俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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地球の危機は一致団結するべし!:非戦闘員達の戦い方

エイジ758 十一月の地球

 

「臨時ニュースをお伝えいたします。

昨夜宇宙警備部門の衛星が、宇宙より-宣戦布告-と思しきメッセージを受信し、その情報の真偽を踏まえた王室より公式の発表があります。

繰り返しお伝えします・・・・・」

 

朝のラジオやテレビ、ありとあらゆる情報デバイスから同じ内容が流れ続けた。

 

尚これはフィクションでも映画及びドラマ・小説の宣伝ではなく事実ですと幾度も言われながら・・・

 

 

・・・・とうとうフリーザ様達の地球侵攻を世間に発表されたか・・・

 

山村の公民館で、爺様・婆様と五百人に増えた村民一同と共に、国王陛下直々の重大発表を大型テレビで見ているラディッツは心の中で溜息をつく。

 

ラディッツ情報で孫ファミリーと迎え撃つ時に前線で戦う事が決まっている鶴仙流の高弟達とサイヤンℱの気功の達人達とサイヤンℱの一同は知っていたが、機密漏洩が欠片も無かった事で他の者達には寝耳に水の話であり、あまりの規模の大きすぎる出来事にパニックにもならない程の衝撃であった。

 

そしてそれは、ラディッツがいる山村でも同じような状況であったが、地球には世界には-希望-があった。

 

「この度の宣戦布告を受けて直ぐに、孫悟雲と彼の所属する鶴仙流全員と彼の弟の孫悟空とクリリンとそして民間警備会社サイヤンℱ全てが、軍と警備部門と一丸となって迎え撃つ事を決定しました。

国民の皆さんにお伝えします!

希望はあるのです!!どうか危機を前にして自暴自棄にならず、その日が来るまで日常生活を送る事が困難な事は承知しています。

ですがどうか、己の良心に恥じいらない行動をする事を切に願っています。」

 

孫悟雲がいる

 

彼は自然災害からそして平和を吞み込まんとする悪達から幾度も世界と自分達を救ってくれた生ける英雄である!

 

そしてその弟達もまたあの天下一武道会と超人大会で名を上げた達人達!!

 

そんな人達が一致団結をして宇宙からの侵略に全力をもってあたってくれるのであるのならばと世間のそれなりの人達は安心を覚えた。

 

それが心の底からではなくとも、絶望を覚えた-異形種の襲来事件(ピッコロ大魔王)-を半日と立たずに即座に解決したのが孫悟雲であったのは記憶に新しいからだ。

 

八年前のあの大混乱の次の日に、王室は異例の速さで事件の詳細を明らかにし、解決に導いた孫悟雲並びに各関係者達一同が紹介され、その三日後に異形種侵攻を食い止めた者達の功績を称える授与式があり、中心人物であった孫悟雲は一代限りの爵位まで用意され・・・・・断ろうかどうしようか、お師匠様に聞いてみますと言う真剣な表情の言葉に、鶴仙人の株が爆上がりした・・・・だって、こんな凄い人が凄い事を相談する相手が鶴仙人様っていうところがであろうし・・・

 

それは兎も角として、武の達人・地球の平和を守る戦士達というのがラディッツ達に対する世間の評判であり、王室もメディアもその関係者達もそこを目いっぱい強調して喧伝し、少しでも市井の人達への混乱が起こらないようにと連日連夜、対策をどしどしと発表された。

 

先ずは宇宙部門が、侵略者達が太陽系に入る前に捉えられる超長距離望遠鏡が作成され試運転は成功し、襲撃の二日前に国民に知らせることが出来て避難する時間が十分確保できるという事。

 

これが世間に対する発表だが、裏がある

 

ここに来てターレス達がネズミからの情報で、フリーザ軍が地球に到達する五日前知らせてくれると言う絡繰りがある・・・・一体ネズミは誰で何がしたいのか本当になぞでさっぱりではあるが、ここはその情報しか頼れる者がないのでいつ襲来されてもいいように万全を期すが、情報も信じてその三日後に全市民を元々避難場に決めていた場所に避難誘導する事が決められた。

 

場所はなんと地球在来の陰陽を取り込む魔族の長シュラからの申し出でがあり、広大で頑丈な地下や山の洞窟、そして五行山の通路と太上老君が守っている八卦炉の向こうにある山の内部をくりぬいたような場所がある。

 

地球全土の危機である事を鑑みたラディッツが、シュラ達にもきちんと知らせた結果であった。

 

「俺達と種族が違えども、共に地球に住む同胞である事には変わらん。」

 

戦争をしていたのは人間達からすれば遥か昔であり、もう覚えている者もいないのだから過去の蟠りなぞ無いと言うシュラに、ラディッツよりも悟空とクリリンが泣きながらお礼を言ってシュラを喜ばせた。

 

これで地球の三分の一の人々の逃げ場所が確保され、他にも北の山の洞窟やユンザビット高原の方を探索し、兎に角都市部や街、それこそ過疎化しているであろう村であっても人が住んでいる形跡のある場所から遠ざかる事を第一として、中の都のみならず、東西南北全ての出勤している前線に出る軍人達が探索をして避難場所を探し続けた。

 

その傍らで地球一の頭脳を誇るブリーフ博士は、実はラディッツが宇宙人だと知った時から、もしかしたら侵略宇宙人もいたりしてという想像の翼をはためかせ、そしてら逃げる先が海底にドームを作って半年間は海底に注ぐ太陽光発電で生活できる物作ったらおもしろそうだという浪漫の下で、せっせかと開発していた-海底からこんにちはドーム君-という・・・・出鱈目にも等しいものを開発していたりする・・

 

「・・・・我が父ながら、なに作っちゃたのよっていう感じなんだけど・・・」

「・・・・・なぁお嬢さん・・お前の父親ってちゃんと地球人か?」

「・・・それ言われると否定しづらいんですけど!!??」

「俺も科学者としての自信あったけど・・・」

「おまえの父親に勝てる気がしないんだが・・・」

 

 

現在宇宙一の科学力と頭脳を誇るフリーザ軍に、短い間とは言え所属していたレズンとラカセイが驚き落ち込む程にブリーフ博士の頭脳凄すぎる・・・・天才娘ことブルマだってびっくりだ・・・・

 

だがこれで人々を逃がすことが出来る!

 

少なくともそこにいれば一週間は過ごせるように簡易化された海底からこんにちはドームが、カプセルコーポレーションの工場で最優先で作られ、襲来発表のその日かは企業の垣根を超えて作れるところが急ピッチで作る事になり、資金が足りないところは政府とカプセルコーポレーションとマネーカンパニーが出した。

 

 

避難場所探しをしながら-気-の対策は万全にした。

 

相手方には無論スカウターがあり、どこに隠れていようとも気を感知されては意味がない。

 

そこはレズンとラカセイが辣腕を振るった!

 

ラディッツを始めとした尻尾を持ったサイヤ人が満月を見ても大猿化しないようにと考案され、ドクターゲロとブルマの共同開発したムーンシールドのメカニズムを流動したものだとかで、遮断するのはプルーツ波ではなく人体が発する気であり、それも外からの遮断ではなく、内側の気を遮断する為のものである。

 

外からの気は内部に伝わる構造にして、スカウターに似た機能を避難場所にいくつか用意し、外に敵がいるかどうかわかる仕組みにしたと言うから恐れ入る・・・

 

次々と侵略対策をしている事に国民は安心を覚え、其れなりの日常を送っているが悲しい事にそれは全ての者達でない

 

 

ダッダッダッダッダッダ!!!

 

「ヒっヒッヒ!何をどうしたって俺達は皆殺しにされんだ!!」

「今の内にやりたい事やって何が悪いってんだよ!!」

 

自暴自棄か或いは混乱に乗じて己の嗜好を満たしたい屑どもがいる・・・・だが!

 

「お前達そこまでだ!!!」

「なん・・・だ?」

 

その悪人どもの前には常にサイヤンℱの警備員達と

 

「サイヤンレッド!!」

「サイヤンブルー!!」

「サイヤンイエロー!!」

 

「「「我等!平和を守るグレートサイヤマンズ!!!」」」

 

・・・どこかの地球の歴代特撮ヒーローの-正義のロードを突き進む-系の車系の人達のポーズを決める、それぞれの色のスーツと防弾用マスクで顔を覆ったヒーローがどこであっても即座に駆け付け

 

「悪は許しがたい事です!!

しかし、恐怖に負けないでください!!

我等はもとより!孫悟雲さん達がこのように悪に打ち勝つ事を信じましょう!!!」

 

マスコミのインタビューに必ず応じて同様の事を繰り返す事で、人々の希望の炎を絶やすまいと必死に奮闘した。

 

彼等もまた信じているから

 

孫悟雲さん達が必ずや地球を救ってくれるのだと

 

その助けになる事であれば、自分達に出来る事は何でもしようと決めたのだから・・

 

それは何もサイヤンℱの警備員だけではなく、心ある市民達が誰に言われるでもなく立ち上がった。

 

街を見回り不安になりそうな人達を放っておかずにと声をかけて寄り添い合う事を心掛け、美味しくて暖かいお茶を飲んだりして互いに励まし合う日々が流れたのであった・・・・

 

きっと大丈夫だと信じて・・・・

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