正直続かないだろうなと思ったけど、思ったより皆様の反応して良かったのでつい投稿してしまった…
感想評価誤字指摘死ぬほど感謝ッ
それもこれも皆様のおかげです。ありがとうございます!!
そして、この透き通る世界、ブルーアーカイブに感謝ッッッッ!!
注)主人公はカヤちゃんですが、物語進行のためオリキャラが登場します。ご注意ください。
ここは学園都市キヴォトス。ヘイローと呼ばれる特殊な天使の輪を持つちょっと耐久力と身体能力の高い生徒たちが住まう不思議な都市。
広大なキヴォトスの有数の名門校、ゲヘナ学区内に存在するスラム街の廃墟にて密談が行われていた。
「いよいよだねリーダー」
「ああ、明日連邦生徒会を襲撃する」
「奴らに目にものみせてやれますよ!」
廃墟に集まるはそれぞれ形は違えどヘルメットを被った集団である通称ヘルメット団。
このキヴォトスで学籍を持たず、荒事でその日暮しを凌いでいる武装集団である。
「どこの誰か知らないけどこんな多額の前金渡してくるなんて不気味な野郎だが、この際どうだっていい。私たちの名をあげる絶好の機会だ」
「うまくいったらプリン食べ放題も夢じゃないッスかね?」
「バカヤロウもっと志を高くもて」
「うーん、じゃパフェとか?」
「はぁ。…まあ、それもいいかもな」
他愛もない話をしながらヘルメット団は各自装備の点検をする。自動小銃に拳銃。迫撃砲や対戦車ロケット弾に果ては装甲車と戦車などの重火器が揃っている。 さらに廃墟内には100名を超える団員が待機しており、殺気に似た物騒な空気が醸し出されていた。
「それで、突入は明日の8時でしたっけ?」
ショットガンに弾を込めながらヘルメット団の1人がリーダーに話しかける。
自分の武器の愛銃のAK47の点検を終え、とっておきの品の点検をしているリーダーが相槌を打つ。
「ああそうだ。別働隊がヴァルキューレに陽動作戦をしかけている間に連邦生徒会を襲う。そのまま連邦生徒会を占拠したら後から来る奴らに明け渡せばいいんだと」
「へぇ、そうなんですね。ちなみに後からくる奴らって何者なんですかね?」
「さぁな。さすがにそれは私も分からん。ただ、連邦生徒会を襲わせるって大それたことさせようとするんだからよっぽどデケェ組織かなんかじゃねえのかな」
「なるほどなるほど」
ショットガンの弾込めが終わり、タクティカルベルトの確認をする。近くの箱から閃光手榴弾を2つ手に取り、1つをベルトに挟む。
「そういやウチらは本隊ッスけど別働隊は向かいの建物でしたね。何人ぐらいいましたっけ」
「おお?うーん、確か50人ぐらいだったかな?陽動だから歩兵戦闘車やドローン多めで人員はこっち優先にしたはずだからな」
「こっちは歩兵戦闘車4台に輸送用の武装装甲車4台。向こうが戦車2両に歩兵戦闘車6台にドローン20機ですよねぇ。いやぁこわいこわい。どこからそんなに集めたのやら」
ショットガンが装填されてることを確認し右手に持ちながら移動する。移動先は窓際、リーダーの隣である。ニコニコと人の良い笑みを浮かべながらリーダーの隣にドッと座る。
「ふむふむ、だいたい分かりました。」
「というかさっきからどうしたお前。今になって作戦の確認してやがる」
隣に座った団員の方に顔を向けると、
コツンッ
リーダーの顎にショットガンの銃口が添えられていた。
「……は?」
「ありがとうございました、リーダー」
激しい炸裂音と共に跳ね飛ばされるリーダーの体。そして巻き込まれる幾人かの団員と銃火器達。
呆気に取られる団員達の耳にガッシャンコとショットガンの装填音が鳴り響く。
そのまま3発、近くにいた団員とC4などの爆発物に射撃。辺りは轟音と煙にまみれ、視界が悪くなる。
カチャリッとガラスを踏む音が聞こえる。
団員達は音が鳴った方に一斉に振り向くと、そこには窓際から体を乗り出し外に脱出しようとするヘルメット団員の姿が。
「ま、待て!!」
誰かが咄嗟に銃を構えるが間に合わない。銃撃したヘルメット団員は窓の外から飛び降りていた。
細長い手のひらサイズのお土産を置いて。
目を焼く眩い光と平衡感覚を揺さぶる激しい音が室内に木霊する。
室内にいたほぼ全員がショットガンと爆発の音、それから閃光手榴弾に反応して目を向けていたせいで大多数が目を回して膝をついていた。
だが、ヘルメット団の全員が行動不能になったわけではない。爆発による粉塵によって閃光手榴弾の光から逃れた者、もしくは一部の比較的軽傷の団員は事態把握と情報共有のため慌ててトランシーバーに手をつける。
その瞬間、側頭部から激しい衝撃が頭部を襲った。地面に落ちていく身体と意識の最中、遠くから小さな発砲音を感じた。視界には彼女と同じように倒れ伏す仲間たち、そして窓際から突入する4人の少女。そのセーラー服と臙脂色のスカーフが彼女が保てていた意識で最後に記憶できた光景であった。
▼
「こちら『0』よりHQへ。例の情報の最終確認が取れました。それから定刻通りSRTの突入を確認しましたのでこれより局に戻ります」
『了解『0』、現在Eagleの支援のもとFOX、HOUND、PANTHER、RABBITが制圧中。撤退を許可します』
廃墟から激しい銃撃音が響き渡る最中、一人のヘルメット団員が悠々と歩いている。先程ヘルメット団のリーダーを襲った団員である。
彼女はヘルメットと得物のショットガンを投げ捨てて指定のポイントに向かう。
5分ほど歩くと一台のセダンが止まっており、その助手席に乗り込む。
運転席には金髪の女性がおり、缶コーヒーを飲みながら手元の資料を眺めていた。
「戻りましたよカンナ局長」
「ああ、ご苦労」
ヴァルキューレ警察学校公安局長 尾刃カンナ。対テロ組織の長官にして『狂犬』の異名を持つヴァルキューレ最高戦力である。彼女は資料から助手席に乗り込んだ者に目を向ける。
少女はヘルメットに収められてた金の長髪を整えながらカンナに微笑みかける。
「上の読んでた通りでしたね。人員だけじゃなく装備も豊富。けれども特注品は一切ない量産銃であり、識別番号は抹消済み。あくまで雇われたということだけが事実でありそれ以外の決定的な証拠はありませんでした」
「想定通りだ。少なくともテロを未然に阻止できたと考えられれば上出来だ」
ヴァルキューレ警察学校に向かいながらカンナは無線を操作する。
「こちらMDよりHQへ、『0』を回収した。これより撤収する。戦闘支援も可能であるがそちらの状況はどうだ?」
「こちらHQ、敵本隊はFoxが概ね制圧した。別働隊の方は正面玄関と勝手口でElephantが重武装で防衛を固めてる。それに、別働隊の方には『K』がいる。逃げ場はない」
「なるほど、ウチの
クツクツと口の端を歪めながらカンナは笑う。
その様子に助手席でスマートフォンを操作していた少女は怪訝な表情をする。
「先輩、今回の作戦って大丈夫なんですか?」
「ほう?何が言いたい」
「今回の作戦、場所が廃墟とはいえゲヘナ地区だからヴァルキューレが手を出しづらいのもわかります。それゆえにSRTが介入して事態の対処することも無論理解してます。まぁ奴さんたちにとって連邦生徒会にとって有益であることを見せる機会でもあり、自分達の本領発揮できる場でもありますからね」
カンナは運転しつつ横目で少女を確認する。眉間に皺を寄せながら眺めている端末に映し出されるのは、『SRT特殊学園 廃校撤廃!! 異例の判断の理由とは!!』『SRTの新たな所属は連邦生徒会防衛室?!さらなる権限拡大に疑惑の目が』とのクロノス新聞の記事である。
「けれどこんな世論が出てくることぐらい分かってたじゃないですか。あの人がこんな目を向けられてるって考えると、ちょっと納得できないです」
少し頬を膨らませた少女にカンナは微笑む。若いな。だがそれでこそヴァルキューレ警察学校に、しいては公安局に必要な力である。そう思わずにはいられなかった。
「分かるさ、安谷。だが治安を司るということはそういうことだ。私たちは強大な武力を持つ。それゆえに責任と自制心、それから厳しい世間の監視が必要となる。だが彼女には彼女なりの考えがあり、そしてそれを貫く強い意志がある。こんな流言ごときに負けないさ」
「ですが…」
「それに、大切なのは『私たち』さ。彼女が見せた意志は私たちの行動によって世間に厳しく判断される。それがあるから
「……」
「まぁ分からなくてもいい。少なくとも同じ治安維持組織なんだ。仲良くとは言わんでも邪険にはするな。今はまだそれでいい」
「別にSRTを邪険にしているつもりはありません。僕はただ…ウチだけで解決できないのが、あの人の手を煩わせてしまっていることが悔しいだけです」
頬を膨らましスマホをしまった少女、ヴァルキューレ警察学校一年生安谷レオにカンナは苦笑する。この少女、入学して早々類い稀なる戦闘技術と潜入捜査の資質をを発揮し、『0』のコードネームを手に入れた公安局の次世代のエースである。そして、そんな稀有な才能の持ち主でありながらその性根は公安には似つかわしくない清廉な娘でもある。
「そう思ってくれる人が一人でもいれば、彼女は頑張れるさ」
「なんですかそれ。ちょっとクサいんですけど」
クツクツと笑いながらカンナは自身が読んでいた資料をレオに渡す。レオは渡されて無言で目を通す。こういった真面目さもなおカンナが柄にもなく可愛がりたくなる理由の一つである。
「そういえば局長、もう一つ気になることなんですが」
捜査資料を読み終えた後にレオはカンナに話しかける。
「今回の別働隊に対する突入部隊ですが……いえ、彼女の異名を知らないわけではないのですけど、それでも潜入してた僕だから言えるのですが敵は人員だけでなくなかなかの武装を揃えてます。それなのに……大丈夫なんですか?」
正直彼女の言い分は激しく理解できる。本隊より人数が少ないとはいえ、歩兵支援車やドローンが点在する中で突入部隊は……と。だがカンナは不敵に笑う。
「大丈夫さ。まぁ今回の作戦立案と戦闘指揮は彼女ではないが、彼女が推す人物であり最終的には室長としてOKをだしたんだ。問題ない」
話をしているうちに車はD.U.区に入っていた。本部であるヴァルキューレ警察学校の建物がすでに視界に入っている。
「ええ、マジですか…ぶっちゃけ作戦としてはこれ本当に酷いですよ。ヴァルキューレ使えないしSRTが慢性的な人材不足とはいえ、これはどうかと」
レオの引き攣った笑みにカンナは今度こそ声を出して笑う。つくづく彼女の公安らしからぬ百面相は見ていて飽きない。これを潜入捜査時には有益に使いこなすのだから中々油断できない者ではあるが。
「まぁそういうな。それにさっきお前も言っただろ?彼女の異名を」
校内の駐車場に停車し、車から降りる。宿直室に向かって歩きながらカンナは不敵に笑った。
「彼女の異名、それは-----」
▼
---なんなんだこれは
---一体、何が起こっている
---なぜ私たちは…いや、なぜ彼女は
「グハッ」
一人、また一人と仲間が崩れ落ちていく。
おかしい、ついさっきまではこんなことは考えられなかった。
SRTが突入した廃墟とは別の建物。向かい側にある敵のヘルメット団の別働隊が待機していた壊れかけの建物には50名ほどの団員が待機していた。
1階のフロアが吹き抜けのガレージであったためにそちらに戦闘支援車を配置しており、向かいの建物から激しい銃撃音が始まったと同時にこちらにも図書館で最も分厚い本もかくやという程の防盾を装備した重装甲小隊が物々しい重音を響かせながら出入り口付近で銃撃戦を開始したことも把握してた。奇襲により虎の子の戦車二台と戦闘支援車二台が破壊されたことは頭を抱えたがそこからは持ち直し、前後挟まれた状態ではあるが火力で互角に持ち込めている。…高火力の歩兵戦闘車複数台に対して互角に持ち込めている超重装甲兵という存在に疑問が残るが、それを考えている時間はヘルメット団員にはない。
敵が攻めあぐねているのであれば、ドローンによる背部からの逆奇襲が成立する。敵の装甲兵の意識さえ逸らせれば後は火力頼みで突破し、そのまま向かいの本隊と挟撃し撤退は可能である。依頼が達成するかは分からないが今はこの危機を乗り越えればいい。そう思いドローン部隊はリモコンを、戦闘員は各々の
バンッッッ
背後からの炸裂音と金属を砕く音、そして自分の隣に倒れ込む団員。
そしてそれから始まるけたたましい銃撃音。
何があったのか理解する暇もなかった。
サブマシンガンのごとき激しい炸裂音と飛び交う弾丸、そして倒れ伏す味方達。
慌てて銃を構えるも、目に映るは辛うじて白と言える何かとその残像のみであり、照準が合う前に連発する銃撃音の数だけ倒れる味方。
遮蔽物に隠れるも、別の方向に発砲音が鳴ったと思うと甲高い何かを弾く音が聞こえたと思えば死角であるはずの味方が倒れる。
仲間の一人が「リロード中を狙え!」と牽制射撃をするが、先ほどから弾切れを起こした様子が見られない激しい射撃音が響き渡る。
半狂乱で手榴弾を手にするも、投げる前にヘルメットごと眉間を撃たれ手元を離れさらに敵の射撃により複数人で隠れる団員のところに転ばされて被害をただ拡散させる始末である。
もはやできることはない。
ヘルメット団の別働隊の隊長以外が倒れ伏すのに秒針が半周りすることすらなかった。
ヘルメット越しの息は荒れ、震える全身ではアサルトライフルを構えることで精一杯である。
幸か不幸か、団員が残り一人になったことで隊長はこの惨状を作り出した人間をようやく把握することができた。
だが、震えは止まらない。むしろ過呼吸を引き起こしつつあり、全身の力が失われてライフルが地面に落ちる。
目の前に立ちはだかるは、小柄な人間である。
全身白で統一した高価な生地とわかる高貴な制服に身を通した少女。
その制服に着られているかのごとき幼き顔立ちと小柄な体躯。
浅紫の艶やかな髪をシニヨンヘアで綺麗に束ねた姿。
そして最も目を惹かれる、幼き顔立ちにそぐわぬ認識してしまえば離すことは決してできない心の奥底を見通す悪魔の如き瞳孔。
---間違いない、彼女は…
「防衛室、最終兵器…不知火カヤ…ッッッ」
バンと発砲音と共に隊長が仰向けに倒れる。スライドが開いた白銀の自動式拳銃を元に戻しホルスターに収める。予備弾倉を含めた4本計52発、見張りを含めた56人を一人一発で仕留め、運良く手榴弾を巻き込めたがゆえになんとか残弾不足にならずに制圧することができた。
「その無粋な通り名、私の好みではありません」
倒れた隊長を尻目に通信機を操作する。
「こちらK、別働隊の戦闘員は排除完了。各部隊の状況を報告せよ」
『こちらFOX。こちらもただいま制圧完了した。負傷者0だが新兵の疲労が著しい。』
『こちらEAGLE、敵本隊全員沈黙を確認。援軍の気配もなし。引き続き周辺の警戒を継続する』
『こちらELEPHANT、敵は残り歩兵戦闘車1台のみ。後10秒以内に終わらせるんでちぃとばかし待っててくださいねー』
「なるほど、素晴らしい働きです。そう思いませんかHQ?」
『…はい、室長』
各部隊の状況を聞きながら概ね作戦通りに遂行したことを確認する。本来であればELEPHANT部隊に敵勢力が襲いかかる背後からカヤが蹂躙する予定であったがドローンによる挟撃の可能性をカヤが考慮し現場の判断で動いた。
HQからの返事に対し、カヤは優しく無線機に話しかける。
「大丈夫ですよ。目標は達成しましたし誤差は現場判断で修正可能な程度。あなたの作戦は間違っていません」
『はい…』
「しっかりしなさい『次期防衛室長』さん。何事も経験ですよ。先ほどの資料を押し付けられたときと同じくらいの毅然とした態度ぐらいがちょうど良いのです」
『…帰ったら決算書と発議書と私の説教が待っているので楽しみにしててくださいね、現室長』
「あら、藪蛇だったかしら」
ふふふと微笑みながら待機していると、下の階から爆発音と共に金属が散らばる音がする。おおお!!と歓声の声が聞こえるに、戦闘が終了したのであろう。
カチャリ
下の階に意識を向けていたカヤの耳が異音を捉える。その方向に目を向けると、部屋の出入り口付近にヘルメット団員が膝立てで座っていた。
RPG-7の引き金を引いた状態で
耳をつんざく噴出音と部屋を撒き散らす勢いと共に弾頭が射出され、あっという言葉すら出る隙もなくカヤの顔面に弾頭が着弾する。
後に起こる光景をヘルメット団員は一生忘れることができないであろう。
弾頭は顔面に衝突したが爆発しなかった。いや、正確には
弾頭はカヤの顔面で激しい噴射を起こしながら止まっている。そう、
「いけませんね、室内でそのようなものを使用するとは。お味方が無事ではすみませんよ」
グググッと徐々に弾頭が左にズレていく。そしてカヤの悪魔の眼光がヘルメット団を射抜く。
団員はヒッと小さな悲鳴をあげ、膝立てから尻餅をつく。
その間カヤの両手にて拮抗していたRPGはすでにカヤの顔面を逸れる位置に移動されており、そしてパッと手を離した。
弾頭はそのまま割れた窓を通過し向かいの廃墟に着弾する。
爆風を背にカヤは微笑む。体の芯から冷えて心が凍てつくような、人を人とも思わぬ目をした笑みだ。
「ひ、ひぃぃいぃいいあああッッッ!!!」
咄嗟に近くに落ちていたオートマティックのショットガンをなんとか腰で構え、引き金を引く。
ズダァンと耳を裂く銃声が鳴り響き散弾が撒き散らされるが、
「ぇ?」
カヤは散弾の範囲外にいた。散弾の散布のぎりぎり範囲外の右側にいる。
コツコツと靴の音が聞こえ、カヤがこちらに向かって歩いていることを遅れて把握する。団員は慌てて腰構えではあるが狙いをつけて引き金を引く。
だがまた飛び立った弾丸はカヤを捉えることなく壁に複数の穴を開けるにとどまる。
今度は見ていたから分かった。
発射した瞬間、カヤの姿はブレたかと思えば今度は左側にいた。
理解した。理解してしまった。
カヤは散弾を避けたのだ。
「うわぁぁああぁあああぁぁあああぁあぁあああああ!!!!」
目をら飛び出んばかりに見開きながらショットガンを撃ち続ける。
だが見開いた目はカヤを捉えることができず、視界に映るはカヤが弾を避けたという事実のみ。
右左への移動のみならずしゃがむなどの動作を交えながら確実に距離を縮めるカヤ。散弾は距離が縮まるごとにその散布範囲を狭める。そのことがなおヘルメット団員の恐怖を引き立てた。
そして気づけば目の前には座り込む自分にしゃがんで目線を合わせるカヤがいた。
ショットガンは引き金を引くもカチンと金属音が鳴るのみである。
「連邦生徒会防衛室室長の不知火カヤです。ご同行いただけませんか?」
団員は項垂れるように首を縦に振ることしかできなかった。
▼
ヴァルキューレ警察学校から送られた護送車両にヘルメット団員たちを載せる。
FOX小隊が対応した主力部隊は歩けるだけの力を残していたが、カヤとELEPHANT部隊が対応した別働隊はELEPHANT部隊の高火力とカヤのせいで軒並み気絶していたため無理矢理護送車に投げ入れるように収める。
その作業を眺めながら、カヤは小さく呟く。
「バ○オ5遊んでてよかったぁ…」
その呟きは護送作業とゲヘナ特有の喧騒に飲まれ、誰の耳にも届くことはなかった。
原作合流までの流れが長い。
最終話までのプロットはできているけどいかんせんアウトプットができない。でも自分なりには頑張った!!はず!!!!
書く側になって改めて毎日投稿者や10,000字越え投稿者の偉大さを知る。
とりあえず、気が向いたら続きます
今後のお好みのストーリー展開は?(あくまで参考)
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原作ルート路線(メインストリート追従)
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オリジナル路線(イベストみたいな感じ)