ポケットモンスターSV 新たな物語の始まり   作:通りすがりのポケモントレーナー

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 黒いレックウザの捕獲計画を止めたリコたちだったが、ゲーチスの策略によって、シンヤのゼクロムはキュレムに吸収されてしまい、キュレムはブラックキュレムになってしまった。さらにその後、暴れ出したレックウザに対してサンゴがオニゴーリに「じばく」攻撃を指示し、レックウザがオニゴーリに「りゅうのはどう」を放つと、オニゴーリとレックウザの技がぶつかり合って衝撃波が発生した。その衝撃波によってレックウザは吹き飛ばされてしまい、灯台近くを飛んでいたブレイブアサギ号にぶつかると、船の一部が破損してしまい、船は煙を出しながら高度を下げ始めた。


第45話『遥か遠くまで!リコ、ロイ、ドット、3人の新たな道!』

 

 灯台の真上

 

 黒いレックウザ「グオオオオッッ‼︎」

 

 灯台付近

 

 サンゴ「ケッ、余裕って顔してやがる」

 アゲート「どうやら、ここまでのようだな」

 

 ゲーチス「そのようですね。ちょうど迎えも来たようですし」

 

 ブロロロロロ(ヘリのプロペラの音)

 

 オニキス「あれは…」

 アオギリ「スピネル!」

 

 スピネル『作戦は終了です。レックウザの実力は分かりましたから、一度態勢を立て直します』

 

 アゲート「わかった。オニキス、サンゴ、アオギリ、ポケモンたちをボールに戻せ。撤退する」

 

 サンゴ「戻れオニゴーリ!」

 オニキス「キョジオーン!」

 アオギリ「カイオーガ!」

 

 シュルルーーン

 

 スピネル『ゲーチスさん。欲しいものは手に入りましたか?』

 

 ゲーチス「ええ。キュレムにゼクロムを吸収させることができました。アナタのおかげですよ。スピネルさん」

 

 スピネル『それはよかった。では、引き上げましょう」

 

 ゲーチス「ええ」…(理想の英雄よ。次にアナタと戦う時を楽しみにしていますよ)

 

 レックウザの捕獲作戦が失敗すると、ゲーチスたちのいる灯台の場所に、スピネルがヘリコプターに乗ってゲーチスたちを迎えにやってきた。エクスプローラーズのメンバーは自分たちのポケモンをボールに戻すと、スピネルが迎えにきたヘリコプターに乗り込み、態勢を立て直すためにその場を後にした。そして、レックウザにぶつかったことで船の一部が破損したブレイブアサギ号は、シンヤたちのいる灯台から少し離れた崖岩のところまでなんとか飛んで行くと、崖岩にアンカーを発射して海に着水した。

 

 ロトロトロト…ロトロトロト…ピッ

 

 灯台付近

 

 フリード「みんな!大丈夫か⁉︎」

 

 マードック『ああ!全員無事だ!怪我人もいない!』

 

 オリオ『気球はやられちゃったけど、船体のほうは無事だよ!』

 

 モリー『ポケモンたちも大丈夫!』

 

 リコ「よかった!」

 ロイ「うん!」

 

 フリード「…シンヤ。俺とじっちゃんは、マードックたちのところに行ってくるから、ここはお前に任せてもいいか?」

 

 シンヤ「…ああ。レックウザは俺たちがなんとかするから、2人はマードックたちのところに行ってくれ」

 

 フリード「すまない。じっちゃん、行こう!」

 ランドウ「うむ!」

 

 ブレイブアサギ号が海に着水すると、船に乗っているマードックたちから連絡がきて、気球をやられてしまったが、船に乗ってるポケモンたちを含めて、自分たちは大丈夫だと伝えてきた。それを聞いたリコとロイは胸を撫で下ろした。そして、フリードはマードックたちの加勢に向かうからと、ランドウと一緒にリザードンに乗り込むと、ブレイブアサギ号が着水した崖岩の場所に飛んで行った。

 

 シンヤ「戻れジュカイン!」

 ジュカイン「ジュカッ…」

 

 シュルルーーン

 

 シンヤ「お前とリザードンのおかげで助かった。ゆっくり休んでくれ。リコ、ロイ、レックウザの前に行くぞ」

 

 ピカチュウ「ピーカッ!」

 

 リコ「……」

 ロイ「……」

 シンヤ「ん?2人とも、どうした?」

 

 ロイ「シンヤ……ごめん」

 シンヤ「えっ?ごめんって?」

 

 リコ「…ゼクロムのこと」

 シンヤ「ぁっ…」

 

 シンヤはジュカインをボールに戻すと、リコとロイと一緒にレックウザの前に行こうとするが、リコとロイの2人は、自分たちを守る為にシンヤのゼクロムがキュレムに吸収されたことを気にしていた。

 

 シンヤ「ロイ。お前は、あの黒いレックウザをゲットする為に、ここまで頑張ってきたんだろう」

 

 ロイ「あっ!」

 

 シンヤ「リコも、テラパゴスをラクアに連れていく為に、六英雄に会うと決めたんだろう。そして今、俺たちの目の前には、六英雄の中で最強のレックウザがいるんだ」

 

 リコ「あっ!」

 

 シンヤ「エクスプローラーズはもうここにはいない。これで奴らに邪魔されることはないんだ。今は、お前たちがやると決めたことの為に、レックウザに向き合って言いたいことを伝えろ!」

 

 ピカチュウ「ピィーカッ!」

 

 ロイ「シンヤ……うん!」

 リコ「…わかった!」

 シンヤ「よし、行くぞ!」

 

 リコ・ロイ「「うん!」」

 

 自分たちのせいで、シンヤのゼクロムをエクスプローラーズに奪われたと思っているリコとロイは、今はお前たちがやると決めたことのためにレックウザに向き合えとシンヤに言われると、リコとロイは目に輝きを取り戻し、目の前の上空を飛んでいるレックウザの前に走って行き、今の自分たちの気持ちをレックウザに伝え始める。

 

 リコ「レックウザ!私たちの話を聞いて!」

 テラパゴス「パーーゴォ!」

 

 黒いレックウザ「…………」

 

 リコ「私の名前はリコ!ポケモントレーナーです!私はこのテラパゴスを、ルシアスが辿り着いた楽園、ラクアに連れて行きたいんです。その為には、アナタの力が必要なんです!だから、力を貸してください!」

 

 スッ(古のモンスターボールを取り出す)

 

 ロイ「レックウザ!君のおかげで、僕は冒険の旅に出られた。君は僕にとって、最高の憧れだ!君がいたから、僕はホゲータやカイデン、リコやシンヤ、ライジングボルテッカーズに出会えた!いろいろな場所を冒険して、たくさんの人たち、たくさんのポケモンたちに出会えたんだ!君をゲットしたいから、僕たちはここまで頑張ってきたんだ!だから、僕たちとバトルしてほしいんだ!」

 

 テラパゴス「パーゴ、パーーゴ!」

 

 黒いレックウザ「……グオオオオオッッ‼︎」

 

 シンヤ「どうやら、レックウザはバトルを受けてくれる気になったようだな。ドット、お前もクワッスと来いよ!」

 

 ドット「えっ⁉︎僕とクワッスも⁉︎」

 クワッス「クワッス!」

 

 ドット「クワッス……わかった!僕たちもレックウザと戦うよ!」

 

 ポーーーーン

 

 ミライドン「アギァァァス!」

 

 シンヤ「ミライドン!お前も一緒に戦ってくれるのか?」

 

 ミライドン「アギャアアア!」

 

 シンヤ「わかった。頼むぞ、ミライドン!」

 

 リコとロイがレックウザに今の自分の気持ちを伝えて、テラパゴスが大きく鳴き声を上げると、しばらく静観してリコたちを見ていたレックウザは、突然大きな咆哮を上げた。シンヤにはレックウザのその咆哮が、バトルを受けてやると言っているように聞こえた。そして、レックウザとのバトルにシンヤとドットも加わることになると、シンヤのモンスターボールからミライドンが出てきた。ミライドンは自分も戦うとシンヤに伝えると《コンプリートモード》に姿を変え、シンヤはレックウザと全力の勝負をするために右ポケットからメガリングを取り出して左手にかけると、メガリングをリザードンに構えてメガシンカを発動させようとしていた。

 

 スチャ(メガリングをかける)

 

 シンヤ「リザードン。『フリーズボルト』を止めたばかりでキツイと思うけど、力を貸してくれ」

 

 リザードン「リザァァァッ‼︎」

 

 シンヤ「ありがとう。いくぜ!進化を超えろ!メガシンカ‼︎」

 

 リザードン「リザァァァーーーッ‼︎」

 

 シンヤがキーストーンに触れると、リザードンが持っているメガストーンのリザードナイトXが反応し、二つの石から光の糸が出現して糸同士が結びつくと、リザードンは虹色の光に身を包み込まれて姿を変え始めた。首筋には数個の黒い突起が出ていて、両肩の前後からは水色の突起物が2つずつ生えており、羽がギザギザに変化すると頭の角も4本に増えていて、口角と尻尾からは高温の青い炎を噴き出し、体の色もオレンジ色から黒色に染まっていった。

 

 メガリザードンX「グオオオオーーッッ‼︎」

 

 シンヤ「ロイ、ドット、リザードンにクワッスとホゲータを乗せろ!リコはニャオハをミライドンに乗せるんだ!レックウザを相手にするなら、空中戦が戦いやすい!」

 

 リコ「はい!ニャオハ!ミライドンに乗って!」

 

 ロイ「ホゲータもリザードンに!」

 ドット「クワッスも!」

 

 ピカチュウ「ピィーカッ!」

 シンヤ「ぉ、ピカチュウ…」

 

 ピカチュウ「…」

 

 シンヤ「……そうか。お前もレックウザと戦ってくれるのか?」

 

 ピカチュウ「ピカッピッカッチューウ!」コクッ

 

 シンヤ「よし!ならピカチュウは、ニャオハと一緒にミライドンに乗るんだ!」

 

 ピカチュウ「ピッカッ!」ダッ!

 

 リコ(レックウザに最初に会った時も、ラプラスが一緒に来てくれることになった時も、なにもできなかった。でも、今度こそ!)

 

 シンヤはリザードンをメガシンカさせると、リコとロイとドットの3人に、レックウザとは空中で戦うから、ニャオハたちをリザードンとミライドンに乗せろと伝えた。そして、ピカチュウとニャオハがミライドンの背に、ホゲータとクワッスがリザードンの背中に乗り込むと、ミライドンとリザードンはレックウザに向かって飛んで行った。

 

 シンヤ「ロイ!ドット!準備はいいな!」

 ロイ・ドット「「うん!」」

 

 シンヤ「リザードン!『かえんほうしゃ!』」

 ロイ「ホゲータ!『かえんほうしゃ!』」

 ドット「クワッス!『みずでっぽう!』」

 

 メガリザードンX「リィィザァァーーッッ‼︎」

 ホゲータ「ホッォォンゲーーーッ‼︎」

 クワッス「クワーースゥゥ‼︎」

 

 バッ(レックウザが攻撃を避ける)

 

 ドット「クワッスたちの攻撃が!」

 ロイ「かわされた!」

 

 シンヤ「だったら次だ!リコ!」

 リコ「うん!」

 

 シンヤ「ピカチュウ!『10まんボルト!』、ミライドンは『マジカルシャイン!』」

 

 リコ「ニャオハ!『マジカルリーフ!』」

 

 ピカチュウ「ピィカッ、チューーウ‼︎」

 ミライドン「グオオオオッ‼︎」

 ニャオハ「ニャァァッオッ、ハァァァッ‼︎」

 

 黒いレックウザ「グオオオオオッ!」

 

 最初はリザードンたちがレックウザに攻撃を仕掛けたが、レックウザは技を使うこともなく、体を捻ってリザードンたちの攻撃をかわした。そして、リザードンたちの攻撃がかわされると、今度はピカチュウたちがレックウザを攻撃したが、レックウザは「りゅうのはどう」を放ってミライドンたちの攻撃を相殺した。

 

 ロイ「嘘⁉︎」

 ドット「ミライドンたちの攻撃まで通じてない!」

 

 シンヤ「遠距離攻撃じゃ意味がないな。…よし!クワッス!ホゲータ!振り落とされないように、しっかりリザードンに捕まってろ!」

 

 ホゲータ「ホ、ホンゲェ!」コクッ

 クワッス「クワッス!」コクッ

 

 シンヤ「リザードン!『ドラゴンクロー』で突っ込んで、レックウザの体を掴め!」

 

 メガリザードンX「グオオオオアーーッ‼︎」

 

 ダァァァァン‼︎

 

 黒いレックウザ「グオオオッッ⁉︎」

 

 リコ「レックウザに攻撃が当たった!」

 

 シンヤ「リコ!ロイ!ドット!リザードンがレックウザの体を掴んでいるうちに、至近距離でレックウザを攻撃するんだ!」

 

 リコ「うん!ニャオハ!『マジカルリーフ!』」

 ロイ「ホゲータ!『チャームボイス!』」

 ドット「クワッス!『みずでっぽう!』」

 

 ニャオハ「「ニャァァオッ、ハァァァッ‼︎」

 ホゲータ「ホォォンゲェェ〜〜〜‼︎」

 クワッス「クワーースゥゥ‼︎」

 

 シンヤ「ピカチュウ『10まんボルト!』、ミライドンは『マジカルシャイン!』」

 

 ピカチュウ「ピッカッチューーウ‼︎」

 ミライドン「グオオオオッ‼︎」

 

 ドオオオオーーン‼︎

 

 黒いレックウザ「グオオオオッ⁉︎」

 

 ロイ「凄いぞホゲータ!」

 ホゲータ「ホンゲゲ!」

 

 ドット「あれだけ至近距離で、効果抜群のフェアリータイプの技を2発も受けたんだ。レックウザにもかなりのダメージだよ!」

 

 リコ「うん!やったねシンヤ!」

 

 シンヤ「……いや、よくレックウザを見てみろよ」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「えっ?」」」

 

 シンヤがリザードンに「ドラゴンクロー」を指示すると、リザードンは「ドラゴンクロー」を発動し、スピードを上げてレックウザに向かって行った。そして、レックウザに「ドラゴンクロー」の攻撃を直撃させてダメージを与えると、リザードンはそのままレックウザの体を掴んでいた。リザードンがレックウザの体を掴んでいるうちに、ミライドンもレックウザに近づき、リコたちはニャオハたちに攻撃の指示を出した。そして、至近距離でレックウザを攻撃した後、リザードンとミライドンはすぐにレックウザから離れて距離を取った。ホゲータの「チャームボイス」とミライドンの「マジカルシャイン」はレックウザに効果抜群だったため、レックウザにもかなりのダメージ与えたとリコたちは思ったが、ピカチュウたちの攻撃で起きた爆風が晴れると…

 

 黒いレックウザ「グオオオオッ!」

 

 ドット「そんな!」

 

 ロイ「あんなに近い距離で、効果抜群の技を2回も受けたのに!」

 

 リコ「全く効いてないの⁉︎」

 シンヤ「いや、あれはやっと本気になったツラだな」

 

 黒いレックウザ「グオオオオオッ‼︎」

 

 シンヤ「まずい!『りゅうせいぐん』が来るぞ!」

 

 レックウザは突然咆哮を上げると、そのまま口元にエネルギーを集め始め、溜めたエネルギーを空へ向けて解放した。解放されたエネルギーは空で分散すると、地上にいるシンヤたちや、上空を飛んでいるミライドンたちに降り注いできた。降ってきた「りゅうせいぐん」をピカチュウたちは技を使って粉砕したが、捌ききれなかった隕石の一つがリザードンに直撃すると、リザードンはシンヤたちのいるところに落ちてきた。

 

 シンヤ「みんな、大丈夫か⁉︎」

 ホゲータ「ホンゲェ!」

 クワッス「クワッス!」

 

 ロイ「ホゲータは大丈夫みたい」

 ドット「クワッスも…でも、シンヤのリザードンが…」

 メガリザードンX「グォ…ォ…」

 

 シンヤ「……リザードン、戻れ」

 

 シュルルーーン

 

 シンヤ「ここまでよくやってくれた。ゆっくり休んでくれ」

 

 テラパゴス「パゴッ…」

 

 リコ「あっ!テラパゴス⁉︎危ない!」

 

 ホゲータとクワッスは無事だったが、レックウザの「りゅうせいぐん」に

よってリザードンが倒れたのを確認したシンヤは、リザードンを休ませるためにモンスターボールに回収した。テラパゴスがシンヤたちの方を見ていると、隕石の1つがテラパゴスに向かって落ちてきたので、リコは降ってきた隕石の前に立ち、自分の身を盾にしてテラパゴスを守ろうとした。

 

 シンヤ「ッ、まずい!ピカチュウ!ミライドン!リコとテラパゴスを守るんだ!」

 

 ピカチュウ「ピッカァァッ!」

 ミライドン「グオオオオオッ!」

 

 隕石がリコとテラパゴスに向かって落ちてくると、シンヤはピカチュウとミライドンにリコとテラパゴスを守るよう指示を出した。すると、ピカチュウとミライドンはリコとテラパゴスの元に向かおうとしたが、目の前に降ってくる隕石に邪魔をされてリコとテラパゴスを助けに行かなかった。そして、隕石がリコとテラパゴスに当たると思われた次の瞬間、何かがリコとテラパゴスの前に飛び出してきた。

 

 ビュン‼︎(リコたちの前に現れる)

 

 ザァァァン‼︎(りゅうせいぐんを切る)

 

 シンヤ「あっ!」

 ピカチュウ「ピィーカッ!」

 ドット「あのポケモンは!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ソウブレイズ「ブレイッ!」

 

 リコ「ソウブレイズ!」

 ロイ「でも、なんでソウブレイズがリコを?」

 

 リコとテラパゴスの前に飛び出してきたのは、ひのけんしポケモンの《ソウブレイズ》だった。リコとテラパゴスの前に現れたソウブレイズは右手の剣を振り下ろすと、2人に向かって落ちてきた隕石を一刀両断し、リコとテラパゴスを助けたのだ。

 

 シンヤ「ソウブレイズ。……ってことは!」

 

 バッ(顔を横に向ける)

 

 シンヤはソウブレイズを見ると、そのソウブレイズが誰のポケモンなのかを一瞬で見抜いた。そして、ソウブレイズが飛び出てきた方にシンヤが顔を向けると、白と黒のツートンカラーの髪をした1人の男が自分たちのいるところに歩いてきた。シンヤと何度も激闘を繰り広げた、スピネルたち以外のエクスプローラーズ幹部の1人である、ソウブレイズ使いのあのトレーナーが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アメジオ「…」

 

 シンヤ「アメジオ…」

 アメジオ「シンヤ。やはり、お前もここに来ていたか」

 

 ロイ「なんでアメジオが⁉︎」

 ドット「知ってる人?」

 

 リコ「私とシンヤが最初に出会った、エクスプローラーズの1人だよ!」

 

 シンヤの予想通り、リコたちを助けたソウブレイズは《アメジオ》のポケモンだった。アメジオはシンヤたちのいる前を通り過ぎてソウブレイズの横に並ぶと、空を飛んでいる黒いレックウザに目を向けた。

 

 アメジオ「スピネルめ。コソコソ隠れて何をしていたかと思えば…」

 

 シンヤ「そういや、なんでお前だけ、さっきのレックウザ捕獲作戦に参加しなかったんだ?」

 

 アメジオ「レックウザ捕獲作戦だと?……成程、コソコソ隠れてそんな作戦を立てていたのか。奴らしい姑息なやり方だ」

 

 シンヤ(…もしかしてアメジオって、スピネルとあまり仲がよくないんだろうか?)…「っで、お前がここに現れたのは、やっぱり…」

 

 アメジオ「それを言わずとも、お前ならその理由が分かっている筈だ」

 

 シンヤ「…黒いレックウザを手に入れるため、とでも言うんだろ?」

 

 アメジオ「わかっているのなら、俺の邪魔をするな。黒いレックウザは俺が手に入れる」

 

 スチャ(テラスタルオーブを取り出す)

 

 リコ「それは!」

 シンヤ「テラスタルオーブ!」

 

 アメジオ「我が道を貫け!ソウブレイズ!」

 ソウブレイズ「ブーーレイッ!」

 

 アメジオはレックウザを手に入れるために、ハンベルから貰った《テラスタルオーブ》を取り出した。アメジオがテラスタルオーブを構えると、テラスタルオーブにエネルギーがチャージされていき、エネルギーが満タンになると、アメジオはソウブレイズに向かってテラスタルオーブを投げ飛ばした。テラスタルオーブはソウブレイズの頭上で溜め込んだエネルギーを解放すると、ソウブレイズは無数の結晶石に身を包み込まれ、結晶石が弾け飛ぶと、そこには全身がクリスタル化し、頭部におばけの王冠を被るソウブレイズがいた。

 

 (ゴーストテラスタイプ)ソウブレイズ「ブウゥゥレエーーイッ‼︎」

 

 リコ「アメジオのソウブレイズが!」

 ロイ「テラスタルした⁉︎」

 

 シンヤ「アメジオの奴!いつの間にテラスタルオーブを⁉︎」

 

 アメジオ「ソウブレイズ!『ゴーストダイブ!』」

 

 (ゴーストテラスタイプ)ソウブレイズ「ブレイッ‼︎」ダッダッダッ‼︎

 

 ザァァァン‼︎(レックウザを切る)

 

 黒いレックウザ「グオオオオオッ⁉︎」

 

 アメジオがテラスタルオーブを使ってソウブレイズをテラスタルさせると、シンヤたちはその光景に驚いていた。アメジオがソウブレイズに「ゴーストダイブ」の指示を出すと、おばけの王冠の輝きも増し始めた。そして、ソウブレイズはレックウザに向かって走って行き、崖からジャンプすると「ゴーストダイブ」を発動し、自身の影の中に沈んで姿を消した。そして、ソウブレイズはレックウザの飛んでいる近い場所から姿を現すと、そのまま両手の剣でレックウザの体を斬りつけていき、最後はレックウザの頭に剣を振り下ろしてダメージを与えると、ソウブレイズは「ゴーストダイブ」を使ってアメジオのいる場所に戻ってきた。

 

 シンヤ「…テラスタルか。相性は良くないが、ミライドンのパワーを足せば、少しは勝機が跳ね上がるか…」

 

 スチャ(テラスタルオーブを取り出す)

 

 シンヤ「ニャオハ、ピカチュウ、ミライドンをテラスタルさせるから、2人ともミライドンから降りてくれ」

 

 ニャオハ「ニャァッ!」

 ピカチュウ「ピッカッ!」

 

 アメジオがソウブレイズをテラスタルし、レックウザと戦っているのを見たシンヤは、ジャケットからテラスタルオーブを取り出し、ミライドンに乗っていたピカチュウとニャオハに降りるよう頼んだ。そして、シンヤがテラスタルオーブを構えると、テラスタルオーブにエネルギーがチャージされていき、テラスタルオーブのエネルギーが満タンになると、シンヤはミライドンに向かってテラスタルオーブを投げ飛ばした。テラスタルオーブがミライドンの頭上でエネルギーを解放すると、ミライドンは無数の結晶石に身を包み込み、内に眠る真の力を解放した。そして、ミライドンを包み込んでいた結晶石が弾けると、そこには全身をクリスタル化させ、頭に電球の王冠を被るミライドンがいた。

 

 (でんきテラスタイプ)ミライドン「グオオオオオッ‼︎」

 シンヤ「ミライドン!『テラバースト!』」

 

 (でんきテラスタイプ)ミライドン「グオオオオオーーッ‼︎」

 

 ドカァァァーーーン‼︎

 

 黒いレックウザ「グオオオオオッ⁉︎」

 

 リコ「凄い!ミライドンの『テラバースト!』」

 ロイ「これがテラスタルしたポケモンの力なんだ!」

 ドット「うん!本当に凄い!」

 

 アメジオ「俺の邪魔をするな!」 

 シンヤ「お前がそれを言うのか…」

 

 黒いレックウザ「グオオオオオッ‼︎」

 

 シンヤ「…アメジオ。お前は嫌がるだろうが、俺から1つ提案があるんだが」

 

 アメジオ「何だ?」

 

 シンヤ「今回だけでいい。俺と共闘してくれないか?」

 アメジオ「何⁉︎」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「えっ⁉︎」」」

 

 アメジオ「どういうつもりだ?俺はお前の敵なんだぞ。それに、ゼクロムはどうした?ゼクロムさえいれば、俺に共闘を持ちかける必要はないはずだ」

 

 シンヤ「…ゼクロムは、さっきゲーチスに奪われた」

 アメジオ「何⁉︎奪われただと⁉︎」

 

 シンヤ「ああ。本当のことを言えば、フリードかゼクロムがいれば、お前に共闘は持ちかけなかった。けど、2人は今ここにはいない。だからお前に共闘を持ちかけてるんだ」

 

 アメジオ「…」

 

 シンヤ「それに、理由はもう1つある。確かに、俺とお前の関係は敵同士だ。けど、お前は他のエクスプローラーズの連中と違って、汚い手を使わず、いつも真正面からぶつかってくる。そんなお前だからこそ、俺はお前に共闘を持ちかけてるんだ」

 

 アメジオ「…」

 

 シンヤ「これは、俺がお前を信頼しているから言ってる言葉でもある。……もちろん、それをYESかNOで答える権利はお前にある。……どうする?」

 

 ミライドンをテラスタルすると、口にエネルギーを集めて「テラバースト」をレックウザに放った。だが、いくらテラスタルしたミライドン攻撃といえど、電気タイプの技ではレックウザに大きなダメージを与えられなかった。すると、シンヤはアメジオに共闘の話を持ちかけた。シンヤがアメジオに共闘を持ちかけるとリコたちも驚いていた。それも当然だった。シンヤが共闘を持ちかけている相手は、何度もリコとテラパゴスを狙い続けている、エクスプローラーズの幹部なのだから。シンヤとしても、フリードかゼクロムがいれば、アメジオに共闘しようなどと言わなかっただろう。しかし、ゼクロムはキュレムに吸収され、フリードはマードックたちの所に向かった。アメジオは敵ではあるが、卑怯な手を使わず、いつも真正面から来る相手だとシンヤはわかっている。そんなアメジオだからこそ、シンヤはアメジオに共闘を持ちかけたのだ。そして、シンヤの言葉を聞いたアメジオは、シンヤから顔を背けると。

 

 アメジオ「…以前、ガラル鉱山でお前は俺に言ったな。俺にはバトルを受けるメリットがない。俺はバトルを受けるんだから、報酬ぐらい払えと」

 

 シンヤ「ああ〜、確かに、そんなことを言ったな。…ってことは、共闘する代わりに、俺に何かの報酬を払えってことか?」

 

 アメジオ「そうだ。その報酬を払うなら、今回だけ共闘してやる」

 

 シンヤ「…そうだな。以前お前が俺に、エクスプローラーズのボスの名前を教えるという対価を払って、俺がバトルを承諾したんだからな。今回は俺がお前に対価を払わなければフェアじゃないよな。……っで、俺はお前に何を支払えばいい?リコとテラパゴスを渡せって支払いなら断るぞ」

 

 アメジオ「そんなことではない。……レックウザを倒した後、お前の持っているゲッコウガとミライドンで俺と戦え!俺とお前、1対1の、誰も邪魔をしない、俺とお前だけのポケモンバトルをしろ!」

  

 シンヤ「…それが、俺がお前に払う報酬ってわけか」

 アメジオ「そうだ。っで、どうする?」

 

 アメジオは共闘を受ける代わりに、レックウザとのバトルが終わったら、シンヤの持っているゲッコウガとミライドンで自分と戦えと言ってきて、誰も邪魔をしない、1対1のポケモンバトルをしろと要求してきた。そのアメジオの要求に、シンヤの答えは…

 

 シンヤ「…わかった。バトルを受けるのが報酬なら、喜んで払ってやる」

 

 アメジオ「…約束は守るんだろうな?」

 

 シンヤ「俺がお前とのバトルから1回でも逃げたことがあったか?」

 

 アメジオ「…いいだろう。約束通り、今回だけは共闘してやる。ソウブレイズ!」

 

 (ゴーストテラスタイプ)ソウブレイズ「ブレイッ!」

 

 シンヤ「フッ、サンキュー!ミライドン!」

 

 (でんきテラスタイプ)ミライドン「グオオオオッ‼︎」

 

 ロイ「ええっ⁉︎」

 リコ「シンヤとアメジオが⁉︎」

 ドット「一緒に闘うの⁉︎」

 

 アメジオの要求に、シンヤは迷うことなくYESと返答した。出会った頃から敵として何度も戦ってきたシンヤとアメジオが一緒にレックウザと戦うことになると、リコたちも動揺を隠せなかった。

  

 黒いレックウザ「グオオオオオッ‼︎」

 

 アメジオ「また『りゅうせいぐん』を撃つ気か⁉︎」

 シンヤ「ソウブレイズをミライドンに乗せろ!」

 

 アメジオ「何⁉︎ミライドンにだと⁉︎」

 

 シンヤ「レックウザが『りゅうせいぐん』を放つ前にミライドンの技で止めるから、その隙にソウブレイズで攻撃しろ!」

 

 アメジオ「……ソウブレイズ!」

 

 (ゴーストテラスタイプ)ソウブレイズ「ブレイッ!」

 

 シュタ!(ミライドンに乗る)

 

 シンヤ「ミライドン!『テラバースト!』」

 (でんきテラスタイプ)ミライドン「グオオオオッ‼︎」

 

 アメジオ「ソウブレイズ!『むねんのつるぎ!』」

 (ゴーストテラスタイプ)ソウブレイズ「ブーーーレイッ‼︎」

 

 シンヤとアメジオが手を組んで戦うことを決めると、レックウザは咆哮を上げ、口元にエネルギーを集めて「りゅうせいぐん」を放つ準備をした。それを止める為にソウブレイズがミライドンに乗り込むと、ミライドンはレックウザに向かって飛んで行った。そして、レックウザが「りゅうせいぐん」を放つ前にミライドンが「テラバースト」を放ってレックウザの動きを止めると、ソウブレイズが「むねんのつるぎ」でレックウザを攻撃してダメージを与えた。すると、レックウザは尻尾を大きく降り下ろしてミライドンとソウブレイズを攻撃してきた。ミライドンはギリギリレックウザの尻尾に当たらなかったが、ソウブレイズは尻尾に叩きつけられて海に落ちたので、ミライドンはソウブレイズを助けに向かい自分の背中に乗せた。

 

 シンヤ「なんとか『りゅうせいぐん』を止められたな」

 アメジオ「油断するな!次が来るぞ!」

 シンヤ「油断はしてねぇって!」

 

 レックウザは「りゅうせいぐん」を防がれると、次は「りゅうのはどう」を放ってきた。それをミライドンがうまくかわすと、ソウブレイズはレックウザの体に飛び移って「シャドークロー」を発動し、そのままレックウザを攻撃した。そして、ミライドンが「マジカルシャイン」を放ってレックウザを攻撃すると、ソウブレイズはミライドンの背中に飛び移った。お互い敵同士でタッグを組むのはこれが初めてだというのに、シンヤとアメジオの息は完璧なほどピッタリだった。そんな2人のバトルしている姿を、リコたちはポカンとした顔で見ていた。

 

 黒いレックウザ「グオオオオオッッ‼︎」

 

 アメジオ「クッ⁉︎」

 シンヤ「なんだ⁉︎」

 

 黒いレックウザが大きな咆哮を上げると、レックウザの体の周りから緑のオーラが溢れ出し、オーラを体に纏ったレックウザはそのまま雲の上に飛んで行った。

 

 シンヤ「もしかして、『ガリョウテンセイ』を使う気か!」

 

 リコ「ガリョウテンセイ?」

 

 アメジオ「何だそれは?」

 

 シンヤ「レックウザだけが覚える、ひこうタイプの技の中でも強力な物理技だ」…(やはり、レックウザは『ガリョウテンセイ』を覚えていたか)…「アメジオ。ミライドンの『イナズマドライブ』でレックウザの『ガリョウテンセイ』を止めるから、その隙にソウブレイズの『むねんのつるぎ』でレックウザを攻撃してくれ」

 

 アメジオ「…お前はそれでいいのか?」

 

 シンヤ「ああ。ミライドンがレックウザを止めているうちに、ソウブレイズの一撃をレックウザに叩き込め!」

 

 アメジオ「…いいだろう。ソウブレイズ!『ゴーストダイブ!』」

 

 (ゴーストテラスタイプ)ソウブレイズ「ブレイッ!」

 

 シンヤ「ミライドン!『イナズマドライブ‼︎』」

 

 (でんきテラスタイプ)ミライドン「ギヤァァウオオーンッ‼︎」

 

 ミライドンが雄叫びを上げて力を解放すると、電球の王冠の輝きも増し始めた。そして、ミライドンが体を前に回して回転を始めるとホイール状に変化し、エネルギーを溜めたミライドンは自身の最強専用技である「イナズマドライブ」を発動すると、そのままレックウザに向かって突っ込んで行った。そして、レックウザも自身の最強専用技である《ガリョウテンセイ》を発動すると、ミライドンに向かって正面から突っ込んできた。ミライドンとレックウザの大技が正面からぶつかり合うと、空の雲が一気に吹き飛んでしまい、リコたちのいるところにまで技のぶつかり合いによって発生した衝撃波が届き、上空ではミライドンとレックウザが激しくぶつかり合っていた。

 

 ドガガガガガッ‼︎ドガガガガガッ‼︎

 

 ミライドン「グオオオオオッ‼︎」

 黒いレックウザ「グオオオオオッ‼︎」

 

 ズキッ!(頭痛)

 

 シンヤ(痛ッ⁉︎これって、ラプラスと出会った時や、ゼクロムがレックウザとバトルした時の⁉︎ううっ⁉︎ううっあ⁉︎ゔぁぁぁぁぁ⁉︎)

 

 リコ「シンヤ!」

 

 シュン!(頭に映像が流れる)

 

 ドオオオーーーン!

 

 リュウセイ『クッ⁉︎』

 

 ???『フフフッ、どうした?もう終わりか?』

 

 リュウセイ『何故だ?何故、これほどの力があるのに…お前は…』

 

 ???『…全ては……ムを手に入れる為だと』

 

 リュウセイ『ッ!…その為だけに、……を手に入れる為だけに、……を!』

 

 ???『それがなんだというんだ?』

 

 ギリッ(歯ぎしり)

 

 スッ(ボールを構える)

 

 リュウセイ『頼む!《パルキア》!』

 

 ポーーン

 

 パルキア『パァァーールルルッ‼︎』

 

 ???『パルキア⁉︎六竜の他に、そんなポケモンをゲットしていたのか⁉︎』

 

 リュウセイ『以前ルシアスと別行動をとっている時にゲットしたんだ。そして、俺の《六竜》は《七竜》に変わったんだ!』

 

 ???『七竜か。…まさか、神と呼ばれしポケモンを2体もゲットしているとは。流石に《時の英雄》と呼ばれるだけはあるな』

 

 リュウセイ『絶対にお前をここで倒して見せる!アイツらのためにも!』

 

 ???『やれるものならやってみろ!やれ、………!』

 

 シュン!(映像が途切れる)

 

 ドクン!

 

 シンヤ(がはっ⁉︎はぁ、はぁ、はぁ、今の映像はリュウセイ!それに、パルキアと七竜って。それに…誰だ?今の男は⁉︎)

 

 ミライドンとレックウザの技がぶつかり合っていると、シンヤの脳裏に映像が流れてきた。その映像では、リュウセイが誰かと戦っていて、シンオウ地方で神と呼ばれているくうかんポケモンのパルキアをボールから出しているところだった。だが、以前ダイアナから見せてもらったルシアスの手記には、パルキアのことや七竜のことは書いてなかった。いきなりなことに、シンヤは何がなんだか分からず混乱していた。

 

 アメジオ「おい!何をしている!バトル中だぞ!」

 シンヤ「あぁ悪い!もういいぞ!」

 

 アメジオ「クッ!ソウブレイズ!」

 

 シュン!(ソウブレイズが姿を現す)

 

 (ゴーストテラスタイプ)ソウブレイズ「ブウゥゥレエーーイッ‼︎」

 

 ドオオオオーーーン‼︎

 

 リコ・ロイ・ドット「「「あっ!」」」

 

 アメジオ「やったのか!」

 

 いきなり頭に映像が流れてきてシンヤは混乱していたが、アメジオの声のおかげで我に帰り、今はレックウザとバトルしているのだと思い出した。そして、ソウブレイズはアメジオの合図で空の上から姿を現すと、ミライドンがレックウザと鍔迫り合いをして止めてくれているうちに「むねんのつるぎ」を発動し、両手の剣をレックウザの頭に振り下ろした。そして、ソウブレイズの攻撃によって起きた爆風が晴れると…

 

 黒いレックウザ「グオオオオオッ‼︎」

 

 ドガガガガガッ‼︎……ドカァァァァーーーン‼︎

 

 (でんきテラスタイプ)ミライドン「グオオオンッ⁉︎」

 (ゴーストテラスタイプ)ソウブレイズ「ブレィッ⁉︎」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「あっ!」」」

 

 シンヤ「ミライドン!」

 アメジオ「ソウブレイズ!」

 

 レックウザはソウブレイズの「むねんのつるぎ」を頭に喰らっている状態で雄叫びを上げると、そのままソウブレイズもろともミライドンを吹っ飛ばした。ミライドンはシンヤたちのいる所に落ちてきたが、アメジオのソウブレイズはテラスタル化が解けて元の姿に戻ってしまい、そのまま海に落ちそうになってしまったので、アメジオはソウブレイズをボールに戻した。ミライドンのテラスタル化はまだ解けていないが、レックウザの「ガリョウテンセイ」のパワーは予想以上のパワーだったので、ミライドンも体力の限界だった。

 

 シンヤ「『ガリョウテンセイ』はひこうタイプの技だから、でんき・ドラゴンタイプのミライドンにはあまり効果がないと思っていたが、まさかこれ程とはな。流石、ルシアスの最強の相棒なだけはあるか…」

 

 テラパゴス「パゴ…」

 

 ロイ「ホゲータ!」

 ホゲータ「ホンゲェ?」

 

 ロイ「僕は、シンヤとミライドンみたいに、レックウザとあんなすごいバトルがしたい!そして、あのレックウザをゲットしたい!だからホゲータ、もっと強くなろう!レックウザに勝てるぐらいに!」

 

 ホゲータ「ホンゲェ!」

 

 ロイ「ホゲータ!お前の力をレックウザに見せてやれ‼︎」

 

 ホゲータ「ホゲ!ホゲゲ!」

 

 ドンドンドンドンドンドンドンッ(足踏み)

 ボォォォォォォ(炎を纏う)

 

 ロイ「ホゲータ?」

 

 ホゲータ「ホンゲェ‼︎ホゲゲ、ホゲホゲ、ホンゲッホンゲッ!」

 

 シンヤ「あれは『ニトロチャージ!』。ホゲータ、新しい技を覚えたのか!」

 

 ロイ「凄いぞホゲータ!」

 

 リコ(シンヤもミライドンも、ロイもホゲータも本当にすごい。…私は…)

 

 テラパゴス「パゴ!パーーゴ!」

 

 リコ(テラパゴス。……そうだ。私は、テラパゴスをラクアに連れて行くって決めたんだ。私も前に出るんだ!もっと前に!)…「ニャオハと一緒に前に!」

 

 ニャオハ「ニャァァッ!」

 

 リコ「私はテラパゴスの…みんなの力になりたい!」

 ニャオハ「ニャオハッ!」

 

 リコ「行こうニャオハ!一緒に一歩を踏み出そう!」

 

 ニャオハ「ニャァァーーオハ〜〜〜〜ッ!」

 

 ピカァァァァン!(ニャオハの体が光る)

 

 リコ「ハッ!」

 

 シンヤ「これは、まさか!」

 ピカチュウ「ピィカァ!」

 

 レックウザとバトルするシンヤとミライドンの姿を見ていたロイは、自分の決意をホゲータに伝えた。その言葉がホゲータに伝わると、ホゲータは《ニトロチャージ》を覚えた。リコもテラパゴスに声をかけられると、自分の決意をニャオハに伝える。すると、ニャオハは前に向かって走って行き、そのまま高くジャンプした。その瞬間、突然ニャオハの体が青く光り輝いた。その光景を見たシンヤは、ニャオハの《進化》が始まったのだとわかり、ニャオハは光の中で新たな姿に進化した。

 

 ニャローテ「ニャァァッーーロォーーッ!」

  

 リコ「はぁっ///ニャオハが!」

 

 シンヤ「遂に《ニャローテ》に進化したか!」

 ピカチュウ「ピッカッ!」

 

 ニャオハがニャローテに進化すると、すくっと二足歩行で立ち上がり、首元の体毛は長く伸びてスカーフ状に変化していた。そして、目も吊り上がって凛々しい顔立ちになり、手首からは先端にピンク色の蕾が付いた長い蔦が生えていた。

 

 ニャローテ「ニャァァッロォッ!」

 

 リコ「うん!ニャローテ!『マジカルリーフ‼︎』」

 ロイ「いっけ〜ホゲータ!『ニトロチャージ‼︎』」

 

 ニャローテ「ニャァァロォーーッ!」

 ホゲータ「ホォォンゲェェーーッ」

 

 ニャオハがニャローテに進化したことで勢いがついたリコは、ニャローテに「マジカルリーフ」を指示した。そしてロイは、ホゲータが新しく覚えた「ニトロチャージ」を指示した。すると、ニャローテとホゲータは共に走って行き、高くジャンプしたニャローテは、レックウザに「マジカルリーフ」を放った。そして、今度はホゲータが「ニトロチャージ」でスピードを上げていき、崖の岩からジャンプすると、レックウザの頭をめがけて突撃した。

 

 ダァァァァァァン‼︎

 

 ホゲータ「ホゲーーッ!」

 黒いレックウザ「クゥオオオオ⁉︎」

 

 ニャローテ「ニャァァロォォゥッ!」

 ホゲータ「ホンゲェ!」

  

 ホゲータがレックウザに頭からぶつかると、レックウザも負けじとホゲータを押し返したが、これまでのダメージがレックウザにも効いていたようで、レックウザは後ろに倒れていった。ホゲータは海に落ちそうになったが、ニャローテが胸の蕾を飛ばしてホゲータの体に巻き付けると、そのまま自分の元に引っ張り寄せ、ニャローテとホゲータの元にシンヤたちが駆け寄る。

 

 ロイ「ホゲータ凄いぞ!レックウザにダメージを与えたんだ!」

 

 ホゲータ「ホンゲェ!」

 

 リコ「ニャローテもありがとう!」

 ニャローテ「ニャァロッ!」

 

 黒いレックウザ「グオオオオッ…」

 

 テラパゴス「パーゴ!」

 

 リコ「レックウザ…」

 

 ニャローテとホゲータの攻撃がレックウザに届くと、リコとロイはとても喜んでいた。そして、海に落ちかけたレックウザは意識を取り戻すと、再び空に飛び上がり、上空からシンヤとリコたちをじっと見ていた。そしてしばらくすると、レックウザは雄叫びを上げながら雲の上を飛んで行き、そのままどこかへと消えて行った。すると、アメジオの部下のコニアとジルの2人がエアームドに乗って現れた。

 

 コニア「アメジオ様!」

 ジル「ご無事ですか⁉︎」

 

 アメジオ「当然だ。本部に戻るぞ」

 

 ポーーン

 

 アーマーガア「アーマーッ!」

 

 シンヤ「…ゲッコウガとミライドンとのバトルはいいのか?」

 

 アメジオ「…ソウブレイズはもう戦えない状態だ。お前だってわかっている筈だろ?」

 

 シンヤ「一応聞いただけだ。…お互い今日は疲れてるから、バトルは次に会った時やろうぜ。さっきの約束通り、ゲッコウガとミライドンでバトルするよ」

 

 アメジオ「…その約束、忘れるなよ」

 

 シンヤ「ああ。1対1で誰も邪魔をしない、俺とお前だけのポケモンバトルをやろうぜ。…それと、リコとテラパゴスを助けてくれたこと、礼を言うぜ」

 

 アメジオ「フンッ」

  

 リコ「…アメジオ。さっきは助けてくれてありがとう」

 アメジオ「…勘違いするな」

 リコ「え?」

 

 アメジオ「俺は黒いレックウザを手に入れる為にここに来ただけだ。次はテラパゴスを奪う。覚えておけ」

 

 スッ(アーマーガアに乗る)

 

 アメジオがこの場を去ろうとすると、リコはさっき助けてもらったお礼をアメジオに伝えた。それに対してアメジオは、次はテラパゴスを奪うと言い残すと、アーマーガアに乗り込んで空に飛んで行った。そしてシンヤたちは、すぐにフリードたちのいるところに向かった。

 

 灯台近くの浜辺

 

 フリード「シンヤ!リコ!ロイ!ドット!みんな無事だったか!」

 

 シンヤ「ああ、アメジオのおかげでな」

 

 フリード「ッ!アメジオが来たのか⁉︎」

 シンヤ「ああ。それより、リコの相棒を見てくれよ」

 

 オリオ「へぇ!ニャオハ、ニャローテに進化したんだ!」

 

 ニャローテ「ニャァァロッ」

 

 リコ「うん!…でも、ブレイブアサギ号と、シンヤのゼクロムが…」

 

 シンヤ「…」

 

 ロイ「それに、またレックウザをゲットできなかった」

 

 エクスプローラーズに黒いレックウザは奪われなかったが、ブレイブアサギ号は破損してしまい、シンヤのゼクロムはゲーチスに奪われ、ロイはまたレックウザをゲットできなかった。これだけでも、リコとロイの心にダメージを与えるには十分だった。

 

 シンヤ「…リコ、ロイ。俺と初めて会った時のことを覚えてるか?」

  

 リコ「えっ?……もちろん!」

 ロイ「忘れるわけないよ!」

 

 シンヤ「その日から今日まで、たくさんの人やポケモンたちに出会ってきたこと、たくさんの冒険をして、たくさんの経験をしてきたことは?」

 

 リコ・ロイ「「あっ!」」

 

 自分たちのせいでゼクロムが奪われたと思っているリコとロイに、シンヤは自分と会った日のことを覚えているかと聞き、自分と出会ってから今日まで、たくさんの人やポケモンたちに出会ってきたことを聞いた。そのシンヤの言葉を聞いたリコとロイは、シンヤと出会い、ブレイブアサギ号に乗って冒険をしている中で、今まで出会ってきた人やポケモンたちのこと、色々な場所を冒険したことを思い出した。

 

 シンヤ「今日までの冒険があったから、お前たち2人は大きく成長できた。そして、ニャオハはニャローテに進化し、ホゲータは多くの技を覚えたんだ」

 

 ピカチュウ「ピィカッ!」

 

 ニャローテ「ニャァァロッ!」

 リコ「ニャローテ…」

 

 ホゲータ「ホンゲ!」

 ロイ「ホゲータ…」

 

 フリード「シンヤの言う通りだ。今日までの冒険は、お前たちを大きく成長させてくれた。お前たちが諦めない限り、冒険は終わりにはならない」

 

 オリオ「船は、私がまたちゃんと直すから!」

 マードック「俺たちはまだ諦めちゃいない!」

 モリー「そういうこと!」

 

 シンヤ「あんなに強いレックウザに一撃を喰らわすことができたんだ。お前たちは本当に強くなった。それは誇っていいことだ」

 

 リコ・ロイ「「うん!」」

 

 リコ「ありがとうシンヤ!私諦めない!必ず残りの六英雄に会って、テラパゴスをラクアに連れて行く!」

 

 ロイ「僕だって!レックウザに認めてもらえるくらい、もっと強くなる!ホゲータと一緒に!」

 

 ドット「ぼ、僕も強くなりたい!ただ見てるだけなんて嫌だ!リコとロイと一緒に戦えるくらい、もっと強くなりたい!」

 

 ロイ「ドット」

 リコ「うん!」

 

 リコはテラパゴスをラクアに連れて行くため、ロイはレックウザをゲットするため、ドットはみんなと一緒に戦えるくらい強くなるため、目的はそれぞれ違うが、3人は自分たちの決意を新たに固めると、もっと強くなろうと3人で誓い合った。すると、リコはあることをシンヤに聞いた。

 

 リコ「…シンヤ、どうやったらテラスタルを使えるの?」

 

 シンヤ「えっ?テラスタルを?」

 

 ロイ「うん!さっきのミライドンのテラスタルや、フリードが古城で見せてくれたリザードンのテラスタル、凄かったから!」

 

 リコ「うん!私たちもテラスタルを使いこなして、あんなバトルをしてみたい!」

 

 シンヤ「って言われてもな。俺はテラスタルオーブを貰っただけだから、入手方法までは…」

 

 フリード「貰った⁉︎シンヤは、オレンジアカデミーでテラスタル研修を受けていないのか?」

 

 シンヤ「俺のテラスタルオーブは、オレンジアカデミー校長の《クラベル》さんから貰ったものだから、そのテラスタル研修っていうのは受けてないんだよ」

 

 リコ「オレンジアカデミーの校長⁉︎」

 

 フリード「何でオレンジアカデミーの校長に、テラスタルオーブを貰えたんだ?」

 

 シンヤ「それを教えるのは、また今度にしてくれ」

 

 リコ「…あっ、そう言えば、初めてロイとコルサさんがバトルした時、ある人からテラスタルオーブを貰ったってシンヤは言ってたけど。それが、オレンジアカデミーの校長だったんだ」

 

 シンヤ「ああ、色々あってな。クラベル校長から貰ったんだ。それで、そのテラスタル研修っていうのは何?」

 

 フリード「テラスタルを習得する為に受ける、オレンジアカデミーの特別なカリキュラムのことだ。……よし!俺たちが船を修理している間に、リコ、ロイ、ドット、お前たち3人には、オレンジアカデミーに体験入学してもらう。俺はパルデアで、テラパゴスのことを調べたかったしな」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「体験入学?」」」

 

 フリード「テラスタル研修に合格すれば、テラスタルオーブを貰えるんだ。だからお前たちには、オレンジアカデミーに体験入学するんだ」

 

 シンヤ「なるほど。船を修理している間に、フリードはテラパゴスのことを調べて、リコたちはテラスタルを習得する為に研修を受けるってわけか。俺はパルデアの大穴に行く予定があったから、リコたちが研修を受けるのはちょうどよかったかもな」

 

 フリード「そのことだが。俺たちとの約束、忘れてないよな?」

 

 シンヤ「パルデアの大穴での出来事を話すって約束だろ?忘れてないよ」

 

 フリード「その話は、お前が大穴の中に行く時に聞かせてくれ。俺たちも一緒に大穴の中に行くから」

 

 ボソッ(小声で話す)

 

 フリード『前にルッカ先生が言ってた、《パルデア地方を救った》ってことの意味と、ディアルガとコライドンを捜さなくていいという意味を含めて全部な』

 

 シンヤ『…分かったよ。近いうちに全部話すよ』

 

 リコ「ん?シンヤ、フリード、何を話してるの?」

 

 フリード「いや、何でもない。それと、俺たちが船を修理している間、シンヤにはリコたちの護衛を頼みたいんだが」

 

 シンヤ「そうだな。エクスプローラーズがまた来るかもかもしれないから、リコたちが研修を受けてる間は、俺がリコたちを守るよ」

 

 こうして話は纏まり、フリードたちがブレイブアサギ号を修理する間、リコ、ロイ、ドットの3人は、テラスタルを習得する為、期間限定でオレンジアカデミーに体験入学し、テラスタル研修を受けることになった。

 

 シンヤ(…さっき俺が見た映像。話の内容からすると、ルシアスがラクアに行った後のことだろうけど。リュウセイと戦っていたあの男は、いったい?)

 

 それからシンヤたちは、バトルで戦ったポケモンたちをポケモンセンターに連れて行き、ポケモンセンターで夕食を食べた後、今後の予定を決めた。リコもテラスタル研修を受けるわけだが、せっかくパルデアに帰って来たので、研修を受けるまでは家にいることになり、シンヤは回復の終わったミライドンにリコを乗せると、リコの家に一緒に向かった。

 

 リコの家の前・夕方

 

 シンヤ「到着!」

 リコ「うん。シンヤ、ミライドン、ありがとう!」

 

 ガチャリ(扉を開ける)

 

 リコ「ただいま」

 シンヤ「失礼します」

 

 ダッダッダッ(廊下を走ってくる足音)

 

 アレックス「リコォォォーーッ‼︎」

 リコ「お父さん!」

 

 ぎゅううう!(リコを抱きしめる)

 

 アレックス「リコォォ〜〜、無事でよかった〜〜〜!(涙)」

 

 リコ「お、お父さん。苦しい」

 

 アレックス「あ、ああ、すまない」

 

 パッ(リコを離す)

 

 ルッカ「お帰りなさい。無事でよかったわ、リコ」

 

 リコ「ただいま。お父さん、お母さん」

 

 シンヤ「どうも」ペコッ(頭を下げる)

 ピカチュウ「ピッカッ!」

 

 アレックス「ああ、シンヤ君!久しぶりだね」

 

 ルッカ「元気そうでよかったわ。ピカチュウも元気にしてた?」

 

 シンヤ「ええ。本当にお久しぶりです」

 ピカチュウ「ピカビィーカ!」

 

 リコが家のドアを開けて中に入ると、リコの父親のアレックスが手を広げながら廊下を走ってきて、リコを力強く抱きしめながら涙を流し、リコが無事に帰ってきたことを喜んでいた。その後に、リコの母親のルッカがやってきて、リコにお帰りと声をかけた。

 

 リコ「あっ、そうだ。お母さん、紹介するね。相棒のニャローテ」

 

 ニャローテ「ニャァァッ?」

 

 ルッカ「初めまして。ルッカよ。やっと会えて嬉しいわ」

 

 アレックス「そうか。ニャオハがニャローテに進化したのか!」

 

 リコ「うん!」

 ルッカ「シンヤ君、あなたにお客さんが来てるの」

 

 シンヤ「えっ?俺に?」

 

 ルッカ「ええ。リビングで待っててもらってるの。さぁ、中に入って」

 

 シンヤ「俺に客って…誰だろ?」

 ピカチュウ「ピィカッ?」

 

 リコが相棒のニャローテをルッカに紹介すると、ルッカはニャローテに初めましてと挨拶をした。するとルッカが、シンヤにお客さんが来てると言い出し、シンヤをリビングに案内した。そして、シンヤがリコの家のリビングに入っていくと、自分を待っていた人物の姿を見た。その人物は、腰まで長い綺麗な水色の髪に、銀色の大きいカチューシャをつけ、ヘソが出てる白のノースリーブシャツを着て、黒いジーンズを穿いていて、水色のハイヒールを履いていた。

 

 リビング

 

 ???「ヤッホー、シンちゃん」

 シンヤ「母さん⁉︎何でリコの家に⁉︎」

 

 リコ「えぇーーっ⁉︎この人が、シンヤのお母さん⁉︎」

 

 

 エクスプローラーズのアジト

 

 ギベオン『…お前たちをもってしても、黒いレックウザは手に負えぬか』

 

 アゲート「申し訳ございません」

 

 ギベオン『よい。シンヤというトレーナーからゼクロムを奪えたのだ。ゲーチス、スピネル、よくやってくれた』

 

 スピネル「ありがとうございます」

 

 ゲーチス「それでどうします?ゼクロムを奪った今なら、一気に彼らを倒すことも可能ですが?」

 

 ギベオン『そのことだが。ルシアスの六英雄を集めるのは、ライジングボルテッカーズとやらにやらせておけ』

 

 サンゴ「んなっ⁉︎」

 

 オニキス「今一度、チャンスをください!次こそは必ず…」

 

 スピネル「フッw、流石はギベオン様。奴らに六英雄を集めさせ、テラパゴスが力を取り戻した時に、奴らから奪えばいいと」

 

 ギベオン『ああ。奴らには、我々のために働いてもらう』

 

 アオギリ「じゃあ、俺たちはどうする?」

 

 ギベオン『テラパゴスと、あの少年と娘、シンヤとリコを監視せよ』

 

 アオギリ「シンヤもだと?」

 

 ギベオン『ああ。彼も監視しておいてくれ』

 

 ペコッ(アメジオたちが頭を下げる)

 

 スピネル『…フッ』ニヤリッ

 ゲーチス『…フッ』ニヤリッ

 

 シュン(ホログラムが消える)

 

 別の部屋

 

 ???「再びラクアに…」

 

 10%白ジガルデ「…」

 

 ???「まだ冒険は終わっていない。そうであろう?ルシアス、リュウセイ」

 

 

 45話終わり

 

 

 次回予告

 

 

 フリードたちがブレイブアサギ号を修理する間、リコ、ロイ、ドットの3人は、オレンジアカデミーでテラスタルの研修を受けることになった。今度の物語の舞台は、リコの故郷パルデア地方!果たしてパルデア地方で、一体どんな冒険が待っているのだろうか?

 

 

 次回…新章開幕!

 

 

 新シリーズ『ポケットモンスター新たな物語の始まり《テラスタルデビュー/秘宝編》』

 

 

 次回「新たな冒険の始まり!オレンジアカデミーへ!」

 

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