ポケットモンスターSV 新たな物語の始まり 作:通りすがりのポケモントレーナー
リコたちは無事に基礎テストを合格した後、パルデア四天王との交流戦にチャレンジした。そしてその後、シンヤはスグリとフルバトルをして、スグリに勝利した。それから数日後、リコたちが基礎テストを合格したお祝いをフリードたちがしてくれるとのことで、シンヤ、リコ、ロイ、ドットの4人は、フリードたちと一緒に、テーブルシティ近くにあるレストランにやってきた。
テーブルシティのレストラン
リコ「おいしい〜!」
マードック「どんどん食べろよ。ドットたちが基礎テストを合格したお祝いだからな!」
ロイ「うん!」
フリード「リコ、ロイ、ドット、改めて、基礎テスト合格おめでとう」
マードック・オリオ・モリー「「「おめでとう!」」」
リコ「ありがとう。みんな」
シンヤたちはレストランの中に入ると、テーブル席に座り、ピザやパスタなどの料理を注文し、料理がテーブルに運ばれてくると、シンヤたちはテーブルに運ばれてきた料理を食べ始め、ピカチュウやニャローテたちはポケモンフーズをおいしそうに食べ始めた。
マードック「ドットが勇敢にナンジャモと戦う姿、今思い出しても涙が出てくる。(涙)」
ドット「大袈裟だよ。まだ応用テストが残ってるんだから」
リコ「あっ、そっか。最後に応用テストがあるんだ」
モリー「でも、偶には休むことも大切だよ」
オリオ「そうそう。こういう時はメリハリが大切だからね」
リコ「フフフッ」
シンヤ「ん?リコ、どうしたんだ?」
リコ「久しぶりにみんなに会えて、なんだか嬉しくなって」
シンヤ「そう言われてみれば、こうやってみんなで集まるのって、ドットがハッコウシティで基礎テストを受けたとき以来だもんな」
オリオ「リコたちが戻ってくる頃には、ブレイブアサギも飛べるようになってるから」
リコ「うん!テラスタル研修、絶対3人で合格してくるから!」
シンヤ「あれ?そう言えば、ランドウのじっちゃんは?」
マードック「じっちゃんなら、パモたちの面倒を見てる」
リコたちがテラスタル研修を受けるようになってからは、船のメンバーは各自でやることをやるために、一旦バラバラになっていたため、中々会うことが出来なかった。しかし、久しぶりにこうしてみんなと再会できて、リコは嬉しかったようだ。
フリード「料理を食べ終わったら、俺はオレンジアカデミーに行くから、シンヤ、リコ、ロイ、ドットの4人は、俺と一緒に来てくれ」
リコ・ロイ「「えっ?」」
ドット「応用テストが始まるの、明日からなんだけど」
フリード「あれ?言ってなかったか?この後、《クラベル校長》と《オモダカ理事長》に会う約束をしてるんだ」
シンヤを除く全員「「「えぇ〜〜っ!」」」
シンヤ(ハァ、このパターンか…)
どうやらフリードは、この後オモダカとクラベルに会う約束をしているようなので、料理を食べ終えると、フリードはシンヤたちを連れて、オレンジアカデミーの校長室にやってきた。
オレンジアカデミー・校長室
クラベル「そうでしたか。今シンヤさんたちは、フリード博士と一緒に冒険をしていたんですか」
シンヤ「はい」
フリード「今日は時間を作っていただき、ありがとうございます」
クラベル「いえ、いつでも来てください」
オモダカ「ポケモン博士としてのフリード博士のご活躍、私も拝見しております。なんでも、《テラパゴス》のことでお聞きになりたいとか」
スッ(鞄からテラパゴスが顔を出す)
テラパゴス「パーゴ!」
リコ「あっ!」
クラベル「これは」
オモダカ「本物のテラパゴス!」
リコ「はい」
フリードがオレンジアカデミーに来たのは、クラベルとオモダカから、テラパゴスのことを聞くためだったようだ。すると、リコの足元に置いてある鞄が揺れると、そこからテラパゴスが顔を出した。テラパゴスが鞄から顔を出すと、クラベルとオモダカは驚いた顔をしていた。
オモダカ「実際にテラパゴスを見たのは、私たちも初めてです。何せ、今ではテラパゴスの生息が確認されておりません。あなた方は、どこでそのテラパゴスを見つけたのですか?」
シンヤ「えっと、このテラパゴスは、見つけたんじゃなくて」
リコ「私がセキエイ学園に入学する時、お婆ちゃんからお守りとしても貰ったペンダントが、このテラパゴスになったんです」
クラベル「なんと不思議な…」
オモダカ「それではこのテラパゴスは、リコさんの元で目覚めたということですか?」
シンヤ「そうなりますね」
フリード「あと、俺が調べた結果、かつてパルデア地方では、テラパゴスが目撃された記録がありました。ポケモンリーグの委員長でもあるオモダカさんなら、何かご存じかと思いまして」
クラベル「…理事長」
オモダカ「はい。これをご覧ください」
ピッピッ「タブレットをタッチする音」
テラパゴスが鞄から顔を出すと、クラベルとオモダカは、興味深そうにテラパゴスを見ていた。そして、シンヤたちの話を聞いたオモダカとクラベルは、互いに目を合わせ、オモダカが手に持っていたタブレットをタッチすると、校長室のテレビが映り、テラパゴスのことが描いてある文献が映し出された。しかもその文献には、2種類の姿のテラパゴスが描いてあり、左側には《ノーマルフォルム》のテラパゴスが。右側には、ルシアスの手記に描いてあった絵と同じ、大きな甲羅の姿のテラパゴスのことが描いてあったのだ。
オモダカ「記録によると、通常のテラパゴスは、左の方に描いてある姿なのですが。テラパゴスがバトルをする際には、右の方に描いてある絵のように、体を変化させると考えられています」
シンヤ「テラパゴスは、バトルの時に姿を変えるポケモンなのか」
リコ「それであの時、テラパゴスの姿が変わったんだ」
テラパゴス「パー?」
オモダカの話を聞いたシンヤとリコは、テラパゴスが右の絵と同じ姿に変わった日のことを思い出していた。あれは以前、六英雄のラプラスと遭遇した後のことだった。レックウザの放った「りゅうせいぐん」が、ブレイブアサギ号に直撃しそうになった時、テラパゴスは大きな甲羅のある姿に変わり、シンヤたちが見たこともない技を使って、自分たちを守ってくれたことがあった。
クラベル「詳しいことは載っていないのですが、テラスタルと深く関係があるポケモンなのは間違いないでしょう」
フリード「やはり」
オモダカ「これを見てください」
ピッ(テレビの映像が変わる)
フリード「これは?」
オモダカ「我々が管理している、《パルデアの大穴》と呼ばれている場所です」
フリード「これが!」
リコ「パルデアの大穴!」
キャプテンピカチュウ「ピーカッ」
オモダカがテレビの映像を変えると、ある場所の映像が映し出された。そこは、周囲は草木一つ生えていない巨大な岩壁が全周くまなく覆っていて、岩壁の表層を常に厚い雲が覆っている場所、パルデア地方の中央部に位置する巨大な大穴、《パルデアの大穴》の映像だった。
オモダカ「このパルデアの大穴の最深部、《エリアゼロ》という場所で、かつて、テラパゴスらしきポケモンが目撃され、《スカーレットブック》、そして、《バイオレットブック》という本に記されました」
ドット「スカーレットブック…それってもしかして!」
ガサゴソ(リュックの中を漁る)
ドット「あった!」
オモダカの口から、スカーレットブックという言葉が出てきた時、ドットはリュックの中から、以前借りたスカーレットブックという本を取り出し、それをオモダカの前に差し出した。そして、ドットからスカーレットブックを受け取ったオモダカは、スカーレットブックをめくっていき、あるページをシンヤたちに見せた。そのページは、テラパゴスが気になっていた絵が描いてあるページで、テラパゴスに似ているような、不思議なポケモンの絵が描いてあるページだった。
リコ「そのページって…」
オモダカ「これは、テラパゴスの第3の姿と言われています」
リコ「やっぱり、この絵はテラパゴスだったんだ」
フリード「ん?リコ、それってどういう意味だ」
リコ「実は、私たちがこの絵を見た時に、この絵はテラパゴスだってシンヤが言ってたの」
フリード「何⁉︎シンヤ、お前はこの絵がテラパゴスだって知ってたのか?」
シンヤ「前にガラルの古城で言わなかったっけ?ブルーベリー学園の教師の《ブライア》って人から、テラパゴスのことを聞いたって」
フリード「確かにそう言ってたが、俺が聞いてるのは、スカーレットブックに描いてあるこの絵が、テラパゴスだってことをお前が知ってる理由だ」
シンヤ「ああ、そのことか。実は、スカーレットとブックとバイオレットブックの著者、《ヘザー》って人は、ブライヤ先生の先祖なんだ。だからブライア先生は、オリジナル本のスカーレットブックとバイオレットブックを持っていて、俺はそれを見せてもらったことがあるんだ。しかも、今オモダカさんが手に持ってるスカーレットブックと違って、文字のところは黒く塗りつぶされてなかったし」
リコ「そうだったんだ」
フリード「なるほど。だからお前は、この絵がテラパゴスだって知ってたのか」
オモダカ「それにしても、何故今になって、テラパゴスは目覚めたのでしょうか」
リコ「テラパゴスは、《ラクア》っていう場所に行きたがってるんです」
テラパゴス「パーゴ!」
オモダカ「ラクア。…初めて聞きました」
シンヤ「100年前に、古の冒険者と呼ばれた《ルシアス》というトレーナーが、テラパゴスと一緒に辿り着いた楽園の名で。テラパゴスをラクアに連れて行くために、俺たちは旅をしてる途中なんです」
クラベル「そうだったのですか」
オモダカ「つまり、テラパゴスの謎を解くことが、ラクアの謎を解くことにも繋がる。そういうことですか」
フリード「えぇ」
シンヤ「あっ、そうだ。クラベル校長、オモダカさん、確かスグリとゼイユが来たら、パルデアの大穴の中に行くって言ってましたよね?いつ行くつもりなんですか?」
オモダカ「明日のお昼には出発するつもりです」
シンヤ「明日の昼ですか?」
以前クラベルとオモダカから、スグリとゼイユが来た時、パルデアの大穴の中に同行してくれと言われたのを思い出したシンヤは、いつパルデアの大穴の中に行くのかと、オモダカとクラベルに確認した。するとオモダカから、明日の昼に、パルデアの大穴の中に行くと言われた。
クラベル「明日から応用テストが始まりますから、テラスタル研修を受けている研修生の皆さんが、応用テストを受けている間に、パルデアの大穴の中に行く予定を理事長と立てていたのです」
オモダカ「私たちは、エリアゼロの最深部まで行くつもりなので、シンヤさん、その時は約束通り、私たちに同行してください」
シンヤ「もちろん分かっています」
リコ「あの!私も一緒にエリアゼロに行かせてください!」
シンヤ「えっ?」
ロイ「僕も行きたいです!」
ドット「僕も!」
クラベル「リコさん、ロイさん、それにドットさんも、明日から応用テストが始まるのはご存じですよね?」
リコ「はい。もちろん分かっています」
クラベル「では、何故エリアゼロに行きたいと?」
オモダカ「テラパゴスの謎を解きたいからですか?」
リコ「それは…ドットの基礎テストが終わった時、校長先生に、シンヤがパルデアの大穴の中に入ることを許されている理由と、校長先生からテラスタルオーブを貰った理由を聞いたことがあって、シンヤがテラスタルオーブを貰ったのは、パルデア地方を救ってもらったからだって聞いたんです。…だから、エリアゼロまで行けば、その謎が分かるかと思って」
フリード「えっ!」
ロイ「どうしたのフリード?」
フリード「あっ、いや、シンヤがパルデア地方を救ったって、ルッカ先生も言ってたから」
リコ「お母さんが!」
クラベル「お母さん?もしかしてリコさんは、ルッカ先生の…」
フリード「はい。リコは、ルッカ先生の娘さんです」
クラベル「ッ!そうでしたか…」
フリード「それと、以前リコをパルデア地方の実家に送った後、シンヤがミライドンというポケモンを持ってることを知って、パルデアの大穴の中に《タイムマシン》があることや、《パラドックスポケモン》と呼ばれるポケモンがいることを聞いて、ミライドンが未来から来たことを聞いたんです」
オモダカ・クラベル「「ッ⁉︎」」
シンヤ「すいません。ミライドンがどこから来たのかフリードたちに聞かれた時に、思わず言ってしまいました」
オモダカ「そう…でしたか」
フリード「何か知っていることがあれば、教えてくれませんか。シンヤがパルデア地方を救ったという言葉の意味や、タイムマシンのこと。そして、パラドックスポケモンたちのことを」
リコは以前クラベルに、シンヤがパルデアの大穴の中に入ることを許されている理由と、クラベルがシンヤに、テラスタルオーブを渡した理由を聞いたことがあった。シンヤがパルデアの大穴の中に入ることを許されている理由は教えてもらえなかったが、シンヤがテラスタルオーブをクラベルから貰ったのは、シンヤがパルデア地方を救ったからだとクラベルから聞いたことを覚えていた。そしてフリードも、以前リコをパルデア地方に送り届けた時、リコの母親であるルッカが、シンヤがパルデア地方を救ったと言っていたのを覚えていて、フリードはずっとその言葉の意味を知りたがっていた。
オモダカ「申し訳ないのですが、シンヤさんがパルデア地方を救ったということについては、私たちは何もお話しすることは出来ないのです」
クラベル「以前リコさんにも説明したのですが、シンヤさんがエリアゼロに行った後のことは、他言してはならないことになっていまして」
フリード「…分かりました。そういう事情があるなら、無理には聞きません」
オモダカ「申し訳ありません。それと、パラドックスポケモンと呼ばれるポケモンたちのことは、私と校長は、あまり詳しく知らないのです」
フリード「えっ!そうなんですか?」
クラベル「ええ。そのパラドックスポケモンと呼ばれるポケモンたちのことを知っているのは、実際にパルデアの大穴の中に行ったことのある、《シンヤさん》、《ペパーさん》、《ボタンさん》、《ネモさん》、そして、《ルッカ先生》の5人だけなのです」
リコ「どうして、お母さんがパルデアの大穴の中に行ったんですか?」
クラベル「実は、ルッカ先生がご自身の働いている学校から、ある書類をオレンジアカデミーに届けてくれたことがありまして…」
シンヤ「その時、俺たちがエリアゼロに行く話を聞いてて、ルッカ先生は俺たちに同行してくれたんだ」
リコ「そうだったんだ」
シンヤ「ああ。その後エリアゼロで色々あって、その後のことは他言無用ってことになったんだ」
シンヤがパルデア地方を救ったという言葉の意味を、オモダカとクラベルに聞いたフリードだったが、そのことについては何も話せないとオモダカとクラベルに言われると、リコとフリードは、ルッカとシンヤから、そのことを無理に聞かないようにした。そしてリコは、自分の母親であるルッカが、何故シンヤたちと一緒にエリアゼロに行ったのか、その理由をクラベルとシンヤから聞くと、驚きの声を上げた。
フリード「クラベル校長、オモダカ理事長、お願いがあります」
オモダカ「何でしょうか?」
フリード「明日エリアゼロに行く時、俺を含めたライジングボルテッカーズのメンバーの3人を、一緒に同行させてほしいんです。もちろん、リコたちも一緒に」
キャプテンピカチュウ「ピカッ!」
リコ・ロイ・ドット「「「お願いします!」」」ペコッ(頭を下げる)
オモダカ・クラベル「「……」」
シンヤ「クラベル校長、オモダカさん、俺からもお願いします。リコたちやフリードたちが一緒にエリアゼロに行くことを認めてください」
ピカチュウ「ピィーカ!」
オモダカ「……分かりました。皆さんがそこまでおっしゃるなら」
クラベル「では、リコさんたちの応用テストは、2日後から始めることにしましょう」
リコ・ロイ・ドット「「「ありがとうございます!」」」
オモダカ「詳しいことは、明日出発する時に説明しますので、明日のお昼までには、また校長室にいらしてください」
フリード「分かりました。仲間たちにもそう伝えておきます」
明日シンヤがエリアゼロに行く時に、自分たちも同行させてほしいとフリードが頼むと、クラベルとオモダカは困った顔をしていたが、リコたちやシンヤに必死に頼まれたオモダカとクラベルは、明日エリアゼロに行く時に、リコたちが同行することを許してくれて、リコたち3人の応用テストが始まるのは、2日後からということにしてくれた。エリアゼロに行けることになったリコたちは、とても嬉しそうな顔をしていた。しかし、シンヤたちは気づいていなかった。校長室の扉の前で、シンヤとリコを監視している、1人の人物がいることを」
アゲパン(明日奴らは、パルデアの大穴の中に行くのか。…エリアゼロか)
ピッ(スマホロトムで連絡を取る)
校長室の扉の前でシンヤたちの話を聞いていたのは、シンヤとリコとテラパゴスを監視するためにオレンジアカデミーに潜入し、アゲパンという偽名を使って教師をしている、エクスプローラーズの幹部の《アゲート》だった。明日シンヤたちがエリアゼロに行くことを聞いたアゲートは、スマホロトムで誰かと連絡を取り始め、廊下を歩いて行った。
オモダカ「さて、100年も昔のこととなると、我々よりも、《レホール》先生の方が詳しいかもしれませんね」
シンヤ「レホール先生が?」
クラベル「ええ。後でエントランスホールに行ってもらいますから、皆さんは先に、エントランスホールに行っててください」
エントランスホール
スッ(スカーレットブックを本棚に戻す)
ドット「ホントはずっと持っていたいけど…」
フリード「しかし、シンヤもドットも、よくスカーレットブック見つけられたな」
ドット「偶然だよ」
シンヤ「ああ」…(ホントはエクスプローラーズのおかげ…って言えないし。前にこの本を読んだことがある…なんて言えないよな)
フリード「謎は深まるばかりだな。テラパゴスには、まだまだ俺たちの知らない謎があるのかもな」
シンヤ「ああ、テラパゴスの興味が尽きないな」
リコ「……」
シンヤ「リコ、どうした?」
リコ「えっ?」
シンヤ「暗い顔をしてるぞ」
リコ「…私、テラパゴスのこと、全然知らないんだなって」
ロイ「そんなことないよ。リコはいっぱいテラパゴスのことを観察したから、テラパゴスのことを知ってるじゃん。木の実が好き。高い所に登る。後は…」
???「待たせたな。古の謎を追い求める者たちよ」
シンヤたちがテラパゴスのことで話をしていると、シンヤたちの目の前に、眼鏡をかけている褐色肌の女性が歩いてきた。その女性は、眼鏡をかけた理知的な雰囲気を醸し出していて、服装はデニムシャツに、ジーンズとカジュアルなウェスタン風。首にはフリーザーを模したと思われるアクセサリーをつけていて、髪留めはマーシャドー、ブレスレットはカプ・コケコ、ベルトはルナアーラを模している、多くの装飾品を身につけていた。
シンヤ「あっ、《レホール先生》!」
ピカチュウ「ピィーカ!」
レホール「久しぶりだな。シンヤ、ピカチュウ」
リコ「この人が…」
ロイ「レホール先生?」
レホール「ああ。私の名はレホール。オレンジアカデミーで、歴史の授業を担当している」
リコ「初めまして。私は…あっ」
???「パーゴ!」
テラパゴス「パーゴ!」
リコ「えっ!」
ロイ「テラパゴスが!」
ドット「2人いる⁉︎」
リコがレホールに挨拶をしようとすると、レホールの足元にテラパゴスがいることに気づいた。しかし、今テラパゴスは、リコが肩にかけている鞄の中に入っている。何故テラパゴスが2体いるのか分からず、リコたちは驚いていた。
シンヤ「ああ、あのテラパゴスは、レホール先生の《ゾロアーク》だ」
リコ「ゾロアーク?」
シュルルン!(テラパゴスの姿が変わる)
ゾロアーク「アークッ!」
レホール「失礼した。私のゾロアークはイタズラ好きでね。特性の《イリュージョン》を使って、相手を揶揄って楽しむんだ」
リコ「イリュージョン?」
シンヤ「ゾロアークは、人やポケモンに化ける能力を持っていて、相手に幻覚を見せる能力があるんだ」
リコ「そっか。だからテラパゴスに化けてたんだ」スッ(スマホロトムを取り出す)
ゾロアーク ばけぎつねポケモン あくタイプ。
一変に大勢の人を化かす力を持つ。相手に幻を見せて、敵から住みかを守る。
リコ「すごい。…あれ?」
ゾロアーク(ピカチュウの姿)「ピカッ!」
ピカチュウ「ピカッ⁉︎」
シンヤ「今度はピカチュウに化けたか」
フリード「流石ゾロアーク。見事なイリュージョンだ」
ロイ「すごい!」
ドット「初めて見た。ゾロアークのイリュージョン…」
ゾロアークはテラパゴスの姿から元の姿に戻ると、今度はシンヤのピカチュウに化けた。リコたちはゾロアークが化けるところを初めて見るので、ゾロアークのイリュージョンを見てびっくりしていた。
レホール「テラスタル研修を受けている、リコ、ロイ、ドットの3人と、ライジングボルテッカーズのリーダー、フリードだな?」
フリード「ええ」
リコ・ロイ・ドット「「「はい!」」」
レホール「うん。さっき校長から話を聞いた。しかし、私はこれからフィールドワークに出かけるところでな」
フリード「フィールドワークですか…」
レホール「ああ。良ければ一緒にどうだ?詳しいことはそこで聞こう」
シンヤ「フィールドワークって、何をするんですか?」
レホール「古の財宝を見つけに行く」
リコ「古の財宝?」
ロイ「面白そう!」
こうしてシンヤたちは、レホールの言う古の財宝を見つけるため、オレンジアカデミーから少し離れたところにある、森の中にやってきた。
森の中
レホール「なるほど。《古の冒険者ルシアス》に、ルシアスの友の《リュウセイ》。ルシアスとリュウセイが従えていた《六英雄》と《七竜》。幻の楽園《ラクア》…そして、現代に目覚めたテラパゴスか」
フリード「シンヤ、なんで六竜が七竜だってことを黙ってたんだ?」
シンヤ「いや、頭の中に流れてきた映像を見ただけだから、本当のことかどうか分からないだろう。確信が持てるまでは、言わない方がいいと思ってさ」
レホール「フフフフッ!」
ロイ「えっ?」
リコ「レホール先生、どうかしたんですか?」
レホール「ウッヒョ〜!」
レホールを除く全員「「「えっ?」」」
レホール「古きものを探求する貴様たちの冒険。俄然興味が湧いてきた!」
ルシアスやリュウセイ、六英雄や七竜、そして、テラパゴスとラクア。シンヤたちが話してくれたことは、オレンジアカデミーで歴史を教えているレホールには、どれも興味が惹かれる内容ばかりだったようだ。
シンヤ「レホール先生は歴史に詳しいですよね?だったら、何か知ってることがあるんじゃないですか?」
レホール「そう言えば、かなりマニアックな歴史書に、ラクアの記述があったな」
リコ「えっ!」
シンヤ「本当ですか!」
レホール「ああ。確か…」
ゾロアーク「アウ!」
レホール「ん?」
シンヤ「どうしたんだ?ゾロアーク」
歴史に詳しいレホールなら、100年前の人物である、リュウセイやルシアスのことを何か知っているのではないかと思ったシンヤは、何か知ってることがあるのかとレホールに聞いた。するとレホールは、マニアックな歴史書に、ラクアに関することが書いてあったと答えた。そして、レホールがその本に書いてあることを思い出している時に、ゾロアークが何かの気配を感じ取り、レホールに声をかけた。
レホール「静かに」
シンヤ「えっ?」
レホール「みんな耳を澄ましてみろ。近くにお目当ての財宝がいる」
シンヤ・リコ「「いる?」」
チャリン!
チャン!
リコ「この音って…」
フリード「コインが落ちる音みたいだな」
シンヤ(まさか、レホール先生の言ってた財宝って…)
レホールに耳を澄ましてみろと言われたシンヤたちは、レホールに言われた通りに耳を澄ませた。すると、シンヤたちのいる近くのところから、コインが落ちた時に鳴るような、チャリンという音が聞こえてきた。しかし、シンヤたちのいる辺りには誰もいなかった。
ガサガサ(茂みが揺れる)
ロイ「あっちだ!」
ホゲータ「ホッゲ!」
近くの茂みが揺れると、ロイとホゲータが茂みの方に走って行った。そして、ロイとホゲータが茂みの中に入ってみると、そこには、体の色が銀色の背がとても小さい二足歩行のポケモンがいた。そのポケモンは、背中に金色のコインを背負っていて、頭には黒い触角が2本生えており、先端が丸くて中が金色だった。
コレクレー(とほフォルム)「コレクレー」
ロイ「見たことないポケモンだ!」
シンヤ「ああ、ソイツは《コレクレー》だ」
ロイ「コレクレー?」スッ(スマホロトムを取り出す)
コレクレー とほフォルム たからさがしポケモン ゴーストタイプ。
コインに染みついた人の思いから生まれた。古いコインを背負ってさまよう。
フリード「珍しいな。とほフォルムのコレクレーは、パルデア地方では、誰も捕まえた者はいないと言われているんだ」
ロイ「ホント⁉︎じゃあ僕が捕まえる!ホゲータ!」
ホゲータ「ホンゲッ!」
コレクレー(とほフォルム)「コレッ⁉︎」
シュン!
ロイ「あれ?消えちゃった…」
シンヤ「あのコレクレーの素早さが、誰も捕まえられない理由だ」
リコ「なるほど」
ロイとホゲータがとほフォルムのコレクレーを捕まえようとすると、とほフォルムのコレクレーは、一瞬にして姿を消してしまう。しかし、コレクレーは姿を消した時に、背中に背負っていたコインを地面に落としていったようだ。
ロイ「何コレ?」
シンヤ「ああ、それは《コレクレーのコイン》だ」
リコ・ロイ・ドット「「「コレクレーのコイン?」」」
シンヤ「コレクレーが進化するために必要な道具なんだけど。まぁ、それはロイが貰っていいだろ」
ロイ「やった〜!宝物が増えた!」
ホゲータ「ホンゲ!ホンゲ!」
ロイ「ん?」
コレクレー(とほフォルム)「コレッ」
ロイ「あっ、ホゲータの頭の上にいた!」
シンヤ「いや、そのコレクレーは…」
シュルルン!(コレクレーが姿を変える)
ゾロアーク「アーク」
シンヤ「レホール先生のゾロアークだ」
ピカチュウ「ピィーカ」
ホゲータの頭の上に乗っていたコレクレーは、レホールのゾロアークだった。コレクレーに化けていたゾロアークは、ロイが手に持っていたコインを取ると、そのコインをレホールに渡した。
レホール「流石だ、ゾロアーク」
シンヤ「レホール先生の言ってた古の財宝って、やっぱり、《コレクレーのコイン》のことだったんですね」
レホール「ああ。コレクレーの集める、この古いコインを調査する。ラクアの話の続きはその後だ」
それからシンヤたちは、コレクレーのコインを集めるため、コレクレーを捜し始めた。しかし、コレクレーは体が小さいポケモンなため、そんなに簡単には見つからなかった。
リコ「中々見つからないね」
ニャローテ「ニャーッ」
テラパゴス「パーゴ!」
リコ「どうしたの?テラパゴス」
ニャローテ「ニャァ」
テラパゴス「パーゴ」
リコ「あれ何だろう?」
リコがコレクレーを捜していると、近くにいるテラパゴスが岩の上で鳴き声をあげたので、リコとニャローテはテラパゴスの元に駆け寄った。テラパゴスが急斜面のある前方の下の方を見ているので、リコも急斜面の下の方を見た。そこにあったのは、レンガで建てられた廃墟跡だった。
レホール「かつて人間が建てた要塞の名残りだ」
テラパゴス「パーゴ!」
ピョン!
リコ「あっ、テラパゴス」
レホール「私たちも行ってみよう」
リコ「はい!」
シンヤ「よっと!」
リコたちの近くにシンヤたちがやってくると、テラパゴスは前方にジャンプすると、急斜面を滑って進んで行ってしまったので、シンヤたちも急斜面を滑って進んで行った。そして、シンヤたちがテラパゴスの後を追って行くと、テラパゴスは廃墟跡の空洞の中に入って行った。
テラパゴス「パーゴ」
コジオ「ジオッ?」
カルボウ「ルボウ」
リコ「わぁ、こんなところにポケモンがいる」
シンヤ「《カルボウ》に《コジオ》だ」
テラパゴスが入った空洞の中には、野生の《コジオ》と、ひのこポケモンの《カルボウ》がいた。どうやら、カルボウとコジオは寝ていたようだが、テラパゴスの気配を感知して起きたようだ。そして、テラパゴスが急に鳴き声を上げると、テラパゴスが空洞の中から出てきた。そしてテラパゴスの背には、カルボウが乗っていた。
リコ「カルボウ、テラパゴスを乗りこなしてる」
シンヤ「ポニータに乗る騎士だな」
レホール「カルボウは、騎士や貴族が連れていたとされるポケモンだからな」
ドット「…なんかカルボウって、《ソウブレイズ》と似てない?」
リコ「えっ?ソウブレイズに?…そう言えば、なんとなく…似てるような…」
シンヤ「似てるのが当然だ。カルボウはソウブレイズの進化前だからな」
リコ「えっ!そうなの⁉︎」
カルボウの進化形がソウブレイズだと知ると、リコは驚きの声を上げた。それも当然だった。ソウブレイズは、シンヤとリコが初めて出会ったエクスプローラーズの幹部である、《アメジオ》のパートナーポケモンなのだから。そして、カルボウがテラパゴスに乗って楽しく遊んでいると、空洞の中からコジオが出てきた。すると、リコはコジオの頭を撫で始めた。
ドット「野生のポケモンなのに、人懐っこいな」
クワッス「クワッ」
フリード「コジオは何百年も前から、魔除けや除霊といった、人間の儀式を手伝っていたポケモンだからな」
ドット「何百年⁉︎」
リコ「そんな大昔から?」
レホール「カルボウもコジオも、古よりこの地に住み、人間と一緒に生活していたのだ」
ドット「人がいなくなった後も、ここはポケモンの住みかになってるんだ」
レホール「どうだ?歴史とは面白いものだろう?」
ドット「はい」
ロイ「お〜〜い!みんな〜!」
ホゲータ「ホッゲ〜〜!」
シンヤたちがカルボウとコジオを観察していると、コレクレーのコインを集めるために別行動をしていたロイとホゲータが、シンヤたちのいるところにやってきた。しかも、ロイは頭にかぶっていた帽子を取っていて、その帽子の中には、たくさんのコレクレーのコインが入っていた。
リコ「すごい」
ドット「こんな短時間に、よくそれだけのコインを集められたな」
ロイ「宝探し得意なんだ〜」
ホゲータ「ホ〜ゲ〜!」
ピカチュウ『シンヤ』
シンヤ「…ああ。多分そういうことだろうな」
レホール「さあ、最後はあそこに向かうぞ!」
シンヤ「あれは…」
レホール「物見塔。このパルデア地方が、いくつもの国に別れていた時代に、皇帝が隣国を見張るために建てたものだ」
ロイ「あっ!」
ポーーン
タイカイデン「カァァイ!」
ロイ「タイカイデン、あれを覚えてる?」
タイカイデン「……!カァーーイ!」
今自分のいる場所から物見塔を見たロイは、モンスターボールからタイカイデンを出した。そして、ロイとタイカイデンは物見塔を見ると、自分たちが初めて出会った時のことを思い出していた。タイカイデンがまだカイデンだった頃、そして、そのカイデンがまだ野生のポケモンで、飛ぶことを怖がっていた時、ロイがカイデンを飛べるように特訓をし、カイデンが仲間たちと高台まで飛んで行ったことを。
レホール「かつて誰かが作りしものに、今は貴様の物語があるのだ」
リコ「物語」
レホール「過去も歴史も、今に繋がる物語だ。先人たちが積み重ねてきた時間があるからこそ、我々の生きる今に繋がっているのだ」
今回のフィールドワークを通じて、リコたちは過去のことを知る面白さを知ったようだ。そして、レホールが物見塔の頂上で合流しようと言い出すと、ゾロアークと一緒に物見塔まで走って行った。すると、タイカイデンはホゲータを背に乗せ、ロイがタイカイデンの足を掴むと、タイカイデンは物見塔の頂上に飛んで行った。そして、シンヤたちも物見塔の頂上に向かうため、シンヤとフリードはモンスターボールを取り出し、シンヤはミライドンを、フリードはリザードンを繰り出した。そして、シンヤとリコはミライドンに乗り、フリードはドットとリザードンに乗ると、物見塔の頂上に向かった。
物見塔・頂上
リコ「うわぁ〜〜」
ロイ「いい眺め!」
レホール「あっちに面白いものがいたぞ」
リコたちが物見塔の頂上から、パルデア地方の景色を見て楽しんでいると、レホールが声をかけてきた。そして、リコたちが反対方向を見ると、そこには1つの宝箱が置いてあった。
ピカチュウ「ピィーカ」
シンヤ「ああ。やっぱりここにいたんだ」
カチャ(宝箱が開く)
コレクレー(はこフォルム)「コレクレー」
リコ・ドット「「コレクレー⁉︎」」
シンヤ「あれは《はこフォルム》っていう、コレクレーが宝箱に入っている時の姿なんだ」
リコ「へぇ〜」
コレクレー(はこフォルム)「コレクレー!」
ロイ「…フフッ、フフフーッ。タッタラッタラー。タッタタッタター」
反対側に置いてある宝箱をシンヤたちが見ていると、宝箱がひとりでに開いた。そしてその宝箱には、さっきシンヤたちが出会ったコレクレーと、たくさんのコレクレーのコインが入っていた。そして、コレクレーが体から紫色のオーラのようなものを放出すると、ロイはコインがたくさん入っている帽子を両手に持ち、ダンスをしながら歌い出すと、コレクレーのいるところに向かって行った。するとロイは、帽子に入っているコインを、コレクレーの入っている宝箱の中に入れ始めた。
リコ「ロイ、いいの?」
ロイ「えっ、何が?」
ドット「折角コインを集めたのに」
レホール「コレクレーにまんまとやられたな」
ドット「えっ?」
リコ「それって、どういう意味ですか?」
シンヤ「コレクレーは人を操ってコインを集めさせ、最後はそのコインを全部奪っちまうんだ」
ピカチュウ「ピィーカ」
リコ「人を操る?じゃあ、今ロイは…」
コレクレー(はこフォルム)「コレクレー」
ロイを操って集めさせたコインを全て奪ったコレクレーは、宝箱を閉じると、はこフォルムの状態で物見塔から地上に飛び降り、そのままどこかに去って行った。
リコ「色んなポケモンがいるんだね」
ドット「あぁ…」
ロイ「あ〜、楽しかった!」
ホゲータ「ホンゲゲ」
レホール「コレクレーのコインを探すことで、今を生きるポケモンたちに出会うことができた。貴様たちのおかげだ」
シンヤ「いえ。それでレホール先生、ラクアについてなんですけど…」
レホール「そうだったな。私が読んだ歴史書にはこう書いてあった。『昔むかし、パルデアよりはるか遠く、百の昼と夜を超えた先にあるは、ポケモンたちの楽園。桃色に輝くラクアなり』と」
フリード「桃色!やはりラクアは、《ラクリウム》と何か関係がある」
シンヤ(ラクリウム。あのピンク色の結晶石に、一体どんな秘密があるんだ?)
ラクアに関する手掛かりをレホールから聞いたシンヤとフリードは、以前エクシード社に行った時、ラクリウムと呼ばれるピンク色の結晶石の写真を見たことを思い出し、やはりラクアとラクリウムには、何か繋がりがあるのだと考えた。
レホール「誰もがおとぎ話と笑い、今ではラクアという言葉を知る者はいなくなった。…だが、私は貴様たちの話を信じよう」
リコ「レホール先生」
レホール「オレンジアカデミーが建てられるずっと前、この地にはパルデア帝国があり、更にその昔、異なる王国があった。想像してみるといい。大昔のパルデアの過去の景色を。たとえ見たことがなくても、過去を知れば想像できる。今の貴様たちに繋がる、先人たちの物語…リュウセイとルシアスの物語を」
シンヤ「リュウセイと…」
リコ「ルシアスの物語…」
テラパゴス「パ〜〜ゴ!」
シンヤとリコは、自分たちが生まれるはるか大昔、リュウセイとルシアスが一緒に冒険をしていた頃を想像していた。そして、リュウセイやルシアス、先日たちの冒険があったからこそ、それが今の自分たちの冒険に繋がっているのだと。
レホール「貴様たち、過去を知ることもまた、1つの冒険だ。諦めなければ、いつかラクアに辿り着ける。頑張るといい」
リコ・ロイ・ドット「「「はい!」」」
シンヤ(過去を知ること…か)
フリード「レホールさん。今日はありがとうございました」
レホール「未来を歩む若者に、過去を知る面白さを知ってもらいたかっただけだ」
こうしてシンヤたちは、今回のフィールドワークを通じて、歴史を知る面白さと、歴史を知る大切さを知った。そして次の日、テラスタル研修を受けている研修生の全員がグラウンドに集まると、キハダから応用テストの説明を聞いていた。本来なら、リコたちも今日から応用テストを受けるのだが、リコ、ロイ、ドットの3人は、今日シンヤたちとエリアゼロに行くため、リコたちの応用テストは2日後から始まるように、クラベルが特別に手続きをしてくれた。しかし、リコたちが後で応用テストを受けることには変わりないので、リコ、ロイ、ドットの3人は、今グラウンドで、応用テストの説明をキハダから聞いていた。そしてシンヤは、今オレンジアカデミーの廊下を歩いて校長室に向かっていた。その理由は、エリアゼロに行くことになった理由を説明するから、校長室に来るようにオモダカに呼ばれていたからだった。
校長室
ガラガラ(扉を開ける)
シンヤ「失礼します」
ピカチュウ「ピィーカ」
ペパー「シンヤ!ピカチュウ!久しぶりちゃん!」
ネモ「シンヤ」
ボタン「久しぶり。…って言っても、数日前に会ったばかりか」
シンヤ「ペパー!ボタン!ネモ!あっ、そっか。今日はペパーたちも一緒に、エリアゼロに行くんだっけ?」
シンヤが校長室の中に入ると、校長室の中には、ペパーとボタンとネモ、そしてオモダカがいた。シンヤはペパーたちに久しぶりと挨拶をすると、何故急にエリアゼロに行くことになったのか、何故自分に同行してほしいのか、その理由を早速オモダカに聞いてみた。
オモダカ「…まずは、これを見てください」
ピッ(テレビをつける)
シンヤ「こ、これは!」
ピカチュウ「ピィーカ!」
To be continued
次回予告
エリアゼロに行く全員が準備を終えると、早速シンヤたちはエリアゼロに向かった。そして、エリアゼロの最深部、ゼロラボという場所に行った時、そこでシンヤたちは驚きの真実を知ることになる。
次回「エリアゼロ!明かされる真実!」