異世界は無法地帯!!??? 〜前世からの夢だったちょいワルになろうと思います〜 作:あああs
【ゼクスside】
アインスもフィーアもズィーベンも上手くいったようやわぁ。せっかくヌル様のおそばなんだからうちも気張っていかんとあかんなぁ。
仰山ご飯をもろーてる身しっかりと返さへんとなぁ。
「小柄は任せたぞ、ゼクス。」
相変わらずなお方やわぁ。まだ気配すらせぇへんというのに、
「おおきになぁ〜」
どちらにせよ。ヌル様が言ってはるさかい、絶対に成功させんとなぁ、、、、、、、、、
それはまだうちがちっちゃいころ。
「行ったぞ!!!」
「逃がすな。あいつを捕まえれば一生遊んで暮らせるぞ。」
木々が轟々と燃え私は行き場を失った。
どうしてこんな目に私が会わなきゃいけないの。。。。。。
その日初めて自分の両親を恨んだ。
嘴を煎じて飲めば不老不死にもなれると言われている不死鳥である父と恋した人間の母はあろうことか結婚をし、子供を授かった。
生まれてから平穏を知らなかった。二度と同じ床で寝れないという生活を強いられいつの間にか父も母も人間により殺された。
来る日も来る日も脱げ続けたがその運も尽きたのだろう。
ただ覚めることのない悪夢が終わることを妄想し物陰に隠れていた時だった。
「ぐふぅ、、、みぃーつけたァアア」
「ひっ、、、、、、」
逃げなければ、ずっと警鐘はなり続けるが足が動かなかった。
「大変だったんだからちょっと味見してもいいよね、」
歯がガチガチとうるさくなる。叫びたかった。逃げたかった。
逃げて逃げて逃げ切っていつか私も両親のように絵本の王子様のような人と恋をして見たかった。
そんな叶えられなかった夢たちが雫となって滴り落ちる。
恋をしたい、、、、、そんな儚い夢すらも壊し尽くす終焉の鐘はもうなろうとしていた 。。。。。。。。。。
「ん?」
数秒が経つが終焉の鐘は依然ならない。。。固く瞑っていた目を恐る恐る開く。。
「やっぱりタコパやろうよ!!!俺が作るからさ、、じゃ、そういうことでクラーケンの準備はそっちに任せるわ。俺もいい山菜持ってくから期待してて。」
虚空に向かい楽しそうに話す男。
理解ができなかった。追われてて捕まったと思ったら今度は変な男。
「お、起きた?山菜狩りに来たんだけどこの辺詳しい?」
男はとても異質だった。私を見ても捕まえようとしない。
「助けてくれたの。。。?」
「ん?、、、ああ。山賊の事ね。まあさらわれようとしてたし助けるよ。さすがに」
「どうして。。」
「えぇ、、、わかんないよ。何となく?、、、、って俺も用事あるからまたね。幼いんだからあまり1人はダメだよ。」
そう言って踵を返す男。危険なのはわかっていた。でもどうしてか着いて行ってみたいと思ってしまった。
悟られぬようにコソコソと着いて行けばバレないだろう。
そんな迂闊な考えすら浮かんできて何故か実行していた。
それが、たこぱという不思議な催しのせいかどこか安心感のある男のせいか私にはわからなかった。
「で、兄様誰です?そいつ。」
「えぇ!!着いて来てたのかよ。。まあいいか、たこぱしてく?」
バレてしまったが不思議と不安や焦りはなくあろうことか頷いてしまった
懐かしいなぁ〜。うちがこないな話し方になったのもたこぱっちゅう催しのおかげやしなぁ。
あの後うちは着けていた男、、ヌル様に真実を伝えたんやったなぁ。
その時のヌル様の優しいこと。。。何度思い出してもいいなぁ〜。
うちを助けてくれた、たこぱもお気に入り。発祥の地の言語もマスターしたさかい。。。。
ほんとに夢のような日やったなぁ。
っと。もう敵さんもおいでになったさかい。。全力でいくとしましょう。
綺麗な羽毛の生えた腕に扇を持ち敵に接近する。
《炎火》
扇から大質量の炎が吹き出し静寂の夜に明かりを灯す。
「魔術使いですか、、、、、厄介な。」
敵は小柄な体躯を生かし交わしていくがたなびく服を炎がカスめていく。
やはり速いなぁ。きずいやわぁ。。。
ここまで速いとあれでしか仕留められへんけど。。。どうしたらええのか。
敵は接近を試みるが再び扇から吐き出される業火でやむを得ず下がる。
《煙火連爆》
炎が次から次へと炸裂していき追い詰める。1歩でも間違えれば火達磨になるだろう。
やはり避けられるさかい。あれしかない、ほんときずいやわぁ。
《炎獄》
炸裂し終えたはずの火がまたくすぶり初め火柱を作り上げる。いくらルシフとはいえ。炭すらのこらないだろう。
ゼクスが開戦した時ヌルは3年ぶりの再開を果たしていた。
「悪戯に3年を過ごした訳じゃないってことか。」
「ああ、この3年間、お前らを殺すために必死に磨いてきた。必ず倒す。」
「天下のルシフに喧嘩を売る怖さを思い出させてやるよ。。」
刹那、互いに衝突し地面が大きく削れる。
「やるじゃねぇか小僧。。。だがまだまだ行くぞ!!!!!」
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