ポケットモンスターSV 新たな物語の始まり   作:通りすがりのポケモントレーナー

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 フリードたちがブレイブアサギ号を修理している間、リコとロイとドットの3人はテラスタルを習得するため、オレンジアカデミーに体験入学して、テラスタル研修を受けることになった。


新シリーズ『ポケットモンスターSV 新たな物語の始まり《テラスタルデビュー/秘宝編》』
第46話『新たな冒険の始まり!オレンジアカデミーへ!』


 

 リコの家・リコの部屋

 

 

 リコ「よし」

 

 ルッカ『リコ!リコ!シンヤ君が迎えに来てるわよ!』

 

 リコ「は〜い!今行く!」

 

 ズッ(ニャローテたちがベッドから出てくる)

 

 ニャローテ「ニャァァァッ」

 

 ミブリム「ミィィッ」

 

 テラパゴス「パァァゴッ」

 

 ジャラララ(カーテンを開ける)

 

 リコ「ニャローテ、ミブリム、テラパゴス、おはよう」

 

 ニャローテ「ニャァァァッ!」

 ミブリム「ミィィィッ!」

 テラパゴス「パァァゴッ!」

 

 

 今日からリコは、ロイとドットと一緒にテラスタルを習得するためにオレンジアカデミーに体験入学するので、セキエイ学園の制服に着替えると、ベッドから出てきたニャローテたちと一緒に迎えに来てくれたシンヤの元に行こうとした。ロイとドットの2人とは、体験入学をする当日にテーブルシティで待ち合わせをしようと決めたが、シンヤはリコのボディガードも兼ねて一緒にオレンジアカデミーに行くために、母ヴィヴィアンと一緒に泊まっているホテルからリコを迎えにやってきたのだ。

 

 

 コンコンッ(部屋の扉を叩く音)

 

 リコ「は〜い!お母さん、少し待ってて!」

 

 シンヤ『俺だよ、俺』

 

 リコ「あっ、シンヤ!入っていいよ!」

 

 ガチャ(部屋の扉を開ける音)

 

 シンヤ「おはよう。1週間ぶりだな、リコ」

 

 ピカチュウ「ピィカッ!」

 

 リコ「おはよう、シンヤ。ピカチュウも久しぶりだね」

 

 シンヤ「そろそろ、ロイたちがテーブルシティに着いてる頃だから、早く行こうぜ」

 

 ピカチュウ「ピィカッ!」

 

 リコ「うん。…ねぇ、シンヤ。1つお願いがあるんだけど…」

 

 シンヤ「ん?お願い?」

 

 リコ「うん。…えっと、その……キスして///」

 

 シンヤ「……ハッ∑(゚Д゚)」

 

 リコ「だって、1週間もシンヤと会ってなかったし。シンヤのお母さん、《ヴィヴィアン》さんと会ったあと、シンヤ、ヴィヴィアンさんとどっかに行っちゃったから…」

 

 

 今から1週間前のこと…

 

 

 リコの家・リビング

 

 

 シンヤ「母さん⁉︎なんでリコの家に⁉︎」

 

 ヴィヴィアン「シンちゃん、久しぶり!」

 

 リコ「えぇーーっ⁉︎この人が、シンヤのお母さん⁉︎」

 

 ヴィヴィアン「ピカちゃんも久しぶり!」

 

 ピカチュウ「ピカビィカッ!」

 

 

 エクスプローラーズとのバトルや、レックウザとのバトルのあとにシンヤがリコを無事に家に送り届けると、シンヤの母親のヴィヴィアンがリコの家で待っていたので、シンヤとリコは驚いていた。

 

 

 シンヤ「なんで母さんが、リコの家に⁉︎」

 

 ヴィヴィアン「その話は後でね。えっと、あなたがリコちゃんね。初めまして、シンヤの母の《ヴィヴィアン》です。いつもシンヤがお世話になってます」

 

 リコ「あっ、初めまして!リコです!あの、今シンヤさんと、お付き合いさせてもらってます!」

 

 シンヤ(さん?)

 

 

 ヴィヴィアンがリコを見て挨拶すると、リコもシンヤの母であるヴィヴィアンに挨拶をした。なんでシンヤの母親が自分の家にいるのかわからなかったが、リコはシンヤの母親に会えたら挨拶をしたいとずっと思っていたので、ヴィヴィアンに丁寧に自己紹介をした。

 

 

 ヴィヴィアン「本当はもっとお話したいんだけど、このあとちょっと用事があるから、この子を借りてくわね。詳しい話は、また今度ゆっくりしましょう」

 

 リコ「えっ⁉︎…あっ、はい!分かりました!」

 

 ヴィヴィアン「ルッカ、アレックス、ありがとう!私たちもう行くわね!」

 

 ルッカ「ええ。また来てね」

 

 アレックス「シンヤ君。ここまでリコを守ってくれてありがとう。また今度ゆっくり話そう」

 

 シンヤ「えっ、は、はぁ…」

 

 ピカチュウ「ピィカッ?」

 

 

 シンヤもリコも、ヴィヴィアンから色々と聞きたいことがあったが、勝手にどんどん話が先に進んでしまい、ヴィヴィアンはシンヤは連れてどこかに行ってしまったのだ。

 

 

 リコ「あのあと、シンヤはヴィヴィアンさんとどこに行ったの?」

 

 シンヤ「ああ。あのあと、俺は母さんに連れられてオレンジアカデミーに行ったんだ。どうやら母さん、オレンジアカデミーの《クラベル校長》に、《音楽を担当する先生》をやってくださいって頼まれたみたいでさ」

 

 リコ「ええっ⁉︎シンヤのお母さんが、オレンジアカデミーの先生に⁉︎」

 

 シンヤ「ああ。俺もびっくりしたよ。それにそのあと、ルッカ先生とアレックスさんのことを母さんが知っていた理由を聞いたんだ」

 

 リコ「私もそれが気になって、お母さんとお父さんがどこでヴィヴィアンさんと知り合ったのかを聞いたら、お母さんとお父さんがセキエイ学園に通っている時、交換留学してきたヴィヴィアンさんとシンヤのお父さんと出会って、そのまま仲良くなったってことを教えてくれたよ」

 

 シンヤ「ホント色々びっくりだよな。……って!それより早く行こうぜ!待ち合わせの時間に間に合わなくなる!」

 

 リコ「その前に……ん///」スッ(リコが目を閉じて唇を突き出す)

 

 シンヤ「あっ…今は時間がないから、キスは後で…」

  

 リコ「ん!」(リコが顔を前に出す)

 

 シンヤ「……ハァ、わかったよ」

 

 

 シンヤとリコは、リコの祖母のダイアナがブレイブアサギ号から降りた夜に初めてキスをしたが、それがきっかけになって、2人はよくお互いの部屋でキスをしたり、起きた時にキスをしたり、寝る時にキスをするようになっていた。そしてこの1週間、リコはオレンジアカデミーに通う手続きをしたり、シンヤは手持ちポケモンの調整やら、コンディションを整えたりしていたからお互いに会う時間がなかったため、リコはとても寂しかったのだ。ピカチュウたちが見ている前だが、こうなってしまったリコには何を言っても無駄だろうと思ったシンヤは、リコにキスをしようと、左手をリコの背中に回し、右手をリコの後ろ首に回すと、ゆっくりリコの顔に自分の顔を近づけていき、目を閉じるとリコの唇に自分の唇を重ね合わせた。そして数秒後に、シンヤは自分の唇をリコの唇から離した。

 

 

 シンヤ「これでいいか?」

 

 リコ「…あと、もう1回だけ///」

 

 シンヤ「はいはい、お姫様。じゃあ、最後にもう一度だけな」

 

 

 シンヤとリコがキスをすると、ピカチュウとニャローテとミブリムは、顔を赤くしながらシンヤとリコを見ていたが、テラパゴスは不思議そうにシンヤとリコを見ていた。そして、キスを催促してきたリコにシンヤがもう一度キスをしようと唇を近づけていき、あと数センチでもう一度シンヤとリコの唇が重なり合おうとした時…

 

 

 ルッカ「シンヤ君!リコはまだ…あら?」

 

 リコ「あっ!お母さん!///」

 

 シンヤ「えっ?…あっ!ルッカ先生!」

 

 ルッカ「2人とも、朝からラブラブね。どうぞ、続けていいわよ。娘のキスするところなんて中々見られない…」

 

 リコ「私、朝ご飯食べてくるから!シンヤはここで待ってて!///」ダッ!

 

 シンヤ「あっ、リコ…」

 

 

 シンヤとリコの唇が重なり合おうとした時、扉が開いていたリコの部屋の前にルッカがやってきた。ルッカは距離が近いシンヤとリコを見ると、シンヤとリコがキスをしようとしていたのを察したようで、シンヤとリコに続きをしていいと伝えた。すると、リコの顔がいっきに真っ赤になり、リコは誤魔化すように言い訳をすると、急いで階段を降りて下へと逃げていった。

 

 

 ルッカ「惜しいわね。あとちょっとここに来るのが遅かったら、シンヤ君とリコのキスする現場を見られたのに!」

 

 シンヤ「いや、その…ルッカ先生、すいません」

 

 ルッカ「別に謝らなくていいのよ。……っで、どっちからキスしようて言い出したのw?」

 

 シンヤ「…リコからですけど」

 

 ルッカ「2人はキスするのは初めて?」

 

 シンヤ「いえ、前にダイアナさんが船を降りた時の夜に初めてキスをして、それからたまにキスをするようになりましたけど」

 

 ルッカ「その時は、シンヤ君からキスを?」

 

 シンヤ「いえ、その時もリコからしたいと言われました」

 

 ルッカ「あの子、かなり大胆に変わったわね。シンヤ君のおかげね。ありがとう!」

 

 シンヤ「リコが変わったのは、フリードたちのおかげでもあると思いますよ」…(でも、2回目のキスができなかったのは、ちょっと惜しかったよな)

 

 

 それからしばらくすると、朝食を食べたリコが自分の部屋にやってきて、テラパゴスを小さい鞄の中に入れてオレンジアカデミーに行く準備を終えると、シンヤとルッカと一緒に外に出た。すると、アレックスが行ってらっしゃいと声をかけたので、リコたちは『行ってきます』とアレックスに返事を返すと前に向かって歩き出した。

 

 

 分かれ道

 

 

 ルッカ「じゃあ、私はこっちだから。リコ、頑張ってね」

 

 リコ「うん!お母さんも頑張って」

 

 ルッカ「シンヤ君とピカチュウも、リコをよろしくね」

 

 シンヤ「はい!じゃあまた」

 

 ピカチュウ「ピッカッ!」

 

 ルッカ「2人とも、またキスをして、友達との待ち合わせの時間に遅れないようにねw」

 

 リコ「ッ⁉︎///もぉ〜〜っ!お母さん!///」

 

 シンヤ「アハハハッ」

 

 

 ルッカはリコとシンヤを揶揄うと、道を真っ直ぐ歩いていき、オレンジアカデミーに向かうシンヤたちは右の道に進んでいった。しばらく歩き続けると、シンヤはモンスターボールの中からミライドンを出し、リコとニャローテを乗せてオレンジアカデミーへと向かった。本来ならミライドンを出す必要はなかったが、リコとキスをしていて時間を食ってしまったので、このままではロイたちとの待ち合わせの時間に遅れる可能性もあった。そのため、シンヤはミライドンを出したのだ。

 

 

 テーブルシティ

 

 

 シンヤ「なんとか待ち合わせの時間に間に合ったな」

 

 ピカチュウ「ピィカッ!」

 

 リコ「え〜と、ロイとドットは?」

 

 

 ロイ「お〜い!シンヤ!リコ!おはよう!」

 

 ホゲータ「ホンゲェェ!」

 

 

 シンヤとリコは門を通ってテーブルシティにやってくると、スマホロトムの地図アプリを開き、ロイたちと決めた待ち合わせ場所に向かっていた。すると、どこかからロイとホゲータの声が聞こえてきたので、声が聞こえてきた方に顔を向けると、そこにはオレンジアカデミーの制服を着たロイとドットが立っており、ロイとドットの足元には、それぞれの相棒ポケモンであるホゲータとクワッスがいて、ロイとホゲータとクワッスは元気に手を振っていた。

 

 

 リコ「ロイ!ドット!おはよう!」

 

 ドット「おはよう」

 

 クワッス「クワッス!」

 

 シンヤ「おっ!2人とも、オレンジアカデミーの制服を着てるじゃん!」

 

 ロイ「うん!フリードたちが用意してくれたんだ!」

 

 ドット「こんなの窮屈だし、期間限定の研修を受けるだけなのに、なんでわざわざ制服を着る必要が…」

 

 リコ「ドット!すっごく似合ってるよ!」

 

 ドット「そ、そうかな///」

 

 

 ドットが小声で不満を漏らすと、リコはドットに近づき、オレンジアカデミーの制服が似合っていると伝えた。リコにそう言われると、ドットは頬が少し赤くなってしまい、リコから視線を逸らした。

 

 

 ロイ「リコの服はセキエイ学園の制服なんだ!かっこいい!」

 

 リコ「エヘヘ、久しぶりに着ちゃった」

 

 スッ(鞄からテラパゴスが顔を出す)

 

 テラパゴス「パァァゴッ!」

 

 ロイ「うわぁ!テラパゴス、鞄に入ってたの⁉︎」

 

 リコ「うん。これなら、テラパゴスが目立たないかなって」

 

 ドット「そうだね。テラパゴスは珍しいポケモンだから、鞄に隠すのはいいアイデアかも」

 

 

 今テラパゴスが入っている鞄は、リコがオレンジアカデミーに体験入学する少し前にアレックスが改良してくれた鞄で、テラパゴスが前足と後ろ足を出せるよう、鞄の底に4つの穴が空けられているから、テラパゴスが自由に歩けるようになっていた。

 

 

 シンヤ「お喋りは終わりにして、そろそろ行くぞ」

 

 

 テラスタル研修を受ける前に、先にオレンジアカデミーの校長室にいる《クラベル》に挨拶をしに行かなければならないので、リコたちはお喋りをやめると、オレンジアカデミー名物の『地獄の階段』を登り始めた。しかし、スタミナのないドットが早くも息切れを起こしたので、シンヤたちは数分後に階段を登り切った。

 

 

 ドット「ハァハァ、疲れた」

 

 シンヤ「そうか?いつも冒険して歩いてるから、そんなに疲れるほどでもないだろ」

 

 リコ「ドット、大丈夫?」

 

 ロイ「ねぇ、せっかくフリードたちが制服を用意してくれたんだしさ、オレンジアカデミーの前で、みんなで写真を撮ろうよ!」

 

 ドット「えっ!シンヤは制服着てないんだし、別にいいだろ」

 

 リコ「え〜!ロイとドットがせっかく制服を着てるんだから、写真を撮ろうよ!ロイやドットが制服を着るなんて中々ないし…」

 

 ドット「わ、分かったよ」

 

 オレンジアカデミーの目の前にやってくると、ロイが写真を撮ろうと言い出したので、シンヤたちはオレンジアカデミーをバックにして、ピカチュウたちも一緒に写っている一枚の写真を撮った。

 

 カシャ(カメラを撮る音)

 

 ロイ「いい感じに撮れたよ!」

 リコ「見せて!」

 

 ドット「…早く行こうよ」

 リコ「じゃあ…」

 ロイ「レッツ、ゴー!」

 

 ニャローテ「ニャァッ!」

 ホゲータ「ホゲェ!」

 クワッス「クワッ!」

 

 リコ・ロイ「「オレンジアカデミー!」」

 

 シンヤ「ノリノリだな。2人とも」

 ピカチュウ「ピッカッ!」

 

 ついにオレンジアカデミーにやってきたシンヤたち。リコ、ロイ、ドットの3人は、テラスタル研修を受けるため、まず最初に、オレンジアカデミーの校長《クラベル》のいる校長室に挨拶に向かう。道はシンヤが知っているとのことなので、リコたちはシンヤの後についていった。

 

 オレンジアカデミー・校長室の前

 

 シンヤ「ここだ」

 

 コンコンッ(扉をノックする)

      

 ???『はい。どなたですか?』

 

 シンヤ「シンヤです!入っても構いませんか?」

 

 ???『おおっ!シンヤさん!どうぞ入ってください!』

 

 ガラガラ(扉を開ける)

 

 シンヤ「失礼します」

 

 シンヤが扉をノックして、校長室の中にいる人に入室の許可をもらうと、シンヤたちは校長室の中に入った。校長室の中には、オレンジ色のスーツを着た、メガネをかけている白髪のご老人と、威風堂々とした佇まいをしている、かなりボリュームのある特徴的な髪型をした、褐色肌の女性が立っていた。

 

 オレンジアカデミー・校長室

 

 ???「お久しぶりですね。シンヤさん。ピカチュウ」

 

 シンヤ「お久しぶりです。《オモダカ》さん」

 

 ピカチュウ「ピカビィーカ!」

 

 リコ「えっ!オモダカさんって、前にネモさんが言ってた…」

 

 シンヤ「そう。このパルデア地方のチャンピオンでもあり、パルデア地方でポケモンジムを運営している…」

 

 オモダカ「理事長のオモダカです。よろしくお願いします」

 

 クラベル「そして、私がオレンジアカデミー校長の《クラベル》です。よろしくお願いします」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「よろしくお願いします!」」」

 

 校長室の中に立っていたのは、このオレンジアカデミー校長のクラベルと、このパルデア地方のチャンピオンのオモダカだった。リコたちがクラベルたちに挨拶を終えると、クラベルとオモダカは、早速テラスタル研修の説明をするために、テレビをつけてビデオを見せてくれた。

 

 ピッ(テレビをつける)

 

 クラベル「テラスタル研修。それは、我が校のバトル学の1つで、テラスタル専門の特別カリキュラムのことです。パルデア地方特有の現象…テラスタルを修得するため、各地方からも研修を受けにくるトレーナーがいるのです」

 

 オモダカ「テラスタルとは、テラスタルオーブと呼ばれる特別なアイテムを使うことで、ポケモンが宝石のように光り輝く現象のことです。ポケモンがテラスタルする原因は、パルデア地方の地中から出現する、テラスタルエネルギーという結晶石が、関係していると言われています」

 

 リコ「これ、家の近くでも見たことあります!」

 

 オモダカ「ですが。まだ詳しいことは分かっていないのです。そこで、各地方のポケモン博士たちが協力して、その謎を研究しています」

 

 ドット「なるほど。興味深い」

 

 オモダカ「そして、そのテラスタルという現象を、トレーナーが自分のポケモンに発現させるために必要なのが…」

 

 クラベル「この、テラスタルオーブなのです」

 

 スチャ(3つのテラスタルオーブ)

 

 オモダカ「ただ、このテラスタルオーブは、このオレンジアカデミーで認められた、ポケモントレーナーだけが、持つことを許されるのです。研修を受けている間、このテラスタルオーブをあなたたち3人に預けます。大切に扱ってくださいね」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「はい!」」」

 

 リコ、ロイ、ドットの3人は、クラベルが用意してくれた、トレーの上に置いてあるテラスタルオーブを1人ずつ受け取ると、目を輝かせながらテラスタルオーブを見ていた。

 

 リコ「わぁ!」

 

 ロイ「このテラスタルオーブがあれば、ポケモンをテラスタルさせられるんだ」

 

 クラベル「そうだ。1つ聞かせてもらってもいいですか?」

 

 ロイ「えっ?」

 

 リコ「何ですか?」

 

 クラベル「あなたたちは、何故テラスタルの力を必要としているのですか?」

 

 ロイ「僕は…もう一度出会って、必ずゲットしたいポケモンがいるんです!」

 

 リコ「私は…ニャローテたちと一緒に、どうしても行きたい場所があるんです」

 

 ドット「僕は…知りたいんです。この世界の謎や、ポケモンたちの謎、その全てを」

 

 クラベル「なるほど。…では、これから研修のカリキュラムを説明します。内容はシンプル。まずは今日一日だけ、このオレンジアカデミーで、テラスタルの知識を学んでもらいます。その後、このパルデア地方を冒険して、ジムリーダーたちとバトルしてもらいます」

 

 リコ「ジムリーダーの人たちと!」

 

 シンヤ「テラスタル研修は、ジムリーダーとのバトルだったんですか?」

 

 クラベル「ええ。詳しいことは、授業をする先生が教えてくれるので、これから教室に向かってください。案内してくれるのは、生徒会長の…」

 

 コンコンッ(扉をノックする)

      

 クラベル「ん?」

 

 ???「失礼します!」

 

 ガラガラ(扉を開ける)

 

 どうやらテラスタル研修のカリキュラムは、パルデア地方を巡り、パルデア地方のジムリーダーたちとバトルすることだったようだ。だが、シンヤはそれがいいのかもと思っていた。リコとロイのレベルは確実に上がってきているし、ドットはあまり実戦でバトルをしたことがない。自分もそうだったように、ジムリーダーとの実戦のバトルでは学べるものも多い。バッジを賭けたジム戦ならまだしも、テラスタル研修のバトルなら、リコたちのレベルアップにも繋がると考えていた。それにシンヤは、以前このパルデア地方を冒険し、ジムリーダーたちと会ったこともあるので、街までの案内はもちろんのこと、ジムリーダーたちの対策をアドバイスしたりすることができる。そして、これから教室に向かうリコたちを案内してくれる、1人の人物が校長室にやってきた。その人物は、シンヤたちも知っているオレンジアカデミーの生徒で、てあてポケモンの《パーモット》と一緒に、校長室に入ってきた。

 

 シンヤ「《ネモ》!」

 

 ネモ「あっ…シンヤ!リコ!ロイ!」

 

 リコ「ネモさん。お久しぶりです!」

 

 ネモ「久しぶり!…ニャオハ、ニャローテに進化したんだ!ちゃんと実ってるみたいだね!」

 

 シンヤ「ネモのパモットも進化したのか」

 

 ネモ「うん。進化して《パーモット》になったの」

 

 クラベル「おや?リコさんたちは、ネモさんとお知り合いだったんですか?」

 

 リコ「はい。以前ボウルタウンでお世話になりました」

 

 シンヤ「後、オリーヴァのいる森に案内してもらったり」

 

 ドット「ネモ……チャンピオンランクの……本物だ」

 

 ズイッ(顔を近づける)

 

 ネモ「君とは初めましてだね。よろしくね!」

 

 ドット「あっ、よろしくお願いします」

 

 ネモ「ねぇシンヤ、約束覚えてるよね。今度会ったらバトルするって!」

 

 シンヤ「ああ、忘れてないぜ」

 

 ネモ「よし!じゃあ早速…」

 

 ゴホン(咳払い)

 

 ネモ「ぁっ…」

 

 クラベル「ネモさん。バトルもいいのですが、あなたには我が校の生徒会長として、皆さんに学校の案内をお願いしたのですが」

 

 ネモ「ガクッ!は〜い…」

 

 リコ・ロイ「「アハハ…」」

 

 久しぶりの再会に喜ぶネモとシンヤたち。そして、ネモは会って早々、シンヤにポケモンバトルをやろうと言ってきたが、クラベルにリコたちの学校の案内をしてほしいと頼まれると、肩を落として項垂れてしまう。そして、シンヤたちが校長室を出ようとした時、オモダカがシンヤに頼みごとをしてきた。

 

 オモダカ「シンヤさん。実は、あなたにお願いがあるのですが」

 

 シンヤ「お願い?何ですか?」

 

 クラベル「シンヤさんは、《スグリ》さんと、《ゼイユ》さんという人たちをご存知ですよね?」

 

 シンヤ「えっ?あ、はい。前に林間学校のメンバーに俺が選ばれて行った時、《キタカミの里》で知り合いましたけど。2人がどうかしたんですか?」

 

 オモダカ「実は近々、オレンジアカデミーの姉妹校である《ブルーベリー学園》から、その2人がやってくるので、その2人と一緒に、《パルデアの大穴》の中を調査してきてほしいのです」

 

 シンヤ「スグリたちと調査ですか⁉︎」

 

 ピカチュウ「ピカッ⁉︎」

 

 クラベル「私の昔の知り合いでもある、ブルーベリー学園の校長《シアノ》さんから聞いた話なんですが、そのブルーベリー学園のチャンピオンが、新しくスグリさんになったらしいのです」

 

 シンヤ(……あのスグリが……チャンピオンに…)

 

 オモダカ「引き受けてもらえますか?」

 

 シンヤ「……いいですよ。俺もパルデアの大穴に入る予定がありましたから。2人が来るのはいつですか?」

 

 クラベル「まだ正確には分かってませんので、2人がオレンジアカデミーに来ることが分かったら、こちらから連絡します。パルデアの大穴の中には、私と理事長も行くので」

 

 シンヤ「分かりました」

 

 オモダカの頼みというのは、シンヤにパルデアの大穴の中を調査してきてほしいというものだった。そして、以前シンヤがキタカミの里に行った時に知り合った、《スグリ》と《ゼイユ》という人物が、オレンジアカデミーの姉妹校のブルーベリー学園から来るとのことで、その2人と一緒に、パルデアの大穴の中に行ってくれと頼まれた。シンヤには話の内容が分かっているのだが、リコとロイとドットの3人は、話の内容が分からずポカンとしていた。すると…

 

 ダッダッダッ!(廊下を走る音)

 

 ???「シンヤ〜〜!パルデアに来てるってマジか!」

 

 ???「ちょっ、声がでかい!後、廊下を走るな!」

 

 ???「お前だって走ってるじゃん!」

 

 

 シンヤ「この声って、もしかして!」

 

 ピカチュウ「ピッカッ!」

 

 シンヤとオモダカが話をしていると、廊下から校長室に向かって走ってくる、2つの足音が聞こえてきた。シンヤとピカチュウはそれが誰か分かっているようだが、リコたちがキョトンとした顔をして声の聞こえる方を見ていると、いきなり校長室の扉を開けて、2人の男女が入ってきた。男の子の方は、オレンジアカデミーの制服を着ていて、メッシュの入ったブロンドの長髪に、右目は前髪に隠れていて、大きなリュックを背負っていた。女の子の方は、前髪から後ろ髪にかけての一部が赤く、それ以外の部分が水色という特徴的な色のショートヘアで、丸眼鏡をかけていて、服装は制服ではなく、黒のパーカーに、中のホットパンツが見えるほど薄いチュールスカートを履き、プラスとマイナスの模様が描かれたタイツを着用していた。

 

 シンヤ「《ペパー》!《ボタン》!」

 

 ペパー「シンヤ!ピカチュウ!久しぶりちゃん!」

 

 リコ(ペパーさんって、確か前にシンヤとフリードが言ってた…)

 

 ボタン「シンヤ、ピカチュウ、久しぶり…」

 

 シンヤ「ああ、久しぶりだな」

 

 ピカチュウ「ピッカッ!」

 

 クラベル「ペパーさん、ボタンさん、廊下を走るのは校則違反ですよ。それに、許可もなく校長室を開けてはいけません」

     

 ペパー「すいません!シンヤが来てるって聞いたから」

 

 ボタン「…ごめんなさい」

 

 リコ「あの、この2人は?」

 

 クラベル「我が校の生徒です。ペパーさん、ボタンさん、皆さんに挨拶を」

 

 ペパー「はい!俺はペパー!シンヤの1番のダチだ!よろしくな!」

 

 ロイ「えっ?あっ、うん」

 

 ボタン「ハァ…うちはボタン。シンヤの友達。よろしく」

 

 リコ「あ、はい」

 

 ドット「よ、よろしく」

 

 校長室に入ってきたのは、ペパー、ボタンという、オレンジアカデミーの生徒で、以前シンヤがパルデア地方に来た時に知り合った、シンヤの友達だった。ペパーたちがリコたちに挨拶をすると、ペパーとボタンはシンヤに話しかけた。

 

 ペパー「シンヤ、久しぶりだな!元気にしてたか?」

 

 シンヤ「もちろん。ペパーとボタンも元気そうでよかったよ」

 

 ボタン「ネモから聞いたんだけど、シンヤとピカチュウ、前にパルデアに来てたんだね」

 

 シンヤ「ああ、ちょっと用事があってな。あっ、そうだ!紹介するよ。俺が今一緒に旅をしてる。俺の友達の…」

 

 リコ「リコです!」

 ロイ「僕はロイ!」

 ドット「ドット」

 

 ペパー「そっか!シンヤのダチか!よろしくな!」

 

 ボタン「…よろしく」

 

 ゴホン(咳払い)

 

 クラベル「皆さんが仲良くするのは、私たちとしても、とても嬉しいのですが、これから授業が始まってしまうので、とりあえずネモさんは、リコさんたちに学校の案内をお願いします」

 

 ネモ「はい!」

 

 ペパー「シンヤ、当分はパルデアにいるんだよな?」

 

 シンヤ「リコたちがテラスタル研修を受けている間はな」

 

 ペパー「分かった!じゃあまたな」

 

 ボタン「じゃあまた」

 

 シンヤ「おう。またな」

 ピカチュウ「ピッカッ!」

 

 それからリコたちは、ネモの案内でオレンジアカデミーを見て回っていた。他の教室を見て回ったり、オレンジアカデミーの生徒たちがお昼を食べたり買ったりする、《購買部》や《学生食堂》など。そして、パルデアを始めとする、様々な地方から集められた本や資料がずらりと並べられている、《エントランスホール》と呼ばれる場所を見て回った。リコとロイとドットの3人は、初めて見る校舎内の光景に目を輝かせていた。

 

 オレンジアカデミー・廊下

 

 ネモ「オレンジアカデミーは、世界でも有数の歴史ある学校で、ポケモントレーナーに必要なことが学べるところなんだ」

 

 リコ「人もポケモンたちもいっぱいいて、みんなとても楽しそう!」

 

 シンヤ「んっ?あの人は…」

 

 ネモ「あっ、ハッサク先生!」

 

 ハッサク「おぉ、ネモさん、シンヤさん、それにピカチュウも」

 

 シンヤ「お久しぶりです。ハッサクさん」

 

 ピカチュウ「ピカビィーカ!」

 

 ハッサク「そちらの3人は、テラスタル研修を受けに来た、受講生の方々ですね。初めまして、当校で美術を担当しております。ハッサクといいます」

 チリ「まいど〜!チリちゃんやで〜!久しぶりやな〜!シンヤ〜、ピカチュウ〜」

 

 ハッサク「またあなたは、ふざけた態度で自己紹介と挨拶を…」

 

 ロイ「シンヤ、知ってる人なの?」

 

 シンヤ「このパルデア地方の四天王の2人で、《ハッサク》さんと《チリ》さんだよ」

 

 リコ・ロイ「「えっ!」」

 

 ドット「知らなかったのかよ」

 

 廊下でシンヤたちに挨拶してきた人たちは、このパルデア地方の四天王の2人で、後ろ髪を結んだ金髪のワンレングスヘアが特徴的で、緑色のスーツと赤いネクタイを着用していてる年配の男性は《ハッサク》といって、オレンジアカデミーで美術を担当している先生でもあり、《ドラゴンタイプ》の使い手だ。もう1人の方はかなり若い人で、右側の髪の一部が大きく曲がった特殊なツーブロックの緑髪が特徴的で、後髪はうなじ辺りで結んでアンダーポニーテールにしていて、スーツを着用し、両耳にピアスを付け、男性のような格好と容姿している長身の女性は《チリ》といって、ポケモンリーグの面接官も務めている、《じめんタイプ》の使い手だ。

 

 チリ「ん?…フッ、その制服、セキエイ学園のやんな?」

 

 リコ「えっ!あっ…はい!初めまして!リコです!」

 

 チリ「将来ポケモンリーグで優勝しそうな、優秀なトレーナーばかりが集まっとるって噂やで」

 

 リコ「そんな!私なんて、まだまだです!」

 

 チリ「なんにしても自分、いわばセキエイ学園の代表ってことやで、きばりや!」

 

 リコ「は、はい!頑張ります!」

 

 ネモ「盛り上がってきたね!そんな時にやることは1つ!バトルだよシンヤ!」

 

 シンヤ「えっ!」

 

 カーンカーン(チャイムの音)

 

 ハッサク「皆さん。授業が始まるので、早く教室に向かってください」

 

 ネモ「ガクッ。またお預け…」

 

 チリにセキエイ学園代表と言われて、リコはチリに頑張りますと伝えた。そして、ネモがシンヤにポケモンバトルを挑むと、そのタイミングでチャイムが鳴ったので、バトルはまたお預けとなり、シンヤたちは1ーAという教室に向かった。シンヤたちが教室で待っていると、1人の女性がつっぱりポケモンの《ハリテヤマ》と一緒に教室に入ってきた。その女性は黒いジャージを着ていて、髪を後ろに結んでおり、額には✖︎の傷があり、金ピカのグローブとスニーカーを着用していて、スポーティーな印象を与える、ぱっちりとした瞳が特徴の美人な先生だった。

 

 1ーAの教室

 

 キハダ「押忍!私がオレンジアカデミーで、バトル学を担当している、キハダだ」

 

 ハリテヤマ「ハリ!」

 

 キハダ「それじゃあ、早速テラスタル研修の説明をするぞ!」

 

 ドンッ(教卓に手を置く音)

 

 キハダ「まずは、全員グラウンドに集合だ!」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「えっ⁉︎」」」

 

 シンヤ(…やっぱり)

 

 バトル学のキハダから、テラスタル研修の説明をされるかと思ったら、いきなり全員グラウンドに集合と言われたので、シンヤたちはグラウンドに向かった。リコたちは体育座りをしてキハダの話を聞いていたが、シンヤはリコたちから少し離れた場所で座っていた。

 

 オレンジアカデミー・グラウンド

 

 キハダ「では、エクササイズをしながら、具体的な研修の内容の説明をする」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「えっ⁉︎」」」

 

 キハダ「1!2!3!私に続いて!」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「1!2!3!」」」

 

 キハダの提案で、エクササイズ…突っ張りをしながら、テラスタル研修の説明を受けることになったリコたち。ロイは楽しそうに突っ張りをしていたが、リコとドットの2人は、かなりキツそうな顔をしていた。シンヤとピカチュウは、少し離れた場所からリコたちを見守っていた。キハダから、一緒にエクササイズをやらないかと誘われたが、見てるだけでいいですと返事を返し、シンヤとピカチュウはエクササイズから逃げた。何故シンヤとピカチュウが逃げたのかと言うと、以前これをやったことがあるからだった。

 

 キハダ「研修は、それぞれがジムリーダーの元で、基礎と応用、2度のテストを受けてもらう。さぁ、筋肉で覚えよう!1!2!1!2!」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「1!2!1!2!」」」

 

 ロイ「やった!2回もジムリーダーとバトルできるんだ」

 

 キハダ「トレーナーとポケモンが、テラスタルの力を正しく使えるか、テラスタルオーブを持つのに相応しいトレーナーなのかを、研修中はテストさせてもらう。さぁ、元気に!」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「1!2!1!2!」」」

 

 ドット「ハァ、1、2」

 

 キハダ「押忍!続いて、研修を受ける上で、大切なルールを教えておく。1!2!続けて!」

 

 リコ「はい!」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「1!2!1!2!」」」

 

 キハダ「研修中は、生徒同士のテラスタルを使ったバトルは禁止。ジムリーダーとのバトルでだけ、使うことが許される!」

 

 リコ「はい!1!2!1!2!」

 

 キハダ「それぞれ、君たちの相手をするジムリーダーは、君たちの適性を見て、学校から選ばれる」

 

 リコ・ロイ「「はい!1!2!1!2!」

 

 ドット「ハァ、ハァ」

 

 キハダ「まずは基礎テストを受け、君たちの相手をする、担当のジムリーダーとバトルして、合格をもらうこと!覚えたかな?」

 

 リコ・ロイ「「はい!」」

 

 キハダ「よし!では、エクササイズと、研修の説明は終わりだ!」

 

 ハリテヤマ「ハリ!」

 

 ロイ「押忍!」

 リコ「はい…」

 ドット「はぁ…」

 

 シンヤ(キツイよな、このエクササイズ。リコ、ドット、分かるぞ。その気持ち…)

 

 ???「あっ、やっぱりここでしたか。キハダ先生」

 

 エクササイズと研修の説明が終わると、リコとドットはその場に膝をついて倒れてしまう。突っ張りをしながら研修の説明を聞いていたので無理もなかった。ロイはまだまだ余裕という感じがあった。すると、グラウンドに1人の男性がやってきた。その男性は、癖のついた紫色の髪に、ポケットいっぱいに本を詰めた白衣を着て、中には紫色のよれよれの服を着ていて、靴はサンダルを履き、六角形の眼鏡をかけていた。

 

 ???「教室にいないから、あっちこっち探しましたよ」

 

 キハダ「すまん。じっとしてるのは、私の性分に合わなくてな」

 

 シンヤ「《ジニア》先生!」

 

 ピカチュウ「ピィーカ!」

 

 ジニア「シンヤ君、ピカチュウ、久しぶりですね。それと、研修生の皆さん。初めまして、生物学を担当をしている《ジニア》です」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「初めまして!」」」

 

 ジニア「テラスタル研修を受けるために、必要なカリキュラムの情報を纏めたので、皆さんのスマホロトムに送りますね」

 

 ピロロ〜ン(ジニアからアプリが送られてくる)

 

 グラウンドに歩いてきた男性は《ジニア》といって、オレンジアカデミーで生物学を担当している先生だった。ジニアはリコたちに挨拶をすると、テラスタル研修を受けるリコたち3人に、カリキュラムに必要な情報を全て纏めたアプリを、リコたちのスマホロトムに送ってくれた。

 

 ジニア「道中、野生のポケモンたちと、積極的に交流してくださいね。後でレポートを提出してもらいますので、ポケモンを写真で撮ったり、動画での記録を忘れずにお願いします。ファイトですよ〜」

 

 キハダ「押忍!アプリをタッチして、自分たちの担当ジムリーダーの相手を確認してみろ」

 

 ジニアはアプリをリコたちに送り、後でレポートを提出してもらうと説明すると、扉を開けて中に戻って行った。そしてリコたちは、ジニアから送られてきたアプリをタッチして、それぞれの担当ジムリーダーの相手を確認する。

 

 リコ「私は《カエデ》さんっていう、《セルクルタウン》のジムリーダー。どんな人だろう?」

 

 ロイ「僕は《ボウルタウン》。ってことは《コルサ》さんだ!」

 

 リコ「ドットは誰?」

 

 ドット「…ハッコウシティ」

 

 リコ「えっ…じゃあ、相手は《ナンジャモ》さん⁉︎」

 

 ドット「……姉さんが相手かよ」

 

 シンヤ(ロイの相手はコルサさん、ってことは前回のリベンジになるな。ドットはナンジャモだから、知り合い対決。……いや、姉妹バトルか。リコの相手はカエデさんか…相性が悪いな。……でも、3人のレベルや適正を考えれば、確かに担当相手のバランスがいい。学校側もそのことをちゃんと考えて、対戦相手を決めてるな)

 

 キハダ「押忍!これで授業は終了だ。後は、担当ジムリーダーに会って、合格をもらうこと。それでは、教室に戻るぞ!」

  

 リコ・ロイ・ドット「「「はい!」」」

 

 ???「リコ⁉︎嘘⁉︎何でオレンジアカデミーに⁉︎」

 

 リコたちが担当ジムリーダーを確認し、キハダの授業が終わると、シンヤたちが教室に戻ろうとした。すると、リコに声をかけてきた1人の女の子がいた。その女の子は、八重歯とルーズソックス、個性的なお団子頭が特徴的で、リコとシンヤも知っている子だった。

 

 リコ「《アン》⁉︎」

 

 アン「久しぶり!でもどうしてここに?」

 

 シンヤ「よっ、アン!」

 

 アン「シンヤまで!」

 

 キハダ・ロイ・ドット「「「?」」」

 

 リコに声をかけてきたのは、リコがセキエイ学園に入学した時に出会って、セキエイ学園でリコの最初に友達になったクラスメイトでもあり、ルームメイトでもある《アン》だった。久しぶりの再会を喜ぶリコとアン。そして、グラウンドのガーデンベンチに座ると、アンから話を聞くシンヤたち。シンヤたちが話をしていると、みんなの相棒ポケモンたちは、グラウンドを走って遊んでいた。

 

 グラウンドのベンチ

 

 アン「私ね。テラスタルを習得するために、テラスタル研修を受けに来たの」

 

 リコ「そうだったんだ。私も友達と一緒に、テラスタル研修を受けに来たの。ロイ、ドット、紹介するね。私のルームメイトのアン」

 

 ロイ「僕はロイ。リコからいつも話は聞いてるよ」

 

 ドット「ドット、よろしく」

 

 アン「よろしく!リコのズッ友こと、セキエイ学園から来たアンだよ」

 

 シンヤ「顔を合わせるのは、これが初めてだな。俺はシンヤ。改めてよろしくな。コイツはピカチュウ」

 

 ピカチュウ「ピカピィーカ!」

 

 アン「うん!改めてよろしく!」…『それより、リコ。どこまで進んだの?」

 

 リコ『えっ?どこまでって?」

 

 アン『シンヤとどこまで進んだの?2人とも付き合ってるんでしょ?キスしたりするぐらいはしてるんじゃないの〜』

 

 リコ「///ひ、秘密!アンでも、それだけは絶対に秘密!」

 

 アン(顔が赤いから、誤魔化しになってないんだけど。そういう反応は変わらないな)…「そっか。してるんだね」

 

 リコ「えぇっ⁉︎何でバレてるの⁉︎///」

 

 シンヤ(顔を赤くして慌てふためいてれば、そりゃバレるって)

 

 アンがパルデア地方に来たのは、リコたちと同じで、テラスタルを習得するために、オレンジアカデミーにテラスタル研修を受けに来たらしい。そして、アンは久しぶりにリコと再会すると、シンヤとどこまで関係が進んでるのかとリコに聞いてきた。リコは顔を赤くして誤魔化すが、その反応が答えになっていて、もはや隠しきれていなかった。シンヤとキスしたことがアンにバレると、リコは更に顔を赤くしていくが、ポケモンたちの遊ぶ声が聞こえてきて、リコはポケモンたちに目を向けた。

 

 リコ「ミジュマル。進化して《フタチマル》になったんだね」

 

 アン「うん。リコのニャオハも進化して、《ニャローテ》になったんだ」

 

 リコ「離れていても、お互いに成長したんだね」

 

 アン「うん!そうだ!ねぇリコ、ポケモンバトルをやろうよ!」

 

 リコ「ポケモンバトル?」

 

 アン「うん!お互いの相棒が進化したんだし、お互いの成長を試そうよ!」

 

 リコ「うん!やろう!ポケモンバトル!」

 

 アンの提案で、リコはアンとポケモンバトルをすることになった。リコはニャローテ、アンはフタチマル、1対1のポケモンバトル。そして、リコたちはポケモンバトルをするため、グラウンドにあるバトルフィールドに移動した。バトルの審判はキハダがすることになり、シンヤたちは少し離れた場所から、リコとアンのバトルを見学することになった。

 

 オレンジアカデミー・グラウンドのバトルフィールド

 

 キハダ「互いの再会を祝したバトル。2人とも、準備はいいか?」

 

 リコ・アン「「はい!」」

 

 キハダ「では、両者ポケモンを!」

 

 アン「フタチマル」

 フタチマル「フタチッ!」

 

 リコ「ニャローテ」

 ニャローテ「ニャーロッ!」

 

 リコ(思い出すな。シンヤと出会って、まだトレーナーになったばかりの頃。私とニャオハが、アンとミジュマルとバトルした時のことを。あれからそんなに時間は経ってないのに、もうずっと昔のことみたい)

 

 ロイ「リコ!アン!頑張れ!」

 

 シンヤ(アンと最初にバトルした時、負けたとはリコから聞いていたけど。今日まで旅をしてきたリコは、かなり成長している筈だ。リコ、全力でぶつかれ!)

 

 キハダ「友達同士、熱いポケモンバトルに胸踊らせてくれ!それでは、バトル、スタート!」

 

 リコ「ニャローテ!「マジカルリーフ!」」

 

 ニャローテ「ニャァーーッ!」

 

 アン「フタチマル!「みずのはどう!」」

 

 フタチマル「フーチィーーッ!」

 

 バァァァァァン!

 

 キハダの合図でバトルが始まると、最初に攻撃を仕掛けたのは、リコとニャローテだった。ニャローテが「マジカルリーフ」を放つと、フタチマルは「みずのはどう」を放ち、技がバトルフィールドの中央でぶつかり合うと、互いの技は相殺されて消し飛んだ。すると、シンヤたち以外にリコとアンのバトルを見ているギャラリーが盛り上がり、リコとアンのバトルを応援していた。

 

 アン「やるじゃんリコ!」

 

 リコ「アンこそ!」

 

 アン「フタチマル!連続で「シェルブレード!」」

 

 フタチマル「フーーウッ!」

 

 リコ「ニャローテかわして!」

 

 ニャローテ「ニャーアッ!」

 

 リコ「スピードなら、こっちだって負けない!ニャローテ!「でんこうせっか!」」

 

 ニャローテ「ニャァ、ニャ、ニャ」

 

 アン「フタチマル!ホタチをニャローテに投げて!」

 

 フタチマル「ホォォチッ!ホッチ!」

 

 ドォォォォン!

 

 フタチマル「タチッ⁉︎」

 

 リコ「よし!決まった!」

 

 ダァァァン!

 

 ニャローテ「ニャアッ⁉︎」

 

 リコ「ニャローテ!」

 

 アンがフタチマルに「シェルブレード」の指示を出すと、フタチマルが「シェルブレード」を発動し、ニャローテに向かって攻撃してくるが、ニャローテは素早さを利用し、なんとか「シェルブレード」をかわしていく。そして、リコが「でんこうせっか」の指示を出すと、ニャローテはフタチマルに向かって走って行った。フタチマルはホタチをニャローテに投げ飛ばすが、ニャローテはそれをうまくかわしていき、フタチマルに攻撃を当てる。しかしその瞬間、さっきフタチマルが投げたホタテの1つが空中で回転しながら、ニャローテの背中めがけて直撃した。

 

 アン「今だ!フタチマル!「つばめがえし!」」

 

 フタチマル「フゥゥーーチッ!」

 

 ダンダン!ダァーン!

 

 リコ「ニャローテ!」

 

 ニャローテ「ニャーーア⁉︎」

 

 

 ???『あら〜、ニャローテには「つばめがえし」は効果抜群だよ』

 

 背中にホタチが直撃したことで、ニャローテは体勢を崩してしまう。その隙を見逃さず、アンはフタチマルに「つばめがえし」の指示を出す。そして、フタチマルは「つばめがえし」を発動して、ニャローテを攻撃していき、最後に強烈な右ストレートをかました。すると、リコとアンのバトルを見ていて、感想を呟く1人の子がいた。その女の子は、幼稚園児かと思われるくらい身長が低く、ぱっちり開いた目と赤丸ほっぺを強調し、髪型は黒髪のボブで、前髪を切り揃えている《ポピー》という幼い女の子だった。その女の子の後ろには、さっきシンヤたちが会った、ボタン、チリ、ハッサク、そして、黒のスーツを着ている、サラリーマンに見える男性がいた。その男性は《アオキ》といって、パルデア地方《チャンプルタウン》のジムリーダーで、《ノーマルタイプ》の使い手でもあり、ハッサクやチリ同様、四天王の1人でもある。ポピーもまた、アオキたちと同じ四天王の1人で、《はがねタイプ》タイプの使い手だ。つまり、これでパルデア地方のすべての四天王が揃ったことになる。

 

 シンヤ「《ポピー》さん!《アオキ》さん!」

 

 アオキ「お久しぶりです。シンヤ君」

 

 ポピー「シンヤさん、お久しぶりです。ピカチュウも」

 

 シンヤ「お久しぶりです」

 

 ピカチュウ「ピカビィーカ!」

 

 アオキ「バトルをしている研修生の2人は、シンヤ君のお知り合いですか?」

 

 シンヤ「えぇ、髪が黒い女の子とは、1週間前まで一緒に旅をしてました」

 

 ハッサク「そうでしたか。勝利の息吹を感じますね」

 

 グラウンドにやってきたチリたちも、リコとアンのバトルを観戦することになり、シンヤたちの近くでバトルを見ていた。

 

 リコ(フタチマルのホタチをどうにかしないと……そうだ!)…「ニャローテ!胸のつぼみを使って、フタチマルのホタチを弾いて!」

 

 ニャローテ「ニャァ!ニャァーーッ!」

 

 アン「させないよ!フタチマル!「みきり!」」

 

 フタチマル「フゥゥチッ!フチッ、フチッ」

 

 アン「決めるよ!「シェルブレード!」」

 

 フタチマル「フゥゥゥ!」

 

 ニャローテ「ニャアッ!」

 

 バァァン(ホタチを弾く)

 

 フタチマル「フチッ⁉︎」

 

 リコ「ニャローテ!「マジカルリーフ‼︎」」

 

 ニャローテ「ニャァァーーッ‼︎」

 

 フタチマル「フタチッ⁉︎」

 

 フタチマルが「シェルブレード」を発動し、ニャローテに向かってきた時、ニャローテはつぼみをうまく使いこなし、フタチマルが手に持っていたホタチを弾くと、フタチマルに「マジカルリーフ」を放った。

 

 キハダ「フタチマル戦闘不能!よって勝者、リコとニャローテ!」

 

 ギャラリー「おおっ!」

 ギャラリー2「すげぇ!」

 

 シンヤ「お見事」

 ピカチュウ「ピッカッ!」

 

 こうして、リコとアンのバトルの結果は、リコの勝利で終わった。アンはフタチマルにありがとうと伝えた後、フタチマルをボールに戻して休ませた。シンヤはリコのバトルを見て、自分と初めて出会ってから今日まで旅をしてきて、本当に強くなったなと思いつつ、リコとニャローテの成長を改めて確認した。

 

 リコ「勝った…ニャローテ!ありがとう!」

 

 ニャローテ「ニャァッ〜ロォッ」

 

 アン「リコ!負けちゃったのはすごく悔しいけど……けど、とっても楽しかった」

 

 リコ「うん!私も楽しかったよ!」

 

 アン「私!もっと強くなるよ!だから、またポケモンバトルをしようね!今度は負けないよ!」

 

 リコ「うん!私たちだって、もっと強くなる!ねっ、ニャローテ!」

 

 ニャローテ「ニャァァロウ!」

 

 オモダカ「中々興味深いバトルでしたね」

 

 チリ「せやな。いいバトルやったわ」

 

 オモダカ「他校との交流は、オレンジアカデミーに通う生徒にとっても、良い刺激になりますからね」

 

 チリ「それだけやないやろ。将来ポケモンリーグを支える、人材の発掘にもなる。相変わらずしたたかやな。代表」

 

 ガララ(扉を開ける音)

 

 ネモ「何⁉︎何⁉︎リコたちバトルやってたの?次は私とシンヤにやらせて…」

 

 カーンカーン(チャイムの音)

 

 ネモ「あっ」

 

 オモダカ「これから会議が始まりますよ。生徒会長」

 

 ネモ「ガクッ。分かりました。トップ」

 

 アンはまたバトルしようとリコと約束した後、シンヤたちにまたねと伝えて、シンヤのことでリコを少し揶揄った後、教室に戻って行った。そして、それから時間は過ぎていき、リコたちはエントランスホールに向かい、受け付けをしている人から、折りたたみ用のテントが入っている袋をもらう。

 

 エントランスホール

 

 ドット「ねぇ、最初はどこに行く?」

 

 シンヤ「ここから近いのは《セルクルタウン》だな。リコが最初のテストになるが、構わないか?」

 

 リコ「私が最初……うん!大丈夫!」

 

 シンヤ「よし!最初はリコで決定だな!」

 

 ロイ「うん!」

 

 ホゲータ「ボゲェ!」

 

 カーンカーン(チャイムの音)

 

 クラベル「皆さん、いよいよ出発の時間になりましたね。気をつけて行って来てくだ…」

 

 バーーン(扉を勢いよく開ける)

 

 ???「よっしゃ〜!ギリギリセーフ!」

 

 ???「いや、どう見てもアウトだろ」

 

 ???「チッ…オニだる」

 

 シンヤ「アイツらは!」

 

 ピカチュウ「ピィカァ!」

 

 オレンジアカデミーから1番近いのはセルクルタウンだから、研修を最初に受けるのはリコになった。そしてチャイムが鳴ると、クラベルがエントランスホールで挨拶をしようとした時に、オレンジアカデミーの制服を着ている2人の男女が扉を開けて入ってきた。その2人は髪型を変えて変装をしているが、エクスプローラーズの幹部の《サンゴ》と《オニキス》だった。

 

 クラベル「おや?まだ、受講生がいましたか」

 

 オニキス「遅れてしまって申し訳ありません。肝心な時に昼寝をしていた者がいて……いや、言い訳はしません」

 

 クラベル「お名前を伺っても?」

 

 オニギリ「私はオニ……オニギリです」

 

 サンゴ・シンヤ『「プッ!」』

 

 シンヤ(オニギリって!オニキリとかオニマルとか、もっとまともな名前があるだろ!ネーミングネンスゼロか!しかも、サンゴまで笑ってるし)

 

 オニギリ「こっちはサン……サンドウィッチです」

 

 サンドウィッチ「……フフフ。アハハハッ!オニだっさ!…初めまして、サンドウィッチちゃんで〜す!」

 

 シンヤ(いかん、つられて笑っちまった。けど……プッ!アハハハッ!面白ろ!)

 

 クラベル「オニギリさんに、サンドウィッチさんですね。……おかしいですね。リストに載ってませんが」

 

 サンドウィッチ「んなわけないっしょ。もっとちゃんと見てよ」

 

 オニギリ「この制服を着ている以上、修行あるのみの覚悟です」

 

 サンドウィッチ「ここでも真面目かよ」

 

 オニギリ「何だと?」

 

 サンドウィッチ「んだとぉ⁉︎あっ⁉︎やるか⁉︎」

 

 オニギリ「あっ⁉︎」

 

 クラベル「研修生同士、仲良く。ルールを守らず喧嘩などすれば、不合格ですよ」

 

 サンドウィッチ「は〜い」

 

 オニギリ「仕方あるまい」

 

 クラベル「ですが、おかしいですね?やはりリストには…」

 

 ???「校長。どうされました?」

 

 クラベル「それが、オニギリさんとサンドウィッチさんのことが、リストに載っていなくて」

 

 ???「恐らくデータの不具合かと、私が代わりに、受け付けをしておきます」

 

 クラベル「そうですか。ではお願いします」

 

 ???「それではお二人とも、私についてきてください」

 

 サンドウィッチ「へ〜い」

 

 オニギリ「承知した」

 

 クラベルがスマホロトムのリストを調べても、サンゴとオニキスのことは載っていなかった。すると、クラベルの前に、教師に変装したエクスプローラーズの幹部の1人、《アゲート》がやってきた。アゲートはサンゴとオニキスを連れてどこかに行ってしまい、シンヤたちはその様子を黙って見ていた。

 

 リコ「あの2人って…」

 

 シンヤ「サンゴとオニキスだな」…(それにさっきの女は、灯台の上でアオギリと一緒にいた女だな)

 

 ドット「どういうつもりだろう?」

 

 ロイ「テラスタル研修を受けるのかな?」

 

 シンヤ「それか、恐らくはリコとテラパゴスの監視だろうな。だが、学校の人たちを巻き込む訳にはいかないから、一旦様子を見よう」

 

 リコ・ロイ・ドット「「「うん」」」

 

 こうして始まった、リコたちのテラスタル研修。シンヤたちは最初に、リコがテラスタル研修を受ける場所、セルクルタウンに向けて出発した。その頃、ブレイブアサギ号を修理しているフリードたちは…

 

 港町

 

 オリオ「ふぅ…これは、最初から作り直すって感じだな」

 

 フリード「どうだ?ブレイブアサギ号は?」

 

 キャプテンピカチュウ「ピカァ!」

 

 オリオ「そんなすぐには直らないから、時間はかかるよ」

 

 ロトン(メールが届く)

 

 オリオ「リコからだ。研修を受けに、セルクルタウンに出発するって」

 

 フリード「そっか。セルクルタウンに行くなら、アイツと会うな。これで晴れて、リコたちもテラスタルデビューってわけだ」

 

 オリオ「で、アンタは何か別の考えがあるんでしょ?」

 

 フリード「ああ、俺も自分のやることをやるつもりだ。船を頼むぞ」

 

 オリオ「うん。じゃあ、もうひと頑張りしますか!」

 

 

 ホテルの部屋

 

 

 カチャ(アタッシュケースを開ける)

 

 フリード「俺たちも頑張らないとな」

 

 キャプテンピカチュウ「ピカァ!」

 

 

 (ルシアスのベルト)

 

 

 To be continued

 

 

 次回予告

 

 

 ついに始まった、リコ達のテラスタル研修。最初にテラスタル研修を受けるのはリコだが、リコはうまくテラスタルができるかどうか思い悩んでいた。

 

 

 次回「リコとニャローテ、初めてのテラスタル!」





 今回の話は登場人物が多かったので、キャラの特徴の説明を書くのに苦労しました。多分間違ってはいないと思うんですけど。
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