感想と評価ありがとうございやす!思った以上に読んでくれてる人多くてヒェッてなってます。ほんと感謝ッ!
誤字訂正、後日頑張りやす!
キヴォトス最強格:メチャクチャ硬い、自動回復、ガッツで蘇る、最高神秘、ゴリラ。残るは素早さかな?そう言えば、弾避ける生徒いたかな?…よし、コレで行こう。
というわけでカヤちゃんは敏捷モリモリです(他が高ないとは言っていない)
突然何を言っているか分からないかも知れないが、よろしければ付き合っていただきたい。
私には前世の記憶がある。
ただしそれはすごく曖昧なものであり、前は“ワタシ”だったか“オレ”だったかすら定かでない。
ただなんとなく普通の家庭に生まれて普通に育った、と感覚的に覚えている。
特に何かに秀でていた思い出はなく、だからと言って劣等感に苛まれた記憶も無い。家庭と友人に恵まれて漫然と楽しかった気持ちだけが残っている。
そんな曖昧な記憶の中でハッキリと思い出せるものがある。それは小さい頃から触れていたゲームや漫画などのサブカルチャーである。
なぜそこだけ明確に思い出せるかは不明である。まあ余程熱中していたか何かなのだろう。登場人物や世界観、そのキャラクターの技なども思い出せるのは相当な入れ込み具合だ。
そんな二次元大好きっ子だった前世は家庭環境は恵まれていたとはいえ大学進学できるほどの経済力もなく奨学金をもらえるほどの学力もない。さらにはそこまで大学に行く熱意もなかった自分は就職の道を選んだ、はず。
前世の記憶は楽しかった高校生活を思い出せるがそれ以降は思い出せない。最後の記憶は就活の準備に勤しんでいたことだけだ。
そんなごく普通の前世を過ごし、気づいたらこのキヴォトスにて生まれ変わっていた。
キヴォトスは数千の学園を擁した学園都市であり、その中でも学園ごとにより自治区が存在した独自の文化が存在している。
私はそんな無数の学園の中で親友の誘いを受けてとある学園に入学した。そして高校生活という青春を謳歌しようとしたはずなのだが…
「室長!また美食研究会が暴れています!」
「それはゲヘナ風紀委員会に任せてください」
「室長、財務室長より書類の再提出が…」
「あー、また判子がズレましたか。そちらの書類に重ねてください」
「不知火先輩、D.U.内でのヴァルキューレ生の配置転換について相談が」
「配置転換は尾刃公安局長に一任しております。相談はそちらに」
「カヤさん!SRT特殊学園の廃校を求める発議がまた提出されたとの話が!」
「またですか、反対派の室長たちには私から『お話し』しますので大丈夫ですよ。ちょうど
「クロノスの奴らが来ましたが入れますか?!」
「その前にボディチェッ…こほん、ただいま混み合ってるので後日折り返し連絡するとお伝えください」
「レッドウィンター工務部がまたデモを」
「いつもの発作です。放っておきなさい」
「不知火室長!」「室長!」「室「カヤ先輩「防衛室長」」」
「 」
どうしてこうなった…
おかしい。私はただやれることをしていただけなのに。
ただ、高校入学初日に遅刻をして銃撃戦に巻き込まれて、入学式に遅れないようにがむしゃらに突破したらたまたま当時の防衛室長がそこにいて、そこからまさかの登校初日で連邦生徒会防衛室に転校になり、何故かD.U.の治安維持と各学区の折衝に連れ回された。
度々起こる戦闘に肉体と精神の疲労、延々と増え続ける交友関係と各学園のパワーバランスなどの情報量の嵐など自分にやれることを精一杯やっていたら気づいたら防衛室長の椅子に座っていた。
おかしい。こういうのはもっと思慮深く冷静な判断ができる人が座るべき椅子なのに…。少なくとも流されるまま流れた結果収まる立場ではないはずだが。
いずれにせよ、不知火カヤはやれることをやっていたらこのキヴォトスの連邦生徒会防衛室長になっておりましたとさ。
いや、やれることはやっているが全然処理できていないのであるが
とりあえず防衛室長に雪崩れ込む生徒の数々を上手く処理し、机の上に書類を重ねて一息をつく。
先日次長に怒られながら自らの座高ぐらいある書類の摩天楼を肘置きぐらいまで処理したのに気づいたら新たに紙のサンクトゥムタワーが建築されてしまった。
こんなに簡単に建築できてしまっているのは今現在本物のサンクトゥムタワーが停止しているからである。
連邦生徒会長が突如行方不明になりサンクトゥムタワーが稼働停止、それによりキヴォトスの行政機関が麻痺してしまいその余波でただでさえ維持できていなかった治安が最早オワタと言われるレベルにまで低下してしまった。
元々書類作業は多かったがそれを補助するパソコンやAIを活かす電力が足りず、さらには治安悪化による事件多発で最早言葉が出ない。
いかんいかん、現状を振り返るだけでネガティブな感情になってしまう。こういう時は…
「次長、ひとまずSRTの件の根回しに主席行政官に話をつけてきます。昼までには戻りますので何かあれば携帯に連絡をお願いします」
「室長。で、できれば早く戻ってきてくださいね。午後からもアポイントメントがこんなに入ってるんですから」
必死の形相で書類と格闘する次長は血走った目でスケジュール表を指差す。ホワイトボードなのに黒字の方が面積の大多数を占める悲惨さに頭痛がぶり返してきた。
「それにしても午後一発目の相手がカイザーですか…」
カイザーコーポレーション。キヴォトス一の大企業であり、資源にインフラはては軍事など様々な分野にて学園都市の生活になくてはならない存在である。
「この間の連邦生徒会襲撃未遂の件、結局裏は取れませんでしたね」
次長が顔を書類から離さずに会話を続ける。生徒の暴動にしては珍しい質と量が整った襲撃計画。その細かな襲撃内容は判明したが肝心の武器の提供と唆した大元の情報は不明である。不明であるが、大まかには想定がつく。
「まぁ仕方ないですよ。前々室長だけでなく前室長ですら喉元に刃を突き立てられなかったのですから。とりあえずできる事はやった、それが大事です」
連邦生徒会長が失踪して数週間、各学区の暴走と治安維持の継続の綻びを突かれた形とはなったが幸にして未然に防ぐことができた。
まだ暴動が頂点に達していないこの状態で動きに出るとは、よほど自信があったのか。いや、コレはどちらかというと威力偵察か…。
「いずれにせよカイザーとは話し合いをしなければなりません。カイザーPMCの治安維持の提案や旧式化したヴァルキューレの装備の更新にカイザーの安価かつ多量の画一化された武装の売り込み、いずれも無視できるものではありません」
できれば今すぐ手を切りたいがそうは言えない。人・物・金のいずれもが足りない現状でカイザーの資源は垂涎ものである。向こうもそれが分かっているのであろう。
なるほど、となると前の襲撃はやはりブラフで本命はこちらの交渉か。こちらの戦力を他の武装組織にぶつけ、現状で不足しているであろう痛い部分にご自慢の資金力で良い商売を、はたまたあわよくば連邦生徒会襲撃が成功したらそのまま学園都市を一気に…といったところかな?うーむ、商魂逞しい。
まあ、今やることには変わりはない。私たちは私たちのやれることをする。治安維持組織として、連邦生徒会としてキヴォトスのためになることを行うのみだ。
「それでは行って参ります」
考えを振り切り防衛室を後にする。まずはリンちゃんにSRTの根回しをしよう。なんやかんやリンちゃんは甘いので多数で押されればコロッと意見を変えてしまうだろう。釘を刺しておかねば。それに、
(久しぶりにリンちゃんに直接会えますね♪)
ちょっとした私情もある。
午後のアポも気にならないくらい上機嫌で連邦生徒会の施設を練り歩いた。
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しばらくして連邦生徒会長室にカヤはたどり着いたがそこで行政官の一人に七神リンの不在を知らされる。どうやら客人を迎えにロビーに赴いたとのこと。
それならばとロビーに向かうがそこには慌ただしく歩き回る連邦生徒会役員の生徒がいるのみで、特徴的な長身と黒髪メガネの女性は見当たらない。
受付の生徒に聞くと、今度は
受付に礼を言いエレベーターにてレセプションルームに向かう。はぁ、とエレベーター内で小さなため息が出た。
(昼前には戻らなきゃならないのに、無駄に時間をとってしまった)
リンとカヤはお互い多忙の身である。特にリンは現在、連邦生徒会長代行の立場であり、その仕事量はキヴォトスで財務室と並ぶぐらい書類が飛び交うとされる防衛室の業務が児戯に感じるぐらい多忙を極め、言葉の通り『仕事に殺される』ほどである。
そんなリンには申し訳ないが仕事という名目ではあるが話をできる時間があるのは喜ばしいことであり、なおさら時間を無駄にはできない。少なくとも自分も午後からは夜の帳が下りるまでは防衛室を出られないであろうから。
お互い忙しい身になったものだな、と昔の思い出を振り返っているとエレベーターが指定の階に到着する。
緩んだ頬を引き締めてエレベーターを降りると目的の人物を発見した。
自分より頭一個分ほど大きい長身の女生徒。七神リンは数名の生徒に囲まれながら説明をしている。囲んでいるのは、ミレミアムのセミナーとゲヘナの風紀委員会、トリニティの正義実現委員会と、後一人は…たしか、トリニティの自警団、であっただろうか。
そしてなにより…
(アレは…生徒ではない?)
長身のリンと並んでも遜色がないどころか頭半分ほど大きいその人物。頼りなさそうな雰囲気を醸し出しているが顔は悪くない、そんな一人の男性がリンと一緒に生徒に囲まれていた。
ふと、カヤの脳内で連邦生徒会長が会議で話していたことを思い出す。
彼女はこの会議にて珍しく反対意見を封殺し強引に決定した。そしてその数日後には行方不明となった。
確か連邦生徒会長は、〇〇〇さんは、こう言ったんだっけな
『これから新しい組織を作るよ。その名前は----』
「連邦捜査部『シャーレ』」
昔の記憶にリンの声が重なる。
「そうか、この人が〇〇〇さんが託した希望」
先生、か----
生徒たちに囲まれている男性。大人でありながら流れに流されるように苦笑いをする頼りない横顔。カヤはそれをただ眺める。
ただ、なぜだろう。あの頼りないただの笑顔が、なぜだが目を離せない。
なぜだろう。
わずか数週間前に見た。いや、それよりもずっと前から見ていた。あの青空のごとく透き通った髪からのぞかせる暖かい笑顔が、カヤの思い出にあるあの笑顔が、なぜかいま、目の前の笑顔と重なって見えた。
プロローグ突入!色々書きたかったけどまずは原作の流れに乗ること大事
それにしても、知的な描写書きたいのに書けない(血涙)
他の小説読んで「この表現上手いなぁ…これ活かそう!」と思うけど上手くいかんなぁ。本当小説家みんな素晴らしい
なんにせよ、気が向いたら続きます。
今後のお好みのストーリー展開は?(あくまで参考)
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原作ルート路線(メインストリート追従)
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オリジナル路線(イベストみたいな感じ)