友人「陰実世界に影響与えられる強さ。ハッキリ言ってどの陣営もそれ知ってたらバチクソ警戒する」
ワイ「ふぁ!?!?」
……というわけで10話です。
あと、前回の話で設定に無理があると判断したため、一部変更いたします。申し訳ありません。
あ、どうも。アスタルテの成り替わりのオリ主です。今日も今日とて医務室の待機勤務。いやぁ、窓から見えるお日様が気持ちいいね。
あ、そうだ(唐突)。
前に『ディアボロス教団潰すぞ~!』と、卓上調味料を全部倒しそうな勢いで宣言しましたけど、別に
確かに胸糞悪いものを結構見せられたり、しつこく追いかけてきたりとストレスも溜まっていたんで、とりあえずアイツらがまぁ、嫌なことばっかりしてくるのでお仕置きしてもいいよね?ってことで怒ってはいますが、別にそのくらいならどうでもいいのです。別に個人的に悪いことはされてないし。
ただ、ちょっかい出すなら、おやつ感覚で
でも、自分以外にそういうことされてるのを見たら、流石にいい気持ちはしないわけで、そういうの何度も見たら不愉快になるわけですよ。なので、次にディアボロスだかボロネーゼだかイタリアの料理みたいな名前の奴らが来たら、『恐怖を教えてやろう(某格闘ゲームの息子風)』ってやってやろうと思います。やったるぞ〜!
と、息巻いている私ですが、さて問題です!私は今、何処にいるでしょうか?さてシンキングタイム!
……。
…………。
………………。
正解は〜……。
「――というわけで、今日の授業では臨時でアスタルテ先生にも来てもらっている」
――そう、剣術の指南場。まぁ、俗に言う訓練所ですね。そこに居ます。
……なぁぜなぁぜ?
「彼女は剣はともかく、魔力の扱い方から攻撃の捌き方まで、剣ではない基礎を教えてくれるそうだ。僕が教えるのは剣術だが、剣術を扱う上での動き方、それに応じた返しに繋がる肉体の動かし方など、剣術よりもより基礎。いわゆる肉体における動きについてご教授なさるそうだ。この機会に彼女から学べるものは多く学んでいくといい」
「はい!」
ゼノンの言葉に、一人を除いて力強く応える生徒たち。
——いや本当にどうしてこうなったんだ?私、医務室の医者なんですけど???
「アスタルテ先生は剣はともかく、身体能力に関しては突出していると伺っております。――剣術指南役である僕ほどではないにせよ。ともかく、アスタルテ先生には剣術だけではなく、そこに繋がる動きを彼らにしどうしていただきたいのです」
……今一瞬含みがあったけど、まぁいいや。
確かにまぁ、剣技に関しては素人目に見てみんな御世辞にも良いとは言えない動きである。そもそも10年旅していた時にも感じたが、この世界の人間は「剣術」という割には脳筋スタイルでしかないような動きばっかりだ。正直ここに来るまで、3か4年ほど前に短期間だが、一緒に旅をしたベアトリクスとかいうエルフこの世界の剣術の基準だと思っていたくらいだ。
――まさかそれが、上澄みの上澄みだなんて誰が想像しただろうか。
それはともかく、剣術指南の授業で私を呼ぶ必要あります?さっさと医務室に戻りたいんですが。
それを伝えると、「まぁ、それはそうなんですが……」と苦笑いする。
「……
とりあえず、『アスタルテ』の観点として、色々教授しましょうか。
「今日の授業はここまでにしよう。次の授業に遅れないように」
「はい!ゼノン先生、アスタルテ先生!本日はありがとうございました!」
はぁ、やっと終わった。ブシン流とかいう剣技の授業ではあったが、私が行ったのは、生徒の動きに何処に違和感があるかを一人一人伝えて、どう直すかをアドバイスするだけだった。とはいえ教えたのは基礎の基礎だし、私は剣士じゃない。流派の何がダメで何が良いのかは知らない。私が見たのはベアトリクスの剣技くらいなので、そういう専門的なものはそこの剣術指南役に丸投げである。
「いやぁ明日アスタルテ先生、今日はありがとうございました。生徒にもいい経験になったと思いますよ」
と、丸投げされた指南役のゼノン先生がお礼の言葉を述べにやってきた。
個人的に言って、こいつはどちらかと言えば好きではない。何というか、言葉の節々が嘘くさいし、心の底から言葉を発しているように聞こえない。あと顔が良いのがムカつく。イケメン野郎め妬ましい。
「あくまで医学的観点から見たまでの動きを伝えただけです。魔剣士の剣術やブシン流の流派は専門外ですので」
「それは重々承知してます。ですが、そういった観点からのアドバイスがあれば、生徒にも良い刺激になります。それに、私も思いの外勉強になりましたよ」
この発言に前半は嘘を言っていない。実際、私が肉体の使い方や違和感を指摘したら動きが良くなった子も何人か居た。
まぁ、それならそれで良いんだけど。悪い気はしないし。けどお前絶対後半部分は気ほどにも思ってないだろ。
「……それで、彼女に関しては静観するのですか」
「彼女?」
「アレクシア=ミドガル。以前、医務室にて婚約について揉めていた件も然り、彼女に交際相手が出来たのは、候補にとって由々しき事態ではあると推察しますが」
そう、アレクシア=ミドガル。以前腕の怪我がどーのこーのって言って医務室に来た人。なんかその人に彼女が出来たとか何とか噂を聞いたけど、貴方婚約者なのに放っておいていいのだろうか。
「あぁ、そういうことですか。いやはやお恥ずかしいところを見られてしまいましたね。ですが、私は構いませんよ。彼女が婚約者である事実に変わりはありませんので。ほとぼりが冷めるまでは、子どもの駄々として見ているつもりですよ」
……なるほど。まぁ、余裕があるのはすごいことだ。これがイケメンに許された余裕ってやつなのだろうか。こういう余裕があるところが、女子にモテる秘訣なんだろうか。
「アスタルテ先生もそういった話にご興味がお有りなんですか?」
「否定。しかし、学園内での噂に先程のやり取りを目撃した以上、多少目につく、という認識になっています」
まぁ、あのおてんば姫が何処で誰と結ばれようと興味無いし、部外者の私はさっさと医務室に戻ります。私が居ない間の医務室を助手に任せているとはいえ、いつまでも待たせるわけには行きませんからね。こういうところもちゃんとしてこそ、大人になっていくのです。
と、いうわけで医務室へ向かうために、訓練所を後にしました。
そんなこんなで更に数日。
アレクシアさんが彼氏さんといちゃいちゃ(?)しているのを何度か目撃しつつも、何事もなく平穏に時間は過ぎていく。
何度か教団とかについて自分で調べてはみたものの、やはり文献に関しては言わずもがな、探すとなると向こうのが一枚上手のようで、尻尾すら掴ませようとしない。情報戦というのは「よーいドン」でスタートではないので、どれだけ集めても生まれた時から周回遅れが起こるなんてことはザラなのだ。
「……収穫、ゼロ」
今日は助手も居ないので、一人外を眺めながら独りごちる。
登校時間故か、多くの生徒たちが学園に入っていく。その様子を、何の気無しにぼんやりと私は眺めていた。
が、今日は何か違う。身なりや服装……装備と言えばいいのだろうか。確かなんかの騎士団とかは聞いたけど、何だっけ。まあ騎士団ということにしておこう。兎も角、明らかに学生服を着た生徒とは少し違う人らが校門前で誰かを待ち構えている。騎士団の人らがその中には、この前授業の手伝いをさせられたゼノン先生も。
「……?」
何か事件でもあったんだろうか。そんなことを考えていたら、ある男子生徒が騎士団たちに取り囲まれ、連れて行かれていった。えーっと、確か彼は……。
そこで私は思い出した。彼の名は確か……
「……シド・カゲノー」
感想、要望お待ちしております。
章ごとに幕間と本編分けてるけど、分けない方がいいかな。(さっき確認したら言ってることがおかしかったのでアンケート訂正)
-
分けずに投稿しまくれ
-
ソノーマーマーデイーイー