俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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絶対絶命!?

「ジュニア!!おめえも巨大化できないか!!??」

「無茶を言ってくれる!!ナメック星人が巨大化できるなぞ・・・そもそも俺は!今まで俺自身の種族名すら知らなかったのだぞ!!??」

「・・・そうだった!!悪い!今の馬鹿な提案忘れてくれ!!!」

「くっくっく、打ち合わせは終わったか?ならば心置きなく死ぬがいい!!!」

 

スラッグの言葉に、二人は異口同音で怒鳴り返した!!

 

「「死んでも断る!!!!」」

 

 

アンギラ達は今の自分達の実力ですぐに片を付けることが出来たが!老人であるはずのナメック星人・スラッグは一筋縄ではいかなかった!

 

触覚から放たれた光線は、かつて味わった萬國仰天波なぞ静電気かと思う程の感電の威力に、スラッグと肉弾戦をしていた悟空とジュニアは二人そろって大ダメージを負った。

 

そのダメージから二人が立ち直る前に・・・・スラッグの体が巨大化したのだ・・・嘘だろう!!??

しかも巨大化した腕が伸びてきてどこまでも追ってくるし!触覚のビリビリが飛んでくるしあいつ出鱈目だ!!!

 

ナメック星人っていう奴の肉体は、再生するわ腕が伸びて巨大化までしてどうなんてんだよ!!

その内に兄ちゃんの言ってたみたいな口から火でも吹く怪獣ってやつにでもなんのかよ!!??

 

ナメック星人って奴は実は宇宙怪獣ってやつなのか!!??

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

地球寒冷化を防ぐには、当初ラディッツが予想したよりも人手が足りなかった

 

寒冷化を引き起こす装置と起動させている技術者だけを如何にかするのであれば、それこそ気功弾が撃てる鶴仙流の高弟達で事足りたのだが!メダマッチャの分身がネックとなった!

 

鶴仙流の高弟十人がかりで漸くであり、仕方なく悟空達の方のメダマッチャとドロダボを桃白白の神経毒で二人の動きを封じ込め、天津飯が新技・気功砲でメダマッチャを跡形もなく地面ごと消し飛ばし、ヤムチャの新狼牙風風拳・牙がドロダボの上半身を穿ち、クリリンは天津飯に教わった太陽拳でアンギラの目を眩ませた瞬間、光輪でアンギラを真っ二つにして即死させ、悟空とジュニアを残して四人もラディッツの指示した場所に急行せざるを得なかった・・・・戦力の分断が著しいが、地球の寒冷化を防ぐ為にも仕方がなかった。

 

今ラディッツの次に戦力が高いのがジュニア・ターレス・悟空の順であり、その内の二人がいるのだから持ち堪えると信じるしかない。

 

寒冷化が始まってしまえばどれ程の生命が死んでしまうか・・・それだけは何としても防がねばならない!!

 

 

「けっけっけ!俺はまだまだ・・・・けけ!!」

「・・・切り裂けば死ぬのか・・・悟雲兄さん!気功弾の一斉でもやれそうです!」

「わかった!あと六ケ所だ!まだ間に合う!!」

 

全員で潰すぞ!!!

 

メダマッチャを攻略すればすぐに息子達の下に駆け付けるべく、ラディッツは地球全土のメダマッチャの気を追い続け、人里まで寒冷化が進む五分前に全てのメダマッチャと寒冷化装置を破壊せしめることに成功をした!

 

だが、森林や山奥の急速寒冷化で多くの生命体の命が脅かされ、軍と警備会に増援を要請をしてタオル・毛布で弱った動物たちの命を繋ぎとめる中、ラディッツ達ももどかしい思いをしながら洞窟の奥や谷底で動けなくなった動物達のか弱い気を頼りに救出していく。

 

あまりにも多くの生命の危機は、人間だけが助かればいいというものでは無いのだから・・・夜が明け太陽の温もりが届くにはあまりにも早い深夜であったのが不幸であった・・・

 

一方の方は決着がついたが後始末の方に手間取り、ラディッツ一人が急いで弟達の下へと向かった。

 

飛ぶだけならば誰よりも最速だと自負しているラディッツが急いで戻った先では・・

 

・・・・・・・・・・・

 

悟空もジュニアも、何も闇雲には逃げていなかった

 

伸びる腕を交差させて追って来れないようにしたところでスラッグの膝裏に瞬時に辿り着き、蹴って倒そうとしたが

 

「甘いぞ小僧ども!!!」

 

止めたはずのスラッグの太い腕が地面から出て来て自分達の足を一本ずつ掴んできた!

 

そしてスラッグが自分の目の前に出す為に、悟空達を放さない為に万力の力を込めて握りしめながら元来た地面を潜らせた。

 

握られ地面の中を叩きつけられるダメージに耐えながら、悟空とジュニアは気を爆発させスラッグの手を弾こうとした!

 

だか!

 

「う・・・・ぎゃああああ!!!」

「がああああ!!!」

「ふっくっく・・・すまんな~、今の儂の親指の爪ではお前達の体をこんなにも傷つけてしまうのか~。」

 

スラッグの尖った親指が二人の腹を突き刺し、気を爆発させる前に二人は激痛にスラッグの手の中でのたうち不発に終わってしまった・・・

 

「ふっくっく、孫 悟空だったな・・・・」

「あ・・・んだ・・・」

「お前はいらん。」

「は?」

 

スラッグは悟空はいらないと宣言し、そのまま地面に叩きようとしたが、悟空はニヤッと笑い

 

「リミット外し!!三倍だ!!!!」

 

ドゥオオオオオ!!!

 

「き・・・様!!まだ・・・」

「か・め・は・め・波!!!!」

 

スラッグの掌中から赤黒い気を放って脱出をした悟空は、スラッグにではなく反対方向にかめはめ波を撃ち、驚いて口を開けたスラッグの口の中に飛び込んだ!!

 

「な・・・があ!!ぐえええええ!!!!」

「へ・・へ・・・・体の中からの攻撃には耐えられねえだろう!!!」

 

ここでかめはめ波を撃ってやると器官を通り広い(胃袋当たり)に来た悟空は、構えられる場所に来た事で再度かめはめ波を撃とうとしたが!!

 

「甘いわ小僧!!!」

「んな!!!??」

 

大概の事には驚かない悟空をスラッグは驚愕せしめた・・・・大ダメージを覚悟で、スラッグは己の胃袋に手を突っ込んで、悟空を外に引きずり出してそのまま地面に叩きつけて踏みつぶした!!

 

「ぎゃああああ!!!」

 

骨が、内臓ごと踏みつぶされる激痛に、悟空は天に向かって痛みに叫んだ!!

 

あと一歩だったのに・・・・

 

悟空の予想通り、さしものスラッグも瀕死の態であった

 

これが往年の頃の自分であったれば、無尽蔵ともいえる気で再生をして瞬時に二人を葬り去れる・・・・あぁそうか・・・・

 

気の総量が多いジュニアをスラッグは、悟空を掴んだ力よりもさらに気を込めて握りしめた事で気を失ってしまっている。

 

そして孫悟空も直ぐには動けずにいて・・・・好都合だ・・・

 

・・・・・・・・・・・・・

 

ラディッツは悟空達が戦っている場所で感じるはずの気が二つも急速に減少している事に気が付き最大限に飛ばし、辿り着いた時に見たものは・・・

 

「カカロット!・・・・ジュニア!!!!」

 

ズアアアアアア

 

服も肉体もボロボロにされてあおむけに倒れている弟と、少し離れた場所でスラッグに触れられ発光し、光が消えた瞬間にジュニアの姿が消えスラッグがすくりと立って自分を振り返った姿であった・・・

 

「・・・・ジュ・・・ニア?」

 

どこかに隠されたのか移動させられたのかと、弟をまだ辛うじて残っているカプセルハウスの中に置いてすぐさまスラッグに対峙したラディッツは、必死になって地球全土を探したが・・・・いない!!

 

ジュニアの気が!!地球のどこにもいない事に絶望感がラディッツを襲った!

 

「お前は・・・」

「ん?そんなに顔を強張らせてどうした孫悟雲?

あぁ・・・・それとも、儂等と同じく地球の外から来た戦闘民族サイヤ人・ラディッツと呼んだほうがいいかね?」

「ッ!!??」

「儂が何故それを知っているのか不思議そうだの~。」

 

自分はスラッグ達に地球名しか名乗っていないのに、何故サイヤ人の事と!その名前を知っているのだと顔に出てしまい、それをスラッグは愉快気に-ジュニアが消えた理由-諸共に話した。

 

「儂等ナメック星人は、同族同士融合ができる。」

 

その際には融合した相手の記憶も受け継ぎそして・・・

 

「戦闘力も飛躍的に上がるのだよ・・・」

 

こんな風にと、ラディッツの背後からスラッグの声がした。

 

ジュニアを取り込んだ事でダメージの回復も果たし、ラディッツに言った通り戦闘力が往年とまではいかないが上がった事でラディッツの背後をとり、細いラディッツの首を羽交い絞めにした!

 

「ぐううう・・・・き・・・様!!」

「ふっふっふ、この肉体の持ち主は滑稽だな!種族も何もかも違うと言うのに!貴様を父親と慕っているとはな!!!」

 

スラッグには、ナメック星人が本来持つべき善で穏やかな心を一欠けらも持たずに悪の心だけを持って生まれた突然変異体であり、それ故にラディッツとジュニアの関係は茶番であると嘲笑ったが・・・それが・・・

 

「「黙れ!!!!」」

 

ラディッツと・・・ジュニアの怒りの声がスラッグを驚愕させた。

 

ラディッツの声は当然ラディッツの口から飛び出たが、

 

「・・・ジュニア・・・・」

「・・何というしぶとい・・」

 

ジュニアの声は、スラッグの口から発されたのだ!!

 

「ジュ・・・・ニア・・・こんな奴に負けるな!!!お前がこいつの体を・・」

「黙れ!!!」

「ぐ・・・・返せ・・・ジュニアを返せ!!!」

 

まだスラッグの中に残っているジュニアの意識を信じ、スラッグの腕を解こうとしたラディッツの声に、悟空が意識を取り戻し跳ね起きた!

 

・・・・状況は分からない・・・だが、今スラッグの意識は兄に向いており、背後からは危険だが横からならばスラッグの頭だけを撃ち抜けば兄には当たらない!!

 

「スラッグ!!!」

 

兄の首の手を緩ませるべく気功弾の気を溜めを撃つ寸前に、悟空はスラッグを呼ばわった!

 

生物は時に死ぬ寸前に力が入る時があり、其れで兄の首が居れたらと思うとぞっとする!!!

 

その為に避けられるかもしれない事を覚悟で叫び、兄の首から腕が緩む前に悟空は気功弾を放ち、タイミング的にはスラッグが避けられなかった!

 

やったと思った・・・・だが・・・

 

ズガアンンン!!!!

 

「・・・に・・・兄ちゃん!!!!!」

 

兄が・・・スラッグを抱きしめて庇った!!!

 

煙がはれてみれば、兄の服も無事なところを見て気のシールドで防いだことは分かるが・・・何故!スラッグを庇ったのだ!!!

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