異世界は無法地帯!!??? 〜前世からの夢だったちょいワルになろうと思います〜   作:あああs

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仲間を作ろう!

兄様の背中に揺られ思うのはこの3日間。

 

家を無くされたことは心が張り裂けそうな思いだったがこの世界では悲しい日常だった。

調べていく上でわかったことがある。。。。ルシフの一族はその強さ故にどんな自由だろうと許されている。

家を両親諸共消した惨劇ですら。ルシフにとっては遊びでしか無かった。

 

 

 

人間ダーツ。

 

理解したくもない。いや、理解するまでもなく吐き気を催すこの遊びは。

街を遊戯板と見立て刀でどれくらいの人を殺せるか競うらしい。

 

クソッ!!!

苦しい気持ち悪い。。。そして何より。

黙って見てることしか出来ない自分が情けない。生まれてから兄様の役に立てていない。

 

だから思ったのだ。こんな惨めな自分とは決別し生きていくことを。

 

いいよ。待ってろよルシフ。。お前らの土俵で戦ってやる。お前らが強さで自由を主張するなら力でねじふせる。

 

 

 

「ちょっと運任せすぎないか?」

 

兄様にはお見通しなんだこれが僕の小さなプライドということを。確かに僕には戦闘力はないと言ってもいい。

 

でも。嫌なんだッ

 

ずっと兄様の後ろでビクビク歩くのは。兄様におんぶに抱っこじゃなきゃ進めないこんな僕がッッッ!

 

だからだろう。兄様は僕を置いていく決断ではなく一緒に行く決断をしてくれた。。。。

 

 

 

 

それがどうだ?w今の僕は、、、兄様に文字通りおんぶに抱っこだ。あれほど誓ったのに。決別すると。強くなると。。

 

あぁ。ほんとに嫌になる。辛い。。。

死んでしまいたい。

 

「なぁ、アリス。聞こえるか?」

 

こんな僕にすら構ってくれる兄様。嬉しいが強く心を削られる。

 

「落ち込んでるよな。俺もだ、だけど、、、、俺は良かったとも思ってる。俺達は弱さをしれた。2人でもちっぽけだったなっw、、、、、つ、っらいなぁ。」

 

兄様ですら同じことを思っているのか?。。本当に脳のない人だ。。。。。。兄様は負けなどいなかった。僕のプライドがなければ快勝していたんだ。僕は。。。。。それを。

 

ふっ。と兄様の背中が離れ土埃が上がる。

 

スパぁあああああん

 

????????ッ痛い。初めてだ。兄様に叩かれたのは。

 

「おい!!アリスまさか。自分のせいだとか思ってないよなッ!さっき言ったがこれは2人の敗北だ。」

 

「違う。僕が足を引っ張らなきゃ兄様は。。。。。か。勝ってたよ!!!」

 

スパぁあああああん

 

「違うッ!!!!!お前がいなきゃダメなんだ。俺は自由になれない。今回もお前がいてくれなきゃ。死んでいた。アリス、お前の意見なんか聞いてない、今回は2人の負けだ。俺を見ろ、、、、、、、、、、、」

 

兄様の顔を見ると驚く程に崩れていた。こんな兄様は見たことがない。それほどに悔しいのだろう。。。いや兄様は悔しいんじゃない僕達が悔しいんだ。家族の敵すら打てない僕たちが、そして、

 

こんなになるまで分かり合えなかった僕達が、、、

 

「俺にはお前が必要だ。復讐だけじゃない。2人でいっぱい仲間を作って、、、そして最高の自由を享受するんだ、、、、、、それが俺の夢だ。」

 

「もう、めちゃくちゃだよ。兄様、自分勝手過ぎ,,,,,,,,,でも、乗らせてよその船に。。。。。」

 

自分勝手な人だ。どこまでいっても独りよがりだ。笑えてくる。意味不明に2発もぶたれるし、

 

でも、

 

そんな背中に僕は憧れたんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ、負けました。

くっっそ悔しい、、結構いい所まで行ったんだと思ったけど。相手を舐めしぎたようだ。頭数が足りなすぎる。。

 

「で、どうするか。今の力じゃ、攫うなんて無理だろ?」

 

「確かに攫ってくるのは現実性にかけますね、、、、、」

 

本当にどうしよう。あぁ不自由だなぁ俺。オークションにしても資金が足りないよな、、

 

「資金集めして奴隷を買うしかないよな。」

 

「ですね、、、まあ一応兄様が療養中にある程度の情報は集めましたけど。」

 

はぁ。。なんかなぁ。長いんだな。ちょいワルへの道、、、、、

 

「ん?そういえば兄様今日小耳に挟んだんですが。アルフレッド家って今幼年当主らしいですね。。。確か最近就位下とか。」

 

「なんか聞いたことあるなそれ。でも、潜入できる程の力はないって前回思い知っただろ。」

 

「いや、それが、盗賊が話しているのを聞きましてね。混乱に乗じてなら何とかなるんじゃないかと。」

 

まあ無茶も必要だろうけど、、、混乱に乗じてか。。上手くいくだろうか。

 

前回の様にまた失敗してしまうのではないかと思うと手が進まなかった。今はアリスとも分かり合え、前とは確実に違うのだが。

 

「やるか、、、今回はちゃんと避難経路も完璧にしておこう。」

 

「そうですね。」

 

 

そんなこんなで準備が整った。アリスの武装も前回とは全く違った。銃もどきだった物はもう見間違うこともないくらい精巧な銃になっている。

 

 

火が轟轟と空に登っていき、夜を知らないという程に明るく輝いていた。

 

やりすぎだろwここまで燃やすもんなのか?やべぇなw城だったものの漆喰は剥がれ落ち今にも崩れそうだ。まぁ見た目だけで倒れるなんてやわな設計じゃないらしいけど。

 

「このまま、さらって来ればいいんだよな。」

 

「はい、そうですね。今回は僕は待機して、避難経路の確保をしておきます。健闘を!」

 

「おう!」

 

変わったな。いつも着いてくるアリスが来なくなった。悲しさの反面、成長を喜ばしく思う。複雑だ。

 

 

 

 

 

 

「おっとここか。」

 

それにしてもよく調べたな、アリス。やっぱ仲間でよかったな。なんでも出来る。

 

「誰ッ?」

 

「ホントに幼いんだな。。。」

 

こんなでも当主か、、、まあ摂政とかなんかが着いているのだろう。そうなるとなぜ1人?。

 

「ま。まあ誰でもいいか。お主我を助けてくれぬか?みな我を置いて逃げてしまっての。」

 

「酷いな。お前が死んだら死んだで政権を握れるからか?まあいいか。

交換条件だ嬢ちゃん。仲間にならないか?」

 

こんな目をしているんだ。仲間になってくれるはずだ。

 

「いや。」

 

ヱ?いや、欲望のぎっしり詰まった目してるじゃん。隠してたのか知らないけど。もう漏れ漏れなくらい欲望漏れてたじゃん。

 

「嫌だ。我はここの当主ぞ。お主の仲間など。」

 

「それで満足?

名前は知らないから、、、お前でいいか。お前それでいいの?」

 

「お主助けぬというのだろう?」

 

「いや、助けるけど。お前はそれでいいの?一生仮面つけて当たり障りのない人生送って満足?俺には俺と同じ強い野心とか欲望の詰まった目が見えたんだけど。」

 

「なッ!何故それを!!お主。魔物の手のものかッ?」

 

「いや、そんなんじゃないって。一緒に人生楽しもうぜって言ってるだけだけど。。。。」

 

思ってたよりこの子の仮面は固いようだ。どうしようか。まあ無理にでも勧誘するつもりはないが。避難は必須だな。って言ってる間にも3人か?来てるな。

 

スパンッ

 

勢いよく扉が開かれ気持ちの悪い声がする。

 

「ゲッヒヒ。。いたぞぉー当主がァ。」

 

「うっ」

 

少女はその場でうずくまり今にも泣きそうな声を上げる。それでも泣かないのは彼女のプライドか、それともそう教育をされたのか。。。

 

「どっちにしろ行くぞ。」

 

「ガッはぁ」

 

少女を抱え盗賊を正面から粉砕する。

すぐに動けぬよう複雑に骨を折ったが仕方がないだろう。

盗賊もそこまで強くもなく難なく城の外まで出れた。

 

「兄様。勧誘はッ?、、、、、最中のようですね。」

 

「ああ。なかなかに固い仮面を持っているようでな。」

 

「お主、強いな。。。。そしてなぜ助けた。なぜ置いて逃げなかった。」

 

「だから、ちょいワル見習いの俺だってできることもやらず子供殺せるような非道じゃないよw」

 

俺はあくまでちょいワルなんだ。平気で人を殺せるのは大悪党の特権なんだ。

ちょいワルは障害しか壊さない。そう、壊せないからだ。

 

「意味の分からないことを言うのぉ。」

 

「で、どうする?」

 

「嫌じゃ。。」

 

と、城を一瞥し。刹那に悲しい表情を覗かせた。

 

「なあお前。許せないだろ。自分の権力にしか興味のないやつの囲まれて、、、極めつけに。そんな大っ嫌いな家のために仮面つけられ演者にさせられ。。

 

何より、、、、、、大好きだった両親との思い出の家すら燃やされて、、悔しいよな。」

 

「わではぁ、ぐやじくなんがないッッッ!!」

 

「子供はな、、甘えればいいんだよ。享受できる自由を当たり前だと思っていいんだよ、、、、、、、もし、否定する奴がいたら連れてこい。。。。」

 

大きく息を吸い込み振りかぶる。

身体では今まで以上に大きく炎が燃えていた。

 

「ふぅううんッッッ!!!!」

 

思い切り空間を殴りつけ大きく揺らす。

 

すると

 

 

「へッ。。。。?」

 

燃えていたはずの城はすんとしていた。燃えていたことも勲章だと言わんばかりに堂々と聳え立っていた。

 

「な、どうだ俺?ちょっとは頼れるだろw」

 

 

まだ残党が中に残っているだろう。仲間の家だ一人たりとももう傷などつけさせない。

 

 

 

 

 

 

「どうです、僕の兄様は。わがままでしょうw」

 

「そうですね。」

 

少女、、いやフレア・アルフレッドの仮面は既に先程の兄様の一撃の余波で落ちたのだろう。以前より歳相応で似合っている。

 

「ですが僕も救われたんです。あの背中に。どうです?お力を貸してくれませんか?」

 

「ふふっ、そうじゃな。我も名を捨てるとしようかの。」

 

名を捨てる。

 

名はそのものの魂を規定すると言われているこの世界でそれが意味することは。

 

「いいのですか?別にそこまでしなくても。」

 

「魂が変わろうとどんな男と女から産まれた身体なのかは変わるまいwいいのじゃ。」

 

自分を殺すことになるのだろう。

兄様は状況判断はいいが知見が狭い。こんな幼気な少女が人生を捨て捧げたのだ。適当な名をつけないようにしないとな。




なんか最近4000字近くかけてる気がする。いい調子です。


誤字報告ありがとうございます。。駄文ですみません
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