ポケットモンスターSV 新たな物語の始まり 作:通りすがりのポケモントレーナー
ガラル鉱山に向かう途中、山小屋で弱っているミブリムを見つけたシンヤたちは飛行船に戻ると、モリーにミブリムの治療を頼んだ。そのあと、リコがミブリムの面倒を見ることになり、リコがミブリムに初めてブレイブアサギ号に乗った時のことや今の自分の気持ちを伝えると、ミブリムはリコに心を開き、リコとミブリムはお互いに惹かれあった。そして、ミブリムはリコについて来ることになり、リコがミブリムをゲットすると、シンヤたちは黒いレックウザを捜すためにガラル鉱山に向かうのだった。
ガラル鉱山・入り口
ニャオハ「ニャオハ…」
ホゲータ「ホォゲ〜」
ロイ「ここが、ガラル鉱山」
リコ「大きい」
フリード「壮観だな。捜しがいがありそうだ」
山道をしばらく歩き続けると、シンヤたちはガラル鉱山の入り口の前に辿り着いた。
シンヤ「久しぶりだな、ここに来るのも」
ピカチュウ「ピィカッ」
リコ・ロイ・フリード「「「えっ?」」」
シンヤ「ん、何?」
リコ「シンヤ、ここに来たことあるの?」
シンヤ「ああ。4番道路に行く時に中を通ったけど…言ってなかったか?」
リコ「うん」
シンヤ「そっか。悪い悪い」
ロイ「でも、ここに来たことあるなら、中の案内を…」
シンヤ「ああ、今回は道案内はできないんだ。前に4番道路に行く時は、中で働いてた作業員の人に案内されて4番道路に行ったからな。だから、中の道は覚えてないんだ。オマケに、中は迷路みたいにめっちゃ広いし」
ロイ「そうなんだ。…でも、レックウザはいるよね?」
シンヤ「それを確かめるためにここまで来たんだろう」
ミブリム「ミッ、ミッ」(体が震える)
リコ「どうしたの?ミブリム」
ロイ「もしかして、僕の強い気持ちに反応しちゃった?」
シンヤ「いや、それならここに来るまでに、いくらでも反応するはずだ」
ロイ「じゃあ…」
リコ「レックウザの気持ちに反応したのかな?」
ブレイブアサギ号・ドットの部屋
ぐるみん『じゃあクワッス、早速いただいちゃおう!』
クワッス『クワー!』
パクっ
クワッス『クワワワ…クワッス〜!』
ぐるみん『というわけで、新企画《ぐるみんグルメ》。エンジンシティでオススメの、《ペロフワコットンキャンディ》を食べてみた!の動画はここまで!おいしいネタを教えてくれた《サイドンの筋肉》、サンキューな!でもって、チャンネル登録まだのトレーナーは、よければチャンネル登録してくれ』
カチッ(マウスをクリックする)
ドット「はぁ〜。このくらいでいっか〜。にしても、食レポって難しいな」
クワッス「クワ〜ッス…zzz〜zzz〜」
ドット「リコたち、そろそろガラル鉱山に着いたかな?」
ミーティングルーム
オリオ「フ〜ン、フフン、フ〜ン」鼻歌
ガチャ(扉を開ける)
マードック「おやつ持ってきたぞ!」
オリオ「待ってました!」
マードック「おっ、新しいパーツか?ピカピカじゃないか」
オリオ「わかる?わかってくれちゃう?エンジンシティ限定の逸品!この光沢がたまらないの。後でセットするんだ!絶対トロッゴンも喜ぶわ」
マードック「そうか…よかったな」
ロトン(メールが届く)
モリー「おっ…」
マードック「んっ?どうした?」
モリー「さっきミブリムをゲットしたって、リコからメールが来た」
オリオ「じゃあ初ゲットしたんだ」
マードック「ミブリムは気難しそうだが、ニャオハといいコンビになるといいな」
モリー「リコとニャオハなら大丈夫でしょ。はい」
スッ(カップを差し出す)
マードック「おぉ、ありがとな!マホイップ、生クリームを頼む」
マホイップ「マッホ!ホォォォ!」
ビュゥゥゥッ(生クリームを乗せる)
マードック「サンキュー」
ズズッ(コーヒー飲む)
マードック「うっ、ゲホッゲホッ!おいおい!このコーヒー、変な味がするぞ」
モリー「それ紅茶だけど」
マードック「はっ?てっきりコーヒーだと思ったぞ」
オリオ「ハハハ、思い込み強すぎだよ」
シンヤたちがガラル鉱山に到着した頃、船に残っているマードックたちはブレイブアサギ号でそれぞれが好きなことをやって楽しんでいた。ただ1人、ランドウだけはいつものように釣り場で釣り竿を垂らしながら、何か意味深なことを呟いていた。
ブレイブアサギ号・ランドウの釣り場
ランドウ「思い込みは危険だ。求める何かを目隠しする。何かを見つけることは、何かに見つかること。さて、何が何を見つけるか?」
ヌオー「ヌオ〜」
ガラル鉱山の中
ロイ「うわぁ!」
リコ「ガラル鉱山の中って、こうなってるんだ」
ガタンガタン(線路の上をトロッゴンが走る音)
リコ「トロッゴンだ!」
ロイ「お〜い!」
ガラル鉱山の中にやってきたシンヤたちは、トンネルの中を歩いて奥へと進んでいた。すると、線路の上をトロッゴンが走ってきたので、ロイはトロッゴンに声をかけたのだが、トロッゴンは返事もせずにそのまま行ってしまう。
ロイ「あ…あれ?」
リコ「行っちゃったね」
シンヤ「おかしいな。作業員の人が誰もいない」
ロイ「奥で仕事をしてるんじゃない?」
シンヤ「前に来た時は、ここら辺でも仕事はしてたぞ」
ドッ(地面から出てくる)
モグリュー「モグ〜!」
ニャオハ「ニャッ⁉︎」
ディグダ「ディグ!」
ホゲータ「ホゲッ!」
フリード「《モグリュー》に《ディグダ》だ」
シンヤたちが鉱山の中を歩いて進んでいると、地面を掘って進んでいたモグリューとディグダが地面の中から出てきた。しかし、モグリューとディグダは何かに怯えている様子で、地面に潜るとどこかに行ってしまった。
リコ「どうしたんだろう?」
ロイ「驚かしちゃったかな?」
フリード「作業員もいるから、人慣れしててもよさそうだが」
シンヤ(…さっきのトロッゴンも、まるで何かに怯えているようだった。レックウザがここに来たことと何か関係あるのか?)
ガラル鉱山・別の洞窟エリア
ロイ「わぁ〜、なに、このキラキラ!」
リコ「綺麗!宝石みたい!」
シンヤたちがトンネルの中をしばらく歩き続けていると、広い場所に辿り着いた。そこにはキラキラした宝石の石が壁にたくさん埋められていた。
フリード「なるほど。レックウザがここに来たのは、レックウザの生態に関係あるかもしれないぞ」
リコ「レックウザの生態?」
フリード「レックウザは空に飛ぶチリや、地球に落ちてきた隕石を食べていると言われてる。特別な力を持つガラルの鉱石に興味を持ったと考えれば、ここにレックウザが来るのも当然だ」
シンヤ「それに、レックウザは隕石を食べて力を蓄えていき、メガ…って、あれ?」
フリード「ん?どうした、シンヤ?」
シンヤ「リコとロイがいないんだけど」
フリード「えっ?」
洞窟の中・リコ・ロイside
ニャオハ「ニャッ、ニャッ、ニャッ…」
ホゲータ「ホゲホゲ、ホゲホゲ…」
リコ「ニャオハ!待って〜!」
ロイ「ホゲータ〜!」
リコとロイがいないことにシンヤとフリードが気づいた頃、リコとロイはニャオハとホゲータを必死に追いかけていた。リコとロイがニャオハとホゲータを追いかけているのは、レックウザがここに来たかもしれない理由をフリードが説明している時に、地面を掘って進んでいる2体のモグリューを見つけたニャオハとホゲータが2体のモグリューを捕まえようとしたので、それを止めようと追いかけていたからだった。そして、リコとロイは洞窟の中を走り回り、モグリューを捕まえようとするニャオハをリコが捕まえ、ホゲータは地面を進むモグリューを追いかけて行くが、目の前に壁があることに気付かずそのまま壁に激突してしまう。
リコ「ニャオハ!だめでしょ!」
ニャオハ「ニャオハ…」
ロイ「大丈夫か?ホゲータ」
ホゲータ「ホゲ…」
リコ「さぁ、シンヤたちの所に戻ろう。って、あれ?私たち、どこから来たっけ?」
洞窟の中・シンヤ・フリードside
シンヤ「リコ〜!ロイ〜!」
ピカチュウ「ピィカァ〜〜ッ!」
シンヤ「フリード、リコとロイに連絡は?」
フリード「今スマホロトムでしてる」
ロトロトロト…ロトロトロト……ピッ
フリード「お前たち、今どこにいる?」
リコ『ごめん、迷っちゃった』
シンヤ「マジかよ…」
ピカチュウ「ピィカッ…」
フリード「周りに、何か目印とかないか?」
リコ『えっと……似たような入口ばっかり』
シンヤ(だろうな。ここはそういう場所が多いし)
フリード「どうやってリコたちを捜すか?」
シンヤ「……あっ!そうだ!こいつに頼めばいいんだ!ルカリオ!」
ポーーン
ルカリオ「ガァァァウッ」
シンヤ「ルカリオ。お前の波動で、リコたちを捜してくれ」
ルカリオ「ガウッ!」コクッ
シンヤに波動を使ってリコたちを捜すように頼まれると、ルカリオは目を閉じ、波動を使ってリコたちがどこにいるのか調べ始めた。
ルカリオ「ガウッ!」
シンヤ「おっ!リコたちの居場所がわかったみたいだ!」
フリード「よし。リコ、ロイ、シンヤのルカリオがお前たちのいる場所を調べてくれて、お前たちを見つけてくれた。今そっちに行くから、そこを動くなよ!」
洞窟の中・リコ・ロイside
リコ「わかった!」
ピッ(通話を切る)
ニャオハ「ニャオハ〜」
リコ「大丈夫。すぐにシンヤたちが来てくれるから」
ロイ「リコ!ちょっとこっちに来て!」
リコ「え?ロイ、どうしたの?」
ロイ「これを見てよ」
リコがニャオハにシンヤたちが来てくれると言って元気づけると、ロイがこっちに来てと言ってきたので、リコはロイのいる所に向かった。ロイがリコに見せたのは、人が立って通れるほどの大きさのトンネルだった。
リコ「これって、トンネル?」
ロイ「うん。ホゲータ!『ひのこ』!」
ホゲータ「ホォォゲェェッ!」
ロイはトンネルの中を通れるのか気になり、ホゲータに「ひのこ」を指示した。そして、ホゲータが「ひのこ」を放ってトンネルの中を照らすと、奥に行けることがわかった。
ロイ「ねぇ、この先に行ってみようよ!」
リコ「ダメだよ。シンヤたちがここに来るまで待たないと」
ロイ「あぁ、そうだった」
???「ガァァ…」
ロイ「?今の声…」
リコ「ロイ?」
ロイ「もしかしたらレックウザかも!行こうホゲータ!」ダッ!
ホゲータ「ホゲッ!」
リコ「ロイ、待って!」ダッ
ニャオハ「ニャオハッ!」
ロイはトンネルの奥の先が気になり、奥に進もうとリコに言い出すが、シンヤたちを待つようにリコに言われた。すると、トンネルの奥からポケモンの鳴き声が聞こえてきて、それがレックウザかもしれないと思ったロイは、ホゲータと一緒にトンネルの奥を走って進んで行ったので、リコとニャオハはロイとホゲータを追いかけるためにトンネルの中に入って行った。
洞窟の中・シンヤ・フリードside
ルカリオ「ッ⁉︎ガウッガウッ!」
シンヤ「えっ、リコたちが動いてる⁉︎」
フリード「ん?どうした?」
シンヤ「ルカリオが、リコたちが急に移動したって」
フリード「たくっ、あいつら動くなと言ったのに」
キャプテンピカチュウ「ピカッ」
シンヤ「何かトラブルがあって移動したのかな?ルカリオ、移動したリコたちの所に案内してくれ」
ルカリオ「ガウッ!」コクッ
洞窟の中・アメジオたちSide
コニア「どうして黒いレックウザは、このガラル鉱山に来たんでしょう?」
ジル「飛び続けて疲れたから、休憩ついでに昼寝でもしに来たんだろ」
コニア「じゃあ、寝てる間にゲットできちゃったりして」
アメジオ「高を括るな。相手は伝説のポケモンのレックウザだ」
ジル・コニア「「はっ!」」
ルカリオの案内で、シンヤとフリードがはぐれたリコとロイを捜している頃…アメジオたちエクスプローラーズは、黒いレックウザを捜すためにガラル鉱山の中を歩いていた。
洞窟の中・リコ・ロイside
ロイ「レックウザ〜!」
ホゲータ「ホゲゲ〜!」
リコ「ロイ!やっと見つけた!」
ニャオハ「ニャオ〜」
ロイ「リコも聞こえたよね?さっきの声」
リコ「声?何も聞こえなかったよ」
ロイ「そっか……あっ、あそこにいないかな?」
リコ「でも、あんな高いところには登れないし……あっ、ニャオハ、お願いしてもいい?」
ニャオハ「ニャオ!」コクッ
リコがロイを追ってトンネルの中から出てくると、さっきとは違う場所にやってきた。ここはさっきの場所と違って、高い段差が多いところや、色んな場所に大きな穴がたくさんあった。ロイは大きな穴の場所を調べようとするが、高くて登れそうもなかったので、リコがニャオハに穴の中を調べてきてほしいと頼むと、ニャオハは軽々とジャンプをして上にある大きな穴を調べた。しかし、そこには何もなかった。
ニャオハ「ニャオハ〜」
リコ「何もないみたい」
ロイ「ありがとう、ニャオハ!もっと奥に行ってみよう!」
リコ「ダメだよ。ずっと私たちが動いてたら、シンヤたちと合流できなくなるよ」
ロイ「あっ、ごめん。レックウザを捜すのに夢中になっちゃって」
ニャオハ「ニャオハァァッ!」
リコ「えっ?ニャオハ、どうしたの?」
コロモリ「モリィィッ!」
レックウザを捜しに行こうとしたロイをリコが止めると、急にニャオハが後ろに置かれている木箱に向かって鳴き声を上げたので、リコは後ろに振り向くと、後ろに置かれている木箱の方に向かった。すると、木箱の影からコロモリが飛び出てきてどこかに飛んで行ってしまう。
リコ「あれって、コロモリ?」
ロイ「なんで逃げるの?」
ニャオハ「ニャ〜オ…ニャオハ!」
リコ「ニャオハ、どうしたの?」
急にニャオハが鳴き声を出したので、気になったリコたちはニャオハの近くに行くと、そこに小さな巣穴があるのを見つけた。リコとロイがしゃがんでその巣穴の中を覗いてみると、そこには、さっき逃げたコロモリと、マントルポケモンの《ダンゴロ》、きんこつポケモンの《ドッコラー》がいた。
ロイ「3人とも震えてる」
リコ「大丈夫?こっちにおいでよ」
ドッコラー・コロモリ・ダンゴロ「「「ッ⁉︎」」」
リコ「あっ、ごめん。どうしたら……あっ、そうだ!」
ロイ「リコ?」
リコ「どうぞ」
リコは怯えているドッコラーたちに手を伸ばし、こっちに来るように伝えた。しかし、ドッコラーたちはその場から動こうとせずに、体を寄せ合っていた。するとリコは、マードックが作ってくれたおやつ用のお菓子を取り出してドッコラーたちの前に置いた。
ドッコラー「ドッコ?」
リコ「おいしいから食べてみて」
リコにそう言われたドッコラーはお菓子を拾って食べた。すると、お菓子を食べたドッコラーは笑顔になり、お菓子を残さず食べた。
リコ「まだあるから、コロモリたちも食べて」
ニャオハ「ニャオハ〜」
ドッコラー「ドッコ!」
コロモリ「モリッ!」
ダンゴロ「ダンゴ!」
ドッコラーがお菓子を残さず食べたのを確認すると、リコはマードックが作ってくれたおやつのお菓子をポーチの中から全て出し、コロモリとダンゴロにも食べてと伝えると、ドッコラーたちは巣穴から出てきてお菓子を食べ始めた。
ロイ「リコすごい!」
リコ「マードックのおやつなら、絶対に食べてくれると思ったから」
ミブリム「ミブ〜」
リコ「ミブリムもお菓子食べる?」
ニャオハたちが楽しそうにお菓子を食べていると、フードの中でおとなしくしていたミブリムが声を上げたので、ミブリムに一緒にお菓子を食べるかとリコが聞くと、ミブリムはニャオハたちがお菓子を食べているところを見た。すると、ミブリムはリコのフードの中から飛び出し、自分からニャオハたちの前に近づいて行った。そして、ミブリムは近くにあったお菓子を1つ取って食べると喜びの声を出した。…すると!
???「ぐぉ〜〜っ!」
リコ「何?」
ロイ「この声だよ。さっき僕が聞いた声!」
ドッコラー「ドッコッ!」
ダンゴロ「ダンゴッ!」
コロモリ「モリッ!モリィィッ!」
リコ「何?ついてこいってこと?」
みんなで仲良くお菓子を食べていると、さっきロイが聞いた謎の声がリコたちのいる洞窟内にまで響き渡った。その声を聞いた途端、ドッコラーとダンゴロが再び巣穴の中に入って行った。そんな中、コロモリがリコに何かを伝え始め、リコはコロモリが自分に何かを伝えようとしているのだと悟ると、コロモリは空を飛んでリコたちを別の洞窟のエリアに案内した。
リコ「ここは?」
ロイ「また別の場所だね」
リコとロイがコロモリに案内された場所の地面には、大きな亀裂ができていた。そして、コロモリが飛んで行った場所にリコたちが向かうと、そこは作業員がテントを張った場所だった。そして、リコたちがテントの裏を見てみると、そこには倒れている数名の作業員とポケモンたちがいた。
リコ「あっ、大丈夫ですか?」
作業員「ち…力が入らなくて……」
リコ「一体、何があったんですか?」
作業員2「仕事をしていたら、突然、ここに《巨大なポケモン》が現れて、そいつを見た途端、力や気力がなくなって…」
ロイ「巨大なポケモン?それって、レックウザですか?」
作業員3「いや、レックウザじゃない。そいつは、赤と黒色の体をした、大きな鳥ポケモンだった」
リコ「赤と黒色の鳥?」
ロイ「レックウザじゃなかったんだ」
作業員の人たちからここで何があったのかを聞いたリコとロイは、作業員の人たちとポケモンたちがトロッコに乗ったのを確認すると、作業員の人たちに、ポケモンセンターに連絡をして入り口に迎えを頼んだことを伝えた。それを聞いた作業員の人たちはリコとロイにお礼を言うと、トロッコで入り口に向かった。
ロイ「レックウザじゃなくて、赤と黒色の鳥ポケモン」
リコ「とにかく、このことをシンヤたちに知らせないと!」
???「誰に何を知らせるって?」
リコ「えっ?……あっ!」
ロイ「お前たちは!」
コニア「お久しぶりね」
ジル「まさか、ガラル鉱山の中にいたとはな」
リコとロイは早くシンヤたちと合流して、この洞窟の中に巨大な鳥ポケモンがいるということを伝えようとした。すると、リコとロイの目の前に、エクスプローラーズの《コニア》と《ジル》が現れた。
洞窟の中・シンヤ・フリードside
ルカリオ「ガウッ!」
シンヤ「えっ!リコたちがまた移動した?」
ピカチュウ「ピカッ!」
シンヤ「何で何回も移動してるんだ?何かあったのか?」
ピカチュウ「ピカッ?」
フリード「シンヤ!こっちに来てくれ!」
シンヤ「ん?どうしたんだ?」
ルカリオの力を借りてリコたちと合流しようとしていたシンヤたちだったが、さっきからリコとロイが動き回っているので、なかなかリコとロイと合流できずにいた。すると、フリードにこっちに来てくれと呼ばれたので、シンヤはフリードのいる所に向かった。
シンヤ「何だよフリード?早くリコたちを見つけないと…」
フリード「これを見ろ!」
シンヤ「ん?……これは!」
ピカチュウ「ピィカッ!」
シンヤがフリードに声をかけると、フリードが壁に指を差したので、シンヤはフリードが指を差した壁の方に目を向けた。するとそこには、大きな4つの爪痕がつけられていた。
フリード「ポケモンがつけた傷だと見て間違いないな」
シンヤ「でもこれって、レックウザがつけたものじゃないよな?この壁についてる爪痕の傷は4つで、レックウザの爪は3つだし」
フリード「ああ。しかもこの傷は、並大抵のポケモンがつけたものじゃない」
シンヤ「ああ。こんな大きな傷を残せるポケモンなら、レックウザに引けを取らない程のポケモンの仕業だ。でも、このガラル鉱山にそんなポケモンがいるわけない。一体、この傷をつけたポケモンは誰なんだ?」
スタッ、スタッ、スタッ(誰かが歩いてくる)
フリード「ん?足音?」
シンヤ「リコとロイかな?リコ、ロイ、やっと合流でき……」
ルカリオ「ガウッ!」
シンヤ「ルカリオ?リコとロイじゃないのか?……お前は!」
フリード「こんなところで会うとはな」
壁につけられた謎の4つの爪痕をつけたポケモンが誰なのかをシンヤとフリードが考えていると、洞窟の通路の方から誰かがこっちに向かって歩いてくる足音が聞こえてきた。シンヤはその足音の正体がリコとロイだと思って近づいたが、ルカリオに手を横に出されて止められたので、フリードと一緒に通路の方を見ていた。その通路から歩いてきた人物は、シンヤにとって因縁のある男だった。
アメジオ「シンヤ、フリード」
フリード「まさか、ここでお前と会うとはな」
シンヤとフリードの目の前に現れたのは、リコとロイではなく、エクスプローラーズの幹部の1人で、シンヤと因縁のあるアメジオだった。
シンヤ「《アメジオ》…久しぶりだな。ロイと出会った島で会ったとき以来か。けど、どうしてお前がガラル鉱山にいるんだ?お前の目的は、リコの持つペンダントのはずだろ?」
アメジオ「それをお前に答える必要はない。…だが、ここでお前に会えたのは、俺としては好都合だ」
フリード「どういう意味だ?」
アメジオ「シンヤ!俺とポケモンバトルをしろ!」
シンヤ「おいおい。こっちの質問には答えないくせに、お前は一方的な要求をしてくるのかよ」
アメジオ「世界チャンピオンが逃げるのか?」
スチャ(アメジオがモンスターボールを取り出す)
シンヤ「どうせ逃がす気もないんだろ?」
アメジオ「無論だ!出てこい!ソウブレイズ!」
ポーーン
ソウブレイズ「ブレイッ!」
シンヤ「しょうがねぇ。フリード、ルカリオと一緒に、リコとロイを捜しに行ってくれ」
フリード「えっ?」
シンヤ「アメジオの狙いは俺だ。それに、アメジオがここにいるってことは、連れの2人もここに来てる可能性があるし、マツブサたちも来てる可能性がある。連れの2人ならまだしも、マツブサたちに遭遇すれば、リコとロイは確実にやられる。そうなったらアウトだ。ルカリオ、俺は大丈夫だから、フリードをリコたちのいる場所に案内してくれ」
ルカリオ「ガウッ!」コクッ
フリード「わかった。キャップ、行くぞ!」
キャプテンピカチュウ「ピカ!」
ジルとコニアの2人だけならリコとロイでもなんとかなるが、今のリコとロイのレベルではマツブサやアオギリに敵わないので、シンヤはアメジオの相手を引き受けると、ルカリオに案内を頼んでフリードとキャップを先に行かせた。
シンヤ「意外だよ。まさかお前の方から、俺にバトルを申し込んでくるなんて。倉庫で負けた時のリベンジか?」
アメジオ「…だとしたら?」
シンヤ「いや。ただ、バトルの前に聞いておきたいことがある」
アメジオ「何だ?」
シンヤ「お前たちエクスプローラーズのボスの名前を教えてくれよ」
アメジオ「何⁉︎」
シンヤ「俺にはバトルを受けるメリットがないんだ。本来なら断ってもいいのに、お前の挑戦を受けるんだから、バトルを受ける報酬ぐらい払ってくれてもいいだろ?お前のボスの名前を教えるって報酬ぐらい…」
アメジオ「……《ギベオン》様だ」
シンヤ「ギベオン。それが、お前らエクスプローラーズのボスの名前か?」
アメジオ「そうだ。それを信じる信じないかは、お前の自由だがな」
シンヤ「いや、お前の言ってることは本当のことだろう。卑怯な手を使わず、いつも正面から正々堂々とやってくるお前が、嘘を言ってるとも思えないしな。ピカチュウ、頼む!」
ピカチュウ「ピカッ!」
アメジオ「ピカチュウか」
シンヤ「舐められたものだな。…って言わないのか?」
アメジオ「あの時は、お前が世界チャンピオンだと知らなかったからな。今度は油断はしない」
シンヤ「まるで、ピカチュウやエンペルトと戦った時は油断してたような口ぶりだな」
アメジオ「…お喋りは終わりだ」
シンヤ「ああ、悪い。それともう一つ質問がある」
アメジオ「ッ⁉︎ふざけるな!」
シンヤ「そんな怒るなよ。お前がここに来た理由だよ」
アメジオ「答える気はない」
シンヤ「じゃあ当てようか。レックウザを捜しにだろ?」
アメジオ「ッ⁉︎」
シンヤ「やはりな。大方、リコのペンダントを手に入れるのがスピネルって奴に変わったから、レックウザに狙いを変えたってとこだろ?それに、レックウザが何か秘密を握ってると気づいたから、レックウザを捕まえにここに来たんだろう?」
アメジオ「お前も、レックウザの秘密に気づいていたのか?」
シンヤ「ああ。あのレックウザには、何か特別な秘密があると、俺はそう感じたからな」…(まぁ、アレックスさんが書いた絵本がヒントになったんだけど…)
アメジオ「…無駄なお喋りは終わりだ」
シンヤ「わかったわかった。…それじゃあ、早速バトルを始めようか」
話が終わると、シンヤとアメジオはバトルを始めようとして、ピカチュウとソウブレイズはいつでもバトルが始まってもいいように戦闘態勢に入っていた。ピカチュウとソウブレイズは、以前ブレイブアサギ号でバトルをしたことがある。あの時はピカチュウの優勢でバトルが進んでいたが、リコがバトルフィールドの中に入ってきたからバトルは中断になってしまったので、これはピカチュウとソウブレイズの再戦と言えるだろう。
洞窟の中・リコ・ロイside
ロイ「エクスプローラーズ!」
リコ「こんな所で会うなんて…」
ギュッ(ペンダントを握る)
ジル「ペンダントは持っているようだな」
コニア「ならば奪うまで。ゴルダック!『ひっかく』!」
ゴルダック「ゴル!ゴルダァァッ!」
キャプテンピカチュウ「カァァァチュゥゥ〜ッ‼︎」
ダァァァァン!
ゴルダック「ゴルダァァッ⁉︎」
コニア「ゴルダック!」
ジル「貴様は!」
フリード「リコ!ロイ!無事か?」
リコ「フリード!」
ロイ「キャップ!」
コニアとジルはリコがペンダントを持っているのを確認すると、ペンダントを奪おうとポケモンたちに指示をしてニャオハを攻撃してきた。…その時、「かみなりパンチ」を発動したキャップが現れてゴルダックを殴り飛ばし、リコとロイのもとにフリードがやってきた。
コニア「フリード!」
ジル「まさか、お前までいるとはな」
フリード「お前ら2人もここに来てたとはな」
リコ「フリード、シンヤは?」
フリード「シンヤは、今アメジオとバトルをしてる」
リコ「アメジオと⁉︎」
ロイ「アメジオもここにいるの?」
フリード「ああ。シンヤはアメジオの相手は自分がするからって、ルカリオに案内を頼んで俺たちを先に行かせたんだ。この2人や、マツブサたちが来てる可能性があるから、お前たちを援護してくれって」
ロイ「そうだったんだ」
???「ぐお〜〜〜〜〜っ!」
フリード「何だ⁉︎」
ロイ「この声、さっきの!」
ピカァァァァン‼︎(ペンダントが光る)
リコ「ペンダントが!」
ゴゴゴゴゴッ(地響きが起きる)
バサッ!
リコ「何⁉︎」
フリードとキャップがリコたちと合流すると、突然地面が大きく揺れた。少しすると地響きが収まり、しばらく沈黙が続くと、ゴルダックの後ろにある大きな亀裂から赤黒い炎が舞い上がった。そして、舞い上がった炎が晴れた瞬間、そこには作業員の言っていた赤と黒色の鳥ポケモンが翼をはためかせてリコたちを睨みつけていた。
ガラルファイヤー「ぐお〜〜〜〜っ!」
ピカァァァァァン‼︎(ペンダントが強く輝く)
リコ「共鳴…してる」
ロイ「何だろ?このポケモン?」
フリード「コイツは?」
リコ「これって、作業員の人が言ってたポケモン?」
ガラルファイヤー「ぐお〜〜〜〜〜っ!」
洞窟の中・シンヤ・アメジオside
シンヤ・アメジオ「「んっ?」」
シンヤ「何だ?今の声は!」
アメジオ「ッ⁉︎よそ見をするな!真剣勝負だ!」
シンヤ「おいおい、お前だって一瞬よそ見してたじゃんか」
ソウブレイズ「ブレッ!」
ピカチュウ「ピカッ!」
アメジオ「『むねんのつるぎ』!」
シンヤ「ピカチュウ、来るぞ!」
洞窟の中・リコたちside
ロイのスマホロトム『データなし』
ロイ「図鑑にも載ってない…」
リコ「ぁっ!フリード、ロイ、あのポケモンの右足を見て!」
ロイ「えっ?……あっ!」
フリード「あれは!」
ロイはスマホロトムを取り出すと、突然現れたガラルファイヤーを調べるが、ガラルファイヤーのデータがないため、スマホロトムで調べることができなかった。すると、リコはガラルファイヤーが右足に何かを挟んでいることに気づいたので、ガラルファイヤーの右足をロイとフリードに見るように伝えた。そして、フリードとロイがガラルファイヤーの右足を見ると、古のモンスターボールが挟まっていることに気づいた。
ロイ「古のモンスターボール!」
フリード「じゃあコイツも、ルシアスの六英雄なのか⁉︎」
ガラルファイヤー「ぐお〜〜〜〜っ!」
目の前にいるガラルファイヤーが六英雄の一体だということにフリードたちが驚いていると、翼を広げたガラルファイヤーは「エアスラッシュ」を発動してリコたちを攻撃してきた。
フリード「キャップ!『かみなりパンチ』!」
キャプテンピカチュウ「ピカ!ピカ!」
ガラルファイヤーが「エアスラッシュ」を発動して攻撃してくると、キャップが「かみなりパンチ」を発動した右手で「エアスラッシュ」を弾いてくれたのでニャオハとホゲータはダメージを受けずに済んだ。しかし、ゴルダックとサイドンには「エアスラッシュ」が命中してしまい、ゴルダックとサイドンはそのまま倒れてしまう。
コニア「ゴルダック、戻って!」
ジル「サイドンもだ!」
シュルルーーン
コニア「ひとまず退避するわよ!」
ジル「おう!」
ジルとコニアは戦闘不能になったゴルダックとサイドンをボールに戻すと、ガラルファイヤーに勝てないことを悟ってその場を後にした。フリードたちはガラルファイヤーとの戦闘に備えるが、次の瞬間、ガラルファイヤーは《もえあがるいかり》を体から発生させ、それを浴びたフリードたちは全身から力が抜けてその場に膝をついてしまう。
フリード「これは…」
キャプテンピカチュウ「ピカ…」
ロイ「力が…入らない…」
ホゲータ「ホゲ…」
リコ「私も。…もしかして、さっきの作業員さんたちが倒れてたのは、これを浴びたせいで…」
ニャオハ「ニャォォッ…」
リコたちがガラルファイヤーとバトルしている頃、シンヤとアメジオは…
洞窟の中・シンヤ・アメジオside
シンヤ「ピカチュウ!『アイアンテール』!」
ピカチュウ「チュゥゥゥッ!ピッカッ!」
アメジオ「『ゴーストダイブ』!」
ソウブレイズ「ブレィィッ!」
さっき聞こえてきたガラルファイヤーの咆哮が気になっているシンヤは、さっさとアメジオを倒してリコたちと合流しようとするが、ソウブレイズが「ゴーストダイブ」を使ってピカチュウの攻撃をかわし続けているのでなかなか勝負をつけられずにいた。
シンヤ・ピカチュウ「『すぅ〜ふぅ〜』」
ソウブレイズ「ブレッ!」
シンヤ・ピカチュウ「『ッ!』」
シンヤ「そこだ!『なみのり』!」
ピカチュウ「ピッカッ!チュゥゥゥッ!」
アメジオ「『なみのり』だと⁉︎」
ソウブレイズ「ブレイズッ!」
ソウブレイズが「ゴーストダイブ」を発動して自身の影に身を隠すと、シンヤとピカチュウは気持ちを落ち着かせるために深呼吸をしてソウブレイズが再び姿を現すタイミングを待っていた。そして次の瞬間、ソウブレイズがピカチュウの後ろから姿を現したので、シンヤはピカチュウに「なみのり」を指示すると、ピカチュウがその場でジャンプをして着地した。すると、ピカチュウの足元から大量の水飛沫が発生した。そして、水飛沫が大波になるとピカチュウはサーフィンをするように波を乗りこなし、そのままソウブレイズに突っ込んで大ダメージを与えた。
シンヤ「いいぞピカチュウ!そのまま『アイアンテール』!」
ピカチュウ「チュゥゥゥッ!ピッカッ!」
バァァァァン!
ソウブレイズ「ブレイッ⁉︎」
アメジオ「……フッw」
シンヤ「えっ?……まさか!」
効果抜群のピカチュウの「なみのり」が命中し、追撃の「アイアンテール」がソウブレイズに直撃するとアメジオが笑みを浮かべた。すると、頭の上にクエスチョンマークが浮かんだシンヤだったが、すぐにアメジオが笑みを浮かべた理由に気づき、ソウブレイズの特性が発動した。
ソウブレイズ「ブレイッ!」
シンヤ「やはり《くだけるよろい》か!」
アメジオ「その通りだ。俺のソウブレイズの特性は、相手の物理技で攻撃を受けた時に発動する《くだけるよろい》だ」
シンヤ「馬鹿な⁉︎以前「アイアンテール」が直撃した時は、くだけるよろいは発動しなか……ッ!《特性パッチ》か!」
アメジオ「そうだ。特性パッチを使ってソウブレイズの特性を変えた」
シンヤ(特性パッチ。ポケモンの特性を《夢特性》に変えることができる道具。まさか、それを使ってソウブレイズの特性をくだけるよろいに変えてるとはな)
アメジオ「このソウブレイズのスピードに、ついてこられるかな?」
シンヤ「…かなり厄介だな」
ピカチュウ「ピカッ…」
「なみのり」でソウブレイズに大ダメージを与えたまでは良かったが、ソウブレイズの特性くだけるよろいが発動してしまい、ソウブレイズのスピードは大幅に上がった。これではますますバトルが長引き、シンヤたちが不利になる一方だった。
洞窟の中・リコたちside
シンヤとアメジオがバトルを繰り広げている中、リコたちはガラルファイヤーの「もえあがるいかり」によって力が入らない状態だった。
フリード「キャップ、やれるか?」
キャプテンピカチュウ「ピカ!」
ロイ「フリード、僕たちも戦うよ!」
ホゲータ「ホゲッ!」
フリードとキャップ、ロイとホゲータは、体を縛っている黒いもやを自力で払ってなんとか立ち上がると、ガラルファイヤーとバトルを始めた。
フリード「キャップ!『かみなりパンチ』!」
キャプテンピカチュウ「ピカァァァッ‼︎」
ロイ「ホゲータ!『かえんほうしゃ』!」
ホゲータ「ホォォォゲェェェッ‼︎」
キャップとホゲータは力を振り絞り、「かみなりパンチ」と「かえんほうしゃ」を発動して攻撃するが、ガラルファイヤーは翼で風を起こすと「ぼうふう」を発動して「かえんほうしゃ」を吹き飛ばし、そのままホゲータとキャップを吹き飛ばした。
キャプテンピカチュウ「ピィィィカッ⁉︎」
ホゲータ「ホンゲェェェッ⁉︎」
フリード「キャップ!」
ロイ「ホゲータ!」
ルカリオ「ガウッ!ガウァァァッ‼︎」
キャップとホゲータがガラルファイヤーの発動した「ぼうふう」で空中に吹き飛ばされたので、ルカリオは体を縛っているもやを自力で払ってその場からジャンプすると、空中でホゲータとキャップをキャッチして地面に着地した。
フリード「サンキュー、ルカリオ!」
ロイ「ありがとう!」
ルカリオ「ガウッ!」
ガラルファイヤー「ぐお〜〜〜〜っ!」
リコ「2人とも危ない!」
フリード・ロイ「「えっ?」」
ルカリオがキャップとホゲータを抱えたまま地面に着地すると、翼を広げたガラルファイヤーが「エアスラッシュ」を放ってフリードたちを攻撃してきた。すると、ルカリオは「まもる」を発動してバリアを作り、ガラルファイヤーの攻撃からフリードとロイを守った。
フリード「助かったぜ!ルカリオ!」
ガラルファイヤー「ぐお〜〜〜〜っ!」
リコ「なんで怒ってるの?」
ミブリム「ミブ…」
リコ「えっ?ミブリム?」
ルカリオ「ガウッ!ガウッ!」
フリード「んっ?あれは…トロッコ!あれで脱出しろってことか」
ルカリオ「ガウッ!」コクッ
フリード「リコ、ロイ、この洞窟から脱出するぞ!」
ロイ「でも、シンヤが!」
リコ「そうだよ!シンヤを置いてけないよ!」
フリード「わかってる。とりあえず、トロッコに乗って外に出るんだ。そのあと、ルカリオの波動でシンヤを捜しにいけばいい。ルカリオもそれでいいか?」
ルカリオ「ガウッ!」コクッ
このままでは状況が悪くなると考えたフリードは、ルカリオが見つけたトロッコに乗って脱出しようとリコとロイに提案するが、リコとロイはシンヤの身を案じていた。それはフリードも同じ気持ちだが、このままここにいたらガラルファイヤーにやられてしまうので、あとでルカリオに波動を使ってシンヤを捜してもらえばいいとリコとロイに伝えた。そして、動けないリコとニャオハをルカリオが担いでトロッコに乗せると、ロイとホゲータがトロッコに乗ったのを確認したフリードとルカリオは一緒にトロッコを動かすと、同時にトロッコに乗ってその場から脱出した。
ガラルファイヤー「ぐお〜〜〜〜っ!」
トロッコの中
フリード「はぁ、ルカリオ、おかげで助かった。ありがとな」
キャプテンピカチュウ「ピカ!」
ルカリオ「ガウッ!」
ロイ「リコ、大丈夫?」
リコ「うん。なんとか動けるようになったよ」
ニャオハ「ニャァァッ…」
ルカリオ「ガウッ……ッ⁉︎」
リコ「ルカリオ、どうしたの?……あれは!」
ガラルファイヤー「ぐお〜〜〜〜っ!」
フリード「俺たちを追ってきたのか!」
ロイ「どうしよう⁉︎ここじゃバトルできないし!」
フリード「…!ホゲータ!『かえんほうしゃ』でこのトロッコのスピードを上げるんだ!」
ホゲータ「ホゲッ!ホォォォゲェェッ‼︎」
リコたちがトロッコで逃げていると、後ろからガラルファイヤーがリコたちを追って飛んできた。このままではガラルファイヤーに追いつかれてしまうため、フリードはホゲータに「かえんほうしゃ」でトロッコのスピードを上げてもらうように頼むと、ホゲータは後方に「かえんほうしゃ」を放ってトロッコのスピードを上げた。
フリード「よし!このまま外に出るぞ!」
洞窟の中・シンヤ・アメジオside
ピカチュウ「ピカッ!」
ソウブレイズ「ブレイッ!」
アメジオ「そろそろ終わりにしてやる」
シンヤ「そうだな。そろそろ終わりにしようか」
スッ(テラスタルオーブを取り出す)
リコたちがトロッコに乗ってガラルファイヤーから逃げている頃、アメジオはシンヤとのバトルを終わらせようとしていた。しかし、それはシンヤも同じで、ジャケットの中からテラスタルオーブを取り出し、アメジオとのバトルを終わらせようとした。…すると!
ゴゴゴゴゴッ(地響きが起きる)
アメジオ「何だ⁉︎」
シンヤ「また地震か!」
ゴロゴロッ(トロッコがやってくる音)
ロイ「あっ!」
リコ「シンヤ!」
フリード「無事だったか!」
ルカリオ「ガウッ!」
シンヤ「リコ!ロイ!フリード!ルカリオも!みんな合流できた…」
ガラルファイヤー「ぐお〜〜〜〜っ!」
アメジオ「ぁっ!」
シンヤ「あれは、ガラルファイヤー!」
シンヤとアメジオが互いにバトルを終わらせようとすると、再び地震が起こり、通路から何か近づいてくる音が聞こえてきたので、シンヤは通路に目を向けた。すると、そこから一台のトロッコに乗ったリコたちがやってきて、その後ろには、リコたちを追っているガラルファイヤーがいたので、それを見た瞬間シンヤは大体の事情を察したので、ピカチュウに技の指示を出した。
シンヤ「ピカチュウ!ガラルファイヤーをリコたちに近づけさせるな!『10まんボルト 』!」
ピカチュウ「ピカァァァッ!チュゥゥゥゥッ!」
バァァァァン‼︎
ガラルファイヤー「ぐお〜〜⁉︎」
リコ「シンヤ‼︎」
シンヤ「リコ!後でポケモンセンターに行くから、とりあえずみんなと一緒にそのまま外に出ろ!」
リコ「シンヤ〜〜〜〜‼︎」
リコたちを追うガラルファイヤーを「10まんボルト」を発動したピカチュウが足止めすると、リコたちが乗っているトロッコはそのまま出口に向かって真っ直ぐに進んで行った。すると、ガラルファイヤーは標的をリコたちからシンヤに変えると、再び「もえあがるいかり」を発動して体から赤黒いオーラを放ち始める。
アメジオ「洞窟の中に響いていた鳴き声の正体は、コイツだったのか」
シンヤ「まさか、ガラルファイヤーに出くわすとはな」
ピカチュウ「ピカッ……ピカッピカッ!」
シンヤ「ん?…あれは、古のモンスターボール!ってことは、このガラルファイヤーが六英雄の3匹目ってことか!」…(まさか、レックウザがここに来たのは、この六英雄のガラルファイヤーに会うためか?)
ガラルファイヤー「ぐお〜〜〜〜っ!」
シンヤ「さっきの『10まんボルト』で怒らせたか?」
To be continued
次回予告
ポケモンセンターで合流したシンヤたちは、ガラルファイヤーの怒りを静めるため、もう一度ガラル鉱山の中に向かった。そして、ガラルファイヤーとバトルする時、ミライドンが真の姿を現す。
次回「怒れるガラルファイヤー!ミライドンの秘めたる力!」
永遠の王さん、9星評価ありがとうございます。
わけみたまさん、9星評価ありがとうございます。
DLCの番外編が終わったので、小説を書き始めます。