ポケットモンスターSV 新たな物語の始まり 作:通りすがりのポケモントレーナー
旅の途中、カントー地方のセキエイ学園にやってきたシンヤは、そこでパルデア地方からやってきたリコという少女と仲良くなり、大型連休が始まったら、一緒にオーキド研究所に行こうと約束をした。ところが大型連休に入る前日に、リコが祖母から貰ったというペンダントを狙っている、エクスプローラーズという謎の組織が現れた。そのエクスプローラーズから、なんとかリコとペンダントは守り抜いたシンヤだったが、エクスプローラーズのアメジオと名乗る男に、リコのパートナーポケモンであるニャオハを連れ去られてしまう。シンヤはニャオハを助けるために船から飛び降りると、ボールから出したラティオスに乗り込んでアメジオたちの追跡を始めた。
カントー地方・港町
シンヤ「この港に降りたのは確認したが、逃げ足の速い奴らだ」
ピカチュウ「ピィカッ!」
シンヤとピカチュウはラティオスに乗り込むと、攫われたニャオハを助けるために、アメジオたちを追跡してこの港町にやってきた。アメジオたちがこの港町に降りたのは確認したが、アメジオたちはライドポケモンから降りると、人混みに紛れて街の中に姿を消してしまったのだ。
シンヤ「さて、どうやってアメジオたちを探すか?」
ピカチュウ「ピィカッ」
フリード「お〜〜い!」
キャプテンピカチュウ「ピィカッ!」
シンヤ「んっ?あれは、フリードさんと……帽子を被ったピカチュウ…か?」
ピカチュウ「ピカッ?」
シンヤは港町にやってくると、ラティオスをボールに戻し、アメジオたちをどうやって探すかピカチュウと考えていた。するとそこに、リザードンに乗ったフリードが上空からやってきた。フリードの肩には、トレードマークのキャプテン帽子を被るピカチュウが乗っており、2人はリザードンから降りると、シンヤとピカチュウの目の前にやってきた。
フリード「やっと見つけたぜ!」
キャプテンピカチュウ「ピカピカ!」
シンヤ「フリードさん、どうしてここに?」
フリード「モリーから、お前がいなくなった事情を聞いてここまで追いかけてきたんだ。それと、お前にバシャーモを返そうと思ったんだが、バシャーモのモンスターボールがなかったから、今は船で待っててもらってる」
シンヤ「それでわざわざ来てくれたんですね。心配かけてすみません」
フリード「それで、エクスプローラーズは見つかったのか?」
シンヤ「それが、この港に降りたのは見たんですけど、途中で見失ってしまって」
フリード「だったら、一度船に戻ってみんなで出直そう。お前にバシャーモを返したいしな」
シンヤ「…わかりました。リコも心配だし、一度船に戻ります。けど、少し待ってください。ラティオス、ラティアス、出てこい!」
ポーーン‼︎
ラティオス「しゅわーん!」
ラティアス「ひゅあーん!」
フリード「ラティアス⁉︎まだ他に《伝説のポケモン》をゲットしてたのか⁉︎」
シンヤ「そのことはあとで。ラティアス、俺が飛行船に戻っている間、お前にエクスプローラーズの捜索を頼みたい」
ラティアス「ひゅあーん!」
フリード「おいおい、ラティアスが街の中に入ったら逆に目立つぞ」
シンヤ「その心配はいりません。ラティアス」
ラティアス「ティィーアースッ!」
ピカァァァァン‼︎(ラティアスの体が光る)
ラティアスは光に包まれると、光の中で姿を変え始めた。そしてしばらくすると、ラティアスは人間の女の子に姿を変えて現れた。今のラティアスの人間としての姿は、赤色のボブカットヘアーの髪に、ラティアスの耳を想起させるように両側の髪にはねっ毛があって、服装は襟の白い緑のTシャツを着ており、下は白いスカートを穿いていて、黒い靴下とピンクのスニーカーを履いている女の子だ。
ラティアス(人間の姿)「…」
フリード「ラティアスが、人間の姿に変わった⁉︎」
キャプテンピカチュウ「ピカッ⁉︎」
シンヤ「人間の姿になったというより、ラティアスのガラスみたいな羽毛が当たった光を屈折して姿を変えてるように見えてるんですよ」
フリード「へぇ〜、ラティアスにそんな能力があったとはな」
シンヤ「ラティアス。お前はその姿で、この街のどこかにいるアメジオたちを探してくれ。もしアメジオたちを見つけたら、《ゆめうつし》を使ってラティオスに知らせるんだ」
ラティアス(人間の姿)「…」コクッ
シンヤ「ラティアスには、よく人の姿になってもらって、俺の仕事をいろいろ手伝ってもらってるんです。ラティオス、お前は俺をブレイブアサギ号まで乗せてくれ」
ラティオス「ティオス!」
ラティオスの背に乗ったシンヤがリザードンに乗ったフリードと一緒にブレイブアサギ号に戻っていくと、ラティアスは街の中のどこかにいるアメジオたちを探しに向かった。
リコの夢の中
リコ『わぁ、綺麗!』
これは、まだリコが幼い時のことで、ペンダントをリコの祖母が持っている頃の夢だ。
リコの祖母『これをつけて、いつかリコも冒険に行く日がくるんだろうね』
リコ『くるかなぁ…冒険って怖いよね?』
リコの祖母『怖いのは最初の一歩だけ。踏み出せば見たことのない景色が広がっていて、怖かったことなんて忘れてしまうのさ。ポケモンが一緒なら大丈夫』
祖母がペンダントを首にかけ、隣に座っているウィンディを撫でながらそんなことを話していた頃の夢を見ているリコは、祖母のその言葉を最後に目を覚ました。
リコ(ここは?……そうだ。ニャオハを攫われて、私……ニャオハ、シンヤ)
リコは辺りを見回すと、少し散らかった部屋の中に自分の制服が干されていることに気づき、不意にニャオハとシンヤのことを呟いた。
リコ(ニャオハとシンヤ、大丈夫かな?)
シンヤがニャオハを追ってくれているから、なにかニャオハの手がかりを掴んできてくれると、リコはそう信じていた。
リコ(絶対、ニャオハを取り返します)
ニャオハを取り返す。そう心に決意を固めたリコは、制服に着替えて部屋から出ると、シンヤのバシャーモとオリオがいる船の甲板にやってきた。
ブレイブアサギ号・甲板
オリオ「旗がなくなってるな…」
船のメカニックであるオリオがタブレット型のスマホロトムになにかを書き込んでいると、近くにある扉が開いて中からリコが出てきて、リコを見たオリオは笑顔を浮かべた。
オリオ「あっ、おはよう!ゆっくり寝られ…るわけないよね」
リコ「あの、ベッドと制服、ありがとうございました」
オリオ「あぁ、いいのいいの、気にしないで!」
寝床を提供してもらったことと、制服を干してもらったお礼を伝えるリコに、オリオは手を振りながら笑顔で応える。すると、船の後ろの扉が開き、中からマードックが出てきた。
マードック「おっ、起きたか!飯できてるぞ」
リコ「えっ?」
オリオ「マードックの料理は一流なんだ。よかったら食べていきなよ!」
ガチャ(扉が開く音)
モリー「ん~良い匂い。私の好きなスープだ」
マードック「正解!」
オリオがリコにご飯を食べるように勧めると、階段の先にある扉が開き、そこからモリーとホゲータが出てきてリコたちの近くに歩いてきた。
リコ「あの…私」
オリオ「ニャオハを取り返しに行くんだろ?」
リコ「えっ?」
モリー「今フリードが、シンヤとエクスプローラーズを追ってる」
マードック「そういうことだ。気持ちだけ焦っても綠なことがない」
リコ(…やっぱりこの人たち、悪い人じゃないのかも)
リコがなにかを言う前に、3人がリコに優しい言葉をかけた。そんな3人の優しさに触れたリコは、彼らが悪人ではないのかもと思い始めた。
オリオ「きっと、フリードが手掛かりを見つけてきてくれるから」
ビュン!(ラティオスとリザードンが飛んでくる)
マードック「おっ、噂をすれば影だな」
リコたちがフリードとシンヤの話をしていると、船の上空にラティオスとリザードンの影が通り、シンヤを乗せているラティオスと、フリードを乗せているリザードンが船に着陸し、シンヤとフリードは自分たちのライドポケモンから降りるとリコに駆け寄った。
フリード「よぉ、起きたか」
シンヤ「リコ、バシャーモ」
バシャーモ「バシャアッ!」
リコ「シンヤ…ニャオハは?」
シンヤ「っ…悪い。奴らが港に降り立ったのは見たんだが、途中で見失った」
リコ「そっか。…じゃあ、私をそこまで連れてって。あとは、自分で探すから」
シンヤ「待て待て、少し落ち着けって。ニャオハがいないのに、エクスプローラーズに見つかったらどうするんだ?今度こそエクスプローラーズに捕まるぞ」
リコ「それは…そうだけど」
フリード「シンヤの言う通りだ。1人で闇雲に動いても見つからない。相手はエクスプローラーズ。ポケモンがいなきゃ、とても戦える相手じゃないからな」
オリオ「フリードを信じてやってよ」
フリード「それに、君の《お母さん》にボディガードを頼まれた以上、君を危険な目にあわせるわけにいかないだろう」
シンヤ「えっ?リコのお母さんに頼まれた?」
ピカチュウ「ピィカッ?」
リコ「えっ、初耳です…」
フリード「えっ?」
オリオ・モリー・マードック「「「えっ?」」」
フリード「言ってなかったか?」
オリオ「またあんたは!」
シンヤ(また?それって、以前も同じことがあったてことか?)
モリー「ハァ…」
フリード「まぁ、それは置いといて…」
リコ(置いとかれた)
フリード「まずは飯を食おう。いい匂いだ!」
マードック「すぐに持って行く。シンヤとリコも食べてけよ。腹減ってるだろ?」
グウウウウ~〜(シンヤの腹の虫の音)
シンヤ「そういえば、昨日の夜からアメジオたちとバトルしたり、逃げたり追いかけたりをしてて、夜飯を食い損ねたんだよな。リコ、ニャオハの捜索は俺のポケモンがしてくれてるから、とりあえずご馳走になろう」
リコ「…うん」
港町
マードック「出てこい!マイバディ!」
ポーーン‼︎
イワンコ「ワン!」
リコ「えっと、確かこのポケモンは…」
スッ(リコがスマホロトムを取り出す)
イワンコ こいぬポケモン いわタイプ
とても優れた嗅覚を持つ、一度嗅いだ匂いは忘れない。
マードック「ニャオハの匂い。覚えてるよな?」
イワンコ「ワン!」
ブレイブアサギ号が港町に到着すると、シンヤたちは船を降りた。そして、マードックがイワンコをモンスターボールから出すと、それぞれがこれからする役割が決められていく。
フリード「俺とマードックで、エクスプローラーズを探す」
シンヤ「俺はラティアスを探します」
オリオ「私は船の修理!」
モリー「そしたらあなたは、私の手伝いをお願いできる?ポケモンセンターに傷薬を取りに行くんだ」
リコ「わかりました。ニャオハの捜索、よろしくお願いします!」
フリード「ああ。必ず手掛かりを見つけてくるさ。それじゃあみんな!」
フリード、マードック、オリオ、モリ―の4人は、右手を前に突き出してグータッチをすると、手をパーにしてまたグーにして、最後に手を軽く振り上げた。すると、船にいるランドウも同じことをした。
リコ「…シンヤ!」
シンヤ「んっ?」
リコ「気をつけてね!」
シンヤ「…フッw、ああ、必ずニャオハを取り返そうぜ!」
ピカチュウ「ピッカァッ!」
ポケモンセンターの前
モリー「あそこがポケモンセンター。注文は終わってるし、あとはこのリストを渡せばわかるから、1人で行ってきて」
リコ「え?モリーさんは来ないんですか?」
モリー「他にやることがあるからね」
リコ「ぁ…わかりました」
注文した品のリストが書いてある紙をモリーから受け取ると、リコは1人でポケモンセンターの中に入っていった。
ジョーイ「ポケモンセンターにようこそ」
リコ「あの、注文した品を受け取りにきました」
モリーから渡された注文した品のリストをジョーイさんに渡すと、確認するからしばらく待っててくださいと言われたので、リコはしばらくの間、ポケモンセンターの中で待つことにした。その頃、ランドウは船で釣りをしていた。
ブレイブアサギ号・ランドウの釣り場
ランドウ「んっ?……おぉっ!」
船で釣りを楽しんでいると、ランドウは近くにあった建物から誰かの視線を感じ取ったので、そこを確認した。しかし、建物の近くには誰もいなかったので、気のせいかと思っていた。すると、釣り竿にコイキングがかかったので、ランドウは釣りを楽しむことにした。
柱影
ジル「…」
街中
シンヤ「ラティアスから連絡が来ないな。まだアメジオたちを探してるのか?」
ピカチュウ「ピィカッ」
今シンヤは、肩に乗っているピカチュウと、姿を消して自分の近くを飛んでいるラティオスと一緒に、アメジオたちを捜索してくれているラティアスを探していた。
グイッ(手を引っ張られる)
シンヤ「うおっ⁉︎」
ラティアスからゆめうつしを使った連絡が来ないため、まだラティアスがアメジオたちを探しているとシンヤは思っていた。そんなことを考えながら歩いていると、シンヤは後ろからいきなり手を引っ張られたので、自分の手を引っ張った相手を確認した。
ラティアス(人間の姿)「…」
シンヤ「ラティアス!」
シンヤの手を引っ張った人物。それは、人間の姿でアメジオたちを探しているラティアスだった。
シンヤ「もしかして、アメジオたちを見つけたのか?」
ラティアス(人間の姿)「…」コクッ
どうやらラティアスは、この街のどこかにいるアメジオたちを見つけたらしい。アメジオたちを見つけたら、ゆめうつしを使って連絡するようシンヤに言われていたが、ラティアスがゆめうつしを使わなかったのは、シンヤをアメジオたちのいる所に案内した方が早いというラティアスなりの判断だったようだ。そして、シンヤがラティアスにアメジオたちがいる所に案内してくれと頼むと、ラティアスはシンヤを倉庫がたくさんある建物に案内した。
建物の外
シンヤ「ラティアス、姿を透明にしたら、中に入ってニャオハの様子を見てきてくれ。そしたらゆめうつしを使って、俺に中の様子を見せるんだ」
ラティアス(人間の姿)「…」コクッ
シンヤにそう言われると、ラティアスはポケモンの姿に戻り、姿を透明にして建物の中に飛んでいった。すると、ラティアスからの合図がラティオスに伝わり、ラティオスはゆめうつしを発動すると、シンヤとピカチュウにラティアスが見ている建物の中の景色を見せ始めた。
倉庫の中
ニャオハ「ニャァァッw!」
コニア「もう食べたのか?でも、残念ながらこれでおしまい」
シンヤ『…えっ?』
ピカチュウ『ピカァ〜ッ?』
シンヤとピカチュウは、今ラティアスが見ている同じ景色をゆめうつしで見ていた。エクスプローラーズに捕まったニャオハがひどい目にあっていないかと心配していたが、アジトの中で寛いでいるニャオハの姿を見た瞬間、さっきまでニャオハを心配していたことが馬鹿馬鹿しく思えてきた。
シンヤ『おいおい、リコが心配してるのに。…まあいいか。一応ニャオハは無事だって、リコとフリードさんに知らせないと』
ピカチュウ『ピィカッ…』
とりあえず、エクスプローラーズのアジトとニャオハが無事だということがわかったので、シンヤはリコとフリードに連絡をするため、ラティオスにゆめうつしを解除してもらおうとした。
ニャオハ「ニャァァッ〜!」
コニア「あぁ〜っ!あ~ん、かわいい!❤️すぐにポケモンフーズ買ってきちゃう!❤️」
アメジオ「…」
コニア「ギャーッ!し…失礼しました!大事な人質…いえ、ポケ質ですもんね」
ニャオハが甘えてくると、コニアはニャオハにメロメロ状態になってしまう。しかし、自分の隣にアメジオが立っていることに気づくと、コニアはメロメロ状態から解除された。
シンヤ『アメジオ!…もう少し見ておくか』
ピカチュウ『ピッカッ!』
アメジオがいつの間にか倉庫に来ていたため、シンヤはラティアスにゆめうつしを続けてもらうと、そのままアメジオたちの様子を見ていた。
アメジオ「いや、そいつを交渉材料にするつもりはない」
シンヤ『何⁉︎ニャオハは、リコとの交換のために攫ったんじゃないのか?』
アメジオ「俺は俺のやり方でやる。こっちの狙いは、あくまでもあのペンダントだ。次こそいただく。そして…」
ロトロトロト…ロトロトロト…(スマホロトムに着信が入る)
ピッ(電話に出る)
アメジオ「俺だ」
ジル『アメジオ様。奴らの飛行船を発見しました』
アメジオ「やはり来たか。ターゲットとフリード、それと、シンヤはどこにいる?」
ジル『それが、全員バラバラになったあと、どっかに行っちまいまして』
アメジオ「そうか。ジル、引き続き奴らの監視を続けろ」
ジル『はっ!』
ピッ(電話を切る)
シンヤ『俺たちがここに来てることは、もう奴らにバレてるのか』
アメジオ「さぁ、どこから来る?シンヤ!昨日の決着をつけてやる!」
シンヤ『ぉっ…フッw、いいだろう。昨日の決着をつけようぜ』
シンヤは、今度こそラティオスにゆめうつしの解除を頼み、ラティアスにこっちに戻るようラティオスに伝えてくれと頼んだあと、さっき連絡先を教えてもらったフリードに連絡をした。その頃、フリードはマードックと一緒に、ニャオハの匂いを辿っているイワンコの後についてきていた。
街中
イワンコ「ワンワン」
マードック「そっちからニャオハの匂いがするんだな?」
ロトロトロト…ロトロトロト…(スマホロトムに着信が入る)
ピッ(電話に出る)
シンヤ『フリードさん』
フリード「シンヤ。どうした?」
シンヤ『エクスプローラーズのアジトを発見したんですけど』
フリード「何⁉︎それは本当か⁉︎」
シンヤ『どうしますか?俺1人で行っていいなら、ニャオハを助けに行きますけど』
フリード「待て待て!リコに連絡して合流したらすぐそっちに行くから、俺たちが来るまでそこから動くな!」
シンヤ『わかりました。じゃあ、すぐに位置情報を送りますね』
シンヤはそう言って電話を切ると、自分がいる場所の位置情報をフリードに送った。
ポケモンセンターの前
ロトロトロト…ロトロトロト…(スマホロトムに着信が入る)
ピッ(電話に出る)
モリー「フリード、どうしたの?……えっ⁉︎シンヤがエクスプローラーズのアジトを見つけた⁉︎」
リコ「え⁉︎本当ですか⁉︎」
フリードからモリーに、シンヤがエクスプローラーズのアジトを見つけたと連絡が入ると、ポケモンセンターの中から傷薬などが入っているダンボールを持ったリコが出てきた。どうやら、今のフリードとモリーの会話を聞いていたようだ。
モリー「リコ。荷物は私たちが預かるから、あなたはすぐにフリードと合流して、シンヤのいる所に向かって」
リコ「はい!」
港付近
ジル「よっと」
ビュン‼︎(発信機を投げる)
ここは、ブレイブアサギ号を停泊させている港。船の近くでシンヤたちの動きを監視していたジルは、ブレイブアサギ号に発信機を取り付けた。これでどこにいても、ライジングボルテッカーズの動きを監視することができる。
ジル「よし、これでいい」
建物の外
ラティアス「ひゅあーん!」
シンヤ「ありがとうラティアス!お前とラティオスのおかげで、ニャオハの無事が確認できた」
シンヤは戻ってきたラティアスにお礼を言うと、モンスターボールにラティアスとラティオスを戻した。すると、リコとフリード、キャプテンピカチュウとイワンコがシンヤのいる所にやってきた。
リコ「シンヤ!」
シンヤ「リコ、あそこにニャオハがいる」
フリード「よく見つけたな」
キャプテンピカチュウ「ピカッ」
イワンコ「ワンワン」
シンヤ「見つけたのはラティアスですよ。街中でエクスプローラーズを見つけて、そのまま奴らを追ったら、ここに辿り着いたみたいです。…あれ?マードックさんは?」
フリード「マードックなら、船に戻ってオリオの仕事を手伝ってる。モリーも船に戻ってるから、ニャオハを助けたらすぐに出発できるだろ」
シンヤ「そうですか」
フリード「さて、これからニャオハを助けるために、何か作戦を考えないとな」
シンヤ「すいません、作戦はもう決めてあるんです」
フリード「えっ?もう決めてある?」
シンヤ「はい。俺がアメジオと戦って時間を稼いでおきますから、その間にフリードさんは、俺のピカチュウと帽子を被ったピカチュウ。そして、リコとイワンコと一緒にニャオハを助けに行ってください」
リコ「っ、ダメだよ!そんな危ないこと!」
フリード「そうだ!囮役なら俺が…」
シンヤ「いえ。アメジオは俺との決着をつけることにこだわっているから、俺からバトルをしようと言い出せば、その誘いに乗ってくると思うんです。だから、俺がアメジオとバトルをしてる間に、フリードさんはリコたちと一緒にニャオハを探してください。もしアメジオの仲間の2人が戻ってきても、フリードさんが一緒ならリコは大丈夫でしょう。ピカチュウ、ニャオハを助け出したら、お前は俺に、ニャオハを助けたことを知らせに来てくれ」
ピカチュウ「ピッカッ!」
フリード「…はぁ〜、わかったよ。ただし、ピカチュウが知らせに来たら、バトルの途中でも中断してすぐに逃げる。それは約束しろよ?」
シンヤ「それまでには決着をつけますよ」
リコ「シンヤ…絶対に怪我をしないでよ!」
シンヤ「ああ。わかったよ」
ニャオハを助けるための作戦が決まると、シンヤたちは倉庫の中に突入し、シンヤたちが倉庫の中を進んでいると、倉庫の灯りが突然ついた。
リコ「ぁっ…」
シンヤ「お前は…」
アメジオ「…」
灯りがついた倉庫の奥をよく見てみると、そこにはアメジオが立っていた。コニアはニャオハのポケモンフーズを買いに出かけており、ジルはシンヤたちの様子を探っていたから、この倉庫にはアメジオしかいないようだ。
アメジオ「やはり来たか、シンヤ」
シンヤ「アメジオ」
アメジオ「ペンダントは持ってきたか?」
スッ(リコがペンダントを出す)
リコ「これを渡せば、ニャオハを返してくれるの?」
アメジオ「それは無理だ」
シンヤ「やはり、リコも一緒じゃなきゃニャオハを返さないってことか?」
アメジオ「その通りだ。それに、昨夜お前にも言ったはずだ。そのペンダントは、その少女と共にあってこそ価値があると。ペンダントと一緒に、その少女もこちらに渡してもらおう」
シンヤ「だったら、昨日の決着をつけようぜ」
アメジオ「何?」
シンヤ「昨日の夜の決着を、今ここでつけようと言ってるんだ。お前だって決着をつけたいはずだろ?昨日はリコがバトルに入ってきたから、バトルが中断になっちまったからな。それとも、俺に負けるのが怖いか?あと一歩のところで、ソウブレイズが戦闘不能になりかけたもんな」
アメジオ「ッ!…いいだろう!お前のそのへらず口、二度と開かないようにしてやる!」
スチャ(シンヤがモンスターボールを取り出す)
シンヤ「俺が勝ったら、ニャオハを返してもらう」
スチャ(アメジオがモンスターボールを取り出す)
アメジオ「ならば俺が勝ったら、彼女にはペンダントと一緒に来てもらう」
シンヤ「決まりだな。ルールは昨日の夜と同じで、1対1でどうだ?」
アメジオ「いいだろう!」
シンヤ「リコ、フリードさん、手筈通りにお願いします」
リコ「うん。シンヤ、負けないでね!」
フリード「ちゃんと約束を守れよ」
ここまでは、シンヤの作戦通りにことは進んだ。さっきゆめうつしで倉庫の中を見た時に、アメジオが自分との決着をつけたがっていたことを知っていたからこそ、この作戦がうまくいくという読みは当たったようだ。
アメジオ「いけ!ソウブレイズ!」
ポーーン‼︎
ソウブレイズ「ブレイズッ‼︎」
シンヤ「いけ!エンペルト!」
ポーーン‼︎
エンペルト「エンペッ‼︎」
アメジオが繰り出したのは、昨日と同じソウブレイズ。だがシンヤが繰り出したのは、嘴の端が王冠の様な鋭い三つ叉となって上に伸びているのが特徴的で、体の中心や翼の先には青い金属製の鋭いエッジがある、こうていポケモンの《エンペルト》だった。
アメジオ「エンペルトだと!」
シンヤ「俺の相棒ポケモンだ」
アメジオ「くっ!」
シンヤ「ピカチュウが出てくるとでも思ったのか?ポケモンを変えてはいけないルールなんてなかったはずだろ?どうする?エンペルトに勝つ自信がないなら、バトルをやめてニャオハを返すか?」
アメジオ「ふざけるな!いけ!ソウブレイズ!」
ソウブレイズ「ブレイズッ!」
シンヤがアメジオとバトルをして時間を稼いでいる間に、リコたちは倉庫のどこかに捕まっているニャオハの捜索を始めていた。そして、リコたちが倉庫の奥に進んで行くと、ニャオハが閉じ込められている部屋を見つけた。
リコ「ニャオハ!」
ニャオハ「ニャオハ!」
ガチャガチャ(ドアを開けようとする音)
フリード「鍵がかかってるのか⁉︎」
ピカチュウ「チュゥゥゥゥ!ピッカァァッ‼︎」
バァァァン!
リコたちはニャオハがいる部屋を見つけると、扉を開けてニャオハを助けようとした。しかし、扉には鍵がかかっているため、リコたちはニャオハを助け出せずにいた。すると、シンヤのピカチュウが「アイアンテール」を発動し、尻尾を勢いよく扉に振り下ろすと、ニャオハを閉じ込めていた扉をいとも簡単に壊した。
リコ「ニャオハ!よかった!(涙)」
ニャオハ「ニャッニャッ」
ニャオハを閉じ込めていた扉が壊れると、リコはニャオハに向かって手を伸ばした。すると、ニャオハがリコの胸に飛び込んできて、リコは涙を流しながらニャオハを抱きしめた。
フリード「無事にニャオハを助け出せたな。ピカチュウ、ありがとな」
キャプテンピカチュウ「ピカピカ!」
イワンコ「ワンワン!」
ピカチュウ「ピッカッ!」
ニャオハを助け出すと、フリードたちはシンヤのピカチュウに労いの言葉をかけた。するとシンヤのピカチュウは、ニャオハを助け出せたことを知らせるために、急いでシンヤの元に向かった。
シンヤ「エンペルト!『ハイドロポンプ』!」
エンペルト「エェェェン、ペェェェーーッ!」
アメジオ「『ゴーストダイブ』だ!」
ソウブレイズ「ブレイズッ!」
ザァァァン!(エンペルトを切る)
エンペルト「エンペッ⁉︎」
シンヤ「あのソウブレイズ、『ゴーストダイブ』を使えるのか!」
ピカチュウがシンヤの所に向かっている頃、シンヤはアメジオとバトルをしていて、シンヤがエンペルトに「ハイドロポンプ」を指示すると、エンペルトは口から大量の水をソウブレイズに発射した。しかし、ソウブレイズは足元の影の中に姿を隠して「ハイドロポンプ」をかわすと、すぐにエンペルトの背後から姿を現し、右手の剣を振り下ろしてエンペルトにダメージを与えた。
シンヤ「やるな。昨日のバトルが嘘みたいだぜ」
アメジオ「無駄口を叩く暇があるのか?」
シンヤ「愛想のない奴だな。エンペルト!『アクアジェット』!」
アメジオ「無駄だ!『ゴーストダイブ』!」
エンペルトは体から噴き出した水を身に纏うと、その場からソウブレイズに突撃するが、ソウブレイズはさっきと同じように足元の影に姿を隠すとエンペルトの攻撃をかわした。
シンヤ「また『ゴーストダイブ』か」…(エンペルトの素早さではソウブレイズに追いつけないし、どうやって『ゴーストダイブ』を攻略するか。……気に入らないやり方だが、アレしかないか)
エンペルト「ペルッ」コクッ
シンヤがエンペルトの方を見ると、エンペルトもシンヤを見た。どうやらエンペルトには、今シンヤが何を考えているかわかっているようだ。
シンヤ「エンペルト…すまない。頼むぜ!」
エンペルト「エンペッ!」
アメジオ「ソウブレイズ!『つじぎり』!」
ソウブレイズ「ブゥゥゥゥレイッ!」
ザンッ!(エンペルトを切る)
エンペルト「エンペッ⁉︎」
シンヤ「「エンペルト!今だ!」
エンペルト「エンペッ!」
ガシッ!(ソウブレイズの両手の剣をエッジで押さえる)
アメジオ「何⁉︎」
アメジオがソウブレイズに「つじぎり」の指示を出すと、ソウブレイズはエンペルトに接近していき、エンペルトを切りつけてダメージを与えた。すると次の瞬間、エンペルトはソウブレイズに飛びかかり、両手の剣をエッジで押さえ込んでソウブレイズを捕まえた。
シンヤ「エンペルト!足元に『れいとうビーム』!」
エンペルト「エェェェェン、ペェェーーーッ‼︎」
ソウブレイズの攻撃に耐えたエンペルトが「れいとうビーム」を足元に発射すると、自分の足もろともソウブレイズの足を固めてしまう。
アメジオ「なっ!」
ソウブレイズ「ソウッ!」
ソウブレイズが接近して攻撃してきた時、エンペルトは敢えてダメージを受けると、すぐにソウブレイズを押さえて足元に「れいとうビーム」を発動し、自分の足ごとソウブレイズの足を凍らせて「ゴーストダイブ」の発動を封じた。これこそ、シンヤとエンペルトが狙っていた作戦だったのだ。それに、ソウブレイズの両手の剣はエンペルトのエッジで押さえているから、ソウブレイズは両手の剣が使えない状態になっていた。
シンヤ「これで終わりだ!エンペルト!『ハイドロカノン』!」
エンペルト「エェェェェン、ペェェェェーーッ‼︎」
ドォォォォォォンッ‼︎
ソウブレイズ「ブゥゥレェェーーイッ⁉︎」
エンペルトの「ハイドロカノン」が至近距離で命中すると、ソウブレイズの足を凍らせている氷さえも破壊し、ソウブレイズを倉庫の壁にまで叩きつけた。そして、ソウブレイズはうつ伏せの状態で倒れると、そのまま戦闘不能になった。
アメジオ「たった一撃で、俺のソウブレイズが負けた…だと」
シンヤ「俺の…いや、俺たちの勝ちだな」
エンペルト「エンペッ!」
ソウブレイズ「ソ……ゥゥ」
アメジオ「っ…戻れ、ソウブレイズ」
シュルルーーン
アメジオがバトルに負けたソウブレイズをボールに戻すと、そのタイミングでシンヤのピカチュウがやってきた。
ピカチュウ「ピカビィカッ!」
シンヤ「ピカチュウ!お前がここに来たってことは、ニャオハを助けられたってことか?」
ピカチュウ「ピィカッ!」コクッ
アメジオ「やはりな」
シンヤ「ん?なにがやはりなんだ?」
アメジオ「これがお前たちの作戦なんだろ?俺の気を引くために、わざとお前が俺を挑発し、俺とバトルをしているうちにニャオハを救出する。作戦はこんなところだろ?フリードと少女がここから立ち去ったのも、そう考えれば説明がつく」
シンヤ「だけど、俺と決着をつけたかったのは本当だろう?」
アメジオ「…フンッ」
ポーーン‼︎
アーマーガア「アァァァマッ!」
アメジオ「ニャオハを返す代わりに、今回は見逃してやる。だが覚えておけ、俺はいずれ目的を達成させる」
アメジオはシンヤにそう言い残し、モンスターボールから出したアーマーガアに乗るとその場を後にした。アメジオが空高く飛んでいくのを見届けると、シンヤはエンペルトをボールに戻してラティオスを出した。そして、ピカチュウと一緒にラティオスの背中に乗ると、急いでブレイブアサギ号に向かった。
ブレイブアサギ号
リコ「あっ!シンヤ!」
ニャオハ「ニャオハッ!」
シンヤ「リコ!無事にニャオハを助け出せたな!」
リコ「うん!シンヤたちのおかげだよ!本当にありがとう!」
シンヤが船に戻ってくると、ちょうど船の修理が完了し、飛行船は再び空に飛んでいった。リコは戻ってきたシンヤにお礼を言うと、ブレイブアサギ号の前まで移動し、海に沈む赤い夕日をニャオハとじっくり眺めていて、リコと別れて船の甲板にやってきたシンヤはフリードと話をしていた。
船の甲板・夕方
フリード「じゃあアメジオは、バトルに負けたら潔く帰って行ったのか?」
シンヤ「ええ。今回は見逃してやるって」
フリード「そうか。…それにしても、アメジオに勝つなんて凄いな!」
モリー「私、昨日シンヤとピカチュウがバトルしてるの見たけど、シンヤはかなりレベルが高いトレーナーだよ」
フリード「伝説のポケモン、ラティオスとラティアスを連れてるからそうだとは思ってたが、それ以上かもな」
シンヤ「ありがとうございます。…それで、リコをこのままパルデア地方に送るんですか?」
フリード「ああ。リコのお母さんにそう頼まれたからな」
シンヤは確認のために、フリードたちに今後どうするのかと聞いたが、やはりフリードたちは、このままリコをパルデア地方に送るらしい。すると、船の甲板へと繋がる扉が開き、中からニャオハを抱えたリコがやってきた。
リコ「…」
シンヤ「リコ」
フリード「どうした?」
リコ「あの、こんなこと言うの、今更なんですけど。私、皆さんのこと、信じてみようと思います」
フリード「なんだ?疑っていたのか?」
リコ「だって、なんの説明もないし、連れ去るし…正直、見た目も怪しいので…」
シンヤ(リコって、意外とはっきり言うタイプなんだな)
ピカチュウ「ピィカッ…」
リコ「 今、私に何が起きてるのかわからないけど、ペンダントのこととか、なんでエクスプローラーズに狙われるのか知りたいんです。だから、もう少しだけ私に付き合ってください!」
フリード「…どうする?キャップ」
キャプテンピカチュウ「ピカチュ!」
フリード「キャップがそう言うなら。…それじゃあ、改めて引き受けよう」
リコ「いいんですか?」
フリード「どの道、俺たちは最初からそのつもりだったしな。シンヤ、お前はどうする?」
シンヤ「えっ?…俺は…」
リコ「あの!シンヤさえ良ければ、私と一緒に来てほしいんだけど…ダメ…かな?」
シンヤ「えっ、俺も一緒に?」
リコ「うん。シンヤさえ良ければ、私と一緒に来てほしい」
シンヤ「…じゃあ、一緒に行くか。ピカチュウもいいよな?」
ピカチュウ「ピカッ、ピッカッチューウ!」
リコ「えっ?本当にいいの?」
シンヤ「ああ。俺もリコの持っているペンダントや、アメジオたちエクスプローラーズのことが少し気になってたからな。フリードさん。当分の間、この船にいてもいいですか?」
フリード「ああ、別にいいぞ。それに、ペンダントの謎は俺たちも知りたいしな。俺たちの使命は、ポケモンの謎、世界の謎を解き明かすこと。人呼んで、《ライジングボルテッカーズ》だ!」
リコ「そういう人たちだったんですか?」
フリード「あれ?言ってなかったか?」
リコ「聞いてません」
シンヤ「俺もです」
ピカチュウ「ピィカッ」
マードック「おいおい…」
モリー「本当に何も説明してない」
オリオ「そりゃあ私たち、ヤバい集団て思われるよ…」
フリード「悪い悪い。まぁそれは置いといて」
リコ(また置いとかれた)
フリード「改めてよろしくな。リコ、シンヤ」
フリードたちが手をグーにして前に突き出してきたので、シンヤとリコはフリードたちのあとに続いて、手を前に突き出してグータッチを交わし、手をパーにしてまたグーにすると、最後に手を軽く振り上げた。これは、ライジングボルテッカーズの仲間の証のハンドサインで、シンヤとリコが、ライジングボルテッカーズの仲間に加わった瞬間だった。
シンヤ・リコ「「よろしくお願いします!」」
ピカチュウ「ピッカッ!」
フリード「それじゃあ、目指すはパルデア地方にあるリコの家!ヨーソロー!依頼主のリコのお母さんから、ボディガード代を貰いに行こう」
オリオ「台無しだな~!しっかり決めてよ!」
フリード「お金がなければ冒険もできん」
シンヤ・リコ((正直だ、この人))
それから時間が過ぎて夜になると、シンヤとリコ、ピカチュウとニャオハはウイングデッキにやってきて夜空を眺めていた。
ウイングデッキ
シンヤ「そういえば、リコは連休が終わったあと、学校はどうするつもりなんだ?」
リコ「しばらくは、リモートで授業を受けるつもりだよ」
シンヤ「そっか。なら問題ないな」
リコ「…シンヤ…その…」
シンヤ「ん?」
リコ「一緒に来てくれてありがとう。本当はね、1人でパルデアに行くのが不安だったの」
シンヤ「別に気にしなくていい。俺はブラブラと旅をしているだけだったし。それに、またエクスプローラーズが来たら、リコとニャオハを守らないといけないからな」
リコ「えっ!また守ってくれるの?」
シンヤ「そりゃあそうだろ。俺はその為にいるようなもんなんだから」
リコ「///」
シンヤがそう言うと、少しずつリコの顔が真っ赤になっていった。
シンヤ「リコ、どうした?」
ピカチュウ「ピカッ?」
リコ「な、何でもないよ!///じゃあ、私たちもう寝るね!おやすみ!///」
リコはシンヤにそう言ってニャオハを抱っこすると、フリードから与えられた部屋に走っていった。シンヤとピカチュウは、その様子をポカンとした顔で見ていたが、しばらくすると、フリードから与えられた部屋に戻って眠りについた。…その頃、アメジオたちエクスプローラーズは…
アメジオ「任務は失敗し、ターゲットに逃げられた。だが、奴らの船に発信機を取り付けた。その結果、次に奴らが向かうのがパルデア地方だということがわかったから、俺たちはこのまま奴らを追う」
???『わかりました。…しかし、まさかあなたがポケモンバトルで敗北するとは…』
アメジオ「問題はない。次は俺が勝つ」
???『かしこまりました。では、アメジオ様は引き続き、ペンダントの捜索をしながら、パルデア地方へ向かってください。…それと、一つお伝えしておくことが』
アメジオ「なんだ?」
To be continued
次回予告
リコを家に送り届けるため、パルデア地方に向かうことになったのだが、その途中ブレイブアサギ号にトラブルが起きてしまい、シンヤたちはカントー地方から離れた所にある小さい島に辿り着いた。そして、その島でトラブルの原因を調べることになったのだが、シンヤとリコはその島で、不思議なモンスターボールを持つ《ロイ》という少年に出会った。
次回「ロイとホゲータ!古のモンスターボール!」
シンヤの手持ちポケモン
ピカチュウ
オーガポン
ラティオス
バシャーモ
ラティアス
エンペルト
伝説のポケモンを早く出しすぎかなと思ったのですが、準伝説ならいいかなと思いました。手持ちのポケモンは話の内容によって変えていくので、ご了承ください。