俺ラディッツは弟を絶対に守り抜く   作:ドゥナシオン

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地球大決戦!!
百万が一の奇跡は・・・


楽に勝てるとはさすがのフリーザとても考えてはいなかった・・・だが・・ここまでとは

 

「カカロット!クリリン!!タッグを崩さずにそのままやれ!」

「ジュニアは制空権渡すなよ!」

「他の者達はスリーマンセルの一人でも崩れたら地上に降りて休め!」

「地上待機組は追撃阻止と交代を維持!」

 

たった一人の指揮官の下で、烏合の衆だと思っていた者達が-軍隊-の如くに動いている。

 

ラディッツの弟と地球人と思しきちびがリーキュとマトマとぶつかり合いをし、二人を他の戦場に行かせないように必死に食い止め隙あらば意識を勝ち取ろうと狙う。

 

上空から大技を出したいリーキュとマトマだが、その上空は同じ衣装を着た黒髪長髪の奴と・・・丸禿の戦士二人がかりで連れてきたサイヤ人の若手達を潰し、フリーザ軍の一般とは言え上級戦士達を次々と海上に落としていき、その真ん中でラディッツの養子だという緑色の異星人が周囲に睨みを利かせ、真っ直ぐに向かっていったキューカンバと平然とやり合っている!

 

「貴様!どこの星の者だ!!!」

 

戦場を渡り歩いてきた・・・それこそフリーザ親衛隊達と違って本物の殺し合いの戦場を渡って来た自分といい勝負るする異星人が地球にいるなんておかしいだろう!!

 

一直線にジュニアという戦士の下に向かい、馬鹿正直に闘う奴に見せかけ思い切りエネルギー弾の嵐をぶちかまし、相手を痺れさせて動きを止めるサンダーウエーブを見舞ったが、そのどちらもものともせずに突っ切られて脇腹に重い蹴りをぶち込まれて意識飛びかけたぞ!!

 

「絶対にこんな平和ボケしてそうな堅気の星の住人じゃねえだろう!!??

何かの訳ありで地球に来て、あの物凄くお人好しそうな文官長補佐官様の下にいるってんなら、俺がフリーザ様ないしベジータ様に掛け合って高待遇で迎えてもらえるようにするからこっちにつけ!!」

「はぁ!!!???ふざけた事抜かすなよ節穴目玉の馬鹿野郎!!!

俺は生まれも育ちも生粋の地球だ!!

確かに種族はナメック星人という奴だが!!ナメック星に行った事もなければまして宇宙船にも乗った事も無いわ!!」

「はぁ!!!???そんな-惑星を百ほど陥落させたが何か?-みたいなやばい奴の瞳した奴がこの平和ボケ惑星出身ですって言われて納得いくか!!

お前の方があのお人好し文官長補佐官様よりも俺達戦闘民族に近いぞ!!

お前がいる場所が間違っている!!今ならまだ俺が執成してやるからあのおバカで無謀な文官長補佐官様を説得して一緒にフリーザ様に降れ!!」

「き・・・き・・・様!!!親父がどれだけ悩んで苦しんでフリーザ達に抗うと決心したと思ってやがる!!ぶっ殺すぞくそ野郎!!!!」

 

戦士たる気風を前面に押し出して実力の高いジュニアを気に入ったキューカンバの誘い文句に、ラディッツを・・・・決して貶める意図は無いがやっている事が物凄く宇宙規模の無謀な事を敢行している文官長補佐官様の事は多少悪くなってしまうのを、親父の懊悩も知らん奴が好き勝手抜かすんじゃねえとブチギレ起こして目が血走った

 

・・・・・どれ程ジュニアがブチギレているかというと・・・

 

「待て!!!とどめさすなジュニア!!!」

「お・・・親父・・・」

「・・・・セ・・・セーフ・・・」

 

-作戦・一人も殺さずに地球から叩き出そう-を忘れる程にブチギレだった・・・

 

て・・・・・敵を誰一人殺さずにって・・・戦争しようっていうのに、侵略者達を迎えつ塔っていうのに甘い事この上なさそうで!脳みそお花畑か!!!

 

・・・・意識のあった時のキューカンバは怒鳴っていた

 

何でこんなまどろっこしくて非効率的であり得ないような非現実的な作戦をラディッツが真剣に敢行させているかというと

 

 

 

「・・・・一人でも殺したら後に引けなくなる?」

「そうだ、目的は俺だろうがこの地球は・・・・物凄く弱い星に設定されていたから俺が此処に飛ばされたんだ。」

 

侵略者対策をした時まず初めに全員が強くなる事ではなく、馬鹿げた作戦をぶっ立てたラディッツの言い分はこうであった

 

「俺達戦闘民族サイヤ人は、産まれた時から弱いと判断されたら他の惑星に飛ばされて、星を制圧をできればよし、駄目で殺されても構わないっていう・・・・物凄く殺伐とした風習が俺達の子供時代まで残っていたんだよ。」

 

弱い者を養う為に使われる労力と物資の一切が勿体なく、カプセル教育を済ませて早々に他の惑星に飛ばして弱い子供をそうやって使い潰してきたという・・・反吐が出そうだった・・・一体子供をなんだと思っているか・・・子がいなければ最終的には自分達の民族すら立ちいかなくなるのが分かっていない、いわば緩やかな自死を民族全体でしたいのかと様々な意味で聞かされた悟空達は嫌悪が湧いたが

 

「実はカカロット世代でそれをやめ様っていう気運があったんだよ。」

 

だからその時に戦闘力が低い中級戦士がフリーザ軍のトップの方で働いているのはおかしいという言葉を封じ込める為に、飛ばし子のように他の惑星に行き、内容は条約の提携纏めという重要な事をカカロット共に行くはずが、地球に来た。

 

何で地球だったのだろうと来た当初からラディッツの疑問は襲来侵略者(笑)のキュイの口から解明された。

 

「飛ばし子の進路で一番遠いところを使われたんですよ。」

「・・・・ネズミってもしかしなくともがっつりとフリーザ軍の奴か?」

「・・・・・それが分かってたらネズミの奴をぶっ殺して、今頃ラディッツ様を全軍で取り戻しに来てこの地球とっくに更地ですよ・・・」

 

ネズミの正体が分からないから苦労していたのだと、がっくりとするキュイは兎も角として

 

「飛ばし子の行き先はいくつか条件があってな」

 

一つ、その惑星に-月-がある事

これがないと弱いサイヤ人の赤ん坊が大猿化できないで制圧する機会もないから

一つ、そこそこいい資源がありそうだという惑星

 

そして最後の一つが、住民に高戦闘力レベルがいなさそうな宙域

 

例えば自分達が元居た惑星ベジータやフリーザの父君・コルド大王のおわす近くの宙域とかは科学が発達しそして侵略者達に備えて高戦闘力を有する戦士達が自然といるようになるが、辺境に行けば行くほど住民達の戦闘力が下がるという傾向にあり

 

「この地球は良くても百いくかいかないか・・・・下手したら文明も無い星だと俺は思っていたんだよ・・・」

 

不時着して直ぐの頃は、ジュラシックワールドか自然あふれる文明の無い世界だと思っていたほどであったと申し訳なさそうに言うのを、在来地球人の人々をふーんそうなんだと少々面白くないと半眼で聞いていたが、それくらいだと思ってもらって油断してこられた方が戦略上楽になるなと嬉しくもなるが、大したことの無いと思っていた相手に負けるよりも、大したことの無い者に軍の人間一人でも殺した日には

 

「フリーザ軍が本気になる。」

 

大したことの無い者に同僚が殺されれば、戦闘民族サイヤ人程ではないにしろフリーザ軍という誇りがある上級戦士達の理性が飛ぶ姿がラディッツの目に浮かぶ。

 

それは共に幾度も仕事をしていたから

共にフリーザ様を支える事に誇りをもって仕事をしていたから分かる事

 

選抜されてくる者達は全員その水準の者達が選ばれてくるだろう事を予見しての作戦

 

彼等と戦いではなく殺し合いになってしまえば損害があっという間に大きくなってしまう。

なにせ殺し合いになれば彼等は自分達の肉体の損耗すら度外視してる事が多々あるから・・・万が一ガンギマリの死兵になられては物凄く厄介である

 

命を捨てる覚悟をしても・・・・どうしたって本当の殺し合いの世界を渡ってきた彼等と地球育ちの戦士達では・・・・戦闘力とかの問題ではない

 

ジュニアなどはもうターレスのスカウターでも測ったら壊れる恐れがあり、其れでネズミから情報が得られなくなるのは困るので測っていないが、ターレスの情報にあるギニュー隊長よりも上になっているだろう。

 

それでも・・・フリーザ軍で長年上級を張って来た兵士達の本気の殺し合いを引き出すリスクをラディッツは徹底的に避ける作戦に出た。

 

それは、必ず最後に出てきてもしかしたら一瞬で自分達を制圧しうるかもしれないフリーザ様にベストコンディションで挑めるように

 

少しでも勝率を上げる為に

 

ラディッツは、武官として使い物にならない自分が磨いてきた文官としての戦い方の集大成で戦いを挑んでいるのだ

 

 

今のところはその作戦は功を奏している

 

フリーザの開戦の合図と共に先手必勝をラディッツがした

 

自分を慕う上級武官達を呆れ顔で見ていた若手達の間に一気に飛び込んですれ違い様に風切羽・粒子撒いて充満したところを一気に爆発させ目くらましにし、光で目をやられた兵士達は成す術なく鶴仙流の高弟達に当て落とされて海に落とされた。

 

マトマとリーキュはラディッツに向かおうとしたがクリリンの小光輪・乱舞によって足を止められ全てを打ち落とした後は悟空も加わり肉弾戦に突入した。

 

ではもう一人のスーナはというと・・・

 

「こら!!いい加減に放しなさいよ!!!」

「・・・・君・・兄様の幼馴染なんでしょう?」

 

ここで大人しくしていてよと地上で餃子のテレキネシスで拘束されている。

 

スーナが幾度も体内エネルギーを爆発させてテレキネシスを解こうと藻掻いた。

 

広い宇宙ではテレキネシスを使う者は珍しいがいないという事は全くなく、それを上回る力であれば解く事はほぼ可能だと教わって来た。

 

たかが辺境惑星のちっちゃな子供のような奴のテレキネシスなんてと、いくらやっても解けないスーナはギリギリと歯ぎしりするが、餃子のテレキネシスの強化をしたのはラディッツである。

 

気を纏わせれば無効化できるなんて出鱈目した人を、三十分拘束出来る程になれたのだ!

 

そしてスーナを取り戻しに向かった兵士達は、桃白白の神経麻痺毒を纏わせた手刀や蹴りで昏倒させられ返り討ちにあっている。

 

当初は細い戦士だと馬鹿にしていた者達は驚愕したが、今はドドリアと本気の激突をし始めた。

 

本当はザーボンと二人がかりをしてさっさとスーナを助け出したいところだが、フリーザ様の側を薄くするわけにはいかずに一対一になっている。

 

その戦場全体を見ているラディッツは、序盤はまずまずかと息を細く吐き出す

 

確かに弟妹弟子達にも被害が出て、中には手足が千切れかけ、あるいは危うく死にかけたのを弱めた仙豆で回復をさせたが下がらせて戦場から離脱させて半数が減ったが、それはあちらも同じか、フリーザ軍の方は三分の二が戦闘不能にできているが、心許ない

 

間違って海に落ちた者達が死なないようにあらかじめ用意していたドローン達に陸の上に上げさせながら、弟妹弟子達や弟達の様子を見ながら指示を出しながらラディッツは込み上げる恐怖と必死に戦いながら戦場の上にいるフリーザをつぶさに見続ける。

 

地球側が勝つという百万が一の奇跡を信じて

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