鉄血のオルフェンズ 悪魔とニュータイプ   作:ボートマン

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Gジェネをプレイして勢いで書いちゃいました!


ちなみに主人公のイメージはこんな感じです。


【挿絵表示】





第1話

火星の荒れ果てた荒野を疾走する複数の機影。

 

装甲戦闘車両“MW(モビルワーカー)”。

 

そのMWによる模擬戦を1人の男が見守っていた。

 

「相変わらず三日月の動きは凄いな」

 

長い黒髪に無精ひげを生やした粗野な見た目の男の名は“レオン・フォークス”。

 

CGS(クリュセ・ガード・セキュリティ)に所属し、参番組の教官を務める男。

 

「ほいシノとユージンはアウトだぞ」

 

通信機をペイント弾を撃たれたMWのパイロットに呼びかける。

 

『ちっくしょー!またかよ!』

 

『くそ!三日月の野郎!』

 

悔しがる少年2人にレオンは苦笑していると、三日月は背後から奇襲するMWに気づいて射撃を回避する。

 

「お~本当にいい動きするな」

 

そして、模擬戦は三日月の1人勝ちによって終了した。

 

「だぁ~また三日月に負けた~!」

 

「お疲れさんシノ」

 

食堂でレオンは三日月達と一緒の机で食事をとっていた。

 

「なあ教官、どうすれば三日月に勝てるんだ?」

 

「そうだな……三日月の操縦技術は俺らの中でもずば抜けてるからな。う~ん……1対1じゃまず勝てないから集団でいけば勝てるかもしれないな」

 

「やっぱそうなるか~」

 

机に突っ伏すシノは悔しそうに溜息を吐く。

 

1人で三日月を倒したいのだろうが、その為には操縦技術をさらに上げるのと機体の性能が良ければ可能性はあるだろう。

 

「でも、俺教官には一度も勝てたことないよ?」

 

「いやいや、教官なのに簡単にやられるわけにはいかないだろ?」

 

とはいえ毎回三日月との模擬戦では冷や冷やされるのだ。

 

「そうなの?」

 

「そうなんだよ」

 

何気なく話していると、褐色肌の少年と恰幅の良い少年が近づいてきた。

 

「その様子じゃ今日の模擬戦もミカの圧勝か?」

 

「そうだよオルガ。それで二人はどうしたんだ?社長に呼ばれてたみたいだけど?」

 

「ああ。実はな……」

 

それから褐色肌の少年“オルガ・イツカ”と恰幅の良い少年“ビスケット・グリフォン”から参番組にとあるご令嬢の護衛依頼を任されたことを話した。

 

「“クーデリア・藍那・バーンスタイン”か……」

 

「お嬢様かあ……いい匂いするのかな~なあ三日月?」

 

「お嬢様って言っても同じ人間なんだし、そんなに変わんないだろ」

 

「はぁ~」

 

「というか護衛対象に変なことしたら駄目に決まってんだろ」

 

スケベなことを考えていたシノにくぎを刺して置き、レオンはトレイを持って席かを立つ。

 

「オルガ、夜に倉庫に来てくれ」

 

オルガとすれ違う際に呟き、トレイを返却すると食堂を出た。

 

 

 

 

 

日も落ちて夜になり、レオンはタブレットを手に色々と調べていた。

 

「クーデリア・藍那・バーンスタイン。このクリュセの首相“ノーマン・スタイン”の娘で火星の独立運動を行っている。……独立か」

 

独立という言葉にかつていた世界での戦闘を思い出す。

 

レオンはかつて宇宙世紀と呼ばれた世界で、地球連邦から独立のためにジオン公国の兵士として戦った。

 

三日月達と変わらない年齢で戦場にでて、数々の激戦をどうにか生き残った。

 

その際にレオンは驚異的な直観力と予知能力が開花して、ニュータイプ何て呼ばれていた。

 

当の本人は自分はそんなたいそれた存在ではないと思っている。

 

ニュータイプとはアムロやカミーユ、ジュドーとバナージといった者たちのことだ。

 

そんな自分がなぜこのP.D.(Post Disaster)と呼ばれる世界に迷い込んだのか。

 

“ラプラスの箱”

 

それを巡る戦いの最後に、全てを消し去ろうとするコロニーレーザーからインダストリアル7を守るためにあることを行った。

 

サイコフレームの共鳴によって発生するサイコフィールドを用いて、照射されるコロニーレーザーを無効化を行った。

 

レオンの搭乗する機体にもサイコフレームが使われていたこともあって、自分もバナージ達とサイコフィールドを発生させた。

 

そうして気が付けばこの世界に迷い込んでいたのだ。

 

そこからはこのCGSに雇ってもらい、今の参番組の教官と至るのであった。

 

「邪魔するぞ」

 

「ん、いらっしゃい」

 

オルガが約束通りに倉庫に入ってきたため、立ち上がりコップに水を入れて手渡す。

 

「それで話ってなんだ?」

 

「今回の依頼のことでちょっとな」

 

「どういうことだ?」

 

手渡されたコップの水を飲みながら、怪訝そうにオルガは聞く。

 

「護衛するお嬢様はノキアスの七月会議を成功させた人物だ。その上、火星の独立運動も行っている人物が地球に行こうとしてるんだ。お前ならわかるだろ?」

 

「………はぁ、そういうことか」

 

レオンが言いたいことを理解できたオルガは顔をゆがめる。

 

「レオンは“ギャラルホルン”がお嬢さんを狙うかもしれないって考えているのか?」

 

“ギャラルホルン”

 

それは治安維持を目的に設立された武力組織だ。

 

「まあ、可能性の話だ。だけど、俺は確実に来ると思う」

 

ニュータイプとしての勘とは言わないが、もし狙うならこのCGSに来た時を狙うはずだ。

 

このCGSが何か企んでいて鎮圧した際に巻き込まれたとか、理由なんて後でいくらでも誤魔化せばいい。

 

「けど、今更俺達には拒否権なんかねえ。だからっといって死ぬつもりはない」

 

そういうオルガの瞳から強い意志が感じられる。

 

レオンは知っている。

 

そういう強い意志を持つ者に多くの人はついて行ったことを。

 

だからこそ、三日月達もオルガを信頼しているのだろう。

 

「まあ、俺も出来る限りのことはするからそう気張るなよ」

 

「ああ。その時は頼りにさせてもらうぜ、教官」

 

そして、オルガは倉庫を出て行ったのを見送った後、レオンは倉庫の奥の扉を開けて中に入る。

 

「久しぶりの戦闘になるかもしれない。頼むぞ相棒」

 

倉庫の横たわる存在にレオンは触れながら呟くのであった。

 

 

主人公の機体

  • ヤクト・ドーガ
  • 量産型νガンダム
  • シャア専用ディジェ
  • リゼルN型
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