前に、今日の最後の1便の船が出港してしまった。

 

 リコ「間に合わなかった…」

 

 ドット「なんだよ〜。ハァ…ハァ…こんなに走ったのに」

 

 クワッス「クワッス…」

 

 シンヤ「おぉーい!3人とも!」

 ミライドン「アギァァァスッ‼︎」

 

 リコ「あっ!シンヤ!ミライドンまで!」

 

 シンヤ「じゃあフリード、あとは頼むぞ」

 フリード「そっちも気をつけろよ!」

 

 フェリーが出港してしまったので、エクスプローラーズを逃したとリコたちが思ったその時、ミライドンに乗ったシンヤと、キャプテンピカチュウを肩に乗せてリザードンに乗っているフリードが港にやってきた。するとフリードは、リザードンに乗ったままフェリーに向かって行った。

 

 フェリー・甲板

 

 乗客「うわぁ!」

 乗客2「おぉ…」

 

 フリード「っと、戻れリザードン」

 

 シュルルーーン

 

 フリードとキャプテンピカチュウ、そしてリザードンの3人は、エクスプローラーズが乗ったと思われるフェリーに向かっていた。そして、船の甲板が見えてくると、リザードンはフェリーの甲板に着陸した。甲板にいた人たちは、突然フリードたちが甲板にやってくると驚いていた。フリードはキャプテンピカチュウと一緒にリザードンから降りると、リザードンをモンスターボールに戻した。

 

 フリード「怪しい奴は…」

 キャプテンピカチュウ「ピカッ!」

 

 スッ(誰かがフリードの前に現れる)

 

 怪しい男「ライジングボルテッカーズのフリードだな?」

 

 フリード「ようやく姿を現したか」

 

 フリードはリザードンをモンスターボールに戻すと、怪しい人物がいないか甲板を確認した。すると、フリードに声をかけてきた人物がいた。声が聞こえてきた方にフリードが振り向くと、そこには黒いコートを着て、モンスターボールを構えている男がいた。

 

 フリード「いきなりバトルとは、話が早くて助かる。キャップ!」

 

 キャプテンピカチュウ「ピカ、ピカチュー!」

 

 怪しい男「いけ!《キリキザン》!」

 

 ポーーン

 

 キリキザン「ザキッ!」

 

 フェリーの甲板にいた怪しい男がバトルを挑んできたので、その男とバトルをすることになったフリードだが、この男はリコのペンダントを奪った人物でない。本当に、ここにリコのペンダントがあるのか?

 

 ハッコウシティ・中央

 

 マードック「そうか。フリードはフェリーに行ったけど、それがフェイクかもしれないから、念のためにシンヤは残ったってわけか」

 

 シンヤ『ああ、フリードなら大丈夫だと思うけど』

 

 モリー「だけど、その船がフリードとシンヤの読み通り、フェイクの可能性もある。私たちは、できるだけ情報を集めよう」

 

 オリオ「OK!」

 

 フリードがフェリーでバトルをしている頃、シンヤはマードックに連絡をすると、さっきまでの事情を説明した。そして、マードックたちとの通話を終了すると、休憩しているリコたちのいる所に歩いて行き、マードックたちに説明したことと同じことをリコたちに説明した。

 

 リコ「そっか。シンヤがここに残ったのは、フェリーがフェイクかもしれないから…」

 

 シンヤ「ああ」

 

 ドット「ねぇリコ、僕も聞いてもいい?」

 リコ「何?」

 ドット「リコのペンダントって何なんだ?」

 

 リコ「初めは、ただのお守りだと思ってたんだけど。でも、何度も不思議な力で私を守ってくれて、黒いレックウザとかオリーヴァとか、すごいポケモンに会えたの。シンヤとロイ、それにドットやライジングボルテッカーズのみんなに会えたのも、ペンダントのおかげなの。あのペンダントは、私を冒険に導いてくれた、大切な宝物なの」

 

 シンヤ「だったら尚更、エクスプローラーズになんか渡せないな」

 

 ドット「うん。絶対に取り返さなきゃだ」

 リコ「うん!」

 

 ブーーン(車が通る)

 

 クワッス「クゥ…」

 

 ピカァァァァン‼︎(ショルダーバッグが光る)

 

 リコがドットに、祖母からもらったペンダントがどれほど大切なものかを説明すると、シンヤたちの近くに一台の車が通った。すると、リコのショルダーバッグが急に光り出したので、リコはショルダーバッグの中を漁って光を放っていたものを取り出した…ショルダーバッグから光を放っていたのは、オリーヴァの入っている古のモンスターボールだった。しかし、リコがショルダーバッグの中からオリーヴァの入っている古のモンスターボールを取り出すと、光はすぐに消えてしまう。

 

 ドット「このボールって…」

 リコ「オリーヴァの入ってる、古のモンスターボール」

 

 ロイ「レックウザのときみたいに光ったね」

 リコ「うん。でも、なんで今?」

 

 シンヤ「確かコルサさんは、レックウザとオリーヴァが共鳴して輝いたって言ってたな。……!そうか!今の車だ!」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「えっ?」」」

 

 シンヤ「今の車が通り過ぎた時、そのタイミングで古のモンスターボールが光った。ってことは!」

 

 ドット「そうか!その車の中に、リコのペンダントがあるってことか!」

 

 ロイ「よし、みんなで手分けして、さっきの車を探そう!」

 

 シンヤ「ああ。さっきの車を見つけたら、すぐ俺に連絡してくれ。敵は複数いる可能性もあるから、絶対1人で取り返そうなんて考えるな。いいな?」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「わかった!」」」

 

 ハッコウシティ・道路

 

 シンヤ「さっきの車はどこに行った?」

 ピカチュウ「ピィカッ?」

 

 ハッコウシティ・港町

 

 リコ「誰かいますか〜?」

 ニャオハ「ニャオハ〜?」

 

 ハッコウシティ・倉庫街

 

 ロイ「人もポケモンの気配もない」

 ホゲータ「ホゲ…」

 

 貨物船の近く

 

 クワッス「クワッス〜!」

 ドット「クワッス、この船が気になるのか?」

 

 クワッス「クワ…クワッス!」

 

 ドット「待てクワッス!勝手に乗ったらまずいって!」

 

 シンヤたちは、さっき通りすぎた車を手分けして探し回っていたが、なかなか車が見つからなかった、すると、突然クワッスが貨物船の階段を登って上に行ってしまうので、ドットはクワッスを止めようと階段を登っていくが、クワッスは1人でどんどん先に行ってしまう。しかし、ドットとクワッスが階段を登り切ると、さっき通りすぎた車が目の前に停めてあるのを発見した。

 

 ドット「あった!さっきの車だ!」

 クワッス「クワッス!」

 ドット「でも、誰も乗ってないな」

 

 ドットが車を見つけた頃、フリードはフェリーの甲板で、キリキザンを使うトレーナーとポケモンバトルをしていた。

 

 フェリーの甲板

 

 ドォォォォン!

 

 キャプテンピカチュウ「ピカッ!」

 キリキザン「ザキッ!」

 

 キャプテンピカチュウ「ピカチュー!」

 

 フリード「ああ、わかってるぜキャップ。ポケモンも戦い方も、以前と違いすぎる。リコのペンダントを奪ったのはこいつじゃない」

 

 キャプテンピカチュウ「ピカ」

 

 フリード「ケリをつけるぞ。キャップ!『かみなりパンチ』!」

 

 キャプテンピカチュウ「ピカピカーッ!ピカーチュッ!」

 

 ドォォォン‼︎

 

 キリキザン「キッザッ⁉︎」

 

 フリードはケリをつけるために、キャップに「かみなりパンチ」を指示した。そして、キャップが「かみなりパンチ」をキリキザンの腹に食らわせると、キリキザンは目を回して戦闘不能になった。

 

 バタン(キリキザンが倒れる)

 

 怪しい男「っ⁉︎負けた」

 

 キリキザンが倒れると、フリードは情報を聞き出そうと男の前に歩いて行った。

 

 フリード「お前、誰に雇われた?正直に答えろ」

 怪しい男「…し、知らない」

 フリード「惚けるなよ」

 

 怪しい男「ほ、本当だ。俺は金をもらって頼まれただけだ」

 

 フリード「頼まれただと?」

 

 怪しい男「金をもらったヤツの顔は見てないが、この船に、リザードンに乗った2人のトレーナーが来るから、その2人を足止めしろと。1人は、白髪でゴーグルをつけているフリードって男と、もう1人は、肩にピカチュウを乗せた、前回のポケモン・ワールド・チャンピオンシップスで優勝したシンヤだって」

 

 フリード「っ!」…(やはり敵は、俺とシンヤの2人がこの船に来ることを読んでいた。…ってことは、敵はまだ港にいる!)

 

 ロトロトロト…ロトロトロト…ピッ

 

 フリード「マードック、どうした?」

 

 マードック『ドットと連絡が繋がらないんだ。電波障害の時と同じように!』

 

 フリード(やっぱり、敵は港にいるのか)…「わかった。俺もすぐに港に行く!」

 

 この船にエクスプローラーズがいなければここにいる意味がないので、フリードはモンスターボールから出したリザードンに乗ると、ハッコウシティの港に急いだ。

 

 貨物船

 

 ドット「人が誰もいない?」

 

 フリードが港に向かっている頃、貨物船でシンヤの言っていた車を見つけたドットは、近くに車を運転をしていた人がいないか探していた。

 

 シュン‼︎(突然現れる)

 

 オーベム「オーベッ!」

 

 ドット「わっ、なんだ、なんだ⁉︎」

 

 ドットが貨物船の中を歩いていると、ドットの目の前にスピネルのオーベムが現れ、リコの記憶を消したようにドットの記憶を消そうとした。しかし、その前に「はたく」を発動したクワッスがオーベムを攻撃すると、オーベムはフラフラと浮かびながら倉庫の隙間に逃げて行った。

 

 ドット「あ、ありがとう。クワッス」

 クワッス「クワッ」

 

 ドット「あれがリコの記憶を消した《オーベム》か。とりあえず、みんなに連絡を……電波障害!ってことは、やっぱりこの船に敵が!」

 

 オーベムがいなくなると、ドットは急いでシンヤたちに連絡をしようとするが、電波障害が発生しているため、シンヤたちに連絡を取れなかった。

 

 ブーーー!(汽笛の音)

 

 ドット「ヤバい!貨物船が出航しちゃう!クワッス、急ぐぞ!」

 

 クワッス「クワッ!」

 

 バッ(突然現れる)

 

 オーベム「オーベェェ!」

 レアコイル「レアァァッ!」

 

 ドット「さっきのオーベムに、レアコイルまで!ど、どうしよう?」

 

 クワッス「クワッスッ!」

 ドット「クワッス…」

 

 いきなり目の前にオーベムとレアコイルが現れると、ドットは慌てふためいたが、クワッスに活を入れられたことで冷静さを取り戻した。

 

 ドット「オッケー、戦おう」

 クワッス「クワッス!」

 

 スッ(指を空に向ける)

 

 ドット「僕の戦い方は、あくまでクレバー。クワッス、空に向かって『みずっでぽう』!」

 

 クワッス「クゥゥゥゥワァァァッ‼︎」

 

 ドットがクワッスに「みずでっぽう」を指示すると、クワッスは空に向かって「みずでっぽう」を撃ち放った。すると、貨物船の近くにいるシンヤたちが、クワッスの発射した「みずでっぽう」に気づいた。

 

 貨物船の近く

 

 リコ「何だろ?あの水?」

 シンヤ「クワッスの『みずっでぽう』じゃないか?」

 

 ロイ「じゃあもしかして、あれってドットからの合図かな?でも、車を見つけたらシンヤに連絡することになってたよね?」

 

 シンヤ「…!まさか、スマホロトムが使えなくなってるのか!」

 

 ピッ(リコがドットに連絡する)

 

 ロトロトロト…ロトロトロト…プープー

 

 リコ「ドットに連絡をしても繋がらない!」

 ロイ「じゃあ、やっぱり!」

 

 リコ「あっ!船が出ちゃう!」

 

 シンヤ「リザードン!ミライドン!出てこい!」

 

 ポーーン

 

 リザードン「リザァァァッ!」

 ミライドン「アギャアアッ!」

 

 シンヤ「リコ、ニャオハ。お前たちは俺とピカチュウと一緒にミライドンに乗って、ロイとホゲータはリザードンに乗れ。貨物船に飛び移るぞ!」

 

 シンヤにそう言われると、リコとニャオハはシンヤと一緒にミライドンに、ロイとホゲータはリザードンの背に乗った。すると、ミライドンは急いで貨物船に向かっていき、ロイとホゲータを乗せたリザードンはそのまま貨物船に飛んで行くと、貨物船に着地した。

 

 ロイ「リザードン、ありがとう」

 ホゲータ「ホンゲッ!」

 リザードン「リザァァァ!」

 

 シンヤ「リコ、このまま飛び移るから、ニャオハとしっかりつかまってろよ!」

 

 リコ「う、うん。でも、貨物船からけっこう離れてるのに、どうやって飛び移るの?」

 

 シンヤ「まぁ見てろ。ミライドン、飛ぶぞ!」

 ミライドン「ギャァォンッ!」

 

 シンヤの指示を受けたミライドンがジャンプすると、ミライドンの両目の目元の細長い二本のアンテナが横に真っ直ぐ長く伸びていき、エネルギーの膜を張った。

 

 ミライドン(グライドモード)「アギャアアア!」

 

 リコ「ミライドンの姿が変わった!」

 

 シンヤ「《ミライドン・グライドモード》。このモードになると、ミライドンは空を飛ぶことが出来るんだ」

 

 ピカチュウ「ピィカッ!」

 

 リコ「すごい!ミライドンは飛ぶこともできるんだ!」

 ニャオハ「ニャオハッ!」

 

 グライドモードになったミライドンはそのまま空を飛び続けると、ロイたちのいる貨物船まで飛んで行った。そして、ミライドンが貨物船に着地すると、シンヤはリザードンとミライドンをボールに戻し、リコたちと一緒にこの船のどこかにいるドットを捜し始めた。

 

 貨物船の中

 

 ドット「ハァ…ハァ…ハァ、シンヤたち、クワッスの『みずでっぽう』に気づいてくれたかな?」

 

 ???『逃げても無駄ですよ。もうこの船からは降りられません』

 

 オーベム「オーベッ!」

 レアコイル「レァァァッ!」

 

 ドット「誰だ?どこにいるんだ?」

 

 ???『レアコイル、『エレキボール』!』

 レアコイル「プルルルッ!」

 

 ドット「クワッス!えっと、こういう時はどうすれば…」

 

 ドォォォォォン‼︎

 

 クワッス「クワァァァァスッ⁉︎」

 

 ポケモンバトルを一度もしたことがないドットは、「エレキボール」を発射しようとしているレアコイルを見ると、どうすればいいのか慌てふためいていた。すると、レアコイルはクワッスに「エレキボール」を発射し、クワッスに大ダメージを与える。

 

 ドット「あっ、クワッス!ごめん!」

 

 ???『1人で乗り込んでくるからにはレベルの高いトレーナーかと思っていましたが、これでは話になりませんね』

 

 ドット「くっ!」

 

 ???『さて、これで終わりにしましょう。レアコイル、『エレキボール』」

 

 レアコイル「プルルルッ…」

 シンヤ「ピカチュウ!『アイアンテール』!」

 ピカチュウ「チュゥゥゥッ!ピッカァッ!」

 

 ドォォォォン!

 

 レアコイル「レァァァッ⁉︎」

 

 ドット「えっ?」

 クワッス「クワッ?」

 

 レアコイルがドットとクワッスに「エレキボール」を放とうとした瞬間、「アイアンテール」を発動したシンヤのピカチュウが現れ、尻尾を振り下ろしてレアコイルを地面に叩きつけた。

 

 リコ「ドット!」

 ロイ「大丈夫?」

 

 シンヤ「よくやったぞ、ピカチュウ!」

 ピカチュウ「ピィカッ!」

 

 ドット「シンヤ、リコ、ロイ、合図に気づいてくれたんだ!」

 

 シンヤ(あれは、あの時のオーベム!…ってことは、リコのペンダントを奪った奴が近くにいるのか?)

 

 ???『フッ、まさかここまでやってくるとは』

 

 リコ「ぁっ、この声…あの時ぶつかった男の人!」

 

 ???『おや?気づきましたか?』

 

 リコ「やっぱりあなたなのね、私のペンダントを奪ったのは!」

 

 ???『その通りです。この船まで辿り着いたのは褒めてあげましょう。ですが、また全部忘れてしまうのです。ペンダントのことも、お友達のことも』

 

 シンヤ「それは無理だな」

 

 ???『ん?』

 

 シンヤ「俺をこの船に入れてる時点で、お前の負けは確定してるんだからな」

 

 ???『またお会いしましたね。シンヤさん』

 

 シンヤ「やはり、あの時レアコイルに磁気嵐を発生させて、俺とフリードを誘き出した奴はお前だな?」

 

 スピネル『その通りです。私の名は《スピネル》。以後お見知りおきを』

 

 シンヤ「スピネルね。アメジオと違って、随分と汚い真似をするんだな」

 

 スピネル『私は彼と違って、目的のためなら手段は選ばないので』

 

 シンヤ「そうか。だが、さっきも言ったように、ここに俺を入れてる時点でお前の負けだ」

 

 スピネル『ほう、なぜそう言いきれるんですか?』

 

 シンヤ「お前らがリコと俺を引き離したのは、俺を恐れているからだろう?俺がリコの近くにいたら、リコの持っているペンダントを奪えない。だからゲーチスの策に頼り、俺をリコから引き離してお前がペンダントを奪った。そんな逃げ腰の奴に、俺は負ける気がしないんでね」

 

 スピネル『ええ。だからこそ、あなたの相手は私ではないんですよ』

 

 シンヤ「なに?」

 

 ???「サザンドラ!『りゅうのはどう』!」

 サザンドラ「サザァァァァッ‼︎」

 

 シンヤ「っ⁉︎ピカチュウ!『10まんボルト』!」

 ピカチュウ「ピィカッ、チュゥゥゥゥッ‼︎」

 

 ドォォォォォン!

 

 リコ・ロイ・ドット「「「うわっ⁉︎」」」

 

 シンヤ「《サザンドラ》…ってことは!」

 

 シンヤがスピネルと会話をしていると、オーベムとレアコイルの後ろから、男の声をした人物がサザンドラに「りゅうのはどう」を指示して攻撃をしてきた。すると、シンヤは咄嗟にピカチュウに「10まんボルト」を指示をした。二つの技が勢いよく激突すると、その場で爆風が発生した。爆風が晴れると、そこには左手で杖を持っている男が立っていた。

 

 ゲーチス「やはり、ここまで辿り着きましたか」

 サザンドラ「サザァァァァッ‼︎」

 

 シンヤたちの前に、サザンドラと一緒に現れた人物。それは、さっきシンヤが路地裏で会ったゲーチスだった。

 

 シンヤ「やっぱりお前か、ゲーチス!」

 ドット「誰、あの人?」

 

 シンヤ「ただの悪党さ。お前がここにいるってことは、リコのペンダントも近くにあるってことか?」

 

 ゲーチス「さぁ?…それより、この場で私と決着をつけませんか?」

 

 シンヤ「望むところだ!ルカリオ!」

 

 ポーーン

 

 ルカリオ「ガァァァウッ‼︎」

 

 シンヤ「リコ、ロイ、ドット、お前たちは3人で、オーベムたちの相手をしてくれ!」

 

 ロイ「わかった!」

 ドット「リコの宝物、絶対に取り戻そう!」

 

 リコ「シンヤ、ロイ、ドット…ペンダントを返して!」

 

 ゲーチス「おやおや、威勢のいいお嬢さんですね」

 

 スピネル『それは無理な相談ですね。我々もこれが仕事ですから』

 

 リコ「なら…私たちと、勝負です!」

 

 シンヤ「フッw、いい顔をするようになってきたな、リコ」

 

 シンヤがゲーチスとポケモンバトルを始めようとすると、リコはオーベムとレアコイルの前に立ちはだかり、スピネルにポケモンバトルを挑んだ。今のリコの表情はとても凛々しく、強い決意のこもった瞳をしていた。

 

 ゲーチス「いいんですか?あの子たちは新人トレーナーですよ。果たして、スピネルさんの相手になりますかね」

 

 シンヤ「フッw、確かにリコたちは新人トレーナーだ。だけど、少しずつではあるが、確実に成長している。それに、1人では無理でも3人で戦えば、きっとオーベムたちにだって勝てるぜ」

 

 ゲーチスの言う通り、リコたちはまだ新人トレーナーだ。だがシンヤは、この冒険が始まってからの、リコやロイの成長を近くで見てきた。だからこそ、シンヤはリコたちの勝利を信じていた。

 

 上空

 

 フリード「あぁ、今、港に向かってる」

 

 モリー『さっき、機械みたいなポケモンと、リザードンに乗った子どもが貨物船に乗ったのを見たって人がいるんだけど』

 

 フリード「それって、シンヤたちか!」

 

 モリー『機械みたいなポケモンはミライドンしかいないから、間違いないでしょ。船の位置がわかったら、また連絡する』

 

 フリード「わかった」

 

 ピッ(電話を切る)

 

 フリード「シンヤもいるから問題ないとは思うが…みんな、無事でいろよ!」

 

 貨物船

 

 スピネル『ゲーチスさん、彼の相手はお願いします』

 ゲーチス「えぇ、わかっています」

 

 シンヤ「リコ、ロイ、ドット、コイツらを倒してペンダントを取り返したら、また冒険の旅に戻るぞ」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「うん!」」」

 

 スピネル『フッ、あなたたちが私を倒すことなど不可能ですよ。レアコイル、『エレキボール』!』

 

 レアコイル「プルルルッ‼︎」

 

 ドット「クワッス!『みずでっぽう』!」

 クワッス「クワァァァッ!」

 

 スピネル『オーベム、『サイコキネシス』!』

 オーベム「オォォベッ‼︎」

 

 レアコイルの「エレキボール」を「みずでっぽう」で迎え撃とうとするクワッスだが、オーベムはレアコイルの「エレキボール」を「サイコキネシス」で自在に操ると、「みずでっぽう」をかわしながら「エレキボール」をクワッスに命中させた。

 

 ドット「あんなのありかよ!」

 ロイ「あんな攻撃どうすれば?」

 リコ「それなら…」

 

 スピネル『レアコイル、『エレキボール』!オーベム、『サイコキネシス』!』

 

 レアコイル「プルルルッ!」

 オーベム「オォォォベッ!」

 リコ「ニャオハ!フルパワーで『このは』!」

 ニャオハ「ニャァァ〜オハァァァッ〜‼︎」

 

 レアコイルとオーベムは、再び「サイコキネシス」で操った「エレキボール」をニャオハたちにぶつけようとした。しかし、ニャオハがフルパワーで放った「このは」がエレキボールにかかっていたサイコキネシスを払うと、エレキボールはそのまま小さくなって消えていった。

 

 ドット「やった!『サイコ・エレキボール』を敗った!」

 

 リコ「ドット、一緒に戦おう!」

 ドット「うん!」

 

 リコ「ニャオハ!『でんこうせっか』!」

 ドット「クワッス!『みずでっぽう』!」

 

 ニャオハ「ニャ〜〜オハッ‼︎」

 クワッス「クワァァァァスッ‼︎」

 

 バァァァン!

 

 オーベム「オーベッ⁉︎」

 

 「サイコ・エレキボール」を敗って勢いづいたリコとドットは、ニャオハとクワッスに技を指示した。そして、「でんこうせっか」を発動したニャオハと「みずでっぽう」を発射したクワッスがオーベムに攻撃すると、技を食らったオーベムは船の奥に逃げて行った。

 

 シンヤ「いいぞ!その調子だ!」

 

 ゲーチス「サザンドラ!『かえんほうしゃ』!」

 サザンドラ「サァァァ、ザァァァァァッ‼︎」

 

 シンヤ「っ!ルカリオ!『まもる』!」

 ルカリオ「ガァァァウッ‼︎」

 

 オーベムを倒したリコたちを見て安心したシンヤだったが、ゲーチスはシンヤの不意をついてサザンドラに「かえんほうしゃ」を指示すると、サザンドラは口から「かえんほうしゃ」を発射してルカリオを攻撃してきた。しかし、ルカリオはその攻撃を「まもる」を使って防いだ。

 

 ゲーチス「よそ見をしている場合ですか?あなたの相手は私ですよ」

 

 シンヤ「そうだったな。じゃあ、とっととお前を片付けるか」

 

 

 ロイ「よし!次は僕たちの番だ!ホゲータ!『ひのこ』だ!」

 

 ホゲータ「ホッォォォゲェェェッ!」

 

 スピネル『レアコイル、上昇!』

 レアコイル「レァァァッ!」

 

 シンヤとゲーチスのバトルが続く中、リコとドットがオーベムを倒したのを見たロイは、ホゲータに「ひのこ」を指示した。しかし、レアコイルが上昇して空に逃げたことで、ホゲータの「ひのこ」はレアコイルに当たらなかった。

 

 ドット「距離が足りてない」

 

 ロイ「ホゲータ!もう1回『ひのこ』!カイデンは『つつく』で、レアコイルを引きずり下ろしてくれ!」

 

 スッ(カイデンの入っているモンスターボールを構える)

 

 ポーーン

 

 カイデン「カァァァイッ‼︎」

 

 ロイはレアコイルを引きずり下ろすために、モンスターボールから出したカイデンに「つつく」を指示した。すると、カイデンは「ひのこ」を放とうとするホゲータの頭を踏み台にして、「つつく」でレアコイルを攻撃しようとした。すると、頭を踏まれて怒ったホゲータがカイデンに「ひのこ」を放ち、カイデンがホゲータの放った「ひのこ」を咄嗟にかわすと、カイデンがかわした「ひのこ」はレアコイルに命中した。

 

 ドット「当たった?」

 

 スピネル『ふざけた真似をしてくれますね』

 

 リコ「すごいよ、ロイ!」

 

 偶然とはいえ、「ひのこ」が当たったことでレアコイルが戦闘不能になったので、リコたちはスピネルに勝利することができたのだが、ホゲータとカイデンは喧嘩を始めてしまう。

 

 ホゲータ「ホゲ!ホゲ!」

 カイデン「カイ!カイ!」

 

 ロイ「こんな時に喧嘩するなよ!」

 

 ドット「これが、リアルなポケモンバトル…めちゃくちゃだ。…だけど、めちゃくちゃ面白い!」

 

 ゲーチス「まさか、彼らが勝つとは…」

 

 シンヤ「リコたちの力を侮り過ぎたな、ゲーチス。圧倒的な力に溺れ、相手を舐めてかかった。それがお前たちの敗因だ!」

 

 ゲーチス「…確かに、少し彼らを侮り過ぎだようですね、正直、新人トレーナーがここまでやるとは、さすがに計算外でしたよ」

 

 

 スピネル『……チッ(舌打ち)』

 

 ドット「おい、聞いてるか?さっきお前は、僕たちがお前を倒すことなど不可能だって言ったよな!バトルは僕たちの勝ちだ!さぁ、リコのペンダントを返せ!」

 

 スピネル『ブラッキー!『バークアウト』!』

 

 シュン‼︎(突然現れる)

 

 ブラッキー「ブラァァキッ!」

 

 ロイ「まだポケモンがいたのか!」

 ブラッキー「ブッラァァァァッ!」

 

 ドォォォォォン!

 

 ホゲータ「ホゲェェェ⁉︎」

 ニャオハ「ニャァァァ⁉︎」

 クワッス「クワァァァ⁉︎」

 

 リコ「わぁ!」

 ロイ「うわぁ!」

 ドット「クワッス、うわっ!」

 

 シンヤ「あれはブラッキー!」…(あの面構え、よく育てられている。かなりレベルが高いブラッキーだ)

 

 リコ、ロイ、ドットの3人がオーベムとレアコイルを倒すと、スピネルがポケモンに技の指示を出した。すると、げっこうポケモンの《ブラッキー》がコンテナの後ろから現れた。ブラッキーが「バークアウト」を使って、ニャオハ、ホゲータ、クワッスたちを吹き飛ばすと、技の衝撃でリコたちも吹き飛んでしまう。

 

 スピネル『悪いですね、ブラッキー。新人トレーナーとのバトルに出てもらって』

 

 ドット「あのポケモン、段違いに強い」

 ロイ「手も足も出ないなんて」

 

 ゲーチス「おやおや、彼らはここまでのようですね。さて、私もあなたを片付けるとしましょう」

 

 シンヤ「……フッw、片付けられるのはお前の方だ!決着をつけてやるぜ!いくぜ、ルカリオ!」

 

 ルカリオ「ガァァァァウッ‼︎」

 

 スッ(シンヤがテラスタルオーブを取り出す)

 

 シンヤはリコたちを助けるために、ゲーチスと決着をつけようとジャケットからテラスタルオーブを取り出すと、それを構えた。

 

 リコ「あれは、テラスタルオーブ!」

 

 スピネル『何⁉︎まさか、メガシンカだけではなく、テラスタルまで使えるのか⁉︎』

 

 シンヤ「ルカリオ!波動を高めろ!」

 

 シンヤがテラスタルオーブを構えると、テラスタルオーブにエネルギーが集まり始める。テラスタルオーブのエネルギーが満タンになると、シンヤはルカリオの頭上に向かって、テラスタルオーブを思いっきり投げ飛ばした。テラスタルオーブがルカリオの頭上でエネルギーを解放すると、ルカリオの足元から無数の結晶石が出てきた。そして、ルカリオを包んだ結晶石が弾け飛ぶと、全身をクリスタル化させ、頭部に拳の王冠を被るルカリオが現れた。

 

 ルカリオ(かくとうテラスタイプ)「ガァァァァァァウッ‼︎」

 

 ゲーチス「テラスタルだと⁉︎」

 

 シンヤ「ルカリオ!『はどうだん』!」

 

 ルカリオ(かくとうテラスタイプ)「ガァァァァァァウッ‼︎」

 

 ドォォォォォォン‼︎

 

 サザンドラ「サザァァァァッ⁉︎」

 

 テラスタルしたルカリオが力を解放すると、拳の王冠が輝きを増し始めた。そして、ルカリオは両手に波導を集め始めると、青白い光弾を作ってそれをサザンドラに投げ飛ばし、ルカリオの「はどうだん」がサザンドラに直撃すると、ゲーチスの後ろに吹っ飛んでいった。

 

 ゲーチス「バカな!」

 

 シンヤ「ルカリオ!ブラッキーに『はどうだん』!」

 

 ルカリオ(かくとうテラスタイプ)「ガァァァァァァウッ‼︎」

 

 ドォォォォン‼︎

 

 ブラッキー「ブラァァァァッ⁉︎」

 スピネル『ブラッキー!』

 

 シンヤはサザンドラが倒れたのを確認すると、リコたちを助けるために、ルカリオに「はどうだん」の指示を出した。すると、ルカリオは再び両手に波導を集め始めて青白い光弾を作り、それをブラッキーに向かって投げ飛ばして大ダメージを与えた。

 

 ロイ「すごい!」

 ホゲータ「ホゲェェェ…」

 カイデン「カァァァイッ…」

 

 ドット「これが、世界チャンピオンの…シンヤのバトル」

 

 クワッス「クワッ…」

 

 リコ「シンヤ…」

 ニャオハ「ニャオ…」

 

 自分たちが苦戦したブラッキーを簡単に倒すところを見たリコたちは、改めてシンヤの強さを思い知ったのだった。

 

 ゲーチス「ですが、まだ勝負は終わってませんよ」

 

 スッ(2つのモンスターボールを取り出す)

 

 ポーーン

 

 ガマゲロゲ「ガァァァァマッ‼︎」

 シビルドン「シビィィィッ‼︎」

 

 シンヤ「《ガマゲロゲ》に《シビルドン》!」

 

 ルカリオがサザンドラとブラッキーを倒すと、シンヤたちの勝利で勝負は決まったかのように思われたが、ゲーチスはサザンドラをボールに戻すと、しんどうポケモンの《ガマゲロゲ》と、でんきうおポケモンの《シビルドン》を繰り出してきた。ゲーチスが新たなポケモンを繰り出したことで、またしても窮地に陥ってしまうリコたちだっだが。リコはまだ、ペンダントを取り返すことを諦めていなかった。

 

 リコ「待ってて、絶対に助けるから!」

 

 スピネルのいる場所

 

 ピカァァァァン‼︎(ペンダントが光る)

 

 スピネル「これは⁉︎」

 

 貨物船・甲板 

 

 ピカァァァァン‼︎(光が溢れ出す)

 

 リコ「あれは!」

 

 シンヤ「もしかして、あそこにペンダントが!…リコ、ロイ、ドット、俺はゲーチスの相手をするから、お前たちはミライドンに乗って、ペンダントを取り返してこい!」

 

 スッ(ミライドンが入っているボールを取り出す)

 

 ポーーン

 

 ミライドン「アギャアアッ!」

 ロイ「ミライドン!」

 ドット「これが、未来から来たポケモン!」

 リコ「シンヤ…でも…」

 

 シンヤ「俺は大丈夫だから、リコはペンダントを取り返してこい。ピカチュウ、お前はリコたちと一緒に行ってくれ!」

 

 ピカチュウ「ピッカッ!」

 

 シンヤ「リコ!俺を信じろ!お前は、自分の大事な宝物を取り返してくるんだ!」

 

 リコ「シンヤ……わかった!絶対に勝つって信じてるからね!」

 

 ロイ「リコ!」

 ドット「行こう!」

 リコ「うん!」

 

 リコ、ロイ、ドットの3人は、シンヤがモンスターボールから出したミライドンに乗ると、ペンダントが光を放った甲板に向かって急いだ。

 

 ガチャ(ドアが開く音)

 

 スピネル「何が起きている?」

 

 オーベムとレアコイルとブラッキーに指示を出していたエクスプローラーズの幹部のスピネルは、さっき通り過ぎた車ではなくトラックの中にいて、そこからオーベムとレアコイルに指示を出していた。しかし、いきなり暗い部屋の中でペンダントが輝き出したため、ペンダントの光に目をやられてしまったスピネルは、ペンダントの入ったアタッシュケースを手に持つと、トラックの中から外に出てきた。すると、ペンダントが入っているアタッシュケースが壊れてしまい、ケースの中に入っていたリコのペンダントが地面に落ちた。

 

 ブーーン(ミライドンのリングの音)

 

 リコ「あっ、ペンダント!」

 ニャオハ「ニャオハッ!」

 

 目が見えないままスピネルが歩いていると、そこへミライドンに乗ったリコたちがやってくる。ニャオハはミライドンから飛び降りると、地面に落ちているペンダントを拾いに向かった。そして、地面に落ちたペンダントを口に咥えると、リコの胸に飛び込んでくる。

 

 リコ「ありがとう、ニャオハ!」

 ニャオハ「ニャァァッ!」

 

 スピネル「しまった!」

 

 ドット「その声!まさか!」

 ロイ「お前がスピネルか?」

 

 スピネル「その通りです。しかし、新人トレーナーの分際で、よくここまでたどり着きましたね」

 

 ドット「違う!僕たちだけでここまで来たわけじゃない!」

 

 リコ「シンヤが、ミライドンたちがいてくれたから、ここまでたどり着けた!だからペンダントを取り返せた!」

 

 スピネル「そうですか。…しかし、このまま逃しませんよ!ブラッキー!」

 

 ブラッキー「ブラァァァキッ!」

 

 スピネルからペンダントを取り返すことに成功したリコたちだったが、ルカリオの攻撃を受けたブラッキーがスピネルのもとにやってくると、ペンダントを奪おうとリコに襲いかかってきた。するとその時!

 

 ピカァァァァン‼︎(ペンダントが光る)

 

 リコ「えっ?」

 

 ブラッキーがリコに襲いかかってくると、リコのペンダントとショルダーバッグの中に入っている古のモンスターボールが同時に光を放った。すると、リコはショルダーバッグの中を漁って、光を放っている古のモンスターボールを取り出した。その瞬間、リコが持っている古のモンスターボールから、ルシアスの六英雄の1人である巨大オリーヴァが出てきた。

 

 巨大オリーヴァ「ヴァァァァァァッ!」

 

 スピネル「……ハ…ハハハハ…これは面白い!」

 

 ドット「このオリーヴァ、普通のオリーヴァより大きい!」

 

 巨大オリーヴァ「リィィィィヴァッ!」

 

 ギロッ(スピネルを睨む)

 

 巨大オリーヴァはスピネルを睨むと、そのままスピネルを攻撃しようとした。すると、スピネルの背後から1人の男が現れる。

 

 ???「ここまでだな、スピネル」

 

 リコ「あ、あの人は…」

 

 スピネル「《フラダリ》さん。どうしてあなたがここに?」

 

 フラダリ「ハンベルから、お前たちのサポートをしてくれと頼まれてな。だが、さっき撤退命令が出たから、これで任務は終わりだ」

 

 スピネルの背後から現れた人物。それは、以前カロス地方で暗躍していたフレア団のボスである《フラダリ》だった。

 

 スピネル「ギベオン様は承知なのですか?」

 

 フラダリ「ああ。お前が手に入れたペンダントのデータだけで十分だと言っていた。ここに来る前にゲーチスに連絡しておいたから、ヤツもすぐに来るだろう」

 

 スピネル「…わかりました」

 

 フラダリからそう聞いたスピネルがこの場から撤退しようとすると、スピネルたちのいる所にシンヤが走ってきた。

 

 シンヤ「リコ!ロイ!ドット!無事…!フラダリ!」

 フラダリ「久しぶりだな」

 

 リコ「シンヤ、無事だったんだ!」

 ロイ「ゲーチスのポケモンは?」

 

 シンヤ「ガマゲロゲとシビルドンなら、ジュカインとリザードンでそれぞれ倒した。それより、まさかお前まで来てるとはな」

 

 フラダリ「…今日は君に免じて、その子たちを見逃そう。だが、いずれ決着はつける」

 

 フラダリはそう言い残すと、スピネルと一緒にその場を立ち去った。すると、巨大オリーヴァがリコたちに手を伸ばしてきた。

 

 巨大オリーヴァ「リィィヴァァァァ〜」

 

 リコ「ありがとう、オリーヴァ!みんな、オリーヴァの手に乗って!」

 

 リコにそう言われると、シンヤたちはオリーヴァの両手に乗り込んだ。そして、シンヤたちを両手に乗せたオリーヴァは海に浮かぶと、そのまま貨物船から離れていった。そしてしばらくすると、自分たちを助けに戻ってきたフリードがブレイブアサギ号と一緒にやってきたので、シンヤたちはブレイブアサギ号の中に戻るのだった。

 

 貨物船・甲板

 

 スピネル「ギベオン様がペンダントを求めている理由が…やっとわかりました」

 

 フラダリ「あのペンダントには、なにか秘密がある。そういうことだな」

 

 スピネル「えぇ、おそらくカギは…リコという娘」

 

 ゲーチス「ならば、あの少女も捉えればいいだけのことですよ」

 

 フラダリ「戻ったか、ゲーチス」

 

 ゲーチス「フラダリ。まさかあなたが来ているとは」

 

 フラダリ「 ハンベルに、お前たちをサポートするように頼まれたのだ。それと、マツブサが《グラードン》をゲットしたことを、お前たちに報告するように言われてな」

 

 スピネル「っ⁉︎あの、大地を作り出す伝説のポケモンを!」

 

 ゲーチス「とうとうグラードンを手中に収めましたか」

 

 ブレイブアサギ号・展望室の前

 

 シンヤ・リコ「…」

 

 マツブサがグラードンをゲットしたことを、フラダリがスピネルとゲーチスに伝えている頃、ブレイブアサギ号に戻ったシンヤとリコは展望室の前にいるのだが、リコから暗い空気が漂っているので変な空気が流れていた。

 

 シンヤ「リコ、さっきからどうした?」

 

 リコ「…ペンダントを無事に取り返すことができてよかったけど、みんなにも迷惑をかけちゃったし、一歩間違えたら、大変なことになってたと思って…」

 

 シンヤ「リコ…」

 

 マードックに喜んでもらうためとはいえ、自分が勝手な行動をした結果、祖母から貰ったペンダントをエクスプローラーズに奪われ、それがみんなを危険な目に遭わせることになってしまったので、リコはそのことに責任を感じていた。リコの言葉を聞いたシンヤは気にするなと言おうとしたが、今のリコにそれを言っても意味がないだろうと思ったので、ある方法でリコを元気付けようとした。

 

 シンヤ「スピネルに勝負を挑んだ時のリコの顔、凛々しくて綺麗だったぜ」

 

 リコ「ふぇっ⁉︎///」

 

 シンヤ「…プッε-(^_^)、ハハハハッw、リコは揶揄われると、本当に面白い顔をするな」

 

 リコ「も〜〜っ!///私、真剣に悩んでるんだよ!」

 シンヤ「フッw、やっといつもの調子に戻ったな」

 

 リコ「えっ?」

 

 シンヤ「確かに、一歩間違えてたら取り返しがつかないことになってたかもしれない。けど、そうならないように俺がいるんだ。それに、みんな無事だったんだ。だったら、それでいいじゃん」

 

 リコ「シンヤ…」

 

 シンヤ「うん。…ああ、さっき言った、リコの顔が凛々しくて綺麗だったって言うのは本当のことだから」

 

 リコ「も〜〜っ!///またそうやって揶揄う!」

 シンヤ「いや、事実なんだけど」

 

 ピカチュウ「ピィカッ!」

 ニャオハ「ニャオハ!」

 

 シンヤに揶揄われたことでいつもの調子を取り戻したリコは、顔を赤くしてシンヤに詰め寄った。すると、展望室の扉が開き、中から2人の人物がやってきた。

 

 ドット「あっ…」

 クワッス「クワッスッ!」

 

 シンヤ「おっ…」

 リコ「ドット、クワッス…」

 ドット「…ごめん、取り込み中だった?」

 

 ドットにそう言われると、リコはシンヤに近すぎていることでドットに変な誤解を生ませてしまったことに気づくと、慌ててシンヤから離れた。

 

 リコ「だ、大丈夫だよ!ねぇシンヤ!///」

 

 シンヤ「あ、ああ。…それで、ドットはどうしてここに?」

 

 ドット「夜風にあたりに来たんだ」

 シンヤ「そうか」

 

 ドットはリコの隣に移動すると、手すりに腕を乗せて、シンヤたちと一緒にパルデアの夜空を眺めていた。しばらくの間、3人が夜空を眺めていたので沈黙が続いたが、先にシンヤが口を開いた。

 

 シンヤ「ドット。そろそろ、リコにあのことを打ち明けてもいいんじゃないのか?」

 

 ドット「えっ?」

 リコ「あのこと?」

 

 シンヤ「ナンジャモがぐるみんのことを話した時、リコ、こう言ってたよな。『シンヤ、ぐるみんと友達だったの?』って」

 

 リコ「えっ?…う、うん。確かに言ったけど」

 

 シンヤ「その言葉の意味を教えてやるよ。ただ、それはドットから言ってもらった方が早いな」

 

 リコ「ドットから?」

 

 シンヤ「ああ。ドット。リコのことを仲間と思ってるなら、もう教えてやってもいいんじゃないか?」

 

 ドット「それは…」

 

 クワッス「クワワワワァァッ!」

 ドット「わ、わかったよ!」

 

 シンヤたちがオリーヴァのいる森に行く前日に自分の部屋を訪ねてきた時、ドットはリコに、ずっと隠してきた自分の秘密を話そうと思っていた。あの時は部屋越しだったから話そうと思えたが、こうしてリコを目の前にすると、ドットはなかなか自分の秘密を言い出せなかった。しかし、相棒のクワッスに背中を押されたことで、ドットは秘密を打ち明ける覚悟を決めた。

 

 ドット「でも、それを言う前に、2人に言っときたいことがある」

 

 シンヤ「んっ?」

 リコ「なに?」

 ドット「2人とも、ありがとな。助けに来てくれて」

 

 シンヤ「何言ってんだよ。ドットだって、リコを捜す協力をしてくれただろう」

 

 リコ「そうだよ。ドットだって私を助けてくれたんだから、お礼なんていいよ」

 

 ドット「うん。…それと、ずっと黙っててごめん。めんどくさいのが半分と、ちゃんと自分の口から話したかったってのが半分なんだけど…」

 

 リコ「えっと、何のこと?」

 

 シンヤ(わかるわけないよな〜…)

 

 遠回しに自分の秘密をリコに話し出したドットだったが、リコはドットが何の事を言ってるのかわからないので、頭にクエスチョンマークが浮かんだ。

 

 ドット「…もしかして、何の事かわかってない?」

 

 コクッ(リコが頷く)

 

 シンヤ「ドット、それじゃあリコには伝わりにくいぞ」

 

 ドット「えっ?だから、ぐるみんのことだよ」

 リコ「あぁ、それなら…」

 

 ドット「えっ?わかった!」

 

 リコ「もちろん。ドットがぐるみんのガチファンってことでしょ?」

 

 ビシッ(ドットが手を出してツッコミを入れる)

 

 ドット「じゃなくて!」

 リコ「え、えっと?」

 

 シンヤ「プッ、アハハハハッw、漫才みたいで面白いな。ドット、もっとわかりやすく言った方がいいぞ。リコはこういうことにはめちゃくちゃ鈍感だからな」

 

 ドット「うぅ…。あぁーもぉ!シンヤはすぐに気づいたのに、なんでリコは気付かないんだよ?」

 

 リコ「な、何を?」

 

 ドット「だ〜か〜ら、僕が、ぐるみん本人なんだよ!」

 リコ「んっ?」

 

 チラッ(リコがシンヤを見る)

 

 シンヤ「うんうん(首を2回縦に振る)」

 

 リコ「……ええ〜〜〜〜〜〜〜〜っ⁉︎///」

 ニャオハ「……ニャァ〜〜〜〜〜〜⁉︎」

 

 シンヤ(おいおい、さっきの凛々しい顔が台無しだよ)

 

 ピカチュウ「ピィカッピカッw」

 

 ドットがリコに自分がぐるみん本人であることを明かすと、リコとニャオハはポカンとした顔をしてシンヤに顔を向けた。するとシンヤは、そうだよと言わんばかりに首を縦に振って頷いた。その瞬間、リコは大ファンのぐるみんが自分の目の前にいると理解すると、これまでにないほどの赤面になり、ニャオハと一緒に大声を出して発狂した。

 

 ぐるみんの正体がドットだとリコが知った頃、エクスプローラーズの幹部であるスピネルは、エクスプローラーズが所有している船の中で、エクスプローラーズのボスであるギベオンに今回の任務のことを報告していた。この場には、エクスプローラーズの執事であるハンベルと、アメジオを除いたスピネルと同じ幹部である、《オニキス》、《サンゴ》、《アゲート》の3人が、立体映像としてこの場に参加していた。

 

 スピネル「…」

 

 サンゴ「アハハハハハッw!アンタみたいな用意周到な男が失敗するなんて、オニウケるんですけど」

 

 オニキス「策士が策に溺れたな」

 スピネル「返す言葉もありません」

 

 アゲート「ペンダントの力、スピネルはどう見る?」

 スピネル「報告書に書いたことが全てです」

 

 アゲート「慎重だな。というより臆病なのか」

 サンゴ「言い訳があるなら聞いてあげようってのに〜」

 

 スピネル「…」

 アゲート「これ以上、喋る気はないということか」

 

  ハンベル「では、本日はこれにて…」

 

 ハンベルが解散の言葉を口にすると、スピネル以外の立体映像は消えてしまい、スピネルだけがその場に残った。

 

 スタッスタッ(フラダリとゲーチスが歩いてくる)

 

 フラダリ「報告一つに、こんな大掛かりなものを使うとはな」

 

 ゲーチス「幹部も大変ですね」

 

 スピネル「ゲーチスさん、フラダリさん」

 ゲーチス「やはり、彼は一筋縄ではいきませんね」

 

 スピネル「…少々、彼を侮りすぎました。世界チャンピオンになるだけはある」

 

 フラダリ「君も興味を持ったのか?」

 

 スピネル「ええ。あなたたち4人の組織を潰すことができた理由が、今なら分かる気がしますよ。彼を放っておけば、いずれエクスプローラーズの脅威となりうる存在になるでしょう」

 

 ゲーチス「だからこそ、彼を倒すことの出来る力を持つ伝説のポケモンが必要なのです」

 

 フラダリ「そうだな。アオギリもカイオーガを見つけて、ゲットするための準備をしているようだ」

 

 スピネル「それは嬉しい報告ですね。あなた方の腕前も大したものだ」

 

 ゲーチス「いえ、この組織の情報網は素晴らしい。こんなにも早く、伝説のポケモンを見つけ出せるとは」

 

 フラダリ「それとマツブサから、次は自分がシンヤと戦うと言っていた」

 

 ゲーチス「大方、グラードンの力を試したいのでしょう」

 

 スピネル「ですが、それで彼を倒せるなら、我々にとっても嬉しいことですよ」

 

 To be continued

 

 次回予告

 

 スピネルとゲーチスを撃退し、なんとかペンダントを取り返したシンヤたちは、リコの祖母がいるガラル地方に向かっていた。その途中、ホゲータとカイデンが喧嘩をしてしまったので、ロイはホゲータとカイデンを仲良くさせようと考えた。

 

 次回「ホゲータとカイデンのタッグバトル!」

 

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