使い方と使う人によっては毒にも薬にもなるんですね。
精査してもらうくらいにしか使ってないから、これはAI生成と言えるのだろうか。
どうも。あれから色々ありました。アスタルテの肉体に入ってる一般人です。
色々あったと言っても、まぁとある行事の裏方の手伝いをさせられるだけの日々でしたけど。
「いやぁ、今回の武神祭もどうなるんだろうかね」
「例年通りアイリス王女が勝つんじゃないか?」
「いやぁ、ローズ王女やクレア・カゲノーもあり得るかもしれんぞ。何せ今回の選抜候補だしな!」
医務室の入り口越しから聞こえる男子生徒の話し声を小耳に入れつつ、ミツゴシで購入したコーヒーを一口飲む。
──その行事とは……そう、武神祭のことである。
武神祭とは、2年に1度開かれる武闘大会。……〇ラゴンボールで言うところの「天〇一武〇会」みたいなものだ。そして2年に1回しか開かれないだけあって規模も大きい。そして、なぜこの学園でも盛り上がるのか。それは、このミドガル王国の学園枠として、その大会に出るための選抜大会が開かれる。私はその選抜大会の手伝いをしていた。
ぶっちゃけ剣をぶつけ合って戦うことの何がいいのかは私には理解できないが、まぁ戦いが好きな人には良いものなのだろうし、この世界は剣で競い合うのがメインらしいので、それに関しては今更考えることはない。郷に入っては何とやら。
「アスタルテ先生、聞いていますか?」
「……」
学園生徒のたわいのない話を聞き流しつつ、医務室の窓から見える空を眺めていた私は、不意に呼びかけられて顔を上げる。
「すみません、少し考え事をしていました。何でしょうか?アレクシア」
目の前には、剣を抱えたアレクシアが立っていた。
「いや、さっきからずっと黙っているから、また何か考え込んでいるのかと思って」
「……
こうして日の光に当たりながら空を眺めていると、改めて自分が元居た世界が平穏だったかを実感する。
快晴たる空を眺めながら、自分が『アスタルテ』になる前の自分を懐かしむ。そんな日常を取り戻したいとは思うが、全てを捨ててでも欲しいとは思わない。
「……感傷、ですか。」
何か怪訝そうな顔をしてるアレクシア。何ですか。私だって感傷くらいしますよ。
「……まぁいいわ。それと、今日はお時間ありますか?また鍛錬に付き合ってほしいんですけど。……例のやつです」
例のやつ、と聞いて私は少しため息を吐きつつ、その要求を拒否する。
「要求を拒否。あの鍛錬はそう何度も行えるものでもなく、『そうなった場合の対処法』として行うもの。それに……」
続けてアレクシアの右腕を握る。
「……っ!」
痛みによる苦悶の表情を一瞬こぼす。
この前の偽シャドウガーデンの襲撃以降、鍛錬を増やしているらしいが、腕の疲労で怪我をしている様子。
「──万全ではない状態での『アレ』を使用しての鍛錬は、最悪の場合命を落とします。……休むことも鍛錬の一つです」
じっとアレクシアの目を見て諭す。
「……分かったわよ。……ホント、こういう時の先生って真正面からぶつかってくるのよね……」
「……但し、休息の中に宿題を提示。『明日までに魔力による治癒を施せ』と」
「……やっぱり鬼よアンタ。鬼畜よ」
「基礎が出来るなら可能かと」
あと私は鬼じゃなくてホムンクルスです。
そんな会話を交わしていたところで、医務室の扉がノックされた。
「失礼するよ」
扉が開き、ルスラン副学長が姿を見せる。
「……こんにちは、ルスラン副学長」
「あぁ、アスタルテ先生。それとアレクシア王女も」
「副学長……何かご用ですか?」
「あぁ、いつもの薬を貰いに来たのだが、頼めるかな?」
「……
そう言って、私は薬品が置かれている棚を開け、お目当ての薬を探す。
ルスラン。このミドガル魔剣士学園の副学長という地位にいる、かなり偉い人。昔は武神祭で優勝したほどの実力者なのだが、病を患って魔剣士を引退したらしい。
「そういえば、アスタルテ先生はアレクシア王女に剣を教えていると聞いたのだが、本当かね?」
「
「ほう……やはり貴女は面白い」
そんなやり取りの後、私はルスランに薬を手渡した。
「……今後は私ではなく、専門医を頼ることを推奨します」
「はは、それは確かに。……では、失礼します」
ルスランは苦笑しながら医務室を後にしようとする。しかし、扉に手をかけたところで、ふと立ち止まった。
「そうだ、アスタルテ先生。最後に聞きたいのですが……。病気のせいか、貴女を見ていると昔を思い出してしまって……。それでふと、聞いてみたくなったのです。──貴方には全てを捨ててでも得たいものはありますかな?」
アレクシアも意外そうな顔をしてルスランを見つめる。
その問いに私は……
「──
相手の目を見て、濁すことなくはっきりと答える。
実のところ、心の底から欲しいものが無いわけではない。
ただ、私はこれを『何もかもを捨ててでも優先したい』とは思わない。そんなことをして得たとしても、私は心から平穏を満喫できない。
だから──私には『全てを捨ててでも欲しいもの』は無い。
「……そうですか。変なことを聞いてすみません。では、失礼しますね」
そう言ってルスラン副学長は医務室を後にする。
そのことを特段気にすることなく、普段通り私は医務室の教員として業務に従事していた。
──思えば、あの質問は後の事件の伏線みたいなものだと後になって感じたのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
アレクシアとルスランが医務室を訪れた翌日。
今日も今日とていつも通りの仕事です。
そういえば、こうして当たり前の日常を過ごしている今が、私の理想に近いのではないだろうか。
そうなると、私は既に欲しいものが手に入ってるのか……?
という感情が巡り、そうして私は『この状態がずっと続くように』と願った。
──フラグって、本当にあるんだなって後になって思いました。
「……」
学園に知らない魔力に気配。……いや、これは知っている。というか、出くわしたくなかった気配。
「……ディアボロス教団」
気配の多くがこちらにやってくる。何か企んでるけど、まあいいか。とりあえず警戒をしつつ魔力を練ろうと…。
「……」
……うん?
もう一度、警戒をしつつ魔力を練ろうと…
「……魔力の阻害を検知」
あ、これ阻害されてますやん。嫌がらせやん。
──舐めやがって。っと、どっかのスーツ着て鉈持ったCV津田〇次郎なおっさんのような怒りを持ちつつ事態を分析する。
けどまぁ、ぶっちゃけこの感覚は知っている。というか生まれた時からこの感覚を何度も味わってるから、今更感はあるけど。
「……眷獣の使用時に起こる代償、及び
誰に伝えるわけでもなく、独り言をつぶやく。
練るのに多少の工夫と時間はかかるが、そこまで苦ではない。寧ろ、生命そのものを吸い取られない分、眷獣を使っている時より遥かにマシだ。
そもそも生命力すら吸収するのなら、
とはいえ、このパターンは何というか、デジャヴを感じる。確か
「……」
しかし二度も同じ手は喰らわない。ましてや相手はディアボロス教団。はっきり言って、あの時の獣人に比べればやりようはいくらでもある。
魔力が練れない?眷獣が使えない?
上等だ。
こちとらそれ無しでも戦えるように鍛錬してたんだ。向こうから来るなら目にもの見せてやるぞ。
そう思いながら、私は棚にある薬品をいくつか手に取り、即興で相手を迎え撃つ準備をした。
教えてやる。医者や薬品に携わる者は……その応用もできるということをな。
感想、誤字報告、評価よろしくお願いいたします。
章ごとに幕間と本編分けてるけど、分けない方がいいかな。(さっき確認したら言ってることがおかしかったのでアンケート訂正)
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分けずに投稿しまくれ
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ソノーマーマーデイーイー