俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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追いついた過去

エイジ758 地球

 

△月○日

 

五月十日・・・悟天は三つになって今日は一足早く七五三祝いが出来て楽しかったな~

 

セルもせめて後二年・・・・無理そうなら満じゃなくて数え年で来年に強行するか・・

 

何かカカロットの時よりも、なんなら悟天の時よりも成長が速いし来年だったらギリギリ七五三祝い出来そうな感じがするから、今の内にじい様やソラ達に根回ししておこう。

 

セルの事を嫌い抜いているソラも、悟白の事が絡むとセルと一緒になる事が増えているし。

 

 

セルが教育番組のネット配信を見つけたのを悟白と一緒に見てたし、知育玩具のパンフレットを一緒に何がいいか真剣に相談してたし・・・・セルがソラにしてしまった事を思えば、セル自身が嫌われるのは仕方ないとも言えるのだが、あの辺りには人が近づく事なんてないから、仮に俺達が調査で出向いてあの場でソラがいたとしても、俺達はソラの遺体だけを見つけて終わっていた。

 

セルがソラを見つけなければそれでおしまいで、利だけの行動理由かもしれないがそれでも、ソラが今生きている理由は紛れもなくセルの・・・・複雑だな・・・・

 

それでも、セルの寿命が尽きてもあいつは俺の息子でソラは娘で悟白は初孫

 

大切な孫家の家族で頑張って守ってやりたい

 

きっと近々・・・・この平和が壊れる日がこようとも守らなければ・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

フリーザ達が十八年も経つ中で自分を探している事を知ったラディッツは、困惑と同時に恐怖して泣いた。

 

フリーザ達と地球の面々と、向こうにいるであろう父と母と地球にいる身内全員を天秤にかける真似などできようはずも無く、心の底から愛している

 

だが、フリーザ様がそれをお許しにならない事はラディッツが一番よく知っており、このままでは愛した人々が互いにを傷つけあう戦いが起こる事は必定で、ラディッツは心の底からそんな事態になる事に慄き苦悩した

 

母は軍で働いていて父とよく戦闘訓練をしていたが、前線に出る兵士職ではないし、父も自分を前にして軍を裏切ってこちらにつく公算は・・・・百だから絶対に二人を出す事は無いが、スーナ達は絶対に自分とギリギリカカロットを-取り返す-方向で吶喊してくるのが容易に目に浮かぶ。

 

後は側近であるザーボン様とドドリア様とギニュー隊長達は絶対に来るだろうし・・・・ベジータ王子が来たら・・・

 

其れよりも・・・フリーザ様が本気を出したら俺達に万に一つも勝ち目はあるのだろうか?

 

ギニュー隊長でも届かない御人で、俺もフリーザ様の本当の強さを知らない・・・戦闘力二百万からまた上がったジュニアで互角だろうかそれとも・・・

 

 

兎にも角にも、フリーザ軍襲来を察知してからのラディッツはサイヤンℱのオーナー業務は全面的にジュニアに託し、自身はあの当時の幼馴染達の戦闘力を増大した場合の戦闘力を思案し、地球を強襲する面々の割り出しを行っていた。

 

その傍らで重力室の百倍という無茶中で、ドローン攻撃を避けて実践特訓までしているのだから当然周りが放っておくわけがない。

 

だが、地球に迫る危機の本当の脅威を知っているラディッツに案じていると言うだけの理由で特訓を辞める筈も無く、ならば自分達も修行する、その方法を助言してほしいと言う理由でラディッツを重力室の特訓から引きはがす事に成功した面々は、兄が組んでくれた修行方法を各自でこなすようになった。

 

最低でも重力五十倍の中で動けるようになり、その中で数個の攻撃型ドローンを撃破する事が全員の課題であり、ジュニアの方は其れは易々とこなせるので自分と八十倍の中での組手がメインとなった。

 

そして悟空の方は、兄と同じく地球の気を借りられないかを検討していた

 

ラディ坊ちゃんのあれは覚えられれば反則級だろう・・・・

 

本気の組み手をして、兄の底なしの前に負けたターレスがぼやいていたような力があれば・・・

 

「なぁ兄ちゃん!どうしたら地球から気を借りられてるんだ?」

 

自分も同じことが出来ればと思ってした質問のその日の夜は満月で・・・・

 

「カカロット、大猿化しよう。」

 

・・・・・・・は?

 

「いやいやいや!無理だって兄ちゃん!おら理性飛んじまうって!!」

 

十三歳のあの日の出来事がトラウマ化している悟空にとって!大猿化は忌避すべき事であるのに・・・

 

「先ずは兄ちゃんがなるから見ていろ。」

 

兄がティラと呼んで可愛がっている恐竜達がいる東の荒野で、兄が満月を見て大猿化していくのを悟空はポカンとして眺め

 

「これが大猿化した俺だ。」

「に・・・・兄ちゃん・・・・喋れるんけ?」

「野太くなるが練習すればいいんだ。」

 

そして見てろと、大猿化した兄は座った状態で地面に両手をついて・・・

 

「・・・あったけぇ・・・」

「今俺が地球の内部に気を送っているところだ。」

 

その少し後に、兄に向って熱い気の塊がゆったりと向かってきているのを悟空も感じた。

 

「兄ちゃん、おら大猿化しなくても分かったぞ!!」

 

 

・・・・・・え?

 

熱い気が地球の気なんだろうと言う弟の言葉に・・・・兄としてマジで落ち込んだ

 

だって!地球の気だって分かるのに一年以上擁したんだもん!!

なのにこの瞬間で分かる弟ってどんだけ戦闘センスもってるの!!??

 

それとも何!?

 

俺の戦闘センスがゼロなだけなのどっちなの!!??それとも両方なの!!??

 

・・・・きっと今目の前に戦闘センス百確定の親父と、武道全般大好きな武道マニアのバトルジャンキーの○態師兄がいたら、きっと弟はべた褒めされてそっちの道に連れて行かれるんだろう・・・今もその気があるから心配なのに・・・・やっぱりサイヤ人は強く成る事に余念があってなんぼなんだろうか?

 

 

まぁ・・・・地球の気を感じてくれたならいいんだけど・・・・兄ちゃん寂しい・・

 

実は兄弟で大猿化してみたいと言う夢がラディッツには本気であったりする

 

怯えるカカロットを優しく精神面に入り込んでリードして、これも自分達の本当の姿なんだと教え導きたかったという、お兄ちゃんが教えて上げるをしたかったのだ!

 

・・・・馬鹿子ザル健在野郎なのだこいつは・・・

 

まぁそんな馬鹿子ザルのどうでもいい野望は置いておいて、悟空はその日の内からひたすらに地球の気を感じ取ろうと日常生活を送った。

 

大気の中に、木漏れ日の中に、少しの風に川のせせらぎに森の中に海の中に生き者達が寄り添い生まれ死んでいく中に、人々が生活している中に、どこにでもある筈の微かな地球の気を・・・・・そうしたら不思議な事が起こった。

 

ジュニアとターレスは無理でも、クリリン達の動きが分かるのだ。

 

フェイントをかけられても次にどこに来るのか、どう動こうとしているのか、まるで相手の動きが分かり始めた悟空は何故かを真剣に考えた。

 

もしかしたら、相手が攻撃してくる予備動作の時に、次に動かされるからだの箇所に込められる気を感知でき、今までの攻撃パターンからこう来るのではないかと脳が考えずに思考してくれているのではないかと・・・

 

「へへ・・・まるで戦闘するだけの脳みたいになっちったのかな?」

 

それはそれで戦う時は困らないのだが・・・・いわゆる脳筋だけにはならないように気をつけようと決心した悟空は、それでも思考を止めずに方法を模索しつつ地球の気を感知し体内に迎え入れようとして悟天の誕生日の半月前に

 

「兄ちゃん・・・・地球の気を体内に取り入れることは出来なかった・・・」

 

兄に残念なお知らせを届けた。

 

しょんぼりとした顔で報告に来た弟に、まだ始めて間もないのだからたゆまず修練すればといういいと慰めた。

 

土台修練一か月でどうこうなるとは無理だろうと・・・・そう続けようした矢先、ラディッツは飛んでも無い物を弟に見せられた。

 

「地球の気が体内に入んなくて、おらの手や腕の周りに纏わりついて・・・気功弾みたいになっちまうんだ・・・」

 

・・・・・報告に来た時から地球に漂っている気と、生命が発している少量の気を少しずつ分けてもらい、今はこんな状況なんだと説明する弟に、兄の思考はぶっ飛んだ

 

しかし!兄の尊厳を駆使してぶっ飛びながらもきちんと弟の腕から手にかけて纏っている気を感知したら、確かに地球と多数の生命を感じる・・・・

 

「あのな・・カカロット?」

 

多分これを気功弾に整形して撃つ事が出来たら凄い武器になるぞと・・・・蛇足的な助言にもならない一言を上げれば

 

「本当け!!そっか!!おら地球の気を取り込めなくてもすんげぇ技が出来たんだ!!」

 

やったやったという無邪気に喜ぶ弟に、ラディッツはやれやれと苦笑する。

 

本当に戦闘センスが突き抜けた戦いの天才・・・・軍にいたならばきっとサイヤ人初のフリーザ軍の武官長にまで上りつめたかもしれず、サイヤ人・ゲンイン文官長と並び立つのを見られた日があったかもしれないと思うと・・・・矢張り惜しく感じてしまうのは未練がましいだろうか・・・

 

そんな有りえたかもしれない事に想いを馳せては溜息をつく事が増えた兄を元気づける為に悟空達が頑張って企画した悟天七五三祝いを企画して成功したのだ。

 

そして七五三祝い大会の夜

 

「そう言えばカカロット、先日見せてくれたあの技に名前はあるのか?」

「へ?・・・・あぁあれか!!地球玉ってのはどうかって思ったんだけどさ。」

 

地球の気と生命を借りての気功弾を玉になるくらい大きくして撃つような技にする予定なので地球玉にしようとも思ったのだが

 

「元気玉にする!!」

「ん?・・・・何故だ?」

「へへ~。」

 

訝しがる兄に、悟空はいたずら小僧の様に鼻の下をすって内緒という

 

だって、元気になった兄ちゃんを見ておら嬉しくなって、そんあ元気な兄ちゃんや皆を守る玉だからなんて、言ったら照れ臭いから

 

「教えてくれてもいいだろうカカロット!」

「へへ、兄ちゃんにだって内緒にするもんね~。」

「あ!内緒って・・・カカロット~・・」

 

互いがどれ程大きくなっても強くなっても地位を得ようとも、二人はずっと仲良し兄弟で、内緒を聞き出そうとしているのかじゃれているのか分からないほど仲が良いのだ。

 

そして相手の出方のある程度の予想ができ、弟達の修行環境も整った事で近い将来襲ってくるであろう脅威を国王陛下達に報告しようとした矢先に、宇宙からの来訪者があった!

 

それは侵略型宇宙ポッドで超高速で地上に迫って着陸するタイプであり、まだ地球全土の制空を網羅しているとはいいがたい衛星の空白地帯を通過された事で見逃された侵入者は、ターレス同様の聞き込みをして速攻で探し人を見つけ

 

「ラディッツ様!!!!!」

 

探し当て、山村で修行後の休憩をしていたラディッツに抱き着き、ラディッツを驚愕させた

 

「・・・・キュイ・・・お前どうして・・・」

 

 

ラディッツが驚愕して動けいなか、キュイは己の幸運を噛みしめる。

 

かつて自分を導いてくれた師にも等しいラディッツを、見つけたのが自分である事が嬉しすぎて

 

「ラディッツ様・・・ラディッツ様・・・・」

 

フリーザ軍の戦闘服を身につけスカウターをしているキュイは、修行時の白い袍を身につけているラディッツに泣いて縋る

 

もう二度と、離すものか!!

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