転生カヤちゃん奮闘記   作:ゴロー小五郎

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今回は短め!!


(近況)
ゆ、ユメパイセェェェェエエエエエエエン!!!!(発狂)
過去オジィ!!お前割とノリ良くてビビったぞコルァ!!(歓喜)

そして、なぜ一話だけなんだぁぁぁああああああ!!!!次更新いつだあああああああああああうおあああああああああああもうまてまてまてまてねまてねえええええええええええ!!!!!
ああああああんまりだあああああああああああああああ!!!!!!!

……ふぅ、スッとしたぜ

過去オジとユメパイセン、後新たなゲマトリア良かった(小並感)


12.先生は生徒の味方だよ

 

 

 

〜アビドス市街地〜

 

“便利屋のみんな、助けてくれてありがとう”

「くふふ。いいんだよ先生ー」

「元々はただラーメンを食べに寄っただけだから」

「す、少しでも先生のお役に立てたのであれば幸いです」

「ふふん、まぁアウトローならこれぐらい当然よね!」

“便利屋のみんなが助けに来てくれなかったらどうなっていたか…”

「正直私達もカイザーに反抗して仕事一つ失ったんだけど、もう片方のクライアントが幸い追加で任務を依頼してくれたからなんとかなった」

「その前祝いにラーメン食べに来たんだけど、まさかこんなことになってるなんてねー」

“もう片方のクライアント?”

「正体不明のクライアントなんだけど、多分同じ学生だと思う。依頼内容は本来教えないんだけど、今回の件にも関わるかもだから共有しておく」

「そういえば、今日も依頼の連絡の後に『前祝いにラーメンでもいかが』とか言ってたけど」

“そうなんだね。ちなみに、任務の内容って聞いても良いかな?”

「まあ先生なら構わないわ!内容はね……」

 

 

 

 

〜ゲヘナ学園〜

 

「了解した先生。風紀委員会はアナタに協力する」

「い、委員長?!」

“ありがとうヒナ。恩に着る”

「別に構わないわ。アビドスには迷惑をかけた。それに…」

“?”

「とある友人に『手伝ってあげてほしい』と言われたからね。先生のためにも頑張るわ」

“とある友人?”

「残念ながら先生には名前を教えないでって言われたから内緒。でも、一生懸命で良い子なのは確かよ。いつか先生も会ってあげてほしい」

“うん、わかった”

 

 

 

〜トリニティ総合学園〜

 

『ナギサ様から協力を取り付けることができました』

“ありがとうヒフミ”

『いえいえ、こちらこそこれぐらいしかお力になれずにすみません』

“十分助けてもらってるよ。ありがとうね”

『あはは。そう言ってもらえると助かります。それにしてもナギサ様も上機嫌でしたし良かったです』

“そうなんだ”

『ええ、なんでも『私達も協力しますので先生も楽しみにしててください』とおっしゃってました』

“私達も?”

『ええ、私達ってことは多分同じティーパーティの聖園ミカ様のことかと思います。お二人とも仲がよろしいようですし』

“…そっか、わかった。それじゃあまたねヒフミ”

『はい先生!』

 

 

〜アビドス高校〜

 

「あ、先生おかえりなさい!」

「ん、まだ準備に時間がかかる」

“そうなんだね。……それじゃ、もう一箇所だけ周ってきていいかな?”

「はい⭐︎それはいいですけど、どちらに?」

“うん、少し気になるところがあってね”

「それでは私も同行しますか?」

“大丈夫だよ。アヤネも準備をお願いね”

「了解しました。ちなみに先生はどちらに?」

“私?私はね…”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「室長、シャーレの先生と空﨑委員長に例の件で接触があったとの報告が」

「カヤさん、桐藤さんより先生の件は了解したとの話が」

「カヤ室長、例のヘルメット団の釈放の手続きが整いました」

「室長、FOX小隊及び麾下の部隊全ての準備が完了した」

「そうですか。皆さん報告ご苦労様です」

 

防衛室の室長部屋に報告が次々と上がってくる。

ゲヘナとトリニティからは先生に協力する旨の趣旨が。

便利屋68からは新たな依頼の受諾。

そして、いくつかのサプライズの予定も調整の目処がついた。

後はリンちゃんに根回ししたし、他の室長にも再度連絡をして……

 

「し、室長!シャーレの先生より室長に会いたいとの電話が!」

 

…………はい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“やあ、久しぶりだね”

「ええ、お久しぶりですね先生」

 

テーブルを挟んで対面にシャーレの先生が座っている。

初めて会ったころと同じ、いや、それ以上にクマの濃くなった目と疲れが滲む顔からほんの少し体調が不安に思う気がしなかったでもないが、どうやらその心配はなさそうである。

今もこうして疲れた顔から穏やかな微笑みを浮かべているが、その目までは誤魔化しきれない。何かの激情を必死に抑えようとしている、燃えたぎるような目をしている。

 

“カヤ、少しお願い事があるんだ。連邦生徒会として、どうにかアビドスの力になってくれないかな?”

「おや?そういうのは連邦生徒会長代理の七神リン首席行政官にお話しするべきでは?」

“リンちゃんには最初に話したよ。連邦生徒会としては、『特定の学園のために融通を聞かせたら中立の立場でなくなる。それに現在はそこまでの余力が連邦生徒会にはない』って言われちゃった”

「なるほど。ではなぜ防衛室に?結論はすでに出ているのでは?」

“なんとなくここに来た方がいいなって思ったんだ。それに、リンちゃんも『荒事は防衛室に頼るといいかもしれませんね』って”

「……そうですか」

 

先生が防衛室を頼ってくれた嬉しさと、リンちゃんの仕事の投げっぷりに呆れとで相反する気持ちがせめぎ合いつつもカヤは笑顔で先生に言葉を紡ぐ。

 

「結論から申し上げると、連邦生徒会としては今回は手出しはできません。理由は首席行政官のおっしゃる通りです」

 

“そうか…”と小さく呟く先生にカヤは申し訳ございませんと頭を下げる。

だが、顔を上げるとそこには悪びれない笑顔が張り付いていた。

 

「ですがそれだけではあまりに忍びないのでこちらから一つお伝えしたい情報があります」

“情報?”

「ええ、なんでもカイザーコーポレーションは悪どい商法を各地で行っているようで…いろんな学区から抗議が連邦生徒会に届いていましてね。連邦生徒会でも手をこまねいていたのです」

“なるほど”

「ええ、そこで順番が逆転してしまうのですが、もし先生が今回の件でカイザーに繋がる情報を提供していただけましたら私たちがカイザーに喜んで特捜部を派遣いたします。そうすればアビドスの抱えている借金を…減らすことはできずとも、利子を法外のものから規則に則ったレベルまではさげることができるかも知れませんね」

“へぇ”

「自分で言うのもなんなのですが、こう見えて私たちは各校から選ばれたエリート集団です。特に財務室長は曲がったことが嫌いな性格なので、喜んでお力になれると思いますよ」

 

ニコリと微笑みながら先生を観察するも、先生に特に変化はない。

依然と微笑みを浮かべたまま力強い目でカヤを見続けている。

その目に何か言いようのないものを感じつつもカヤは話を纏めていく。

 

「まぁ私たち防衛室は不良などの触法には厳しく対処できますがカイザーは悪どくとも法を犯していないのでお力にはなれません。ああそういえばふと思い出したのですが、どうやらアビドス付近にいたヘルメット団、カイザーに仕事を振られてたようですが一方的に仕事を切られたようでなにやらよからぬ事を企てているとか…」

“カヤ”

 

スッと先生が立ち上がりカヤの隣まで歩み寄る。

突然の先生の行動に困惑していると、先生は片膝を折りカヤと視線を合わせてゆっくりとつぶやいた。

 

“カヤ、そんなに危ない橋を渡ってはいけないよ。カヤも私の大切な生徒なんだからね”

 

先生の鋭い目つきがカヤの瞳を射抜く。

疲れの見える目元からは想像もつかないぐらい、熱く強い意思を持った目。

だが、その熱さの中に僅かにこちらを心配するかのような優しさが見える、不思議な目だった。

 

「え、ええもちろん。あ、いや、別に私は危ない橋など渡ってないと言うか、な、なんですか危ない橋って?なにをおっしゃっているのかさっぱりで」

 

なぜか勝手に口から言葉が出続ける現象に驚きながらもカヤはこころを落ち着けようとするも、想いとは裏腹に口は勝手に言葉を紡ぎ続ける。

そんな様子を先生はクスリと微笑んでからカヤの肩に軽く手を置いた。

 

“今は分からなくても大丈夫だよ。でも、それでも知っておいて欲しいんだ”

 

するりと先生の手が離れ、同時に先生が踵を返して扉に向かって歩いていく。

先生の触れた肩にじんわりとした熱を感じながら、触れられた箇所に自分の手を重ねる。

自分の手では覆いきれない熱。自分より大きな手。そして力強く、優しい手。

その一つ一つを理解するたびに肩だけでなく全身に伝播したかのように熱が広がる感覚に表情を隠しきれずにいると、退出する先生が一瞬だけこちらに顔を向けていた。

 

“ここは(先生)に任せて”

 

扉が閉まる一瞬に見えたのは、先ほどまでの疲れ切った表情でも、それすら凌駕する射殺すような目つきでもない。

目尻を下げ、だらしなく口元が緩んでいる、だらしないが不快感はなく…むしろ、どこか暖かさを感じさせるとても優しい笑みだった。

 

 

 

 

 

 

「室長、先生がアビドスに到着。それと同時に移動開始しました。……室長?」

 

防衛次長が室長部屋に入室すると、カヤは応対用の椅子に深く座り込みながら天井を眺めていた。

普段なら滅多にしない格好。それともう一つ滅多に見ない様子に次長が首を傾げる。

 

「室長、お顔が少々赤いようですが、風邪ですか?」

 

普段は雪のように白い肌がほんのりと赤くなっていることに気づく。

それを指摘されたカヤは片手で目元を覆い、「んんん」と呻き声を上げている。

 

「ふふふ、やるじゃないですか先生」

 

ガバッと勢いよく立ち上がり、カヤは応対用の椅子から室長椅子へと座り直す。

そして右手にペンを、左手にスマートフォンを手にして不敵な笑みを浮かべた。

 

「これからはサービスですよ先生。私を本気にさせた事、後悔させてあげます」

 

だがその笑みはいつもの冷徹なものでなく、カヤのその表情のように不思議と熱さを覚えるような笑みであった。




なぜ毎度執筆が月曜に日付けが変わる前にできないのか…
ちょくちょくやれば見直しとか誤字訂正とか、なんならプロット詰められるのに…

先延ばしと衝動性ってヤバいよね(深夜テンション)

感想及び誤字訂正毎度感謝です!!!

今後のお好みのストーリー展開は?(あくまで参考)

  • 原作ルート路線(メインストリート追従)
  • オリジナル路線(イベストみたいな感じ)
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